映画館の持ち込みは禁止？食べ物･飲み物が禁止の理由！ペットボトルはOK？

映画を見るにあたって、映画のおともとしてポップコーンやコークスなど、どうしてもほしくなります。ただ映画館の売店で購入となると、高くて購入をためらう人もいるはずです。

だったらコンビニでジュースやお菓子などの食べ物を買って持ち込んじゃえばいいじゃん！と思われる方もおられるかもしれません。

しかし、多くの映画館が外部からの食べ物やの飲み物の持ち込みを禁止しています。また映画館のアナウンスでも、お断りしている旨の鑑賞マナーたるものが上映されます。

迷惑かけなければ、OKじゃないの？と食い下がる方がおられるかもしれませんが、どうしてここまで映画館側が食べ物や飲み物の持ち込みを禁止しているのでしょうか。映画館側の思惑は？持ち込みOKのものはないのか。

事前に映画館のマナーを知っておけば、映画鑑賞を楽しめること間違いないでしょう。

映画館には、数多くのルールがあります。他店からの飲食物の持ち込み禁止、撮影・録音の禁止などなど、映画館に行ったことがある人ならご存知のマナーでしょう。

ただ、飲食物は持ち込み禁止でも、持ち込めるものがあるのはご存知でしょうか。また、映画鑑賞していて隣の人が、ペットボトルの飲み物を飲んでいたけど、あれはいいの？と思われたことがある方もおられるでしょう。

楽しく映画鑑賞をするために、最低限の情報を把握しておきましょう。

食べ物の持ち込みは基本的に持ち込み禁止です。なぜ持ち込みが禁止されているかの大きな理由は、映画館には売店があります。やはり売店で収益を挙げようと考えるならば、外部からの持ち込みを制限せざるを得ないのです。

また、ごみの問題も関係あります。仮に映画鑑賞している人が、全員食べ物を持ち込みしたとします。終わったあとのごみはすごい量になるでしょう。映画館だけでなく、祭りなど多くの人が集まる場所でのごみ処理は、意外とお金がかかり悩ましい問題なのです。

売店のものは、ごみ処理代も含まれていると思えば、納得もできるでしょう。

もちろんファーストフードも持ち込めません。お昼ごろから開演の映画では、何か食べながらゆっくり鑑賞したい！という気持ちが生まれてしまいますが、ダメなものはダメです。映画館の鑑賞マナーでダメと決まっている以外に理由は何かあるのでしょうか。

まず１つ目は、匂いです。映画館は個人的な空間ではありません。多くの人が一緒に見ているわけです。その中で、紙袋からハンバーガーを取り出して、むしゃむしゃ食べていたら他の人の気が散って仕方がありません。

２つ目はごみの問題です。あなたは、持ち込んだ食べ物のごみをどうしますか？持って帰る人なんてまずいないでしょう。ほとんどの人が映画館に捨てて帰りたいはずです。そうなると映画館側のごみ処理にお金がかかってしまうわけです。

基本的に飲み物も持ち込み禁止です。ペットボトルなども本来は持ち込み禁止ですが、映画館でペットボトルを持ち込んで飲んでいる人は意外と多いです。なぜ、持ち込みしても注意されないのか？

はっきり言うと、入口で見つからなければ注意されることはありません。ペットボトルだったら鞄の中に隠せるので、隠してしまえば問題ないわけです。仮に上映中に見つかっても、注意されることはほとんどありません。

映画は見たいけど安くつかせたい・・・という時は、鞄にペットボトルを隠して持ち込みしましょう。ただあくまで、鞄に隠しての飲み物の持ち込みについては、暗黙の了解なので、見つかって注意された時は、係りの人の指示に従わないといけません。

アルコールも持ち込み禁止です。ただ、映画館内でアルコールを飲んでも問題はないです。実際売店では、アルコールを販売しています。

鞄に入れてアルコールも見つからなければOKじゃない？と思われた方は、アルコールはそうではないということを覚えておかないといけません。ペットボトルは見つかっても何も言われないことが多いですが、アルコールは注意されるので、覚えておきましょう。

やはり飲みすぎは、ほかのお客様へ迷惑をかける可能性があります。売店で売ってるとはいえ、売店の事前購入で何本も買っていく人はいないでしょう。酒は飲んでも飲まれるなという言葉があります。ほどほどにしておきましょう。

カメラやビデオなどの持ち込みは禁止されています。今や、ネットが普及し、盗撮した動画をアップする人間がいるからです。盗撮は犯罪です。絶対してはいけないことです。

撮影したら捕まるのか？答えはイエスです。「映画盗撮防止法」という法律で罰則が科されます。私的に利用した場合、「罰則（10年以下の懲役，又は1,000万円以下の罰金又はこれらの併科）の対象」になり得ます。

仮にそのつもりがなく、友達と映画館に来た記念にスクリーンをバックに撮影・・・もダメです。どんな理由であってもカメラを取り出した瞬間に、係の人に見つかって注意されるでしょう。昨今のネット事情もあり、映画館側もかなりシビアになっています。

長時間映画を見ていると腰が痛くなってくるので、クッションがほしいと思う方はいるでしょう。クッションの持ち込みはOKです。長時間座っていると疲れますし、映画のはしごで何本も映画を見る予定の人にとってはありがたいアイテムでしょう。

ただ、大きすぎて座席スペースを大きくはみ出しているものは、ダメです。ほかのお客様に迷惑がかかっていたり、クレームが出た時点で使用を控えるよう注意されます。やはり公共の場なので、節度があるクッションで我慢しましょう。

快適に映画鑑賞をするために、欲しい人は大きさが座席にあったものを用意して映画館に持ちこむようにしましょう。みんなで映画を楽しむためにも、ほかの人への配慮も忘れないでください。

映画館にはなぜ禁止されているルールがあるのでしょうか。映画館側が勝手に決めているルールに、何故こちらが従わないといけないの！？と思われた方は、これからご紹介する理由を読んで映画館側の理由を把握しておきましょう。

映画館側としては、入場料だけでは運営が成り立ちません。売店の収入も大きな収入源なのです。その大きな収入源たる売店の売り上げを下げるのが、食べ物や飲み物の持ち込みです。映画館側としては、できる限り売店でお金を落としてほしいわけです。

また、映画館の食べ物や飲み物はごみ処理代などその他の費用が入っているので、高額です。外部から購入した方が安いので、価格競争になると敵わないわけです。映画館維持管理のためにも、あなたに売店で買い物をしてほしいのです。

最近ごみ箱を街中で見なくなったところが多いのは、ごみの処理にお金がかかるからというのが大きな理由に挙げられます。コンビニやスーパーなどで、家庭ごみ持ち込み禁止と注意書きがあるのは、何も処理が面倒だからというわけではないのです。

映画館の売店で売られているものはごみの処理がしやすいものです。映画館を出たらスタッフの人がごみを預かってくれます。その場で混み合って出られない！とイライラしたことはほとんどないはずです。その理由が分別がしやすいようになっているからです。

これらの理由で、食べ物や飲み物の持ち込みが禁止されているのです。外部からの持ち込みの分別をしていたら出口で大混雑するでしょう。

あなたはほかの人に迷惑をかけていないつもりでも、ほかの人があなたの食べ物や飲み物の持ち込みで迷惑をしていないとは限りません。匂いのする食べ物や飲み物の持ち込みで、隣の人はイライラしているかもしれません。怒鳴ってくる人もいるでしょう。

楽しいはずの映画館で、お客さん同士が喧嘩していたらせっかくの休日もうんざりです。みんなが楽しんでほしいので、細かいマナーがあるわけです。

先ほどカメラやビデオの持ち込みを禁止しているのは、盗撮を防止するためだと説明しました。映画盗撮防止法が設定された理由は、盗撮により海賊版が横行したからです。法律で決まっているだけでなく、映画の興行収入の観点からも問題なのです。

これから先も映画を守っていくため、あなたを犯罪者にしないためにも映画館はルールを守ってほしいとお願いしているのです。

映画館のルールを破ってしまったらどうなるのでしょうか。締め出されるのか？逮捕されるのか？映画館によって、どういった注意喚起をしているのか未然に把握しておきましょう。

イオンシネマのホームページで、食べ物や飲み物の注意喚起はありません。記載はありませんが、食べ物や飲み物の持ち込みがOKというわけではないので、注意が必要です。

TOHOシネマズと違いマナーに関しては緩い印象ですが、他人に迷惑をかけるような行動と判断されればもちろん注意されます。

TOHOシネマズの方が細かいルールが多いです。ご覧になった方も多いと思いますが、TOHOシネマズは放映前に独自の動画を流しています。それだけマナー違反に対してシビアになっているということです。

ただ強制退場させられたという話を聞いたことはないので、スタッフに注意されたら素直に指示にしたがいましょう。

結論だけ先に言ってしまうと、鞄の中に入っていればバレません。飛行機の搭乗の際のように手荷物検査はないので、バレないでしょう。

ただ、映画館の中はあなただけではありません。持ち込めてもほかの方が迷惑だと感じれば、スタッフへと申し出がありバレます。ペットボトルはバレないとは言いましたが、指摘があった場合は素直にスタッフの指示に従いましょう。

言い合いになり、ペットボトルの飲み物程度で映画館出禁になっては笑い話ではすみません。

海外でも同じように食べ物や飲み物の持ち込みが禁止されている国が多いです。やはり公共の場としてルールを設定しなければ、みんなが楽しめないと考える国が多いということでしょう。

持ち込みがOKで自由な国もあります。お隣の台湾は多くの映画館で、食べ物や飲み物の持ち込みがOKとされています。ただ、OKな台湾でもほかの人に迷惑をかけるようなにおいの強いものは禁止されています。

やはりどの国でも楽しく映画鑑賞するために、ほかの人に迷惑をかけるようなものはだめということです。

では、日本中探しても、持ち込みがOKな映画館はないのか！？と言われると意外とそうではありません。インターネットで、「持ち込みがOKな映画館」と検索すればヒットします。

小さなお子様OKで持ち込みがOKな映画館は家族連れにはいいかもしれませんので、ぜひ映画へ行く前に下調べしていきましょう。

この映画館は持ち込みがOKな映画館です。またなんと０才のお子様もOKで、ベビーカー連れのご家族でも入場がOKです。どうしても見たい映画があるお子様連れのご両親にはおすすめです。大手が経営している映画館で、規制がゆるいのはレアなケースです。

ただ映画がゆっくりみたい人にはおすすめできないでしょう。やはり映画は静かにみるべきものという考え方の人は、ほかの映画館を探しましょう。

東京のど真ん中にも、持ち込みがOKな映画館はあります。ただ、ここの映画館は乳児の入場はお断りしているので、注意しましょう。どうしても食べ物や飲み物の持ち込みがもちこみたい方は、こちらの映画館をご利用ください。

なぜ映画館での食べ物＝ポップコーンなのでしょうか。映画館＝ポップコーンと言っても過言ではないでしょう。

大きな理由として考えられるのは、ポップコーンの元であるトウモロコシは比較的手に入りやすく、ポップコーンからは強いにおいがしないからでしょう。

また日本人には馴染みが薄いですが、宗教的な理由でポップコーンを食べられない国というのも聞いたことがないので、世界的に普及したのではと考えられます。

映画館には、細かいマナーがあるということはおわかりいただけたでしょうか。このマナーを守ることにより、その場にいる全員が楽しい映画鑑賞を楽しめるようになっているのです。

持ち込みができないというわけではありませんが、ほかの人に迷惑をかけるようなものは控えるべきです。せっかくの映画鑑賞をほかの人とトラブルにならないためにも、ある程度映画館のマナーを知って節度ある行動をとりましょう。