自分の意見がない人の特徴!自分の気持ちが言えない原因も紹介
自分の意見がない人の特徴とは?人はそれぞれ自分自身の考え方や価値観に基づいて発言をしますが、自分の意見がない人、自分の意見が言えない人というのがいます。そのような人の特徴や原因、自分の意見がない時の対処法などをご紹介します。

目次
自分の意見が思いつかない原因や解決法は?
何か意見を求められたときや、何が良いかの選択を迫られたときなどに「自分の意見がない」「思いつかない」「自分の意見が言えない」という人がいます。
もちろん、どんな時でもどんな話題でも自分の意見を持って何にでも答えられるという人のほうが少ないですが、「自分の意見がないことのほうが多い」というのが悩みのタネとなります。
そこで今回は、自分の意見がない時の対処法を含め、自分の意見がない人の特徴や自分の意見が言えない原因をご紹介します。自分の意見がない人との上手な接し方や病気の可能性なども取り上げますので、チェックしてみてください。
自分の意見がない人の特徴
それではさっそく「自分の意見がない人の特徴」を見ていきましょう。これは自分の意見がない人に見られる「自分の意見がないという特徴以外の特徴」をご紹介するものです。
「こういう人は自分の意見がない人が多いよね」と言った部分になりますので、以下に挙げているような特徴を持った人というのは自分の意見がない、言えないという場面が多く存在します。
自分自身のことや周りの人でこのような特徴に当てはまる場合は、自分の意見がない場面にもよく出くわすことでしょう。
喜怒哀楽など感情が薄い
自分の意見がない人の特徴には「喜怒哀楽など感情が薄い」というものがあります。自分でも自覚するくらいに感情が薄い人、周りから「よく感情が出ないよね」とか「感情が分かりにくいよね」と言われる人です。
実際に心の中では大きく感情が揺れ動いているけれど、それが表に出ないだけという人も少なからずいます。ただ、どちらにしても感情が薄い人は自分の意見がない、言えない場面がよくあります。
感情を上手く表現できないので、自分の意見も表現できません。感情が大きく動かないので、自分の意見なども強いものは持っていない、というような形です。
人とケンカをしない
自分の意見がない人の特徴には「人とケンカをしない」というものもあります。「あの人がケンカしてるの見たこと無い」「あの人が誰かと言い合ってるの見たこと無い」と周りから思われているような人です。
ただただ優しくてまったく怒らず、いつもニコニコしているという人もケンカをしたり言い合ったりしませんが、この場合はそうではなく、「ケンカにならない」「言い合いにならない」というものです。
自分の意見がない、または自分の主張をしないので誰かと強くぶつかることがないのです。もちろん「ハッキリしないなぁ」と嫌味を言われたり、時に叱られるようなことはありますが、それもケンカとはなりません。
優柔不断
自分の意見がない人の特徴には「優柔不断」というものも挙げられます。自分の意見がないので、何か物事を決定しなくてはならない場面で困ってしまうことが多いのです。
自分の意見がない人はその優柔不断さがあらゆるところに表れます。たとえばレストランやファストフード店でメニューを決めるのにも時間がかかります。
デートのプランなどを立てるのも苦手なので、それが男性の場合は相手の女性を上手く楽しませることができずに幻滅されてしまうケースもあります。
何を考えているのか分からない
自分の意見がない人の特徴には「何を考えているのか分からない」という見方もあります。これは当然ながら自分の意見がない、言わない、言えないので周りに本心が伝わらないからです。
また、気を使って言わない、言えない場合でも「この人は本音で語らない」と思われてしまい、関係性に壁を感じている周りの人も多く、一定の距離を空けられてしまうことが多いです。
さらにデートなどをしている場合でも「何を考えているのか分からない」というのは楽しんでいるのかも分かりませんから、デート相手としてつまらない人と思われてしまう傾向にあります。
夢や目標がない
自分の意見がない人の特徴には「夢や目標がない」ということも挙げられます。特に何かを目標としたり、夢に向かって進んでいるということもなく、ただただ日々を過ごしている人が多く見られます。
そのような過ごし方をしているので、何か周りの人の意見を押しのけてまで主張したい意見などもありません。言わない、言えないのではなく「自分の意見がない」状態になります。
目標を達成する、夢を叶えるためには時には周りとぶつかって、自分の主張を貫き通すようなパワーが必要です。そんなパワーある人が自分の意見がないということはありえません。
自分の意見が言えない原因
自分の意見がない人の特徴をご紹介しましたが、それにも関連する内容として続いては「自分の意見が言えない原因」もチェックしてみましょう。
自分の意見がないという空っぽの状態ということではなく、「言いたいけど言えない」という場合もありますし、「自分の意見があるはずなのに出てこない」という場合もあります。
自分の意見がないと一言で言っても様々な状況や感情がありますので、それらを含めた「原因」を見ていきましょう。
他人の顔色をうかがっている
自分の意見が言えない原因には「他人の顔色をうかがっている」というものがあります。「周りの目を気にする」「他人に合わせる」というのも近い意味になります。
他人の反応ばかりを気にしてしまって「自分の意見が言えなくなってしまった」というような状態で、本来は心の中で思っている主義主張はあるけれど、人と対立するくらいならと我慢してしまうのです。
優しい人という場合もあれば、臆病な人という場合もありますが、多くの場合は後者で他人に合わせることで波風を立てないようにしています。
自分にあまり自信がない
自分の意見が言えない原因には「自分にあまり自信がない」というものもあります。自分に自信がないから自分の意見も言えないのです。
「自分の意見なんて大したこと無い」「自分が意見するなんて…」「みんなのほうが正しいだろうし」と意見を出す前から自分の自信のなさゆえに自分の意見を封殺してしまいます。
頭の中に正反対の意見があったとしたら「自分が間違ってるに決まってる」と決めつけてしまうので、その意見を発信することはありません。
子どもの頃に自分の意見を言わせてもらえなかった
自分の意見が言えない原因には「子どもの頃に自分の意見を言わせてもらえなかった」というものもあります。
これは子どもの頃に何か意見を言うと「お前は親の言うことを聞いていればいいんだ」「お前が意見する必要はない」などと押さえつけられていた人のことです。
このように幼い頃のトラウマのような形で、自分の意見が言えなくなってしまっている人もいます。
甘やかされて育った
自分の意見が言えない原因には「甘やかされて育った」というものもあります。これは先程と同じように子どもの頃の育ちによるものですが、先程のものとは真逆といえる成り立ちです。
この場合は「自分で考えて何かをする」ということをするまでもなく、周りや大人が何でもしてくれたような「甘やかされた育ち方」をした場合です。
そのように育ってしまったので、自分で考えて意見を発するということもできず、「人任せ」になってしまうのです。
自分の意見がない時の対処法
自分の意見がない人の特徴や、自分の意見が言えない原因を見てきましたが、これらに当てはまり「どうにかしたい」と考えている場合にはどうしたらいいでしょうか。
自分の意見がないので、そこを考えるのも難しいという場合に役立つ「対処法」をご紹介しますので、チェックしていきましょう。
良いと思う意見に合わせる
自分の意見がない時の対処法としては「良いと思う意見に合わせる」というものがあります。これは結局、自分の意見がないままなので、解決になっていないと思うかもしれませんが、それでも良いのです。
まず覚えておく必要があるのは、誰でも「何にでも意見があるわけではない」ということです。意見が言えないこと、特に意見がないことというのは誰にでもあります。
ですから、まずは心を軽くするために「意見を言えない場面があっても良い」と考えましょう。そして、その中でも違和感がない、嫌な気がしないような意見に合わせるようにします。
自分がどういう人間なのかを書き出してみる
自分の意見がない時の対処法には「自分がどういう人間なのかを書き出してみる」というのも良い対処法となります。
人というのは実は「自分のことは自分が一番良くわかっている」と言いながら、あまり分かっていないことも多いです。好きなもの、嫌いなもの、夢、目標、なりたい自分、なりたくない自分などパっと思い浮かばない人も多いのです。
ですから、まずはそういうあらゆることを書き出してみるのです。そうすることで「その自分らしい意見」というものも出てくるようになります。
目標を持って行動する
自分の意見がない時の対処法には「目標を持って行動する」というものもあります。特徴の中で「夢や目標がない」ということを挙げましたが、これを持つということです。
夢というのは難しくても目標というのは簡単なものから始められるので、それを設定するようにしましょう。
そして、その目標を達成するために動くことで、そのために必要な考えも自分の中に出てきやすくなります。それが「自分の意見」に繋がる考えになるのです。
自分の意見がないことのデメリット
自分の意見がないというのは「あまり良いことではない」というのは多くの人がなんとなくでも理解するところですが、実際にはどんなデメリットがあるのでしょうか。代表的なものを見ていきましょう。
人に騙され利用される
自分の意見がないことのデメリットには「人に騙され利用される」というものがあります。
自分の意見がない人というのは、心では「嫌だな」と思っていることでも強く言われると断れないことが多いです。そのため、自分の意にそぐわない形で物事が進んでしまうことも多くなります。
損な役回りにされてしまったり、騙されて何かを買わされてしまうなんてこともあるでしょう。
良い評価をしてもらえない
自分の意見がないことのデメリットには「良い評価をしてもらえない」というものもあります。
これは特に社会に出て仕事場での評価に大きく関わってくるものです。よく「イエスマン」ということで、自分の意見を言わず「イエス」を言っていたほうが出世するとも言われます。
ですが、そんなイエスマンを本当の意味で良い評価している人はいません。「使いやすい」「利用しやすい」と思われているだけです。
異性からモテない
自分の意見がないことのデメリットには「異性からモテない」というものも挙げられるでしょう。
これは特に自分の意見がない『男性』がモテない傾向が強いです。先にも軽く触れていますがデートプランなどが立てられなかったり、その場で臨機応変にエスコートするようなことができません。
優柔不断もそうですが、感情が出ないのも「自分といても楽しくないのかな」と思われてしまう原因になりますし、自信がなく、夢も目標もない人というのは輝いて見えません。
自分の意見がない人との上手な接し方
自分の意見がないというのが自分ではなく、周りにそういう人がいるという人も多いでしょう。そんな周りにいる「自分の意見がない人」と上手に接するにはどうしたらいいでしょうか。
別のことに例えて質問してみる
周りにいる自分の意見がない人からどうしても意見を引き出したいと考えているのであれば「別のことに例えて質問してみる」と良いでしょう。
自分にとって難しい問題だったり、考えたこともないような議題だったりすると頭が真っ白になってしまうこともあります。元からあまり意見を言わない人であればなおさらです。
何か日常に関わるものに例えて質問してみるとか、その人の関心あるものに例えるなどして、意見を引き出してみましょう。
あまり意識せず普通に接する
自分の意見がない人から頑張って意見を引き出すというのも大事なことですが、それをしてあげるのはあくまでも「親切」なので、絶対的に必要なことではありません。
その人が意見を言わないことで何かが滞るならそれはその人の責任ですし、損な役回りになるのも自業自得です。そこまで面倒をみてあげる必要はないのです。
自分が気になるなら先に挙げた方法などで意見を引き出してあげるのも良いですが、特別扱いせずに普通に接することも「上手な」接し方と言えるでしょう。
自分の意見が言えないのは病気の可能性もある
自分の意見がない人との上手な接し方の中で「普通に接する」ということで、少々冷たくも見える接し方をご紹介しました。
ただ、実は「病気」の可能性もあるので、その場合には多少の配慮は必要でしょう。どのような病気の可能性があるのか見ていきます。
社交不安障害の可能性
自分の意見が言えないのは「社交不安障害」という病気の可能性があります。
これは、多くの人の前で話すことや、初対面の人と話す、上司など目上の人と話すなどのときに、不安や恐怖を感じてしまうものです。
そして、その不安や恐怖を感じる状況を避けようとしてしまうので、実際の社会生活(仕事、学校など)に支障をきたしてしまう病気になります。
アダルトチルドレンの可能性
もう1つは「アダルトチルドレン」の可能性です。「心が子どもの頃に置き去りになっている」「子どものままの自分が自分の中にいる」というような病気になります。
これは、子どもの頃、親から認められたり、ほめられた経験が少ないことで自分を信じたり、認めることができない状態になります。また、親から批判もされているので、自分で自分をすぐに批判してしまいます。
また、特に何の根拠もなく「自分が悪い」と決めつけてしまうなどの症状もあるので、自分の意見がない人の特徴に当てはまるようなものが多く存在しています。
自分の意見を少しずつ出すようにしていこう
実は「自分の意見を言う」というのは勇気がいることです。人と対立するかもしれませんし、人を傷つけるかもしれません。
ですから、「なんで言えないんだろう」と自分を責める必要はありませんし、責めることでますます自分を追い込んで「こんなダメなやつの意見なんて必要ない」と思い込み逆効果になってしまいます。
少しずつ簡単なことから意見を発信するようにして、自分が思っていること、感じていることを周りに伝えられるようにしていきましょう。