冷蔵庫が冷えない原因は?故障?やるべきことと修理方法も紹介
冷蔵庫や冷凍庫が冷えない原因と、冷蔵庫が冷えない時に確認するポイントを紹介します。冷凍庫冷えないのは、故障しているからとは限りません。冷蔵庫が冷えないのは整理整頓していないからかもしれません。冷凍庫冷えない原因が分からない場合の修理の方法もまとめます。
目次
冷蔵庫や冷凍庫が冷えないのはなぜなの?
冷蔵庫や冷凍庫が冷えないという現象で、困った事がある人もいるでしょう。冷蔵庫が壊れてしまったのではないかと、びっくりするかもしれません。修理に出すべきかどうか判断するポイントを、チェックしていきましょう。
冷蔵庫が冷えない原因とは?
まずは、どうして冷蔵庫が冷えなくなってしまうのか、原因からチェックしていきましょう。冷蔵庫が壊れてしまったのではなく、ちょっとした事が原因となっている場合があります。
電源が入ってない
冷蔵庫が冷えない原因には、電源が入っていないというものがあります。冷蔵庫を初めて自分で購入して使い始める人は、コンセントを入れれば電源が入ると思っている人もいるでしょう。
冷蔵庫の庫内にある電源を入れなければ、冷蔵庫は動きません。また、冷蔵庫の中に物がたくさん入っている場合、物に押されて電源がオフになっている場合もあります。
冷蔵庫や冷凍庫が冷えなくなっているという場合には、まずは電源がしっかりと入っているかどうかを確認しましょう。
冷気が上手く循環していない
冷気が上手く循環していないという理由で、冷蔵庫や冷凍庫が冷えないという場合もあります。冷気が出る吹き出し口の周辺に物がたくさん置いてある場合や、霜や汚れなどで詰まっている場合、冷気が庫内に循環していないという場合があります。
冷気が出る吹き出し口は綺麗だけれど、冷蔵庫や冷凍庫内にたくさんの物がある場合、物が壁となって冷気が上手に循環しないという場合もあります。
冷気が出る吹き出し口の周辺は冷えているけれど、場所によって冷えないところがあるという時には、冷蔵庫や冷凍庫内の整理整頓をするとよさそうです。
冷蔵庫に熱がたまっている
冷蔵庫に熱がたまっているというのも、冷蔵庫や冷凍庫が冷えない原因の1つです。冷蔵庫に熱がたまる原因は、冷蔵庫の周りに物が置いてあったりして、冷蔵庫の中の熱を外に放出できないためです。
冷蔵庫や冷凍庫が冷えないのは、冷蔵庫内にだけ原因があるわけではないのです。冷蔵庫の中はすっきりとしているのに、冷気が上手く循環しないという場合は、冷蔵庫がぴったりと壁にくっついていないか、周りの家具が冷蔵庫にくっついていないかを確認しましょう。
1mも2mも壁や他の家具から離す必要はありませんが、少し隙間を作って配置するようにするといいでしょう。
冷却装置の故障
冷蔵庫が冷えない原因は、冷蔵庫の故障であるという場合もあります。冷蔵庫の故障で冷えないのは、冷却装置が故障をしているという場合が多いでしょう。
冷却装置などが故障している場合、メーカーでなければ修理できない場合があります。他の部分を確認して異常がない場合は、冷却装置の故障も疑いましょう。
冷蔵庫が冷えない場合の正しい対処法【確認編】
冷蔵庫が冷えない場合、何から確認をしていけばいいのかチェックしましょう。冷蔵庫が冷えないけれど、まだ買い換えたばかりだという場合には、正しい対処法をまとめていきます。
コンセントが入っているか
冷蔵庫が冷えない場合の正しい対処法は、まずはコンセントを確認しましょう。ずっと同じコンセントにさしているから、抜けているはずがないと思って、チェックし忘れている場合もあります。
ちょっとした揺れや、ペットのイタズラでコンセントが抜けてしまっている場合もあるのです。コンセントが完全に抜けていなくても、冷蔵庫内が冷えなくなってしまう事もあります。
冷蔵庫のコンセントが入っているかどうかを確認した時は、ついでに冷蔵庫のコンセント周りのホコリを拭き取るなどの掃除もしておきましょう。
冷蔵庫内の温度設定
冷蔵庫や冷凍庫は温度設定ができるようになっています。商品にもよりますが、温度設定が庫内にあるものが多いので、知らない間に何かの理由で温度設定が変わってしまっている場合もあります。
冬は弱めの温度設定でも冷蔵庫内をしっかり冷やす事ができても、夏は弱めの設定では冷蔵庫や冷凍庫内が冷えないという場合もあります。
冷蔵庫を開けた時にひんやりしない場合や、冷凍庫で氷ができないという場合は、温度設定を見直すようにしましょう。
冷気の吹き出し口をチェック
冷蔵庫が冷えない場合、長く使っている冷蔵庫であるなら冷気の吹き出し口をチェックしてみましょう。たくさんの機能がついている冷蔵庫の場合、自動霜取り機能があるものがありますが、少し前の冷蔵庫にはその機能がありません。
気がつかないうちに、冷気の吹き出し口に霜がびっしりとついている場合もあるでしょう。冷蔵庫の開け閉めが多い場合、霜はできやすいといわれています。
冷蔵庫内に霜ができるのは、あたたかい空気が冷蔵庫内に入って水蒸気だったものが水分となる事が原因の1つです。特に冷える、冷気の吹き出し口には水分が霜になってしまいます。
ゴムパッキンの劣化
どこをチェックしても冷蔵庫に異常がないという場合は、冷蔵庫のドアも確認してみましょう。冷蔵庫のドアには、冷気が外にもれないようにゴムパッキンがついています。
しかし、長く使う事や熱などの原因でゴムパッキンが劣化してしまう事があります。ゴムパッキンが劣化してしまう事で、しっかりとドアが閉められないために冷気が外に流れ出てしまうのです。
しっかり閉まっているようにみえても、ゴムパッキンが劣化していて穴が空いている場合もあります。パタンと音がして閉まるからといって、冷気が漏れていないわけではないため注意が必要でしょう。
冷蔵庫の場所
冷蔵庫の中も冷蔵庫周りにも不備がないのであれば、もしかしたら冷蔵庫のある場所が悪いのかもしれません。冷蔵庫の周りに少し隙間があっても、冷蔵庫に直射日光が当たる場合、冷蔵庫が上手に冷えないという事があります。
冷蔵庫を開けた時にあたたかい空気が庫内に入ってしまいやすいのも、冷蔵庫にとってはよくありません。冷蔵庫の中を効率よく冷やすためには、ドアの開け閉めを減らす事が大切です。
さらに、冷蔵庫を直射日光の当たらない、風通しのよい場所に置くといいでしょう。冷蔵庫を置く場所も、冷所暗所がおすすめです。
冷蔵庫が冷えない場合の正しい対処法【実行編】
冷蔵庫が冷えない場合、慌てて修理に出したり買い換えようと考えるかもしれません。しかし、まずはチェックをして、なおるかどうかを確認していきましょう。
霜取りを行う
冷蔵庫や冷凍庫が冷えない時には、多くの場合で冷気の吹き出し口に霜がついてしまっています。しばらく冷蔵庫の中を掃除していなかったという人は、まずは霜取りを行いましょう。
冷気の吹き出し口についてしまった霜は、ヘラなどを使って取れるかもしれません。可能であれば1度電源を切って、少し温めてからとるようにするといいでしょう。
拭き取る程度で剥がれる霜であれば問題ありませんが、ぎっしりとついていてちょっとヘラで削った程度では取れない場合には、専門業者に依頼をした方がいいでしょう。
冷蔵庫内の整理
冷蔵庫や冷凍庫が冷えない原因は、冷蔵庫や冷凍庫がパンパンになっているからだという可能性もあります。隙間なく、びっしりと物が詰まっている冷蔵庫なら、まずは冷蔵庫内を整理しましょう。
冷蔵庫や冷凍庫がパンパンの場合、冷蔵庫や冷凍庫に入れる必要がないものも入っている場合があります。まずは、冷蔵庫に入れる必要がないものを取り出します。
次に、賞味期限切れのものがないかどうかをチェックします。賞味期限切れのものは、これを機に捨てるようにするのもいいでしょう。
冷蔵庫のまわりをチェックする
冷蔵庫や冷凍庫をチェックしたら、冷蔵庫のまわりもチェックしていきます。冷蔵庫が直射日光の当たる場所に置いてあるなら、場所を変えるのもおすすめです。
冷蔵庫のまわりに不要なものが置いてある場合は、片付けるようにしましょう。冷蔵庫の横や後ろに隙間が作ってある場合も、ホコリなどで隙間がなくなっている事がないのかを確認します。
ホコリ程度で放熱を妨げる事がないと思うかもしれません。しかし、ほこりは細かい分やっかいなのです。故障の原因にもなるため、冷蔵庫の周りはできる限りこまめに掃除をしましょう。
それでも冷えない時の冷蔵庫の修理方法
自分で色々とチェックして掃除をしてみたけれど、何をしても冷蔵庫が冷えないという場合には修理に出すしかありません。冷蔵庫の修理方法を、チェックしていきましょう。
メーカーに修理依頼する
冷蔵庫の修理方法は、まずメーカーに修理依頼するというものがあります。冷蔵庫の保証期間中である場合、普通に修理するよりは安く修理をしてもらえる場合があります。
長く使っている冷蔵庫の場合、部品がないために修理ができないという場合もあるようです。修理できる場所があるのか、どうしたら修理できるのかを確認するために、メーカーに連絡した方がいいでしょう。
修理にかかる費用の相場
冷蔵庫の修理にかかる費用は、商品によって異なります。はっきりとした金額はわかりませんが、1万円以上はかかります。
メーカーに修理の金額の見積もりをしてもらった上で、他の修理業者に見積もりをとってみるのもいいでしょう。見積もりの金額によっては、修理をするよりも買い換えた方が安くすむ場合もあります。
ちなみに、冷蔵庫が冷えないという症状の場合は1万円から10万円程度、水漏れしている場合は5千円から4万円程度、氷ができないという場合は1万円から2万円程度の修理代がかかるといわれているようです。
そもそも寿命の可能性がある
冷蔵庫や冷凍庫が冷えないのは、どこかが故障しているという可能性があります。ですが、そもそも冷蔵庫の寿命がきてしまったという可能性もあります。
どこか1つの部品が悪くなったのではなく、色々な部品が悪くなった結果、冷蔵庫が冷えなくなってしまったのです。
修理しようと思った場合、どこか1つの部分が故障をしているのではないため、悪くなっていると考えられる全ての部品を交換する必要があります。新しい冷蔵庫を購入した方が、早く安いという事もあるでしょう。
修理できない冷えない冷蔵庫の処分方法
冷蔵庫が修理できないとわかった場合には、冷蔵庫を処分する必要があります。使えない冷蔵庫をずっと家に置いておくのは場所をとります。部品が壊れている場合、漏電する可能性もあるため、早めに処分した方がいいでしょう。
不用品回収業者に依頼
修理できない冷えない冷蔵庫の処分方法には、不用品回収業者に依頼するという方法があります。市町村が運営しているものから、民間で運営しているものまであるので調べてみるといいでしょう。
回収業者に依頼をすれば、すぐに回収してくれます。また、大きな冷蔵庫を自分で不要品回収場所に持っていく必要がありません。
大きな冷蔵庫を処分したい時には、無理に自分で処分しようとしないというのも1つの方法です。業者に依頼すれば、手続きなども全て代行してくれるようです。
買い換えの時に引き取ってもらう
家電量販店によっては、新しい冷蔵庫を購入すると古い冷蔵庫を安く引き取ってくれるサービスをしているところもあります。
新しい冷蔵庫にする予定があるなら、電気屋に相談してみるのもいいでしょう。買い換えの時に引き取ってもらう金額は、電気屋によって異なります。
店舗まで持ってこなければいけない場合と、新しい冷蔵庫を設置してもらう時に引き取ってくれる場合とがあるようです。どのようなシステムなのか、お店でしっかりと確認してください。
冷蔵庫が故障しないようにできることは?
冷蔵庫が冷えないなどの故障は、冷蔵庫に寿命がくる事で起こってしまう場合もあります。できるだけ長く冷蔵庫を使うために、気をつける事をまとめていきましょう。
こまめに掃除をする
冷蔵庫が故障しないようにできることには、こまめに掃除をするというものがあります。冷蔵庫は電化製品なので、ホコリなどには弱いのです。
冷蔵庫の側面や裏側、冷蔵庫の上の部分やコンセントの周辺は、気がついたらホコリをとるようにするといいでしょう。ホコリをとる時に、コンセントがささっているかどうかもチェックする事ができます。
庫内に霜がつかないように、気がついたら水分を拭き取るようにするのもいいかもしれません。あまり開け閉めが多いと、逆に霜がつきます。掃除をするためでも、冷蔵庫のドアの開け閉めは多くならないように気をつけましょう。
熱いものは冷やして冷蔵庫に入れる
冷蔵庫の中に食品などを入れる時には、あら熱を取ってからというのが基本です。時間がないからといって、熱いまま冷蔵庫の中に入れてしまう事がないように注意しましょう。
冷蔵庫の中に熱いものを入れてしまうと、そこから水蒸気が発生して水分になります。霜がつく原因になってしまうのです。少し冷ますだけで、冷蔵庫にできる霜を減らす事になるのです。
冷蔵庫を長く使うためには、冷蔵庫の開け閉めを減らす努力も必要になります。冷蔵庫の開け閉めを減らす事は、電気代の節約にもなるでしょう。
冷蔵庫が冷えない時はまず確認を
冷蔵庫や冷凍庫が冷えない原因や確認するポイントを紹介しました。冷蔵庫が冷えないと、食品がダメになってしまうため焦るかもしれません。しかし、大金を払って修理に出したのに、電源が入ってなかっただけだったという事がないようにしましょう。