北村和夫の現在！息子はいるの？人気俳優の今に迫る【画像あり】

今回は俳優の北村和夫さんについて紹介します。紫綬褒章や勲四等旭日小綬章なども受賞している、日本で有名な俳優です。

そんな北村和夫さんには、兄弟がいるのではないかという噂があると言われています。北村和夫さんと北村総一朗さんは、噂通り兄弟なのでしょうか。

それでは北村和夫さんとは、どんな俳優だったのでしょうか。数多くの作品に出演していた、北村和夫さんのプロフィールを簡単にまとめていきましょう。

それでは北村和夫さんの経歴をチェックしてみましょう。北村和夫さんは、どうして俳優の道に進む事になったのでしょうか。北村和夫さんは次男として生まれて、東京都立第十一中学、現在の東京都立江北高等学校を卒業します。その後東京工業専門学校に進み、終戦を迎えたのです。

早稲田大学に進学をして、演劇活動をスタートさせる事になります。そこには、後に同じく俳優となる小沢昭一さんや加藤武さん、今村昌平さんもいたようです。大学在学中に、文学座の研修生となり、大学卒業後に文学座準座員となりました。

1951年に舞台「崑崙山の人々」でデビューをして、1955年に文学座座員に昇格します。座員に昇格した後は、女優の杉村春子の相手役を務めるなどして、文学座の看板俳優となりました。

文学座では絶対的存在であった杉村春子さんは、カリスマ女優でした。そんな杉村春子さんの相手役を務める事となる北村和夫さんは、どんな気持ちだったのでしょうか。

杉村春子さんは1906年1月6日生まれで、北村和夫さんからすると21歳年上の女優でした。当時は年の差での恋愛は珍しい事だったようなので、北村和夫さんは杉村春子さんを尊敬はしていたものの、恋愛感情まではもっていなかったようです。

文学座の看板俳優として、数々の舞台で活躍をされた北村和夫さんですが、舞台からテレビドラマや映画へと活動の幅を広げていきます。北村和夫さんは、どんな作品に出演されていたのでしょうか。

現在でもNHKの連続テレビ小説として最高傑作と言われている、ドラマ「おしん」にも出演されています。ドラマ「おしん」は、NHKの連続ドラマ小説の定番とも言える、戦中戦後の混乱期を、たくましく生き抜いた女性を描いた作品です。

平均視聴率は52.6%、最高視聴率は62.9%にもなりました。おしんの苦労話として終わらせるのではなく、人間の生き方や人を押しのけて生きていく人はいずれ自分も同じような苦労をするいうようなメッセージが、ストーリーにちりばめられていた事でも話題となりました。

北村和夫さんは、主人公のおしんが結婚する佐賀の地主の三男、田倉竜三の父親役である田倉大五郎を演じていました。

北村和夫さんの主な出演作品には、ドラマ「ちゅらさん」があります。ドラマ「ちゅらさん」は、沖縄と東京を舞台に、ヒロインが人間的な成長をしていくというストーリーで、とても人気があったためシリーズ化されたドラマでもありました。

北村和夫さんは、島田大心という元外科医の役を演じています。元外科医でありながら、妻の病気を治すことができなかった事を悔やんで部屋に閉じこもってクラシックを聴いていたのです。

しかしヒロインとふれあう事で、人と接する事ができるようになっていくという役柄でした。「NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』〜島田さんのクラシック」というCDも発売されています。

北村和夫さんの若い頃の画像をチェックしたところ、現在は昔の画像はあまり公開されていないようでした。1963年の映画「天国と地獄」で新聞記者役で出演した時の画像です。

中央付近にいる、メガネを掛けた男性が北村和夫さんになります。北村和夫さんというと、メガネがトレードマークですが、この頃からメガネを掛けて演技をしていたようです。

1996年公開の映画「極道の妻たち 危険な賭け」に、佐渡拓磨役を演じた時の北村和夫さんです。この時には、ユーモラスな大親分を演じて欲しいというオーダーだったようで、クスッと笑える演技をする北村和夫さんをみる事ができます。

この時は、トレードマークのメガネをサングラスに変えて出演をされていました。映画「極道の妻たち」シリーズには、2001年の映画「極道の妻たち 地獄の道連れ」にも出演をされています。

北村和夫さんがどんな作品に出演してきたかをみてきましたが、北村和夫さんの家族にはどんな人がいるのでしょうか。ここからは北村和夫さんのプライベートについて少しまとめていきましょう。

北村和夫さんは文学座時代に、同期の女優と結婚をしています。この女優については名前などが分かっていません。現在は一般人になっているのかもしれません。

結婚をしたのは北村和夫さんが29歳の時、まだ俳優としてはブレイクする前だったと思われます。1959年頃からテレビドラマや映画の仕事が多くなっているので、すれ違う事も多かったのかもしれません。結果的に文学座の同期の女性とは1965年に離婚をします。

離婚をした北村和夫さんは、希玖子さんと再婚する事になります。俳優として活躍していた北村和夫さんと、希玖子さんが出会った場所や馴れ初めなどは、一切公表されていません。

生年月日すらわからないというのは、希玖子さんが一般人の女性だったからなのでしょう。どういうきっかけで出会ったのかはわかりませんが、北村和夫さんが亡くなるまで添い遂げる事になります。

北村和夫さんは、北村総一朗さんと兄弟なのではないかという噂がありました。北村総一朗さんは1935年9月25日生まれなので、北村和夫さんの弟なのではないかと言われていたのです。

しかし残念ながら、北村和夫さんと北村総一朗さんとの間には、何もありません。苗字が同じで、どことなく雰囲気が似ている事から兄弟なのではないかという噂があったようですが、出身地も両親も別のようです。

芸能界の中には「実は遠い親戚だった」という話もありますが、北村和夫さんと北村総一朗さんとは親類関係でもないと言われています。

北村総一朗さんとは何も関係がありませんが、俳優の北村有起哉さんは、北村和夫さんの息子になります。北村和夫さんも、数々の賞を受賞した実力派の俳優ですが、息子の北村有起哉さんも、テレビドラマや映画、舞台で活躍されています。

2019年現在は、ドラマ「セミオトコ」や、ドラマ「本気のしるし」、映画「町田くんの世界」などに出演をされている人気俳優になっているのです。

舞台「CLEANSKINS/きれいな肌」では第15回読売演劇大賞 優秀男優賞や、第7回朝日舞台芸術賞 寺山修司賞も受賞されました。

北村和夫さんには娘もいます。娘は北村由里さんで、現在女優として活躍されています。北村由里さんは、北村和夫さんと同じく、文学座出身の女優です。映画「一本の手」などにも出演されていますが、舞台を中心に活躍している女優になります。

息子も娘も、現在俳優や女優として活躍されている北村和夫さんの現在はどうなのでしょうか。北村和夫さんについてみていきましょう。

北村和夫さんは、2007年に肺炎が原因で亡くなっています。詳細は公表されていないものの、急性の呼吸不全だったという事なので、年齢的に考えて誤嚥性肺炎などだったのではないかと言われています。

2007年の4月に脳梗塞のために入院していましたが、およそ1ヶ月で亡くなったのです。喪主は妻の希玖子さんが務められました。

今回は北村和夫さんについて紹介しました。現在は北村和夫さんは亡くなっていますが、北村和夫さんが出演された作品は、未だに名作だと語り継がれているものが多いようです。北村和夫さんが出演してこられた作品は、これからも多くの人を楽しませる作品になるでしょう。