キャベツの賞味期限や冷蔵庫・冷凍での保存期間!千切りは日持ちする?
キャベツの賞味期限や冷蔵庫・冷凍での保存期間を紹介します。キャベツは生姜焼きやとんかつの付け合わせにしたり、コールスローにしたり、ロールキャベツにするなど、幅広く使える優れものです。キャベツの賞味期限や千切りでの日持ちなどについても紹介していきます。
目次
キャベツの賞味期限はどれくらい?
キャベツは生姜焼きやとんかつの付け合わせ、コールスローなどのサラダに、また、挽肉を巻いてロールキャベツにするなど、幅広く使える優れものです。
野菜の中では食べやすく値段もお手頃なので、どこの家庭にも1玉や半分程度は冷蔵庫に保管しているのではないでしょうか。
でも、長く保管するとたとえ冷蔵庫であっても、しなびてきます。栄養価も低くなってしまいそうです。では、果たしてキャベツの賞味期限はどれぐらいなのでしょうか?キャベツの千切りでの日持ちや、冷凍保存などについても紹介していきます。
キャベツの賞味期限
スーパーで売られている加工食品やお惣菜には「賞味期限」が記載されています。しかし、生のお野菜や果物には賞味期限の記載はないので、判断がつかず迷ってしまいます。
一般的に、食品には「賞味期限」と「消費期限」があるのはご存知だと思いますが、生野菜にはそれらの括りすらありません。自分で判断して食べるか食べないか決めるしかないのです。
火を通しても酸っぱい味がするなら「消費期限切れ」のキャベツと判断し、生の状態で美味しく食べれる間は「賞味期限内」のキャベツとして判断します。はじめに丸のままのキャベツの保存期間を紹介します。キャベツの保存法の基本は後ほど紹介します。
冷蔵庫で保存の場合
キャベツは、0度〜5度程度の温度が適温とされています。そして冷蔵庫内の温度は「0度〜5度」となっています。したがって、夏場や春は、冷蔵庫内に保管するのが適当です。
ちなみに。野菜室の温度は5〜10度に設定されているため、キャベツの保管には不適切なようです。気にになる日持ちですが「一週間〜二週間」が賞味期限でしょう。
新鮮なキャベツは、もう少し保存がきくかもしれませんが、買った時点て鮮度が落ちている場合は1週間持たない可能性もあります。
冬場の常温保存の場合
冬場の常温保存の場合も、賞味期限は1週間〜2週間程度です。冬場の常温保存での賞味期限は、地域によって違いがあります。
一般的にお野菜は乾燥した状態だと傷みが早いので、関東など温度が高めで乾燥する地域では常温保存にすると、1週間ほどでしなびてしまうかもしれません。
冬場に雪の多い地域では、台所や野菜の保管場所の温度が低い状態であれば、3週間程度持つ場合もあります。
手を加えたキャベツの保存方法と賞味期限
今度は「手を加えたキャベツの保存方法と賞味期限」です。キャベツは、丸のままと、半分や4分の1にカットされているものがあります。また、コンビニやスーパーでは千切りキャベツや、カットキャベツも売られています。
丸のままのキャベツに比べ、カットされている方が、空気に触れる面積が大きくなるので、そこから酸化してきます。当然ながら、カットすればするほど、賞味期限も短くなります。
キャベツは、丸のまま買って、外側から一枚一枚剥がして使う方法が一番長持ちするのです。まるのまま買ったのに、家庭で半分に切ってしまうと、保存を長くするという意味はなくなってしまいます。
1/2や1/4に切ったキャベツ
スーパーでは、家族が少ない人向けに、1/2や1/4に切ったキャベツを販売しています。またキャベツの価格が高いときなどは、カットした野菜でないと売れないためカット野菜を多く陳列するようです。
1/2や1/4に切ったキャベツの賞味期限は3日~5日程度となっており、保存が良ければ1週間ぐらいは持つようです。
カットしたキャベツは空気に触れないようにするのが大切なので、断面をラップで密閉して冷蔵庫に保管しましょう。
千切りやざく切りしたキャベツ
千切りやざく切りしたキャベツでは、1/2や1/4に切ったキャベツより更に賞味期限が短くなります。ザク切りや千切り野菜は2日程度が限度で、特に家庭で千切りにしたキャベツは、翌日までには食べたいものです。
では、コンビニや特殊な製法で保存している千切りキャベツの場合はどうなのかと言えば、4~5日は持つようになっています。袋詰めされている千切り野菜は「加工品」なので賞味期限も記載されています。
パッケージサラダ製造の「サラダクラブ」では、野菜の抗力を生かした洗浄と10度以下の低温流通管理により、加工日から5日間の賞味期限を設定することにしたそうです。
茹でたキャベツ
茹でたキャベツの賞味期限は「2~3日」です。茹で野菜の場合は、水分が多ければ多いほど細菌が繁殖しやすくなるので、ゆでた後に水切りをしっかりして密閉容器で保存します。
また、ピクルスのように酢漬けにすれば、1~2週間は美味しく食べられます。塩をまぶすなどをすれば1日~2日延長するでしょう。
いずれにしても、日にちが経った「茹でたキャベツ」は、細菌が繁殖している場合があるので、そのまま食べるのではなく軽く火を通したりスープにしたりして食べるようにしましょう。
キャベツを冷凍保存する方法と保存期間
今度はキャベツを冷凍保存です。キャベツは冷凍保存ができるのでしょうか??あまり聞かない保存方法ですが、キャベツを冷凍保存する方法と保存期間を紹介します。
冷凍する場合は軽く茹でる
キャベツを冷凍保存する際には、生のままで冷凍するのではなく、軽く茹でることをおすすめします。生のままでは、解凍した時に、キャベツ本来のシャキシャキ感がなくなってしまうからです。
キャベツを冷凍する場合は、ざく切りした物を15秒~20秒ほど茹でて、しっかり水切りをします。冷凍用の保存容器に入れ密封します。その状態で冷凍庫に入れれば1~2週間ほど持ちます。
賞味期限切れのキャベツの見分け方
では、新鮮なキャベツと賞味期限切れのキャベツの見分け方を説明します。まず新鮮なキャベツは、外側の葉っぱの部分の緑が濃くなっています。そして芯の部分の切り口がみずみずしい白色です。全体的にしなびてなく、シャキシャキ感があります。
賞味期限切れのキャベツは、外側の葉が張りがなくしなびています。スーパーでは日にちの経ったキャベツは外の葉っぱをあらかじめ取ってあります。そのようなキャベツは新鮮でないキャベツです。また、芯は黒ずんでおり全体的にシャキシャキ感がありません。
美味しいキャベツの見分け方
ここで美味しいキャベツの見分け方をご紹介しましょう。美味しいキャベツは「平べったくて、しっかり巻いているもの」です。キャベツの芯が大きすぎない物が美味しくて良いキャベツです。
キャベツの中には、芯が太くなっているもの、縦長のもの、結球がしっかりされておらず、隙間があるものがあります。上から押すと簡単に押せてしまうキャベツです。このようなものは、育ち過ぎのキャベツであまり美味しくありません。
繰り返しますが「実が詰まっていて、芯が大きすぎず、平べったい」ものを選び、なおかつ芯が白く緑の濃いものを選べば美味しくて新鮮なキャベツが選べるでしょう。
キャベツの基本の保存方法
最後に「キャベツの基本の保存方法」をおさらいしておきます。マルのままのキャベツは、芯の部分から傷むので、芯をくり抜いて水を含ませたキッチンペーパーを詰めておきます。
まるのままのキャベツを買ったときは、使用する際も「半分にカットせずに上から剥がすような」使い方をした方が、日持ちします。
カットしたキャベツは、ラップで密閉してなるべく空気に触れないようにします。茹でたものは同じく密閉し水気は良く切って保管します。
保存に適した温度は0~5℃
キャベツに適した、保存の温度は0~5℃となっています。冷蔵庫内がちょうどは0~5℃なので、冷蔵庫保管が適当で一番日持ちします。
冬場で冷蔵庫と同じぐらいの温度になる地域や、倉庫やお部屋では、常温で丸のまま保存してもいいでしょう。
冷蔵庫で保存する
キャベツは、基本的には「冷蔵庫保存」で一番日持ちします。野菜室は5度~10度の設定にしてあるので、キャベツの保管には少し高めの温度になってしまいます。日持ちをさせたい場合は野菜室より冷蔵庫にします。冷蔵保管の際は、ビニールに入れて保管します。
乾燥を防ぐ
キャベツに限らず、野菜は乾燥が大敵です。湿度が90%程度の場所が適しているので、一般的なお部屋では乾燥してしまうのです。そのため先ほどの説明のとおり、密閉やビニールなどで湿度を保つようにすると日持ちします。
キャベツは日持ちする保管法で
キャベツの保管方法や保存期間、冷凍保存の方法、千切りきゃべつでも、日持ちするのかどうか、などについて紹介しました。
キャベツの保存期間は、保存の方法や温度によって違いがあることが分かりました。キャベツはなるべく丸のままで購入した方が賞味期限も長くなります。なるべく日持ちする方法で保存期間を長く保つようにしましょう。