カタールの治安は良い?ドーハ旅行や観光の危険度や注意点も紹介

資源が豊富で大変豊か、日本でも観光旅行に人気のある行先であるカタールは、治安が良い国なのでしょうか?首都であるドーハへの旅行や、カタール観光の危険度、注意点などを治安と共に紹介していきます。渡航予定のある方は是非チェックしてください。

カタールの治安は良い?ドーハ旅行や観光の危険度や注意点も紹介のイメージ

目次

  1. 1カタールの治安はどうなの?
  2. 2カタールとはどんな国?
  3. 3カタールの治安は良い?悪い?
  4. 4カタールの治安が悪い場所
  5. 5カタールでの旅行者を狙った犯罪
  6. 6カタールを旅行する際の注意点
  7. 7カタールのおすすめ観光スポット3選
  8. 8カタールに行く際に気を付けておくべきこと
  9. 9カタールは観光旅行におすすめの国

カタールの治安はどうなの?

ドーハなどの地名を聞いたことがある方は、カタールについてもご存じかもしれません。多くの人は、カタールは国交断絶のニュースなどで聞いたことがあるでしょう。

海外旅行に日本人が行くようになってから、観光・旅行先として人気であるカタールですが、他の国から国交断絶をされる・検討されているからには治安が悪いのかなと不安があるでしょう。

では、現在のカタールの治安はどうなっているでしょうか。観光旅行先にカタールを選んだ場合、その治安や気を付けるべき点、危険度などを順番に紹介していきます。

カタールとはどんな国?

まずはカタールという国について紹介します。カタールは中東・西アジアにある国で、カタール半島を領土としています。周辺諸国にはサウジアラビアやイランなどがあり、規模は小国です。

人口はわずか230万人ほどですが、カタールは非常に豊かな国としても知られています。そのため多くの外国人が移住していますので、純粋な国民は10%台、ほとんどが外国人です。

カタールの首都は「ドーハ」といい、砂漠の真ん中にある国とは思えないほどに洗練された、資源の豊かな都市です。そのため、「砂漠のオアシス」と呼ばれています。

カタールの治安は良い?悪い?

旅行先に選ぶ前にはその土地の治安を心配するのが普通ですが、カタールの治安は悪いわけではありません。むしろ日本よりも治安が良いと言われています。

そのわけは、なんといっても国が豊かで金持ちだからです。治安が悪い国は貧しいところや貧富の差が激しいところ、発展途上であることが多いですが、カタールは金持ちの国です。

またイスラム教の厳しい戒律もあり、訪問する外国人もレベルの高い人間が多いために治安レベルも高く、治安が良くて厳しいのでむしろ「退屈な街」と評されることもあるほどです。

カタールの治安が悪い場所

治安は良い、悪い地域ではない、と言われているカタールですが、世界で治安が良いと人気の日本でもやはり危険な場所、さほど治安がよくない場所はあります。

今度は、観光旅行で行くにはちょっと気を付けておきたい、カタールでの治安が悪い場所を紹介していきましょう。

勿論外国であることを考慮して、治安が悪い場所でなくとも出来るだけ複数人で行動し、危険な行動やイスラムが禁じているような派手な行動は慎むようにしてください。

空港やバスターミナル

基本的には治安が悪いわけではありませんが、カタールの高層ビル建設ラッシュを支えているのは外国からの低賃金労働者です。

その労働者によるスリや置き引きはやはり頻発しています。警官や警備員がいるのですが、空港やバスターミナルなどいろんな人が雑多にいる場所は悪い人達はおり、軽犯罪があります。

自分の荷物はしっかりと持ち、あくまでも海外であることを念頭において注意散漫にならないようにしましょう。

危険度:☆☆☆☆

レストランやカフェ

カタールでも置き引きやスリは多いです。それは低賃金の外国人労働者が多いためで、現地の金持ちよりも現金をもってくる海外からの観光客を狙います。

レストランやカフェでも基本的にはカバンはずっと持ったままで行動してください。椅子においたままでトイレなどにいかないようにしましょう。

また、込み合ったカフェなどでは治安の良し悪しに関係なくスリに合うこともありますので、十分注意が必要です。

危険度:☆☆☆

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カタールでの旅行者を狙った犯罪

金持ちが多く裕福な国であるカタールですが、高層ビルの建設ラッシュで海外から安い労働力を買っています。そのため、町にはお金を持っている観光旅行中の人間を狙う人もいます。

次はカタールで旅行者を狙った犯罪について、説明していきます。観光旅行などの予定がある方は、とにかくチェックして知識を仕入れておきましょう。

一番忘れてはいけないことは、どんな素晴らしい国であっても悪い人たちは確実にいる、ということです。そのカモにならないためには、自衛をして隙をなくすしかありません。

スリ

カタールの高層ビル建築によって海外から人口流動があり、スリなどの犯罪がドーハの一部地域で多発しています。

カタールは治安維持のために国をあげてスリグループの検挙など取り締まりを強化していますが、観光旅行客も自分の荷物はしっかりと管理し、スリ被害にあわないようにしましょう。

人通りの多い場所や雑多な人がいる場所であれば、カバンは体の前で持ったり財布やスマホはカバンの底にしまうなど、管理を徹底しましょう。

置き引き

置き引きも、スリと同じく単独労働者の増加によって増えている犯罪です。レストランやカフェにいる間、少し席から離れた時に荷物を盗まれる被害が出ています。

日本にいる時と同じように椅子の背に荷物をかけていたり、足元に荷物を置いていればそれは管理をしていないのと同じです。

日本人は置き引きへの危険意識が低いことが海外では有名なので、ターゲットとして常習犯から狙われやすい、という事実があります。荷物から目を離さないようにしましょう。

カタールを旅行する際の注意点

治安が悪いとはいえない、むしろ外国の中ではトップクラスに治安の良いカタールですが、イスラム教圏であることも考えて、観光旅行の際にはいろいろと注意があります。

次はカタールを旅行する際の、注意点を紹介していきます。渡航予定がある方は是非チェックしてください。

日本とは違った文化・風習を持つ国にいくのですから、前もってその国の文化・風習を勉強していくのは当然のことです。楽しい旅行にするために、治安だけなく文化も調査していきましょう。

女性は夜一人で出歩かない

危険な状態にならないように、夜の一人歩き、特に女性の一人歩きはおすすめしません。特に夜間は人の目もないために犯罪が起きやすく、一人歩きは男性でも危険です。

警官の多い地域であっても犯罪に巻き込まれてしまうことはありますので、夜は出来るだけでないこと、出ても複数人で行動することを心掛けましょう。

また、イスラム圏ですのでやはり女性の独り歩きはそれ自体が危険な行為です。文化的にも認められていませんので、悪い人云々ではなく、絶対しないようにしてください。

女性は服装に注意

観光旅行で注意したいのが、服装です。男性も女性も露出の多い衣装は控えて、特に女性は体型のわからないような服装を心掛けてください。

イスラム圏で女性が露出の多い恰好、体型がわかる恰好をしていることは少なく、かなり目立ちます。場所によっては注意されることもありますので、文化を尊重し、服装には注意しましょう。

カタールでは少し前、オランダ人女性が暴行にあう事件が起きました。その女性も夜に一人で出かけ、出されたお酒を飲んでから意識がなくなったそうです。女性の危機管理は必要です。

写真撮影禁止の場所に注意

それぞれの国には写真撮影を禁止している場所があります。日本でも同じように、撮影を禁止されている場所で撮影をするようなことがあってはいけません。

観光客だから許してくれるだろう、という甘い考えは一切捨てて、ルールを守りましょう。写真を撮りたい場合には、まず撮影はOKかどうかを確認してください。

カタールでは英語はみんな話せますので、英語で許可をとればスムーズにいきます。撮影禁止区域で撮影をしてしまい、身柄を拘束された日本人は何人もいます。

カタールのおすすめ観光スポット3選

では、治安の良いカタール、資源が豊富で文字通りに砂漠のオアシスであるカタールにいけば、是非訪れてほしい観光スポットを3つ紹介します。

自然も人口建造物もとにかくすべてが美しいカタールですから、おすすめしたいところは山ほどありますが、その中でも厳選した3か所です。

カタールは基本的に治安が良い国ですので、観光に行くことやその途中でスラムを通るなど、行程で緊張する必要はさほどありません。是非観光施設を楽しみましょう。

1.スークワーキフ

スーク・ワーキフとは市場の名前で、中東アラブの雰囲気を満喫することが出来る場所です。カタールの観光地としてはトップクラスに有名です。

カタールをはじめとするアラブ系の商品がたくさん並んでいて、見所も多く、また多国籍なレストランが出店していますので、グルメスポットとしても有名な場所です。

カタールの食事は日本人の好みとは多少ずれる、残念ながら食事の味は悪いという意見が多いので、こちらで他の国のグルメを食すのも良いでしょう。

2.カタラ文化村

カタラ文化村はカタールを象徴するような建物です。首都であるドーハの歴史を学ぶことも出来る名所であり、現在も建物は進化を続けています。いく度に違う顔を見れるのです。

中には施設がいくつかあり、観光客向けに作られた場所では劇場があってイベントも行われています。モスクや昔のカタールの街並みを再現している場所もあり、飽きることがありません。

また、この中にはカタールでは珍しいコンビニもあります。お土産話として、是非訪れてください。観光施設ですし、警備も万全でこちらの治安もとても良いです。

3.イスラム美術博物館

イスラム美術館はアラブとイスラムの芸術作品を多数みることが出来る美術館で、大人気の観光名所です。内部は冷房がガンガンに聞いていますので、40度の外からくると天国のようです。

見所が満載の美術館ですが、その建築デザインはフランスはルーブル美術館を手掛けた方と同じです。モダンでユニークな建物そのものも鑑賞品ということです。

館内にはお土産屋さんや食事をすることが出来るレストランなど、施設は広く充実しています。ここでしか買えないお土産もありますので、是非訪れてください。

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カタールに行く際に気を付けておくべきこと

カタールはイスラム教圏です。そのため、日本人にはあまり馴染みのない習慣があります。それを無視した行動は当然見とがめられますし、犯罪に巻き込まれる恐れも高くなります。

ここではカタールに行くならチェックすべき事柄を紹介します。渡航を考えている場合には、参考にしてください。

日本では大丈夫でも法律で厳しく禁止されている行為もあります。外国であり、しかもイスラム教国である、ということを認識しましょう。悪い行いをすれば、最悪帰国できなくなります。

公共の場での飲食や喫煙

日本ではないので知らない方もいますが、イスラム教では夏の間、ラマダンと呼ばれる断食月があります。1か月間、イスラム教徒は全員で昼間の断食をします。

その間は多くの飲食店が閉店していますが、観光客が公共の場で飲食をすることでトラブルが起きます。人目につくところでの飲食はしないようにしましょう。

また、喫煙できる場所は非常に少ない上に、喫煙に関して厳しい法律があります。外ならいいだろうと勝手に喫煙を始めると、発見次第多額の罰金を請求されます。

女性の水着やポルノ商品持ち込み禁止

イスラムの国なので、女性の水着や肌の露出の多い写真、恰好、違法なポルノ雑誌やDVDなどを持ち込んだり、所持していることは法律で禁止されています。

カタールでの取り締まりは非常に厳しいことで有名で、どんな金持ち、どんな有名人でも例外はありません。悪いことをすれば当然収監されます。

ちょっとした冗談だった、ごめんなさい、では通じませんので、ちゃんと帰国したければこれだけは守るようにしましょう。

食材に注意する

カタールは酷暑の国ですので、基本的にフルーツや野菜はすべて輸入ものです。長期の滞在などでスーパーで買い物をする時には、フルーツにカビがついていないかチェックしましょう。

また、水は薬剤で海水を真水にかえている国ですので、水道水も飲めません。ミネラルウォーターを買い、海鮮物も出来るだけ生では食べないようにしてください。

日本食が恋しくなっても、寿司はカタールでは食べないようにしましょう。火を通すなど、調理されたものなら大丈夫です。

物価は高め

カタールの物価ですが、基本的には高めと思っておいてください。豊かな国ですので仕方がないところもありますが、例えば日本でなら100円で売ってそうなお菓子が3倍の値段だったりします。

しかし、そんな値段をつけても普通に暮らしていける金持ちばかりなので、旅行客だけがびっくりするのです。

ちなみに、物価が高いといっても自国で産出しているガソリンは安いですし、金持ちの国なので医療サービスも安くて充実しています。つまりは輸入品が高いのです。

カタールは観光旅行におすすめの国

カタールは治安維持を国あげて力を入れているところです。どこに行っても安全といえ、資源の豊富な豊かな外国の素晴らしい日常を味わえるでしょう。

しかし、戒律が多く厳しいイスラム圏内であることを理解し、喫煙や飲酒、露出した格好、撮影場所やその対象など禁止されていることはしっかり守ってください。

ルールを守れば、特別身構えることはありません。危険の少ない砂漠のオアシスであるカタールで、素敵な観光旅行を楽しみましょう。

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