金魚の平均の寿命は?種類別の寿命や大きさなども紹介!

金魚の平均の寿命は?金魚はペットとして飼う身近な魚と言えますが、平均的な寿命はどの程度になっているのでしょうか。また金魚にも様々な種類がいますので、種類別の寿命やそれぞれの大きさ、さらに飼い方のコツなどもご紹介します。ぜひチェックしてみてください。

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目次

  1. 1金魚の寿命は平均でどのくらい?
  2. 2金魚の種類別の大きさと平均寿命
  3. 3金魚の年齢
  4. 4金魚がすぐ死んでしまう理由とは?
  5. 5金魚すくいの金魚を長生きさせるには?
  6. 6「光に当てる」「ストレスを与えない」など他の生物にもいえること
  7. 7金魚の寿命は短くない

金魚の寿命は平均でどのくらい?

ペットとして飼う魚には熱帯魚なども人気が高いですが、やはり縁日、お祭りなどの屋台で見かけることが多く、より庶民的で身近なペットの魚といえば「金魚」と言えるでしょう。

金魚にはたくさんの種類があり、お祭りの屋台などの金魚すくいで見かけるような金魚もいれば、珍しい種類の金魚もいます。

そんな身近なものから珍しいものまで様々な種類のある金魚ですが、平均的な寿命というのはどの程度なのでしょうか。今回は、金魚の寿命と合わせて大きさや飼い方のコツになる内容まで幅広い情報をご紹介します。

金魚の種類別の大きさと平均寿命

さきにもお伝えしたように「金魚」といっても実はたくさんの種類がいて、多くの人が見聞きしたことがあるようなおなじみの金魚から珍しい種類のものまで実に幅広いです。

その種類によって平均寿命も変わってきますし、もちろん大きさや見た目の特徴も様々です。そこで「金魚の寿命」や「大きさ」を種類別にご紹介します。

大きさや特徴は「好み」であったり、水槽を置けるスペースなどの参考になりますし、平均寿命は飼いやすさの基準にもなりますので、ぜひこちらをチェックしてみてください。

和金

まずは「和金」という種類の金魚です。こちらの金魚は「金魚すくいでおなじみの」金魚となっています。一番よく見かける種類のもので、フナのような姿形をしたものがこの和金になります。

大きさは2.0cmから大きいものでは15cmにもなるものもいます。和金の中にも種類があり小さいものは「小赤下」と呼ばれ、大きいものは「中和金」と呼ばれています。

和金は飼育がとても簡単で、さらに丈夫なことから初心者におすすめの金魚と言えます。平均寿命は15年前後と言われていますので、金魚の中でも長生きの種類になります。

琉金

和金と同じようにとてもポピュラーな金魚で「琉金」という種類もいます。こちらは和金よりも体がふっくらしていて、尻尾が長くヒラヒラしているのが特徴となります。色は赤、白赤、黒、白赤黒などがあり鮮やかな彩りも楽しめます。

もともとは中国から入ってきたもので、その渡った先が琉球(沖縄)だったためにこの名前が付けられたと言われています。大きさは5.5cmから18cmほどになるものもいて、和金よりも大きい個体が多いです。

平均サイズ的には和金よりも大きく丈夫に感じる琉金ですが、やはり丈夫なのは和金で、琉金の平均寿命は5年から8年ほどと言われています。

コメット

白くて長い美しい尻尾が特徴的な金魚が「コメット」と呼ばれる種類の金魚です。尻尾が長く細長い見た目のとおりに素早く泳ぐのが特徴で、その尾びれをなびかせている姿がコメット(彗星)に似ていることからこう名付けられました。

コメットは和金と朱文金という種類の金魚をかけ合わせて作られました。金魚というと日本や中国などアジアを思い浮かべる人も多いですが、コメットはアメリカ生まれの金魚となります。

コメットは和金や琉金よりもさらに大きく7.0cmから25cmにもなる個体がいます。平均寿命は和金と同じく長生きで10年から15年ほどの平均寿命となっています。

出目金

とても変わった特徴を持っていますが、それでも「おなじみ」と言えるのが「出目金」という種類の金魚になります。お祭りの屋台にある金魚すくいの中にも数匹この出目金が混ざっているのがよく見る風景となっています。

出目金はその名前のとおり「目が飛び出ている」のが特徴の金魚で、ほかの姿形については先にご紹介した琉金とほとんど同じになっています。琉金の目が出ているものが出目金と言えるでしょう。

大きさも琉金と同じく5.5cmから18cmくらいになっていて、平均寿命は琉金よりも少し長い7年から10年ほどと言われています。赤いものが「原種」で黒や赤白黒の三色は突然変異から生まれたとされています。

らんちゅう

知っている人は知っているとてもマニアックなファンの多い種類の金魚が「らんちゅう」と呼ばれる種類です。全体的にボテっとしたずんぐりむっくりな形の金魚になります。

もともとは和金の突然変異として生まれ背びれがなく、頭が丸いのが特徴となっています。頭にモコモコとした「肉瘤」と呼ばれるものが出来てくるのも特徴で、その堂々とした佇まいから「金魚の王様」とも呼ばれています。

らんちゅうの大きさは5.5cmから15cmほどとなり、平均寿命は5年から6年ほどと言われ飼育が難しく、売り買いにはそれなりのお値段がついているものも多くなっています。

ピンポンパール

名前のとおりに体が丸くピンポン玉のような形をしている種類が「ピンポンパール」と呼ばれる種類の金魚となります。黒目が大きめでまんまるで愛らしい形をしているので、とても可愛らしい金魚として人気があります。

また、ピンポン玉のような体をしているせいか「ふわふわ」と浮かぶような泳ぎ方をするのも愛嬌があります。ただ、その体型と独特なウロコゆえにデリケートで病気になりやすかったりすぐに怪我をしてしまうので飼育は難しいです。

大きさは3.0cm程度から大きくても8.0cmほどと小さめの金魚と言えます。平均寿命は5年から6年で、飼育難易度が同じく高いらんちゅうと同じくらいの寿命となっています。

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金魚の年齢

金魚の年齢というのはどのようなものになっているのでしょうか。もちろんどんな生き物にとっても1日は同じ1日ですし、1年は同じ1年ですが、年齢の進み方が少しずつ変わっています。

そこで人間と同じように例えたときにどのくらいになるのか、というお話や、年齢にまつわるそれ以外のお話もご紹介します。

金魚の1歳は人間の16歳

金魚の年齢についてですが、金魚の1歳は人間でいうところの16歳だと言われています。これは身近なものでいうと「犬」と同じです。

犬も1歳は人間のいうところで16歳だと言われています。そして2歳は24歳、5歳は40歳くらいの年齢として例えられていて、これは金魚も同じくらいになります。

金魚の年齢のギネス記録

金魚の平均寿命はさきほどお伝えしましたが、「平均」となると長く生きるものでも15年ほどとなります。これが「ギネス記録」になるとどの程度になっているでしょうか。

この記録としてはイギリスに飼われていた金魚で、1956年にから1999年までの43年間で、43歳ということになります。人間の年齢にたとえると350歳ほど生きたことになるので、「長寿」どころではないということになります。

また、ギネス記録ではなく非公式になりますが45歳生きた金魚がいるという話もありますし、日本の大阪で33年生きている「金太郎」という金魚も話題になっています。

金魚がすぐ死んでしまう理由とは?

さきに挙げたように金魚の平均寿命には種類よって違いはあるものの、短くとも5年くらいの平均寿命はあります。しかしながら「そんなに生きたことない」とか「飼って数日で死んでしまう」という人も少なくないでしょう。

なぜ、平均寿命として短くとも5年は生きるとされている金魚がすぐに死んでしまうのでしょうか。その理由を以下にご紹介しますので、飼う際の参考にしてみてください。

酸素不足

水の中には酸素が溶け込んでいます。エラ呼吸というのはその水の中の酸素を取り込むための活動と言えますが、酸素が不足していればもちろん金魚の寿命にも影響します。

金魚が水面の近くでパクパクしているようであれば、それは酸素不足の可能性もありますのでエアレーションという酸素を供給する装置を設置するようにしましょう。

アンモニア中毒

金魚は非常に排泄の多い魚なのでたくさん糞をします。そしてその自分の糞の中に紛れているアンモニアによってダメージを受けます。

自然界であれば自分の糞がいつまでも同じ空間の水の中に漂っていることはありませんが、水槽の中では掃除して取り除かない限りはいつまでも同じ空間にアンモニアのある糞が漂っていることになります。これが寿命を縮める原因になるのです。

金魚の数が多い

金魚を過密状態で飼育するとすぐに死んでしまう原因となります。先に挙げたように金魚が生きるためにも人間と同じように酸素が必要です。ですが、過密状態で飼育していれば酸素欠乏が起こりやすくなってしまいます。

また、狭い水槽の中にたくさんの金魚がいればそれだけ糞も多くなり、アンモニア中毒になる可能性も高くなってしまいます。理想は3リットルの水に対して1匹の金魚なので、それを目安に過密ならないようにしましょう。

水温の変化

金魚というのは5度から30度程度の広い温度に適応することができます。ですので、適応範囲としては広いのですが、「水温の変化」には強くありません。

つまり、「水温を安定させる」のがとても重要なのです。水温が数度変化するだけでも深刻なダメージを受けてしまうケースもあるほどなので、水温の変化には注意しましょう。

病気によるもの

餌や糞などによる水質の変化や餌のやりすぎによって飼っているうちに病気になってしまうということも当然あります。そして買ってきたばかり、金魚すくいで取ってきたばかりのその時点ですでに病気だったというケースもあります。

つまり、自分の家に来る前から病気だったという可能性があるのです。健康な金魚を見分けるのは、発色がキレイで鮮やかな色をしているという部分や、「元気に泳いでいる」という見た目から判断することができます。

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金魚すくいの金魚を長生きさせるには?

金魚はペットショップにも売っていますので、「買う」という形でペットにすることもありますが、やはり「金魚すくい」というきっかけも少なくありません。

そして、金魚すくいで取ってきた金魚は「すぐ死んでしまう」ということを言われることが多いですが、これを長生きさせるにはどうしたら良いのでしょうか。そのためのコツをご紹介しますので、確認し参考にしてみてください。

すぐに持ち帰りバケツに移す

まず金魚すくいで取ってきたということは「家には飼う環境が整っていない」ということになるでしょう。そういった場合に、金魚すくいで入れてもらったビニール袋のままにしてしまう人もいますが、それはNG行為です。

先にもお伝えしているように過密状態で金魚を飼ってはいけません。また水温の変化にも弱いことはお伝えしましたが、水が少なければそれだけ温度変化しやすいですから、小さな袋のままにするのは絶対にやめましょう。

そして、お祭りの中でブラブラせずになるべく早く持ち帰ります。そしてバケツなど大きいものに素早く移すようにします。

水の用意

金魚すくいから持ち帰ってバケツに移していますが、このバケツの水は「水道水」でしょうから、ここにそのまま長く入れていてもいけません。

カルキが入っている水なので金魚にとっては良くないものとなります。持ち帰った当日は仕方ありませんが、その日のうちに別のバケツに水を張っておいてこれを1日天日干しします。

この天日干しした水を用意しておくことが大切なので忘れないようにしましょう。

飼育環境を整える

もちろんバケツでそのまま飼うのも良くない環境ですから、飼育環境を整える必要があります。金魚すくいから持ち帰ったその日のうちに用意できればいいですが、遅くとも翌日にはなるべく用意するようにしてください。

水槽はもちろんのこと、水質を安定させるためのフィルターや先にも挙げた酸素供給のためのエアレーション、さらに水温を一定に保つ装置なども用意できたら理想的です。

その水槽の中に天日干しした水を入れて、そこに金魚を移してあげましょう。

餌のあげ方

金魚の餌やりについては「あげすぎない」ということが重要です。金魚というのは実はエネルギー効率が非常に良い魚で、それほど多く食べなくても生きていられます。健康な金魚であれば2週間は何も食べずに生きていられるほどです。

それよりも餌の食べ残しによる水質の変化のほうが深刻ですので、餌は基本的に「食べ残さない量」を与えることが重要です。それさえ気をつければ与える量や回数、時間などはそれほど重要ではありません。

水換えの仕方

水換えの仕方については先にお伝えしたように、水道水をそのまま水槽に入れるのはNGですから、天日干しなどをしてカルキを抜いたものを用意しておくことが大切です。

さきに金魚をバケツなどに移して水槽の水を抜きます。そして、糞や食べ残しなどをしっかり掃除して、そこにカルキ抜きの済んだ水を入れて金魚を戻せば良いでしょう。

「光に当てる」「ストレスを与えない」など他の生物にもいえること

金魚は身近で「金魚すくい」のようなところで取ってくる魚なので、なぜか「雑に扱っても平気」という先入観を持っている人がいます。それがすぐに死んでしまう原因にもなっているのです。

あまり暗い部屋で飼っていると病気になりやすくなるので1日2時間は光が入るようにしましょう。また水槽を叩いたり、水の中に手を入れたり、頻繁に水換えをする、テレビや音楽の音が大きいなどはストレスになりますので避けます。

そういった「動物が嫌がりそう」なことは金魚にとっても良くないことなので、雑に扱うようなことはせず大切に金魚のことを考えて飼うようにしましょう。

金魚の寿命は短くない

「金魚はすぐ死んでしまう」と思われていて、寿命が短いとも思われていますが、ここでご紹介したようにそれほど寿命は短くありません。

しっかりと長生きするように大切に飼育すれば10年以上生きる個体もたくさんいます。良い環境で飼育してあげることで長く生きることができるのです。

手入れをしすぎても逆にストレスになる可能性もありますから、適度な距離感で金魚とよい関係を築いて長生きさせてあげましょう。

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