渡辺友子(ジェリー藤尾と元妻)の今現在！娘は？離婚騒動について詳しく解説！

抜群の歌唱力と明るいキャラクターで人気があった渡辺友子さん。以前は渡辺トモコ、渡辺ともこと名乗っていましたが、現在は渡辺友子の名前で活動しています。

歌手でタレントのジェリー藤尾さんと結婚後は、一家揃ってバラエティ番組に出演したり、CMに起用されたりと、良妻賢母のイメージが強かったのですが、突然の離婚騒動が沸き起こり、世間を驚かせました。

当時、離婚の原因はジェリー藤尾さんにあると報じられましたが、その後事態は一変します。今では、ジェリー藤尾さんとの離婚の原因は、渡辺友子さんの不貞とも言われていますが、真相は何だったのでしょうか。噂されている男性遍歴についても調べてみました。

昭和の時代に歌手やタレントとして活躍した渡辺友子さん。ジェリー藤尾さんとの結婚を機に、一時芸能界を引退していたこともあって、若い世代では、知らない人も多かもしれません。渡辺友子さんについてご紹介します。

10代で歌手デビューし、人気者になった渡辺友子さん。幼少のころよりその歌唱力は抜きん出ていました。渡辺友子さんの幼少期からの経歴について調べてみました。

渡辺友子さんは、幼少期から歌が上手く、戦前から続く日本最古の名門児童合唱団「音羽ゆりかご会」や「ポリドール児童合唱団」に所属し、童謡を歌っていました。

伝統ある児童合唱団で、日本の童謡を歌っていた渡辺友子さんですが、1958年、わずか14歳でジャズに目覚め、才能を開花させます。

ジャズに転向し、みるみる頭角をあらわした渡辺友子さんは、1960年、16歳のときに「渡辺トモコ」の芸名で歌手としてデビューします。

デビュー曲は「ザ・ハイティーン」で、その後もアメリカ西部開拓時代のバラード「いとしのクレメンタイン」をカバーした「トモコのクレメンタイン」や「ケアレス・ラブ」などの楽曲をリリースし、人気を得ます。

歌手として順調なスタートを切った渡辺友子さんは、映画やドラマ、バラエティ番組などにも出演し、ますます人気を博していきます。

結婚後は一時芸能界を引退していましたが、明るく爽やかなキャラクターは好感度が高く、家族そろってのCMも好評で、バラエティ番組への出演や、歌謡番組の司会などを経て、徐々に芸能活動を再開しました。

離婚後はドラマや舞台、ミュージカルにも活動の幅を広げ、コンサートやイベントなどにも参加しています。

タレントとしても人気が高かった渡辺友子さんですが、主な活動は歌手です。10代とは思えない情感たっぷりのジャジーな歌声は、多くの人を虜にしました。とくに記憶に残る渡辺友子さんの代表曲をご紹介します。

「ザ・ハイティーン」は、渡辺友子さんのデビュー曲で、1960年に「渡辺トモコ」の芸名でリリースされました。60年近く前の作品なので、音源を見つけることは困難です。

「いとしのクレメンタイン」は、ゴールドラッシュに沸くアメリカ西部で恋人を事故で失った女性の心情を歌ったバラードで、1946年に公開された、ジョン・フォード監督の西部劇の傑作「荒野の決闘」の主題歌になったことで一躍有名になりました。

日本では、「雪山賛歌」のメロディとしてよく知られています。「雪よ、岩よ、我らが宿り。俺たちゃ街には住めないからに」の歌詞は、どこかで耳にしたことがある人も多いはずです。

渡辺友子さんの「トモコのクレメンタイン」は、「いとしのクレメンタイン」の日本語訳で、渡辺友子さんの代表曲です。

「トモコのクレメンタイン」に続く楽曲としてリリースされた「ケアレス・ラブ」ですが、発売から60年近くたった現在、デビュー曲の「ザ・ハイティーン」同様音源を見つけることは困難です。

明るく可愛らしい容貌からは、迫力のある歌声は想像もつきませんが、可憐な見た目とムードある歌唱のギャプが人気の理由の一つでもありました。

渡辺友子さんは、歌手として大ブレイクしたわけではありませんが、実力のある若手歌手として、いろいろな番組に出演していました。そんな中、渡辺友子さんはジェリー藤尾さんと結婚し、幸せな家庭を築いていたかに見えました。

渡辺友子さんの結婚から、離婚に至るまでの経緯を見てみましょう。

16歳で歌手デビューし、順調にキャリアを重ねていた渡辺友子さんですが、デビューから4年後、歌手でタレントのジェリー藤尾さんと結婚します。

このとき、渡辺友子さんは弱冠20歳、お相手のジェリー藤尾さんもまだ24歳での結婚というのは、今の時代からは早すぎるような気もしますが、1964年、昭和39年当時はそれほど珍しいことでもありませんでした。

ジュリー藤尾さんは、日本人の父とイギリス国籍の母の間に生まれたハーフです。6歳ごろまで上海で育ち、日常会話は英語だったため、戦後日本に引き揚げてきてからは、その容貌と言葉の壁から差別や偏見にさらされたと言います。

母であるオリビア・ヒース・ゴンザレスさんは、異国での孤独と心労のためアルコール依存症になり、ジェリー藤尾さんが中学生のときに急死しています。

その後ジュリー藤尾さんは、愚連隊の用心棒を務めるほど荒れた生活に身を落としますが、音楽と出会い、1957年、ジャズ喫茶で飛び入りで歌っていたところをスカウトされ、芸能界に入りました。

1958年には高校を中退し、歌手、俳優として本格的に活躍する中、1962年、NHKの人気番組「夢で逢いましょう」に出演。ジュリー藤尾さんの4枚目のシングル「遠くへ行きたい」が、同番組の「今月の歌」に選ばれ、一躍人気者になりました。

ジェリー藤尾さんは、名前が似ているせいか、先ごろ亡くなったジャニーズ事務所のジャニー喜多川さんや、その姪の藤島ジュリー景子さんと関係があるのでは？と勘られることもあるようですが、無関係です。

渡辺友子さんとジュリー藤尾さんの出会いは、1961年放送開始のTBSの歌謡番組「パント・ポップ・ショー」で、二人で一緒に司会を務めていました。

1962年に「遠くへ行きたい」が大ヒットして波に乗るジェリー藤尾さんの次のシングル「ヤング・セブン」では、B面「ふたりの唄」で、デュエットもしています。

結婚後の渡辺友子さんは芸能活動を停止し、ほぼ引退状態でしたが、一家そろって出演したバラエティ番組やCMで、快活で爽やかな良妻賢母ぶりが知られるようになると、徐々に露出が増え、歌番組などの司会を経て芸能界に復帰しました。

渡辺友子さんとジェリー藤尾さんは、芸能界きってのオシドリ夫婦として有名でしたが、1985年秋ごろから不仲の噂が聞かれるようになり、当初は否定していたものの、その年のクリスマスイヴに渡辺友子さんが家を出るかたちで別居し、翌1986年7月には正式に離婚が決定しました。

渡辺友子さんとジェリー藤尾さんの間には、二人の娘がいます。長女は美紀さん、次女は亜紀さん。一緒に車のCMにも登場するほど、仲の良い家族でした。

現在は二人とも結婚し一般人ですが、美紀さんは清水宏次朗さん主演のオリジナルビデオ「極道ステーキ」、亜紀さんは中山美穂さん主演のドラマ「セーラー服反逆同盟」に出演するなど、一時期女優として活動していました。

ジェリー藤尾さん離婚後、「セーラー服反逆同盟」で亜紀さんと共演を果たしています。

2人の娘にも恵まれ、誰もが羨む幸せな家庭を築いていたかに見えた渡辺友子さんとジェリー藤尾さん。突然の離婚騒動は世間を驚かせました。当然、マスコミは離婚の原因についていろいろと書きたてましたが、当初の見解と事実との間には大きな隔たりがあったようです。

後に娘さんが暴露した、渡辺友子さんとジェリー藤尾さんとの離婚の真相とは何だったのでしょうか。

1985年のクリスマスに家を出た渡辺友子さんは、翌年マスコミに別居を嗅ぎつけられると、「離婚に向けた別居」ということを明言し、暴力の有無について尋ねられると「そういうこともありました」と答えました。

さらに、ジェリー藤尾さんと渡辺友子さんの家族との不仲や、酒浸りな生活、夫婦の収入が逆転したことによる経済格差などを離婚の理由としてあげたことから、ジェリー藤尾さんは、「飲んだくれ亭主」とのレッテルを貼られ、バッシングの嵐にさらされました。

この結果、ジェリー藤尾さんはマスコミや世間からの非難を一身に浴び、表舞台から姿を消すことになりました。

離婚について多くを語らないジェリー藤尾さんは、渡辺友子さんの言い分を鵜呑みにしたマスコミや世間に袋叩き似合いましたが、その様子に次女の亜紀さんが業を煮やし、「このままではママばかりがいい格好して、パパが悪者になっている」と友だちに告白。

姉の美紀さんと一緒に記者会見して、真実を明らかにしたいとも訴えました。これによりジェリー藤尾さんへのバッシングは終息し、離婚騒動は落ち着いたかに見えましたが、1990年、財産分与トラブルによって、二人の諍いは再燃します。

渡辺友子さんはジュリー藤尾さんに、2億円の慰謝料請求を行っていましたが、これに今度は長女の美紀さんが激怒し、渡辺友子さんとジェリー藤尾さんの離婚は、母である渡辺友子さんの度重なる不貞が原因であったことを暴露しました。

離婚に際し、渡辺友子さんは二人の娘の親権を主張していましたが、娘たちは二人とも、自らの意志で親権者の欄に父親であるジェリー藤尾さんの名前を記入しました。

後にジェリー藤尾さんは、その書類を見たとき「涙が出た」と語っています。長女の美紀さんは、週刊誌の取材に対し、離婚の原因が、母親の浮気にあったことを明言するとともに、「あの人はクズ」とまで言い放っているので、親子といえども軋轢は深そうです。

40歳で離婚した渡辺友子さんですが、現在では74歳になっています。来年はデビュー60周年を迎えますが、現在はどのような活動をしているのでしょうか。

離婚後も、ドラマや舞台、ミュージカルで活躍していた渡辺友子さんですが、1994年を最後に表立った活動はしていません。しかし、芸能界から完全に身を引いたわけではなく、チャリティイベントや地方でのコンサートなど、音楽活動は続けています。

2018年には、BSフジのクイズ番組にも出演しています。

離婚当時40歳の渡辺友子さん。離婚の原因が渡辺友子さんの度重なる不貞であったのなら、「恋多き女」と言っても間違いではないでしょう。独身に戻ってさぞや華やかな恋愛遍歴を重ねてきたのではと思われますが、再婚の事実はないようです。

離婚当時何も語らず、マスコミや世間の一方的なバッシングにあって辛酸をなめたジェリー藤尾さんですが、時を経て、重い口を開くこともありました。元妻の名前を呼ぶことすら嫌だというジェリー藤尾さんの言葉には、離婚によって負った心の傷の深さがうかがわれます。

親権者としてジェリー藤尾さんを選んだ二人の娘とは、良好な関係が続いているようで、次女の亜紀さん、その娘の千晶さん、そしてその娘の千沙さんと、テレビの人気番組「徹子の部屋」で4世代共演を果たしています。

ジェリー藤尾さんは、現在、千葉の有料老人ホームに入居しています。二人の娘は同居を望んだようですが、「迷惑をかけたくない」と、自ら入居を決めたとのこと。離婚に際しても黙して語らない男の美学は、こんな所にもあらわれているようです。

現在ジェリー藤尾さんは79歳。面変わりした姿に病気なのではと、心配する声が聞こえないわけではありませんが、家事全般は一人でこなせると自信たっぷりのジェリー藤尾さんは、まだまだお元気なようです。

家庭的で理想の妻、母のように思われていた渡辺友子さんですが、離婚後のごたごたですっかりイメージが変わってしまいました。離婚の理由が理由だけに、元夫のジェリー藤尾さんと二人の娘との確執は今も消えていないのかもしれません。

一時の気の迷いなのか、もともと家庭に収まりきらない女性だったのか、外野からはうかがい知ることはできません。なんにせよ、どんなに自分が悪く言われても沈黙を守り通したジェリー藤尾さんは立派でした。