福岡の方言(福岡弁・博多弁)はかわいい!好きや告白などの方言を紹介
全国的にかわいいと定評の福岡弁。実は福岡県内にもいろんな方言があり使い方もたくさんあります。今回はかわいいだげじゃない、知っておくと楽しい面白い方言を一挙ご紹介したいと思います。さらに好きな人への告白やありがとう等、日常会話を福岡弁の例文してみました。
目次
- 1福岡の方言を使ってみたい!なまりが可愛すぎると人気!
- 2福岡の方言の種類と特徴
- 3【福岡の方言】告白にも使えるかわいい方言を10選紹介
- 4福岡のかわいい方言①好いとう
- 5福岡のかわいい方言②「~と」
- 6福岡のかわいい方言③「~やけん」
- 7福岡のかわいい方言④「~ばい」
- 8福岡のかわいい方言⑤「ばり~」
- 9福岡のかわいい方言⑥「~っちゃん」
- 10福岡のかわいい方言⑦「しゃあしい」
- 11福岡のかわいい方言⑧「よか」
- 12福岡のかわいい方言⑨「~りい」
- 13福岡のかわいい方言⑩「~か」
- 14福岡の日常よく使う方言ランキングTOP5
- 15福岡のまだまだ覚えたい方言一覧
- 16目上の人には要注意!?博多弁には敬語がない!
- 17知れば使いやすい福岡の方言!普段の会話にチョイ足しするだけ!
- 18方言に関する記事はこちら!
福岡の方言を使ってみたい!なまりが可愛すぎると人気!
世間に聞く好きな方言でも常に上位にランクインされる福岡の方言ですが、実際に話している子を見かけたことはありますか?聞いているだけでもかわいい「~と?」という語尾や、ゆったりとした抑揚のなまり。どちらも女性の可愛らしさを引き出すことに抜群の効果あるでしょう。
そこで、福岡の方言をマスターして気になる方の前で披露してみてはいががでしょうか!?
さらに、告白にも使える例文もたくさんご紹介します!
福岡の方言の種類と特徴
福岡は方言の種類が多く地域によって様々です。福岡県内でも「博多弁」「福岡弁」「久留米弁」「北九州弁」「筑後弁」「筑豊弁」など分類されます。県外の人がそれぞれのなまりを聞いても違いはわかりづらいかもしれませんが、地元の人にとっては全然違う!!となるようです。
各方言に細かな特徴や違いはありますが、ここでは福岡の方言を「福岡弁」と総称してご説明します。
博多弁の特徴
博多弁とは本来、福岡市博多区地域のみに使われる方言ですが、現在では福岡市全域で使われる方言を博多弁と総称されています。博多弁の特徴としては、「~ちゃん」「~やけん」「~ばい」と語尾なまりが挙げられます。他にも「しゃあしか」「ぎょうらしか」など独自の表現もあります。
しかしながら、実際に厳密な博多弁を使う若い人たちは少なく、大抵は博多区育ちの人か年配の方になります。
福岡弁の特徴
福岡弁といえば昔は「がっしゃい言葉」というもの存在していましたが、これは使う人が限定的すぎて浸透せず今現在では廃語なっているようです。ここで紹介する福岡弁は「なんしようと?」「~やけん」など、博多弁ほどコテコテではないけれど、語尾や抑揚は博多なまりの方言ことをいいます。
しかし福岡に住んでいる人の多くは自分は博多弁を話しているという認識なので、福岡弁と言われるのは言われ慣れてないかもしれません。
【福岡の方言】告白にも使えるかわいい方言を10選紹介
何と言ってもかわいい福岡なまり!告白するときは勿論、気になる人と一緒にいる場合にも福岡弁を使えば、相手をキュンとさせたり、かわいいなと意識してもらえる可能性高いでしょう。
ここで、是非覚えていただきたい福岡のかわいい福岡弁をご紹介します。
福岡のかわいい方言①好いとう
福岡弁で言われたい言葉でトップにランクイン間違いなし文字通り「好き」の意味になります。人に対してだけではなく、物や好みを伝えるときにも用いられます。
しかし、実際に「好いとう」を常用する若い子は少なく、主にご年配の方や博多区周辺の人たちが使っています。
ちなみに「好いとう」の反対語は「好かん」になります。
福岡の方言「好いとう」の使い方《例文紹介》
福岡弁で告白するならこの一言に尽きます。下の例文は食事などの席でサラッと言ってみると、相手に福岡のなまりはかわいいなと思ってもらえるでしょう。
あんたんこと好いとうよ! | あなたのこと好きだよ! |
私、これ好いとうけん、とっとってね。 | 私、これ好きだから、取っておいてね。 |
福岡のかわいい方言②「~と」
福岡弁でも最も知名度のある語尾の「~と」ですが、使い方のほとんどが「どこ行くと?」や「なんしよーと?」といった疑問形に用いられます。話すときのなまり方は上がり調子になるので、語尾が下がらないように注意しましょう。
「あっち行くと!」となると、口調が強くなり言い切る形になってしまうので、「~と」を使う場合は相手になにかを尋ねる場合に使用すると良いでしょう。
福岡の方言「~と」の使い方《例文紹介》
告白する前に確認も大事です。
私のことどう思いよると? | 私のことどう思ってるの? |
福岡のかわいい方言③「~やけん」
これも代表的な福岡弁と言えます。また「~けん」とも使われます。意味は「~だから」になります。接続詞として以外にも文頭に使うこともあります。
福岡の方言「~やけん」の使い方《例文紹介》
思い切って相手に告白するときはこう言いましょう。
好きやけん、わたしと付き合って! | 好きだから、わたしと付き合って! |
福岡のかわいい方言④「~ばい」
こちらは福岡弁というよりは博多弁になります。言い切りの表現になるので、”待ってる“が「待っとうばい」や”食べたよ”が「食べたばい」になります。博多地域ではよく使われていますが、その他の地域の人は「待っとうよ」や「食べたっちゃ」というようです。
福岡の方言「~ばい」の使い方《例文紹介》
なかなか告白してくれない相手に小悪魔的な感じで言うとかわいいフレーズです
あんたん気持ちしっとーとばい | あなたの気持ち知ってるんだよ |
福岡のかわいい方言⑤「ばり~」
福岡弁で「ばり」は「とても、すごく」などの意味です。こちらは福岡の全地域、全世代で使われています。福岡名物のラーメンでも、麺の硬さに「バリかた」があるぐらいポピュラーな方言です。
語源は英語の「very」といわれています。「ばり嬉しい」「ばりすごい」など簡単でだれでも使いやすい方言です。
ちなみに「大好き」より上の最上級が「ばり好き」として使われることもあります。
福岡の方言「ばり~」の使い方《例文紹介》
気持ちを伝えるときに使うと可愛く素直な印象になるでしょう
ばり嬉しい、ありがとう! | すごく嬉しい、ありがとう! |
こればりうまかっちゃん | これとっても美味しいんだよ |
福岡のかわいい方言⑥「~っちゃん」
福岡の女の子はこの語尾を使うことが多いです。「おなか空いとうっちゃん」や「明日仕事っちゃん」など言い切りの語句に用います。似たような福岡弁で「~たい」がありますが、こちらは「~ちゃん」のほうより言い方が強い印象になります。
福岡の方言「~っちゃん」の使い方《例文紹介》
告白できなくても、困ったように言ってみると相手がキュンとなる一言です。
一緒おるとドキドキするっちゃん | 一緒にいるとドキドキするの |
福岡のかわいい方言⑦「しゃあしい」
これも博多弁です。意味は「うるさい、さわがしい」になります。博多の人に意味を聞くと「せからしいってことよ」を言われるかもしれませんが、「せからしい」も同じ意味の方言です。博多の年配の方が使う頻度が多いですが、福岡で育った人には馴染みのある言葉です。
福岡の方言「しゃあしい」の使い方《例文紹介》
人多い場所で告白するのが恥ずかしいときはこう言います。
ここはしゃしいけん、あっち行こ | ここは騒がしいから、あっち行こう |
福岡のかわいい方言⑧「よか」
福岡弁で「良い」の意味です。日常会話でもよく使われるわかりやすい方言です。しかし、地元の人でないと使い分けるのは難しく、かっこいい”を「かっこよか」と言い”かわいい”は「かわいか」で、かわよかとはなりません。同意するとき以外にも使われる場面は多いですが、意味を捉え間違えないように気を付けましょう!
福岡の方言「よか」の使い方《例文紹介》
「よか」を使いこなすと、ぐっと福岡弁っぽくなります。
そっちの好きなごとしてよかよ | 君の好きなようにしていいよ |
気ぃ使わんでよかよ、ありがとう。 | 気を使わなくていいよ、ありがとう。 |
その髪型、かっこよかね | その髪型、かっこいいね |
福岡のかわいい方言⑨「~りい」
福岡弁で「~りぃ」は相手に何かを促す場合に用います。同じように「~しい」があります。“気を付けて”を「気を付けりぃ」”早くして”「はよしい」などです。ちなみに博多弁には「~しんしゃい」という方言がありますが、これは「しなさい」の意味になるので、「~しい」のほうが穏やかな印象になります。
福岡の方言「~りい」の使い方《例文紹介》
手作り料理を前にこういうと、いい女度が上がるでしょう。
おかわりあるけん、たくさん食べりい | おかわりもあるから、たくさん食べて |
福岡のかわいい方言⑩「~か」
福岡弁の「~と」に並び、老若男女問わず使う頻度は最も多い方言です。「すごかー」「かわいかー」「おいしかー」など、気持ちをいっぱい伝えるときに使います。語尾を伸ばすように言うと可愛く伝わるでしょう。イメージとしては「すごいなー」「かわいいなー」「おいしいなー」というふうになります。
福岡の方言「~か」の使い方《例文紹介》
デート中にこう言われて嫌な気分になる人はいないでしょう。
○○君と一緒おると楽しかぁ | ○○君と一緒いると楽しいなぁ |
福岡の日常よく使う方言ランキングTOP5
福岡の人たちがよく使う方言やなまりをランキングにしてみました。いままでご紹介した例文は告白や好きアピールに使うようなイメージですが、こちらでは日常会話でよく使う福岡弁をご紹介します。
福岡のよく使う方言第5位「ちかっぱ」
福岡弁で「とても、すごく」になります。使い方としては「ちかっぱすごい」「ちかっぱウケる」という感じです。先ほど紹介した「ばり~」と同じような方言です。この方言は北九州の方でよく使われているようです。
語源は「ちからいっぱい」が短縮されて「ちかっぱ」になったと言われています。
ありがとう!ちかっぱ嬉しい! | ありがとう、とても嬉しい! |
福岡のよく使う方言第4位「とっとーと」
福岡弁を紹介する際によくメディア等でも話題になる語句です。意味は「取ってるの」になります。好きな食べ物を後に食べたいときや、TVを録画するときにも「とっとーと」と使います。
福岡弁の有名な言葉遊びとして「おっとっととっとってっていっとったのになんでとっとってくれんかったとっていっとっとーと」という言い回しがあり、福岡弁に聞きなれてない方が聞くとなんのことだかさっぱりと思いますが、意味は「(お菓子の)おっとっと、取っといてって言ってたのに、なんで取っといてくれなかったのって言ってるの」というふうになります。
お楽しみは最後にとっとーと | お楽しみは最後に取っておくの |
福岡のよく使う方言第3位「なおして」
これは修理の「直す」や治療の「治す」という意味ではなく、片付けの「しまう」意味します。福岡で生活している人はこれを方言知らない人もいるぐらい常用されています。
よくある話が、福岡弁の人が他所の地域の人に「そこの荷物なおしとって」言うと、どこか壊れてたり修理しないといけないのかな?と勘違いをさせてしまったりするようです。
語源は「納す(のうす)」からきているという一説もあるようです。
洗濯物なおしとってくれたんやね、ありがとう。 | 洗濯物しまってくれたんだね、ありがとう。 |
福岡のよく使う方言第2位「来る」
これもまた福岡弁のややこしい使い方になりますが、福岡の人は自分が相手先に行くことを「来る」と表現します。ふつうは「わたしが行くね」と言うところを「わたしが来るね」といい、相手にこちらに向かって来てもらうことも「相手が来る」と言います。
待ち合わせの話をする場合にはすれ違いなってしまいそうな方言ですが、不思議と福岡の人たちはそんなこともなく生活できているようです。
私がそっちに来るけん、家でまっとって | 私がそこに行くから、家で待ってて |
福岡のよく使う方言第1位「なんしとーと?」
福岡弁といえばこれ!と思う方も多いでしょう。「なにしているの?」の意味です。相手になにか尋ねる場合には必ずといっていいほど福岡各地で使われます。使い方も簡単で他県の方でも会話の入り口として使い易い一言です。男性の方が女の子に「なんしようと?」と言われたらキュンとくること間違いなしです。
今なんしとーと? | 今なにしてるの? |
福岡のまだまだ覚えたい方言一覧
福岡弁 | 訳 | 例文 |
しゃれとんしゃあ | おしゃれですね | あの人はいつもしゃれとんしゃあ |
いっちょんわからん | ちっともわからない | 英語はいっちょんわからんよ |
かたらせて | 仲間に入れて | その遊び、わたしもかたらせて |
ぎょうらしか | 大げさだ | そんな傷で病院げな、ぎょうらしか |
ほんにわるそやね | 本当にいたずらっ子だね | あんたは昔からほんにわるそやね |
やおいかん | 大変、簡単ではない | この仕事はやおいかんなあ |
はわく | 掃く | 床をほうきではわいとってー |
からう | 背負う | 新品のランドセルをからう |
はらかく | 怒る | あの人はすぐはらかくけん怖かばい |
つまらん | けしからん、余計な | さぼってばっかりでつまらんぞ |
穴をほがす | 穴を空ける | 指で障子に穴をほがす |
えずい | 怖い、おそろしい | あの付近は道が暗くてえずいもんね |
こすい | ずるい | こすいことばっかりしたらいかんよ |
しちゃる | してあげる | 部屋の掃除しちゃるよ |
すーすーす | 肌寒い | 今日は風がすーすーすね |
目上の人には要注意!?博多弁には敬語がない!
先ほどより例文に挙げている福岡弁ですが、いずれも相手が友達や対等な相手に話しかける言葉(ため口)になります。というもの、博多弁には敬語がありません。敬語に関しては標準語のままになります。もし、福岡弁でアピールしたい相手が年上の人や目上の方の場合は失礼のないように気を付けましょう。
強いて敬語を使うのであれば、「なんしよーとですか?」「よかですよ」などとなりますが、これはとてもおじさんくさく聞こえるので福岡の若い世代の人は使っていません。
福岡のお礼の言葉
福岡弁は「ありがとう」などお礼の言葉に関して特に方言はないので、そのまま「ありがとう(ございます)になります。ありがとうではありませんが、感謝したいときや嬉しかった場合には「ありがたかー」と言うこともあります。
特徴は、少しアクセントが変わり「ありがとう」の「がとう」が”低高高”になります。「佐藤」ではなく「伊藤」の発音になります。これは土地によって違いがあり、必ずでもないですが少し意識しておくと福岡弁なまりに聞こえるでしょう。
知れば使いやすい福岡の方言!普段の会話にチョイ足しするだけ!
福岡の方言を一挙ご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。福岡弁は語尾に方言がつく場合が多いのと、難しいなまりもないので日常会話にも取り入れることは簡単です。なにかを尋ねるときは「~と?」、相手になにかを伝えたいときは「~っちゃん」を使えば無理なく話せることが出来ると思います。
かわいいと人気の福岡の方言となまりを普段の話し言葉にチョイ足しして、気になる人や好きな人に告白やアピールしてみてはどうでしょうか?