【夢占い】虹の夢の意味や心理とは？

虹は一種の自然現象です。しかし、その夢のような美しさや、突然現れてまた儚く消えてしまう様子からか、神秘的なもの、また何らかの暗示とされる事が多いです。

虹は世界中で、幸運を呼び込む兆し、または良くないことが起こる暗示、様々な言い伝えがあります。例えば古代中国では虹は伝説の生き物、龍の一種だと考えられていたようで、​空に出た虹を指差すと不幸に見舞われるという言い伝えがあります。

一方で、ヨーロッパの多くの国では良いイメージが強く、虹の下には金のカップが埋まっており、それを手にすると一生幸せに暮らせるという夢のようなジンクスもあります。

同じ虹なのに国や地域で解釈が違うのは興味深いところですが、どちらもやはり、その美しさや神秘性から、何がしかの意味や暗示をあらわすと考えられたのかもしれません。

現実で見る虹もそうですが、夢においても虹は象徴性、心理的意味があり、例えば宗教や神話、スピリチュアルな世界において、虹の夢は大きな意味を持つものとされています。

虹は気象現象の一つなので、見たいと思った時に、すぐ見られるようなものではありません。だからこそ昔から、虹が出ると何かの暗示ではないかと感じる人が多く、心理的に期待や隠れた不安の兆候だと捉えられがちです。

その為か、夢に虹が出ると、今でも、何か現実で突然のチャンスやまたは不運がある暗示だとされています。

夢占いや夢判断では虹の夢を見ると、実際の生活で起こる変化への暗示と、また心理的に転機を迎える兆候だという場合が多いです。例えば学校や仕事、また新たな出会いなどを前にして、期待や不安といったものが心理的な要素となり、虹の夢を見るとも言われます。

虹の夢はまた、これから起こる出来事や、チャンスを、理屈では説明できない、いわゆる第六感が先に感じている為に見る暗示のようなものとも言われています。

霊感や予知といったスピリチュアルな能力はないと思っている人でも、実は夢から暗示を貰っていたり、という事も実は多かったりするのです。

虹の夢といっても、その内容は実に様々で、夢占いでは特に、その虹がどんな虹だったか、どんな状況かで解釈が変わってきます。

きれいな虹の夢を見たら、それは自分への評価や評判が上昇するサインだと言われています。「幸運の訪れ」を暗示する夢なので、見た人は幸せになると言われています。しかし、あまりにギラギラとして鮮やか過ぎる場合は心理的な疲れを表すとも言われています。

例えば、学校や仕事、プライベートなどにおいて、少し高望みしてしまい、現実とのギャップに苦しんでるといった場合には、実は心理的に疲れが蓄積されてしまい、鮮やか過ぎる虹を夢に見るのかもしれません。

虹が途中で雲に隠れている夢、それは希望や夢が達成できない事の予兆であるという説があります。幸運の象徴として挙げられる虹、それが隠れるという事なので、もし人生上手く行っている、と感じているのなら少し立ち止まって見落としなどが無いか注意した方が良いかもしれません。

また、困難な状況にある人は、それが心理的に負担になっている為にこのような夢を見たという可能性もあります。

虹が二つ出てくる夢は、勝負事や競争に勝つ兆候だと言われています。例えば、勉強や仕事だったり、または恋愛においても、片思いなどであればライバルを蹴落とすチャンスが訪れているのかもしれません。

もし、今の状況を悲観的に捕らえている人がこの夢を見たのなら、自身を持って強気で行くと吉です。

虹がたくさんでてくる夢というのは、夢占いの中でも判断が難しいと言われています。2つの虹であれば、それは勝利を導くハッピーな予兆ですが、3つ以上の虹が出てくる場合や、虹が空一面に出ているという場合は、実はその人の心理状態が夢に表れているという場合もあります。

この夢は、周りから自分が幸せに見られないといけない、という思いが強く、それが夢に影響を表しているとも言われています。そう言われてみると、虹が一面に広がった景色というのは綺麗というよりも少し現実離れして、まるでこの世では無い様な、奇妙さや不気味さがあるように感じます。

しかし、もし2つ以上の虹の夢を見た場合でも、違和感や奇妙さを全く感じないというのであれば、単に通常の虹の夢のように「幸運の訪れ」がより強く現れただけという可能性もあります。この夢を見た時は、自分の感じ方や寝覚めの良し悪しも判断の基準にするといいでしょう。

丸い形の虹の夢を見た場合は、自分の中の自由な発想を大切にすべき、という暗示だと言われています。絵を描いたり音楽に携わる、アーティスティックな仕事や趣味を持つ人なら、感性が研ぎ澄まされていく合図となるでしょう。

自由な発想や直感とは、芸術分野以外にも、勉強や仕事、また人間関係において発揮される事があります。常識に縛られた考え方を一旦置いて、自分の感じたままの気持ちを大切にするのが良いという暗示なのかもしれません。

虹の出る場面や虹のかたち以外でも、色からその夢の性質や自身の心理が分かる場合があります。

雨上がりの虹色をイメージするような夢は、立ちはだかる壁や障害だと思っている事が解決するという意味があるようです。現実的な問題以外にも、心理的に壁となっている事、例えば過去のトラウマなどを克服しつつあるというサインの場合もあります。

レインボーカラーというと、７色の鮮やかな色が思い浮かぶように、通常であれば虹は単色ではなく、少なくても赤・黄・青などの３色以上から成ります。

もしも、赤や濃いオレンジなどの単色で、虹の夢を見た場合は、普通の虹の夢が暗示する「幸運の訪れ」よりも更にレアで、強力な効果があると言われています。もしも大きな決断を前にして、判断に迷っている時に赤い虹の夢を見たのなら、本当に自分の望む方を選ぶべき、と神様が背中を押しているのかもしれません。

モノクロームの虹、白や黒といった一風変わった色合いの虹が夢に出てきたら、それはあまり良い暗示ではないようです。これから何か、頭を悩ます事態が発生する、トラブルに巻き込まれる予兆だと言われています。

そんな夢なら見たくないと思う人も多いでしょうが、実は逆に白や黒の虹の夢の意味さえ知っていたなら、事前に兆候を知り、そのトラブルを防ぐ事が出来るという利点もあります。

夢で運命を占だけでなく、その知識を上手く利用する事で、自分の力で悪い事を回避して幸運を招き寄せる事だって可能なのです。その為には夢の意味をよく知る事が大事だと言えます。

虹の夢と一言で言っても、例えばそのシチュエーション次第で、明るくエネルギッシュな感じであったり、少し幻想的で儚げなイメージを受ける場合もあります。

夢占いも同様で、そのシチュエーション次第で意味や暗示が変わってくるので、自分で夢の内容を判断する場合は、その状況やシチュエーションも考慮した方が良いと言われています。

虹といえば、青い空にかかる七色の彩色が思い浮かびますが、実は真っ暗な夜にも虹を見る事があります。かなり珍しい現象ですが、「月虹」と呼ばれるこのレアな虹はその名の通り、月の光を元に作られています。

一度見たら忘れられないと言われるほど、幻想的で美しい虹で、それを夢に見るというのは、やはり特別ラッキーな人だと言えます。月と虹を望む夢の意味するところは、「希望」と言われており、もし困難な状況に立たされている人であれば、救いとなる人の登場や、これから好転する、という暗示になります。

虹の先に太陽が見える夢は、自分にとって絶対的な存在への出会いを暗示していると言われています。それは人間なのか、はたまたチャンスという目に見えない形なのかは分かりません。

ただ、これまでの人生を１８０度変えてしまうような、そんな奇跡のような出会いになる可能性があります。例えば、自分の将来の夢に繋がる大きなきっかけとなる人や機会が巡ってきたり、ずっと求めていた事、片思いの相手や、運命の人との出会い、妊娠、大きなビジネスチャンスなどです。

この夢を見る人にとっての幸運を運ぶ使者のような存在が、太陽なのかもしれません。

虹が消えてしまう夢というと少し心理的には寂しげな印象を受けます。実は夢占いでも、別れや終わりを意味する事が多いのだと言います。身近で意外なところ、例えば恋人や友人、また勉強や仕事といった事で転機が訪れる事を、「虹の消える夢」は暗示しています。

もし、今がとても上手くいっており、自分が幸せだと感じる人でも、少し用心して自分の状況をよく確認するのがいいのかもしれません。しかし、この夢は決して不幸になるとか悲しい事が起こるという訳ではありません。

虹は、世界中、どんな時でも気象条件さえ合えば出現し、そして必ずいつかは消えるものです。幸運も同じように、誰にでも訪れますが、決して永遠の存在ではなく、良い時も悪い時も、出会いも別れもあり、それが次の幸せを導くきっかけとなる事も多いものです。

漠然と虹を見るだけの夢ではなく、時には現実では起こり得ないような事も夢ならば簡単に受け入れられたりします。少し不思議な状況な場合、それはまた「幸せの訪れ」とは少し違った意味合いを持つこともあります。

虹の光をあびる夢、それはずばり、自分にスポットライトがぱっと当たるかのように注目を集める暗示だと言われています。実は真面目にコツコツ頑張っている人や、ずっと想い続けている人がいる場合などは、最大のチャンスが舞い込んでくる予兆なのかもしれません。

能力や経験、また自分自身の隠れた魅力が解き放たれる時が近い合図なので、そのチャンスを掴むべく、心の準備をして万全の態勢を整えておいた方がいいでしょう。

虹が自分の口に入る夢、現実では絶対に起こり得ない状況ですが、この夢を見たあとは、少し用心した方がいいと言われています。実際に伝承もあり、今から200年以上前、室町時代の将軍である足利義政が、虹が池から出てきて自分の口に入ってきたという夢を見たという話があります。

しかしその夢を見た後、まわりで諍いなどがあり、それが発端だったのか、その後は乱世となり、将軍という地位さえも失ってしまったのです。かなり珍しい夢だと思いますが、もしも見てしまった場合は周りの状況に気を配るのを忘れないようにした方が良いでしょう。

自分が虹の根元にいる夢、それは良い考えやアイディアが湧き出てくるというサインです。虹の始まりであるその根元を見つけるというのはとてもロマンがあり、まるで子どもが冒険するかのようなわくわくした気持ちにさせます。

しかし、他の逸話もあり、病気にかかっている人がこの夢を見ると病気が悪化する兆候とも言われています。見る夢の内容だけでなく、現実の状況によっても判断が分かれる夢だと言えます。

異性と綺麗な虹を見る夢。夢占いで言うと、「綺麗な虹」というだけでも幸運を導く夢なのに、それが異性と一緒に見られるなんてとてもロマンチックで素敵な夢だと言えます。もちろん、夢が示す意味も素敵なシュチュエーションです。

そしてその夢の意味するところ、それはなんと「運命の出会い」だと言われています。まだ出会っていな運命の人、また片思いや既に恋人や結婚している人はパートナーとの絆がより強まる兆候を表しています。

虹を渡る夢、楽しげな響きですがなんと暗示しているのは死や喪失といった、今までの虹の夢のイメージとはかけ離れた内容となっています。虹を渡った先、というのは多くの伝承や物語の中で、異世界であったり「あの世」を意味している場合が多く、それもまたこの夢占いの意味を暗示しているかのように感じられます。

しかし、何もこの夢を見たからと言って、自分や身近な人が亡くなる、不幸が起こると決まった訳ではありません。むしろ心理的な意味や象徴的な意味での「亡くなる」や「無になる」とう場合が多いようで、その喪失によって次なる人生のステージへの扉という場合も多いようです。

虹をくぐる夢の意味は、「卒業」だと言われています。学校などの卒業をイメージしがちですが、例えば親子、友人などの社会的な人間関係であったり、ブラック企業や、過度の飲酒、ギャンブルといった悪い習慣や環境からの「卒業」も含む為、悲しいものではなく、むしろ素晴らしい予兆と言えます。

これから何かを始めたい、自分の状況に不満や我慢がある場合は、今こそ、というタイミングの印だと受け止め、積極的にアクションを起こしていくと吉だとされています。

虹が丸みを帯びてアーチのようにかかる様はとても美しいものです、夢占いの中では、このアーチがどこにかかっているかも大切な判断の要素なので、診断する際は、その場所が示す意味もきちんと受け止める事が大事です。

虹が海へかかる夢、それは少しショッキングですが、友人や親しい人の裏切りを表すという説があります。一見、絵のように美しく、虹と海、実際に見たらインスタ映え間違いナシの夢のように美しい景色です。

しかし、その意味する内容は中々重く、虹の夢の中でも要注意な夢のひとつと言えます。

虹が山にかかる夢、それは社会的な成功を暗示すると言われています。そもそも夢占いの中で山は、困難や実現が難しい目標の象徴だと言われています。

それに幸運の訪れをしめす虹がかかっているのですから、やはり達成や成功、それも人生においての大きな成果になるものを得られる前触れだと言われています。

虹が川にかかる夢は、人生の行く先を示していると言われています。川の大きさや、流れの様子なども、もし覚えていれば参考にしてもらいたくて、大きければ大きいほど、その流れが穏やかであればあるほど、人生が安定して順調に進む事を示します。

社会的・世界的な見方をすると虹の示すところは平和の象徴、またはLGBTやゲイの人達のアイデンティティーの表明を表すものともなっています。可愛らしい見た目からイラストなどのモチーフになったり、歌の詩や物語として「虹」を目にした事がある人も多いでしょう。

だからと言って、必ずしも虹の夢の全てが幸福を暗示するものではありません。しかしひとつだけ言える事、それは様々な可能性や判断を知り、自分なりの幸福を得る為のきっかけになるという点です。

ただ、虹の夢を見てラッキーだった、で終わるのではなく、その意味を考え、現実の中に生かしていく事が最も幸せに近づく為の鍵だと言えます。