コミュニケーション能力を向上させる方法!スキルを高める・上げるには?
コミュニケーション能力が高い人は幸せそう。じゃあ、コミュニケーション能力を向上させて、自分も幸せになりましょう。今回はコミュニケーション能力の不足を改善し、向上させる方法や、スキルを高めるトレーニング法を紹介します。コミュ力向上で、自分のレベルも向上です。
目次
コミュニケーション能力を向上させたい!
あの人は人付き合いが上手で、仕事も順調で、とても幸せそう。そんな人の好調の秘密は、コミュニケーション能力の高さです。
コミュニケーション能力は、人と関わることが避けられない毎日の暮らしの中で、まず最初に、向上させたい能力です。人間関係を上手く調整し、仕事もプライベートも充実させるには、コミュニケーション能力の向上が欠かせません。
コミュニケーション能力の向上は、話す・聞くスキルだけではなく、空気を読む・共感するなどのスキルも上げるものです。コミュニケーション能力を総合的に向上させることは、暮らしの質を高めることにつながります。
人に愛されて、仕事もうまくいって信頼される。そんな自分になれるなら、誰だってコミュニケーション能力を向上させたいでしょう。今回は、コミュニケーション能力を高める方法と、必要なスキルを上げるトレーニング方法をお伝えします。
コミュニケーション能力の必要性
コミュニケーション能力は、生きていくうえで欠かせない能力のひとつです。それを高める方法がわかれば、確実に生活の質を高めることができます。
コミュニケーション能力を向上させることで、どのようなところが改善されて、今より幸せな自分になれるのか。ポイントは以下の3つです。
コミュニケーション能力の向上でプライベートを充実させる
いい友人や、理解のあるパートナーなど、人間関係に恵まれている人は、ただ運がいいだけではありません。いい人間関係が築けるのは、その人のコミュニケーション能力が高いからです。
素敵な人が目の前にあらわれても、下を向いてきちんと挨拶できなかったり、相手が話すことに無関心な顔を見せたら、その人はあなたと、コミュニケーションを続けたいと思わないでしょう。
コミュニケーション能力の知識を高め、その能力を今より上げることができれば、コミュニケーションで後悔することも減ります。そして、素敵な人や新しい友人との出会いのチャンスを、逃すこともなくなります。
誰もがうらやましがるような人間関係を築くには、コミュニケーション能力を改善して上げることが欠かせません。
コミュニケーション能力の向上で仕事を成功させる
仕事をするときに一番重視されるのがコミュニケーション能力です。経団連の調査では、企業が新卒採用でもっとも重視する要素として、コミュニケーション能力があげられており、2018年まで15年連続で1位です。
企業にとってコミュニケーション能力は、あって当たり前のものです。その上で、コミュニケーション能力を上げる努力をする人が、よりよい仕事ができるようになるのです。
社内の雰囲気をよくするメードメイカーになれる。会議をうまくまとめあげて評価を高める。セールストークのスキルが高く、営業成績を上げる。仕事ができる人は、今の自分に満足せず、コミュニケーション能力の改善に努めている人です。
コミュニケーション能力を高めて自信に満ちた自分になる
自分に自信が持てなくて、引っ込み思案になりがちだけど、しかたがない。そう考えている人もいるでしょう。でも、それは違います。コミュニケーション能力が低くいことが、周りからの評価も低くしているのです。その結果が、自信の持てない自分です。
コミュニケーションのための方法をよく知り、スキルを上げることができれば、コミュニケーション能力は総合的に改善し向上します。コミュニケーション能力を上げることによって、プライベートの人間関係が充実し、仕事上の問題も改善されます。
プライベートと仕事がうまくいけば、自分に対する自分自身の評価も高まるでしょう。自分の評価を上げることで生まれるのが、自信です。自信があるからコミュニケーションがうまくいくのではありません。コミュニケーション能力の向上が自信を生むのです。
コミュニケーション能力が低い理由
もっともっと幸せな毎日のために、自分のコミュニケーション能力を低くしている原因と、その改善方法をしっかり理解しましょう。
コミュニケーション能力が低い理由がわかれば、改善のために必要な知識やスキル、トレーニング法もわかります。自分のコミュニケーション能力の弱点を、まず、きちんと理解すれば、改善する方法が見えてきます。
相手の話を聞かない
自分が話をするとき、相手の人が興味を持って熱心に話を聞いてくれたら、誰でもうれしく感じます。相手への好感度も上がるし、自分が認められた、と気持ちも上がるでしょう。では逆に、相手がきちんと聞いてくれなかったら、どう感じますか?
コミュニケーション能力が低い人は、自分でも気付かないうちに、相手へ無関心そうな態度を見せてしまっています。実際は話を聞いていても、それが相手に伝わらなければ、相手は、この人は話を聞いていない、と判断します。
話を聞かない人、聞いていてもそれが伝わらない人は、コミュニケーション能力を向上させて、人からの評価を上げるようにしましょう。
相手の気持ちを無視する
うれしかったり、悲しかったり、自分の気持ちをわかってもらえると安心します。では、苦しかったり、つらかったりするとき、相手がその気持ちをわからずに、無関心な態度や、無神経な発言を続けたらどうでしょうか。
自分の気持ちを無視されて嫌な思いをした、という経験は人間関係を悪くする大きな要因のひとつです。コミュニケーション能力が低い人は、自分でも知らないうちに、相手を怒らせるような態度をとっています。
これから紹介するコミュニケーション能力を高める方法や、向上のためのスキルを身につけて、そんな自分の弱点を改善しましょう。
自分のことばかり話す
「あの人と話がしたい」と人から思われる人は、話が上手で面白いというだけではありません。実は、話をよく聞いてくれて、自分以外の人の話にも興味を持って、バランスよく話せるから、他の人があの人と話したいと思うのです。
人の話を聞かず、一方的に自分のことばかり話す人とは、話していてもつまらないし、身勝手さにうんざりすることもあります。コミュニケーション能力の向上が必要な人は、そのような、人の話を聞かない人です。
あなたも、気がついたらつい自分のことばかり話していた、ということはありませんか? 誰でも自分のことを話したいものですが、コミュニケーション能力の向上で自分をコントロールして、バランスよく話せるようになりましょう。
結局言いたいことがわからない…
「この人長々と話してたけれど、結局なにが言いたかったんだろう」。人と話をしていてそう思ったことはありませんか? 言いたいことがわからない、というのは、特に仕事では致命的な欠点になります。
世間話ではそう問題にならないことでも、仕事で何を話しているのかわからければ、社内での伝達や報告もうまくいかないし、取引先から担当を外すように言われたり、社会人としての評価を下げる要因になります。
仕事ができて社会人としての評価を上げるには、コミュニケーション能力の向上で、話し方の欠点を改善させることが大切です。そのためのトレーニングや話す前の準備のしかたもお伝えするので、試してみてください。
コミュニケーション能力を高める方法
コミュニケーション能力が高い人は生まれつきで、もともと才能があった、わけではありません。コミュニケーション能力を高める方法があって、意識して、コミュニケーション能力を向上させる努力をしてきたのです。
ここではコミュニケーション能力を高める方法をお伝えします。自分に足りないところや、気付いていなかったところを自覚して改善し、コミュニケーション能力を向上させましょう。
相手への関心を高めて態度で示す
話し相手に対して、関心や興味を、はっきりと態度であらわしましょう。
相手をちゃんと見なかったり、よそ見ばかりしたり、上の空でいる自分を、相手に見せてはいけません。あなたとあなたの話に興味があります、という態度を見せて、関心があることをわかってもらうことが大切です。
まず、相手から目をそらさず、笑顔をたやさずに、相手に向かって前に乗り出すぐらいの姿勢で接することを心がけましょう。
聞き上手になって相手の信頼感を高める
聞き上手が話し上手、というのは本当です。自分の話を聞いてくれていることを相手がわかってくれるように、まず相手の話をよく聞くことに努めましょう。
「この人は私の話を聞いていない」と思われては、コミュニケーションはうまくいきません。話を聞かない相手と話し続けたい、コミュニケーションをとりたいとは、誰も思いません。
普段の会話では難しく考えることなく、相づちを打ったり、「へえ、そうですか」「それで…」などの言葉を、相手の話に応じてはさんで、話を聞いていることをしっかり相手に示しましょう。
相手の本当の気持ちをくみ取る
自分の本当の気持ちがわかってもらえないのは、つらいものです。苦しさや悲しさを隠して、明るく振る舞っていても、本当の気持ちをわかってもらいたい。そんな思いは誰にでもあります。
コミュニケーション能力が低い人は、相手の本当の気持ちをくみ取って、理解や共感を示すことが下手です。逆に、相手のわかって欲しい気持ちまでくみ取って対応できる人は、相手からの好意や、信頼を得ることができます。
ただ話を聞いて終わり、ではなく、口には出さないけれどわかって欲しい、という相手の本当の気持ちがどのようなものなのか。理解する努力をして共感し、相手からの信頼を得られるようにしましょう。
話の目的や結論を最初に明確に話す
コミュニケーション能力が高い人は、まず、相手の話をよく聞いて共感し、適切な対応ができる人です。しかし、よく人のことがわかっても、いざ話し始めると何を言っているのかよくわからない、では困ります。
話が下手な人の話し方の特徴は、目的や結論がいつまでもはっきりとせず、無駄な説明や脱線が多いことです。言い訳や、「いや、でも」などの否定発言も目立ちます。そんな話し方では、聞く人がうんざりしてしまうのは当たり前です。
最初に、話の目的と結論を、はっきりと話しましょう。言いたいことがわかっていれば、相手もいらだつことなく、余裕を持って対応してもらえます。仕事をスムーズに進めるためには、一番重要で欠かせないコミュニケーション能力です。
話を広げる質問や雑談の力を高める
話が続かないと、相手が親しい人でも、気まずくなることがあります。初対面の仕事の取引相手だと、気まずさは何倍にもなります。では、コミュニケーション能力が高い人は、どうしているのでしょう。
話が続けられる人、話を広げられる人は、ただのおしゃべりではありません。相手から話を引き出す質問をしたり、相手の興味を引く話題をふって話を広げる、などの努力をしているのです。
誰でも自分の知識を人に教えることが好きです。コミュニケーション能力が高い人は、その気持ちを引き出すスキルを身につけています。相手が答えたくなる質問や、教えたくなる話題を出せるよう、日頃から情ニュースや雑学など情報を集めましょう。
非言語コミュニケーションに気を配り空気を読む
コミュニケーション能力の向上というと、話すこと話がうまくなることだと思われがちです。しかし、人のコミュニケーションで、言葉が占める割合は10パーセント以下だと言われています。
コミュニケーションで本当に重要なのは、視覚情報である表情や仕草の変化、机をトントントンと叩き出せば、いらだっているし、あくびをかみ殺せば、退屈している。話していても、話の内容だけでなく、声のトーンやスピードも重要な情報を伝えます。
空気が読めない人は、言葉以外で伝えられる非言語コミュニケーションができない人です。話ばかりに気をとられず、表情や仕草、声のトーンなどに気を配り、空気が読めるようになりましょう。話だけではなく、場の雰囲気をよくすることも大切です。
コミュニケーション能力の向上に必要なスキル
コミュニケーション能力の向上が大切であることはわかりました。では、より具体的にどうすればいいのか。実際にどの様なスキルや、改善のためのトレーニングの方法があるのか。
ここからは、より具体的にコミュニケーション能力を高めるトレーニング方法や、スキルを見ていきましょう。
第一印象をよくするには
人に対する評価は、第一印象でほとんど決まってしまうと言われています。よくない印象を持たれてしまったら、そのあとのコミュニケーションも、うまくいかなくなるでしょう。コミュニケーション能力の向上にとって、実は大事なのが第一印象です。
先ほどお伝えしたように、コミュニケーションでは視覚や聴覚、そして嗅覚も重要な要素になります。「フケが肩につもっていて、なんだか臭う」ような人では、コミュニケーションを避けられてしまいます。身だしなみは全ての基本です。
身だしなみの次は態度です。笑顔で相手の顔をしっかり見て、はっきり元気な声で挨拶をしましょう。明るい笑顔で、相手に好意を伝えることが重要です、人は好意を持ってくれる相手には、心を開いて接しようとします。好意を態度であらわしましょう。
聞き上手になって共感力を高める方法
話を最後までしっかり聞いてくれて、自分の気持ちや考えに共感してくれた。そのような人とは、自分から積極的にコミュニケーションをとりたいと、誰もが思います。人からそう思われるようになるには、「傾聴」のトレーニング方法を取り入れましょう。
「傾聴」はカウンセリングなどでも使われる重要な技術のひとつです。ただ聞くのではなく、聞き手が積極的に相手の話をうながし、本当に言いたいことや気持ちを引き出します。それによって共感を深めて、信頼関係を築くのです。
まず、相手の話を聞くことに集中します。相づちやうなずきで話をうながし、「そうですか」「なるほど」と肯定しながら話を進めます。否定をはさんではいけません。相手を受け入れて、共感することが大事です。
自分が相手の話を理解していることを伝え、さらに、話の内容が明確になるように、「それは、こういうことですね」と、相手の話を要約して繰り返すことも効果的です。
また、人は自分と同じような人に好意を持ちます。不自然にならない範囲で、相手の姿勢や仕草のまねをして、同じところで笑い、同じようにかををしかめるなどの、ミラーリングのスキルも取り入れると、より共感を深めることができます。
きちんと伝わる話し方をするには
聞くことができたら、自分が話す番です。話し方のスキルを上げて、さらにコミュニケーション能力を向上させましょう。
伝わる話の基本は、最初に、目的や結論をはっきりと話すことです。そのためには、コミュニケーションの前に、伝えたいとことを明確にして、結論を出しておきます。そして、何がどのようにしてそうなったか、という話の骨組みを組み立てておきます。
話の最初で、本当に言いたいことがわかれば、相手は余裕をもって話を聞いてくれます。自分が話すときは、分かりやすく無駄のない話し方を、こころがけましょう。とくに仕事では重要なスキルです。
話が続く雑談力を上げる方法
仕事でもプライベートでも、伝達事項を必要最小限話すわけではありません。一日のコミュニケーションのほとんどは、雑談です。仕事の打ち合わせでも、営業でも、相手の気持ちを解きほぐす雑談が、仕事を成功に導くことがよくあります。
雑談が上手な人は、話題が豊富で、最新のニュースや人気のドラマはもちろん、日本各地の話題や身の回りのゴシップまで、数多くの話の引き出しを持っています。まず、様々な情報を取り入れるようにしましょう。
同じ町の出身であるとか、同じ学校の出身、趣味が同じだったり共通の知人がいるなどの話題も、盛り上がって話が続く話題です。相手と共通する部分をみつけて、親近感を深め、よい将来につながる関係を作るように努めましょう。
コミュ障改善!コミュ力を上げるトレーニング
コミュニケーションは相手があってこそできるものです。ひとりでコミュニケーション能力の向上に取り組むのもいいのですが、気の合う仲間と一緒にトレーニングすれば、よりいっそうスキルを上げることができます。
ここでは自分のスキル不足を改善させる、手軽なトレーニング方法をお伝えします。お友達や同僚の方と、気軽に取り組んでみてください。楽しみながらトレーニングをしてコミュニケーション能力を、もっともっと向上させましょう!
インプロゲームその1:あいうえお
人気テレビ番組でも紹介され、簡単でおもしろいトレーニング方法が「あいうえお」です。2人からでもできますが、5人いればより楽しめます。
まず最初の人が「あ」から始まる文を作ります。次の人は、意味がつながるように「い」から始まる文章を作ります。続けて「お」まで、5つの文を作りますが、大切なのは意味の通った文章にすることです。
このゲームは、他の人が言ったことの意味をきちんと理解して、それに合わせた話をする力を養うトレーニング方法です。理解力や判断力、想像力を高める役に立ちます。
インプロゲームその2:はいそのとおり
「はいそのとおり」は人か言われたことを受けて、自分で話を続けていくゲームです。2人でもできるトレーニング方法ですが、他に話を聞いてくれる人がいた方が盛り上がります。
まず1人が、最近実際あったことを話します。「昨日、コンビニでおにぎりを買いました」。そこでもう1人が、関係のないことを話します。「そこに宇宙人が入ってきたんですよね」。最初のに話した人は、「はいそのとおり」と答えて話しを続けます。
意味の通らない無理な話題を取り入れて話を続けることで、発想を柔軟にして、様々な状況に対応する力を付けるトレーニング方法です。ゲームなので、楽しみながら続けられて、コミュニケーション能力も向上していきます。
そしてもうひとつ:20の質問
「20の質問」は、子供の頃にしたことがある人も多い、おなじみのゲームです。ある1人が思い浮かべた言葉を、「それは動物ですか」「それは食べられますか」と質問をして、質問20回までに当てます。
答えに向かって、数多くの質問の中からよいものを選び、早く確実に答えを当てるためには、豊富な知識や思考の柔軟性が試されます。さらに論理的に詰めていく必要もあり、子供のゲームとはいえ、高い能力が必要となるトレーニング方法です。
質問し話を広げる力や、論理的に話を組み立てる力が養われます。
コミュニケーション能力の向上で幸せな自分になりましょう
コミュニケーション能力の向上についてお伝えしてきました。コミュニケーション能力は、暮らしの質を高めるために欠かせない能力ですが、能力が足りないと悩んでいる方も多い実践的スキルでもあります。
コミュニケーションに悩みを抱えている方は、難しく考えないで、まず気軽にできることから、とりくんでみましょう。
「今日は笑顔であいさつできた」「上司に上手に報告できた」。そのような、小さなことのつみかさねが、確実にあなたのコミュニケーション能力を改善していきます。第一印象アップのスキルを上げる「笑顔で自撮り」から始めてみませんか?