スパイダーマンのヒロイン役の名前!メリー・ジェーン・ワトソンことMJなどを紹介
映画「スパイダーマン」をご存じでしょうか。スパイダーマンには数多くの映画シリーズがあり、実は同じ主人公と設定でもヒロインがそれぞれ違うのです。今回はスパイダーマンの映画シリーズの解説と、各ヒロイン、そしてヒロインを演じた女優の上方をご紹介します。
目次
人気映画「スパイダーマン」でヒロインを演じた人気女優を紹介!
「スパイダーマン」は2002年に公開され、その後2004年、2007年に続編が制作され人気を博しました。その後、2012年に出演俳優も監督も一新した「アメイジング・スパイダーマン」が公開され、2014年に2作目を公開、更に新しく2017年に「スパイダーマン:ホームカミング」も公開された大変人気の映画です。
人気映画である「スパイダーマン」は、観たことがなくても名前を聞いたことがある人はとても多いでしょう。今回は、「スパイダーマン」シリーズのヒロインの解説と共に、ヒロインを演じた女優についてご紹介していきたいと思います。
そもそも「スパイダーマン」とはどんな映画?
「スパイダーマン」は1962年にマーベル・コミック社のコミックで初登場し、以降数多くのシリーズ展開で連載されているコミックを、原作にしている映画です。両親を亡くしたのち、叔父と叔母の元で暮らしているさえない高校生のピーター・パーカーが、超人的な能力を身に着け様々な悪役と戦うストーリーになっています。
日本の漫画は1つの作品を同じ漫画家がラストまで描く場合が多いですが、アメリカのコミックは漫画家を変えながら長期連載をしたり、同じ作品でも複数のシリーズ展開をしていたりして、主人公の設定やヒロインが異なる場合があります。
ハリウッドの実写映画では主に「スパイダーマン」と「アメイジング・スパイダーマン」の2シリーズが展開されており、また、新しく「スパイダーマン:ホームカミング」の公開もされましたが、それぞれで設定が少しずつ違います。
スパイダーマンの歴代ヒロイン【スパイダーマンシリーズ】
アメリカのコミックは1つの作品でも、それぞれ展開や設定が違うものが存在するため、ヒロインもシリーズや展開によって変わったり、主人公がヒロインと別れることもあります。
スパイダーマンの映画もサム・ライミ監督トビー・マグワイア主演の「スパイダーマン」で3作品、マーク・ウェブ監督アンドリュー・ガーフィールド主演の「アメイジング・スパイダーマン」で2作品公開されており、それぞれのシリーズでヒロインが異なります。
こちらでは、2002年から2007年までに公開されたサム・ライミ監督の「スパイダーマン」シリーズでヒロインを務めた女優のキルスティン・ダンスト演じるMJことメリー・ジェーン・ワトソンについてご紹介します。
ヒロイン:MJ
相性“MJ(エムジェイ)”と呼ばれるメリー・ジェーン・ワトソンはスパイダーマンである主人公、ピーター・パーカーの幼馴染として登場します。赤い髪の毛が魅力的で社交的な、ピーターの憧れの女性です。しかしオタク気質で内向的なピーターは気持ちを打ち明けられずにいます。
1作目では高校時代ピーターをいじめていたフラッシュ・トンプソンの彼女だったり、ピーターの親友であるハリー・オズボーンと恋人同士になるものの、スパイダーマンに惹かれ、また、ラストではずっと近くにいたピーターへ想いを告げてもピーターに拒絶されます。
2作目ではピーターからの告白を「遅すぎる」と拒絶しピーターの上司の息子である宇宙飛行士のジョン・ジェイムソンと婚約します。しかしMJがピーターへの想いをぬぐいきれないことから婚約破棄されてしまいます。
卒業した後の職業は女優で、3作目ではブロードウェイの舞台にも出演するほどになります。また、3作目ではピーターをスパイダーマンとして受け入れ、晴れて2人が恋人同士になっています。しかし様々な男性遍歴や、これまでのピーターへの揺らぎやすい言動からあまり良い印象を持たないファンも多い様です。
スパイダーマンシリーズでは、女優のキルスティン・ダンストがこのMJを演じました。
演じた女優:キルスティン・ダンスト
キルスティン・ダンストのプロフィール
本名 | Kirsten Caroline Dunst |
生年月日 | 1982年4月30日 |
現在の年齢(2019年現在) | 37歳 |
活動内容 | 女優 |
他の出演映画 | 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」「マリー・アントワネット」 |
アメリカとドイツ、2つの国籍を持つ女優キルスティン・ダンストは3歳より芸能事務所に入り、CM出演等の経験を経て1989年公開の「ニューヨーク・ストーリー」で映画デビューを果たしました。トム・クルーズとブラッド・ピットが出演している「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」で幼いヴァンパイヤ役を演じ数々の賞にノミネートされました。
日本では、ソフィア・コッポラ監督の「マリー・アントワネット」の悲劇の王妃、マリー・アントワネット役が一番有名なのではないでしょうか。
スパイダーマンの歴代ヒロイン【アメイジング・スパイダーマン】
本来、サム・ライミ監督の「スパイダーマン」シリーズで4作目~6作目の続編が制作される予定でしたが、監督の降板により制作予定を白紙にした後、続編ではなく再始動作品として「アメイジング・スパイダーマン」が制作されました。
その為、「スパイダーマン3」ではピーターはもう大人になってスパイダーマンとして活躍していますが、ピーターが高校生の頃から物語が再スタートしています。
どちらかというと内向的でコミュニケーションがうまく取れないことに葛藤のあった「スパイダーマン」シリーズのピーターとは印象が変わり、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのピーターはハンサムで外交的なことで、良い意味でも悪い意味でも話題になりました。
ヒロイン:グウェン・ステイシー ヒロインの役の説明をお願いします。
「アメイジング・スパイダーマン」には前作でメインヒロインだったMJは出てきません。当初MJも出演予定で撮影もされましたが、その全てで登場シーンをカットされ、3作目には晴れて出演予定でしたが3作目制作が打ち切りになってしまい、一切登場することなく終わってしまいました。
このシリーズでヒロインを務めるのはグゥエン・ステイシーで、知的でブロンドの髪が魅力的な女性です。前作「スパイダーマン」シリーズにも、スパイダーマンに助けられ、キスをする女性として登場します。グゥエン・ステイシーは原作コミックでも、ピーターの彼女として登場する人気ヒロインです。
学校一の秀才であるグゥエンはピーターの憧れの同級生であり、警官のジョージ・ステイシーを父に持っています。幼い頃いなくなった父親と共に研究していたコナーズ博士の助手として働いており、大変優秀な研究者です。
「スパイダーマン」シリーズのMJとは違い、グゥエンはピーターに最初から好印象を持っており、紆余曲折なく恋人同士になりますが、1作目でグウェンの父が敵に殺される際に「グウェンを巻き込むな」と忠告したことから2作目では関係がうまくいかなくなってしまいます。
その後再び和解するのですが、スパイダーマンと敵との戦いに巻き込まれて死亡してしまい、ピーターは心に深い傷を負ってしまいます。コミックスでもグウェンの死は1973年に描かれており、大変人気だったグウェンのファンに大きな衝撃をもたらしました。
演じた女優:エマ・ストーン
エマ・ストーンのプロフィール
本名 | Emily Jean "Emma" Stone |
生年月日 | 1988年11月6日 |
現在の年齢(2019年現在) | 31歳 |
活動内容 | 女優 |
他の出演映画 | 「ゾンビランド」「ラ・ラ・ランド」 |
11歳より演劇をはじめ、数々の舞台に出演していたエマ・ストーンは14歳の頃にテレビのタレント発掘番組で役を勝ち取り、テレビ出演の経歴をスタートさせました。その後2007年にコメディ映画「スーパーバッド童貞ウォーズ」で主人公の恋人役を演じ映画デビューします。
以降数々の映画に出演し、2014年にはブロードウェイ・ミュージカル「キャバレー」に出演したのち、2016年のミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」でアカデミー主演女優賞を獲得します。
スパイダーマンの歴代ヒロイン【スパイダーマン:ホームカミング】
2017年に公開された「スパイダーマン:ホームカミング」は、「スパイダーマン」とも「アメイジング・スパイダーマン」ともつながりのない、全く新しい作品で、「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズの1つとして制作されています。
「マーベル・シネマティック・ユニバース」とは、マーベルコミックの作品を全て同じ世界で起きている出来事としてとらえ、様々なマーベルコミック作品に登場するヒーローやキャラクターが作品をまたいで共演します。
「スパイダーマン:ホームカミング」はこのシリーズの16作品目の映画で、ここに登場するスパイダーマンはシリーズ13作品目の「シビル・ウォー」に既に登場している人物であり、そのスピンオフ作品という設定です。また、この作品には3人のヒロイン候補が登場します。
ヒロイン候補①:ミシェル・ジョーンズ
ミシェル・ジョーンズは原作コミックには登場しない、映画オリジナルのキャラクターです。ピーターが通う高校の同級生で、根暗で孤独で変わり者の少女です。似顔絵を描くのが得意で、何故かピーターにつきまとうストーカー気質な部分があります。それがピーターへの恋心なのかどうかは全くわからないまま物語が終わります。
ただ、スパイダーマンファンを驚かせたのは、彼女のあだ名がMJであると明かされる、映画のラストです。MJはスパイダーマンシリーズで重大なヒロインだったメリー・ジェーン・ワトソンと同じ愛称です。今後彼女が本命のヒロインになるかは続編の公開を待つしかありません。
ヒロイン候補②:リズ・アラン
リズは原作コミックにも高校のマドンナとして登場します。成績優秀で美人の人気者で、ピーターも彼女に惹かれています。リズも次第にピーターに惹かれますが、実は悪役であった父親がスパイダーマンに負けて逮捕されたことを機に学校を転校してしまいます。
原作でのリズはピーターをいじめていたフラッシュの彼女であり、後にピーターの親友であるハリーと結婚する、高校の同級生の1人です。
ヒロイン候補③:ベティ・ブラント
ベティ・ブラントは今作内では校内のニュースチャンネルのパーソナリティーを務めており、ピーターをいじめているフラッシュの恋人として登場する他は物語にはあまり関係しません。
しかし、ベティ・ブラントは、原作コミックではピーターの勤める新聞社の秘書で、ピーターの最初の恋人として描かれています。今後続編で物語にもっと関わりを持たせる登場人物になるかもしれません。
ミッシェルを演じた女優:ゼンデイヤ
ゼンデイヤのプロフィール
本名 | Zendaya Maree Stoermer Coleman |
生年月日 | 1996年9月1日 |
現在の年齢(2019年現在) | 23歳 |
活動内容 | 女優・シンガーソングライター・ダンサー・モデル |
他の出演映画 | 「ゾーイの秘密アプリ」「グレイテスト・ショーマン」 |
ディズニー・チャンネルで放送されていた「シェキラ!」に2010年から2013年まで主演し、注目を集めたゼンデイヤは、ディズニー・チャンネルのオリジナル映画でも次々と主演を務めて人気女優として活躍します。また、歌手としても初のオリジナルアルバム「Zendaya」が100万枚のヒットになる等、歌手としても人気です。
女優にシンガーにモデルにと、マルチに活躍する女性です。
リズを演じた女優:ローラ・ハリアー
ローラ・ハリアーのプロフィール
本名 | Laura Ruth Harrier |
生年月日 | 1990年3月28日 |
現在の年齢(2019年現在) | 29歳 |
活動内容 | 女優・モデル |
他の出演映画 | 「ラスト5イヤーズ」「ブラック・クランズマン」 |
2013年にソープオペラであるアメリカの長寿ドラマ、「ワン・ライフ・トゥ・リヴ」に出演し、女優デビューを果たしたローラ・ハリアーは、今作が映画デビュー作であり、女優としてはこれから人気爆発の予感ですが、モデルとしては数々のハイブランドの広告塔を勤める等、すでに大成功をおさめています。
ベティを演じた女優:アンガーリー・ライス
アンガーリー・ライスのプロフィール
本名 | Angourie Rice |
生年月日 | 2001年1月1日 |
現在の年齢(2019年現在) | 18歳 |
活動内容 | 女優 |
他の出演映画 | 「ナイスガイズ!」「エブリデイ」 |
映画デビューが2013年と、未だ女優として活動をスタートさせたばかりのアンガーリー・ライスはオーストラリアの女優です。18歳と若く、あどけない顔立ちと小柄な体型が可愛らしいですが、代表作は未だ少ない為、今後の今シリーズで大躍進を果たす可能性も大いにあります。
スパイダーマンのヒロインで一番人気があるのは誰?
これまでの映画シリーズからスパイダーマンに登場するヒロインをご紹介してきましたが、誰が一番人気なのでしょうか。「スパイダーマン」シリーズでヒロインを務めたMJことメリー・ジェーン・ワトソンと、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズでヒロインを務めたグウェン・ステイシーが知名度も人気も群を抜いていると思われます。
中でも、様々な男性キャラクターと関係を持ったり、精神的に不安定な所を見せるMJよりも、聡明でピーターを支え、非業の死をとげてしまうグウェンには根強いファンが多い印象を受けます。
しかし映画では晴れて「アメイジング・スパイダーマン」シリーズで正式なヒロインになったグウェンですが、このシリーズが興行成績的にはふるわなかった為、日本での知名度はMJの方が上かもしれません。そして今後、新シリーズで新たな人気ヒロインが登場するかもしれません。
スパイダーマンを演じた歴代俳優も紹介
それではここで、映画でスパイダーマンを演じた歴代俳優もご紹介していきたいと思います。
「スパイダーマン」トビー・マグワイア
「スパイダーマン」シリーズでピーターを演じたトビー・マグワイアは、本来のピーターのキャラクター設定である、オタク気質で人とのコミュニケーションをはかるのが苦手な雰囲気をたくみに演じ、高い評価を得ました。
1975年生まれで子役時代からCM出演等で活躍し、俳優として成功したのちは映画製作も手掛ける等、才能あふれる俳優です。
「アメイジング・スパイダーマン」アンドリュー・ガーフィールド
「アメイジング・スパイダーマン」シリーズでピーターを演じたアンドリュー・ガーフィールドはさわやかなイケメンであることから、公開当初はピーターのイメージとかけはなれている、とも言われました。
1983年生まれで舞台俳優として活躍したのち、2007年に映画デビューをはたします。出演作品で多くの賞にノミネートされる実力派で、このシリーズでヒロイン役だったエマ・ワトソンとの交際も報道されました。
「スパイダーマン:ホームカミング」トム・ホランド
「スパイダーマン:ホームカミング」でピーターを演じたトム・ホランドは1997年生まれで2012年よりスクリーンデビューをはたした新人ですが、「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズ13作品目の「シビル・ウォー」でピーター役をいとめたことから、今作で主演をはたし、スターダムにのしあがりました。
今後の続編でも主演を期待される新人俳優です。
スパイダーマンには魅力的なヒロインが沢山
コミック原作の作品だと、ヒロインが固定されているもの、と思いがちですが、スパイダーマンは実在する都市であるニューヨークが舞台だったり、主人公が彼女を変えたりと、リアリティがあることが作品の魅力の1つです。
自分のお気に入りのヒロインを見つけるために、スパイダーマンシリーズを全部みてみるのもよいかもしれません。