教習車の路上事故の責任は誰?自動車学校の路上教習に関して解説

教習所、自動車学校に通っている時、教習車で路上事故を起こしてしまった。まだ自分は運転を習っている立場ですが、その場合の責任はどうなるのでしょうか?今回は、教習所に通っている教習者が路上で事故を起こしてしまった時の責任など、路上教習について解説していきます。

教習車の路上事故の責任は誰?自動車学校の路上教習に関して解説のイメージ

目次

  1. 1教習者で事故を起こしてしまったらどうなるの?
  2. 2教習車で起こしやすい路上事故とは?
  3. 3教習車で事故を起こした責任は誰にある?
  4. 4教習車で事故を起こした場合の保険は?
  5. 5教習車で事故が起きやすい場所
  6. 6教習車によく使われる車種
  7. 7事故をしないためには?
  8. 8教習中でも路上事故は起こさないように

教習者で事故を起こしてしまったらどうなるの?

車を運転するためには必ず通らなければならない道、教習所。自動車学校という言い方もされます。ここで教習を受けている人のことを「教習者」と言いますが、運転を習っている教習者の立場で事故を起こしてしまった場合、どうなるのでしょうか?

路上事故をおこしてしまったらどうなるのか?どういったところが起こしやすいのか?そもそも事故の責任は誰が負わなくてはならないの?など、教習所、自動車学校における事故についてご紹介します。

教習車で起こしやすい路上事故とは?

教習所、自動車学校内ではなく、一般の車の中で走る路上教習。最初はかなり緊張する人が多いでしょう。緊張しているといつもの動きができず、運転を誤ってしまい、事故を起こしてしまうことも。

まずは教習所、自動車学校に通う人が、路上教習をした時に起こしやすい事故の種類についてご紹介します。実は路上事故といっても色々あります。

脱輪

結構多い事故が脱輪事故です。たとえばちょっと草が生い茂ったような道である場合、草に溝が隠れてしまい気づかないまま脱輪してしまうこともあります。最初のうちは道幅の距離感が難しいのも相まって、脱輪しやすいのです。

また、対向車を避ける場合、広い道ならいいのですが、狭い道ですとそのまま溝にはまってしまうこともあります。教習所、自動車学校の教官の指導をよく聞いて、慎重に運転していきましょう。

追突事故

慣れない運転をしているせいで集中力がとぎれてしまい、その結果前の車に突っ込んでしまったり、居眠り運転などをしている車に突っ込まれたりと、実は追突事故は多い事故です。

前者の場合、最悪教習所、自動車学校の教官に体調不良を訴えたりしましょう。少しの疲れがとんでもない事故に結びつくこともあります。

後者の場合、自分は気をつけていても仕方がないことがあります。ふらふらと運転をする車などには気をつけながら運転していきましょう。

人身事故

自分はしっかり運転しているつもりでも、いきなり飛び出してくる自転車や、信号に気づかないお年寄りなどが飛び出してくることもあります。そういったケースでの人身事故は少なくありません。

急に飛び出してくる人間には教官もなかなか対応できないので、結果事故につながってしまいます。

死亡事故

人身事故も、追突事故も、ひどいものであれば死亡事故につながってしまう場合があります。これらが死亡事故につながってしまうのは、たいていの場合「速度を出しすぎてしまっている」場合です。

しっかりと教習所、自動車学校の教官の指示を聞いて、速度を出しすぎないようにちゃんと制限速度を守りましょう。場合によっては、ちょっと遅いくらいでも大丈夫です。その場合、後ろの車を先にいかせるなど、配慮しながら運転しましょう。多くの場合は教習所、自動車学校の教官が指示してくれます。

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教習車で事故を起こした責任は誰にある?

教習所、自動車学校に通っている時、このような事故を起こしてしまった。けれど責任は誰が負うべきなのでしょうか。教習所、自動車学校の教官?それとも自分?

教習所、自動車学校に通っている時の路上事故の責任についてご紹介します。

基本的には運転者の責任

路上教習を受けるには、教習所、自動車学校から「仮免許」を受け取らなくてはなりません。この「仮免許」ですが、「仮」とはいえ立派な免許です。

なので、免許を持って運転している以上、路上事故を起こしてしまったら、それは運転していた本人の責任になってしまいます。仮とは言え、免許を持っていることを自覚し、慎重に運転しなくてはなりません。

仮免許取り消しの可能性もある

仮であっても免許は免許。免許を持って運転をする以上、責任を負わなくてはなりません。免許は責任の証です。なので、最悪の場合せっかくとった仮免許が、取り消しになってしまう場合もあります。

教官に責任はないの?

運転を見守るべき教習所、自動車学校の教官が、もしも運転者を見守るという責務を果たさず、眠っていたりぼーっとしていたりしていた場合、「見守る責任を果たしていない」ということで責任に問われます。

ですが、そうでない場合はあくまで運転者本人の責任です。車を運転しているのは教習所、自動車学校の教官ではなく運転者ですから、責任を負うべきなのは運転をしていた人間となります。

教習車で事故を起こした場合の保険は?

しかし、もちろん教習所、自動車学校であっても事故は事故なのですから、保険というものも存在します。教習所、自動車学校で事故を起こした場合の保険はどうなっているのでしょうか。

自動車学校が負担してくれる

自己責任となることは確かですが、ほとんどの場合教習所、自動車学校が「自動車教習所総合補償保険」と呼ばれる保険に入っています。こうした保険に入っている教習所、自動車学校である場合、事故を起こしても教習所、自動車学校が負担をしてくれます。

教習車で事故が起きやすい場所

それでは次に、どういった場所が事故を起こしやすいのか?教習所、自動車学校での路上事故で多い場所をご紹介します。

高速道路

高速道路での事故。あまり速い速度を出すことに慣れていないので、カーブなどの感覚がつかめず、事故を起こしてしまうケースです。教習所、自動車学校の中では、高速道路のように高速で走ることがありません。

なかなか出すことのない速度に技術がついていけず、事故につながってしまいます。

踏切

踏切も意外に事故が起こりやすい場所の一つです。思いがけず踏切の中に入ってしまったり、踏切で止まる車に間違えて突っ込んでしまったり、意外なところで事故を起こしてしまいます。

前者の場合は教習所、自動車学校の教官が対応してくれることでしょう。

信号機のある場所

実は信号機がある場所もかなり事故が多いスポットです。信号機があるならば大丈夫では?と思うかもしれませんが、信号機を守らない人がごくたまにいるからです。

信号機が青であった場合、細心の注意を払いながらゆっくりと運転をする…などということはしませんよね。周りを見ながら注意はしても、安心して運転をすると思います。

だからこそ、信号無視の車とそのままぶつかったり、信号無視して歩いてくる歩行者などと事故を起こしてしまいます。信号機があっても、注意は必要です。

教習車によく使われる車種

それでは、教習所、自動車学校ではいったいどのような車に乗ることができるのでしょうか?教習所、自動車学校でよく使われる車種についてご紹介します。

トヨタ コンフォート

機能がシンプルでとてもわかりやすい車です。教習所、自動車学校だけではなく、タクシーの車としても見たことがある人はいるのではないでしょうか。

シンプルで扱いやすい車なので、そういった車関連の仕事に使われやすい車種です。四角い角張ったデザインが特徴的です。

マツダ アクセラ

トヨタのコンフォートよりも少し丸みを帯びたデザインが特徴的な車種です。

普通のアクセラにはいろいろなアシスト機能がついていますが、教習車としての教習所、自動車学校のアクセラには、あえてそういったアシスト機能を排除しています。

これは、アシストに頼らずに自分自身で必要な基礎スキルを磨くためです。そういったことまで考えて、教習所、自動車学校専用のアクセラは作られています。

事故をしないためには?

事故をすると保険があるとはいえ、やはり無事故で教習所、自動車学校を卒業したいもの。そのためには、横にいる教授の話をしっかり聞いて運転するようにしましょう。また、スピードを出しすぎないように意識することも大切です。たいていの車が自分より速く走りますが、慌てて合わせないように自分のペースを貫きましょう。

また、体調が悪い時は事前に教習所、自動車学校の教官に伝えるようにしましょう。体調が悪いまま走ってしまっては、とっさの判断ができなくなったり、突然意識を失ったりしてしまうこともあります。自分の体調と相談して運転するようにしましょう。これは、免許をとったあとでも大切なことです。

しっかりと安全運転を心がけて、免許の取得を目指しましょう。

教習中でも路上事故は起こさないように

自分だけではなく、他人を傷つけてしまう可能性もある路上事故。いくら仮免許とはいえ、免許は免許。責任を負わなくてはならない立場に違いはありません。仮だから仕方ない、隣にいた教習所、自動車学校の教官が悪いのだと思わずに、自分に甘えずしっかりと責任を持った運転を心がけましょう。

焦らずに甘えずに、責任を持った安全運転をすることさえできれば、路上事故をせずに免許をとることができます。もちろん、免許をとってからも路上事故は起こさないように気をつけましょう。

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