横綱白鵬の年収はどれくらい？給料体系なども徹底解説

若い世代から年配の人にまで人気のスポーツに、相撲があります。その中でも第69代横綱として活躍されているのが、白鵬です。今回は横綱白鵬の、気になる給料や年収についてまとめていきます。横綱になると、どれくらいの年収になるのでしょうか。

横綱白鵬の給料についてみていく前に、相撲界で人気の白鵬とはどんな男性なのかを確認しておきましょう。白鵬の、簡単なプロフィールをまとめます。

横綱白鵬がどれくらいの給料をもらっているのか気になるところですが、まずは相撲協会の給料の仕組みから確認しておきましょう。相撲協会の給料の仕組みは、一般企業の給料の仕組みとは違うのでしょうか。

まずは相撲協会の給料の、基本給をチェックしておきましょう。基本給は、番付ごとにかわってきます。白鳳のような横綱は282万円、高安などの大関は234万7千円、御嶽海など大関や関脇、小結などの三役と言われる人は169万3千円、幕内で130万9千円、十両で103万6千円です。

横綱は月給で282万円、支払われています。一般的なサラリーマンの月給は30万円程度なので、およそ9倍の月給が支払われている事になるのです。

相撲協会の給料では、賞与もあります。賞与は9月と12月に、月給の1ヶ月分が支払われる事になっています。横綱であれば、9月と12月は賞与282万円+月給282万円が支払われるという事です。

特別手当というものも、月給の他に支払われるものです。これは本場所特別手当が正式名称で、三役以上の番付の力士に支払われるものです。

横綱は20万円、大関は15万円、三役は5万円を年間6回、欠場した日数に応じて減額はあるものの支払われています。

宿泊費は出張手当と呼ばれる事もあります。宿泊費は、3月と7月と11月場所の時に支払われるものです。最大35日分が支払われています。

横綱の宿泊費は8千円、出張手当は日当で3千円です。大関は宿泊費7.5千円、出張手当は2千円になります。三役は宿泊費6.5千円、出張手当1.6千円で、平幕は宿泊費5.7千円、出張手当1.4千円です。十両になると、宿泊費5.3千円、出張手当1.2千円になります。

平幕以下はビジネスホテルに泊まる場合にも、かなり安いホテルに宿泊する必要がありそうです。

相撲協会の給料では、力士補助金も支給されます。力士補助金とは、力士の髪結の補助金として支給されているものです。1月と5月、9月の3回で、番付にかかわらず一律2万5千円が支給されています。

力士報奨金は年6回、十両以上の力士に支給されているものになります。成績給的性格を帯びた金銭支給で、「力士褒賞金の支給標準額」×「支給割合」の金額が支払われています。

力士褒賞金の最低支給標準額は、横綱で150円、大関100円、幕内60円、十両で40円です。さらに金星で10円、幕内最高優勝30円、幕内最高優勝50円になります。

横綱白鵬の場合には、序ノ口 出世時で3円で色々なものが加算されて、横綱での幕内最高優勝が2019年の時点で14回×50円などを含めて2,055円となっています。

支払われる時には、白鴎の場合は「2.055円」×支給割合の計算式で出た金額が支払われるというものです。

懸賞金というのは、いわゆるスポンサーが出してくれるお金になります。懸賞を出す企業は1本、6万2000円からです。そのうち、力士に支払われるのは3万円となっているのです。

スポンサーがどれくらいつくのかによって、力士に支払われる懸賞金は変わってきます。注目される取り組みであるほど、懸賞金は上がると考えていいでしょう。

相撲はスポーツなので、他のスポーツと同じように、優勝をすると優勝賞金が支払われます。番付によって変わり、幕内が１千万円、十両が200万円、幕下が50万円、三段目が30万円、序二段が20万円、序の口が10万円です。

相撲協会の給料の仕組みをチェックしましたが、一般企業の給料の仕組みよりもややこしくて、単価が高い事がわかります。それでは実際に、横綱白鴎はどれくらいの給料になるのかをみていきましょう。

白鵬の年収は想像通りすごいのですが、特にすごいのが懸賞金額だと言われています。懸賞金額の高額トップ3は、全て白鵬になっています。

高額懸賞金額の1位は2010年の2,111本、2位は2012年の1,990本、3位は2014年の1,932本でした。1本6万2,000円、力士に支払われるのは3万円なので、2010年の時には6,333万円が白鵬に支払われた事になります。

ちなみ大量に懸賞金を獲得した時には、いつもお世話になっている付き人たちを食事に連れて行ったり、親方に渡したりするのが恒例の使い道なのだそうです。

それでは白鵬の年収はどれくらいになるのでしょうか。まずは月給を計算してみると、282万円×12で3,384万円です。賞与は2回なので、282万円×2で564万円になります。

特別手当は20万円×6で120万円、報奨金は2,055円×4,000倍で822万円で、822万円×6場所で4,932万円としましょう。

懸賞金は2018年の金額を参考に1,389万円とすると、全ての金額を足して、1億389万円という事になります。さらに優勝すると1,000万円の支給があるため、2回優勝したとして1億2,389万円という事になるでしょう。

それでは白鵬が初土俵から稼いだ総年収となると、どれくらいの金額になるのでしょうか。白鵬の初土俵は2001年ですが、十両に昇進するまで月給はもらえません。序ノ口では1場所10万円にもならない収入なのだそうです。

白鵬がデビューした16歳当時の年収は35万円程度、幕内に進んだ暗いには2,500万円程度になり、大関に昇進した時には7,200万円程度になったと言われています。横綱になってからは1億5千万円を超えているようです。

はっきりと計算をする事はできませんが、ざっくりと計算しても総年収は20億円を超える計算となるでしょう。

年収1億2,389万円なんてすごいと感じるかもしれませんが、収入が高いだけではなく経費も高額であると言われるのが力士です。そもそも、食費だけでもすごいのです。

横綱ともなれば付き人も多く、若い衆もたくさんついています。ご飯を食べる時には、当然横綱がお金を支払うため、1回の食事代で100万を超えるというのはよくある事だと言われています。

さらに力士が着る服は、オーダーメイドとなるため高額です。横綱ともなれば、それなりの服装ではなくてはいけないため、衣服にもお金がかかると言われています。

白鵬もかなりの年収を稼いでいますが、日本人のプロスポーツ選手には、白鵬よりも稼いでいるという選手がいます。どんな人の年収がすごいのでしょうか。

世界のテニスプレイヤーとなった錦織圭さんは、白鵬より年収がすごい日本人のプロスポーツ選手の1人です。2018年のアメリカ経済誌で発表された年収は、3,460万ドルで日本円にして38億円程度だと言われています。

38億円という数字は、とてつもない数字でしょう。しかし錦織圭さんが、テニスの大会で稼いだ賞金は1億8千万円程度なのだそうです。残りの36億2千万円は、スポンサー契約をして得る収入なのだと言われています。

野球で大活躍している、田中将大さんも白鵬より年収がすごいプロスポーツ選手です。2018年の時点で、22億円となっています。

日本で活躍していた時には、東北楽天ゴールデンイーグルス時代で年俸4億円でした。それでも白鵬よりも年収が高いくらいでしたが、メジャーリーガーとなった事で、さらに高い年収を手に入れる事ができています。

松山英樹さんは、ゴルフで活躍されているスポーツ選手です。2017年の年末の時点で獲得賞金は8億円となっています。

松山英樹さんも賞金での収入もありますが、スポンサー契約での収入が大きいようです。レクサスで10億程度、ダンロップで6億程度、全日空で1億程度など、全てのスポンサー契約の収入を合わせると12億円程度になります。

ツアー賞金金額と合わせると、松山英樹さんの年収はおよそ20億円になると推測されているのです。

今回は横綱白鵬の、年収についてまとめました。相撲というと、地味なイメージがあるかもしれませんが、とても高い年収が期待できるスポーツのようです。