顔の大きさの平均サイズ･標準や測り方！顔が小さい基準とは？

顔の小さい人と並んで写真を撮ったり、鏡を見た時に「自分の顔って大きい！」と感じることはありませんか？多くの女性は小顔に憧れ、コンプレックスを抱いていることは少なくありません。

しかし、実際の顔のサイズを把握している人は少ないようです。自分では顔が大きいと思っていても、極端に小さい顔の人と比べているだけかもしれません。

比較するには、多くの日本人の顔の長さや横幅のサイズを知ることと、自分の顔の大きさのサイズの測り方を知ることが大切です。

小顔のモデルや芸能人の写真を見過ぎて、顔のサイズに関してシビアになり過ぎてしまう人がいますが、まずはどれくらいの大きさであれば小顔と言えるのか知っておきたいところ。自分の顔の大きさと比べる時の基準になります。早速、日本人の「顔の長さ」と「顔の横幅」のサイズの平均を見てみましょう。

当然ですが、欧米人とアジア人の顔の大きさの平均は異なります。欧米人と比べると、日本人は顔の横幅が大きめのようです。

「産業技術総合研究所 日本人頭部寸法データベース2001」のデータを参考に、日本人の顔の平均サイズをみてみましょう。このデータは、18～34歳の男女120名で計測したものです。

18～34歳の男性の顔の大きさの平均は、顔の長さが23.19cm、顔の横幅が16.08cmとなっています。多くの男性は女性よりも骨格がガッチリしていますので、当然女性と比べるとやや大きめの数値ですが、そこまで大きな差はないようです。

18～34歳の女性の顔の大きさの平均は、顔の長さが21.80cm、顔の横幅が15.33cmとなっています。予想よりも大きかったでしょうか？それとも、小さかったでしょうか？この数値を基準にして、自分の顔のサイズと比べてみましょう。

顔の大きさの平均がわかったところで、自分の顔のサイズの測り方も知っておきましょう。小顔を目指すには、自分の顔の長さや横幅が、平均からどれくらい小さいか・大きいか知っておくことが大切です。

測るときに用意するものは、体のサイズを測るときに使用する柔らかいメジャーと記録用の筆記用具です。テレビや雑誌の特集で顔や体のサイズを測るときによく使われているのを目にしたことがあるでしょう。柔らかいメジャーはロータリーメジャーという名称などで売られており、100均でも購入できます。

顔の大きさは正確に測るのは難しいですが、なるべく正確に測るための様々な測り方がありますので、早速みてみましょう。

顔の長さの測り方は、頭のてっぺんから顎の先までを測ります。額の生え際から顎まで測って顔の長さを出す測り方もありますが、比較しやすいように、先ほどご紹介した日本人の顔の大きさの平均と同じ方法でサイズを測りましょう。

測り方は、まず真っ直ぐな線を書くようにメジャーを当てます。鼻や唇など立体的な部分を含めず、頭のてっぺんと顎を点でつなぐように測ってください。

この時、口は開き過ぎていたり、閉じ過ぎないように、歯が当たるか当たらない程度の位置で顎の位置をストップさせましょう。鏡を見ながら計測するとメジャーでも顔の長さを測りやすいです。

顔の横幅の測り方は、左の耳の付け根がある位置と、右の耳の付け根がある位置を点で結ぶように長さを測ります。横幅も同じように鼻の立体的な部分を測ってしまわないよう注意し、頬骨が出っ張っている場合はそちらを点にして測ってください。この測り方では、鏡を見ながら測ると誤差が発生しにくいでしょう。

鼻が高く測りにくい場合や頭のてっぺんがどこか分かりにくい場合など、鏡を見てもメジャーで計測しづらいときは、家族や友達にお願いして測ってもらってください。

また、ティッシュ箱や大学ノートに横幅の位置をペンで記録し、その幅を定規で確認する測り方もあります。正確なサイズが出やすい測り方で顔の大きさをみてみましょう。

実際に測った自分の顔のサイズと、平均のサイズを見比べてみてください。平均より小さければ「顔が小さい」、大きければ「顔が大きい」と言えるでしょう。すぐにサイズを測れない場合は、A5ノートを基準にするのもOK。A5ノートは縦が21cm、横が14.8cmですから、それよりも小さければ小顔という判断もあります。

ただしこれは身長にもよります。身長が高ければ、平均より顔が大きくても、8等身に近いスタイルの良さを持ち合わせている場合もあるのです。

スタイルの良い8等身を基準に、自分は何等身なのかという計算をしておくと、顔が小さいか、大きいか判断しやすいでしょう。「身長÷頭のてっぺんから顎先までの長さ」で何等身であるか計算ができます。

平均と大きな差がある、8等身とは程遠い、など顔が大きいと感じてショックを受けている人もいるかもしれません。ここで顔が大きくなる原因を見てみましょう。生活習慣や食生活に関係するものなど、さまざまな原因があります。

両親からの遺伝、祖父母からの隔世遺伝で顔の骨格や輪郭がある程度決まってきます。しかし、顔の大きさが確実に遺伝によるものかどうかはハッキリと言えませんので、「遺伝だから」と小顔を諦める必要はないのです。

多くの日本人は顔の表情筋をほとんど使っていないと言われています。使っていると自覚している人でも20％程度しか使っていないそうで、これは欧米人の半分以下です。

顔の筋肉を使わないと、筋肉が硬くなり、血行も悪くなります。すると顔を大きく見せてしまう「むくみ」の原因となることがあるのです。そのため、表情筋を使わないことによって顔の大きさに影響を与えます。

普段鏡で見ている顔と、合わせ鏡にしたときに見える顔が違うと思ったことはありませんか？そんな方は、顔が歪みにより左右非対称になっているかもしれません。その歪みによって顔が大きく見えてしまうことがあります。

頬杖やカバンをいつも同じ手で持つ癖があったり、歯並びが悪いことで歪んでくるなどさまざまな原因があるようです。小顔矯正などに行く前に、まずは普段の癖を見直し、原因を探してみましょう。

水分や塩分の摂りすぎ、お酒の飲みすぎで顔がむくみ、顔を大きく見せている場合があります。水分を摂るときは、喉が渇いてから一気に飲むのではなく、小まめに水分補給することがおすすめです。

また、むくみを放っておくことも顔を小さくしたいと思っている人には良くありません。その日のむくみはその日のうちにリンパマッサージなどで対策するようにしましょう。

緊張しているときや疲れを感じた時に歯を食いしばる癖はありませんか？また、寝ている時に食いしばりをしていて、翌朝起きたら顎が痛いなんてことがある人も要注意です。

エラの周りの筋肉が発達し、骨は出ていないのにエラが張ったように見えて、顔の大きさを強調してしまうことがあります。

ストレス発散を心がけ、無意識に食いしばってしまわないよう注意するようにしましょう。エラの周りを優しくマッサージしてほぐしてあげるのも対策になります。

「どうしたら顔が小さくなるのか？」と、女性の誰もが考えたことがあるはずです。顔の大きさは骨格が大きく関係していますが、脂肪のつき方、むくみ方でイメージが変わってくるでしょう。

憧れの小顔が手に入れば、ヘアスタイルやファッションの幅が広がります。アップヘアにしても可愛くキマるでしょう。毎日のメイクも楽しくなりますから、顔を小さくする方法を試さない手はありません！

顔を大きくしている原因が脂肪である場合は、規則正しい生活と適度な運動を習慣付けて、太りにくい体を手に入れましょう。顔の余分な脂肪が取れれば、顔の横幅が顎がシャープに見えますので、小顔タイプの骨格でなくても綺麗なフェイスラインになります。

まずは適度なウォーキングから取り入れてみましょう。腕をよく振って姿勢よく歩きます。すぐに結果を求めることは出ませんが、何か月か続けると「顔がスッキリした」と思えるようになるはずです。

フェイシャルヨガで顔の筋肉を鍛えれば、脂肪燃焼に役立つだけではなく、血流がよくなり老廃物がたまりにくくなりますので、顔の大きさをスッキリした印象にすることが可能です。

一番簡単なフェイシャルヨガでは、顔の中心にグっとパーツを寄せるようにして数秒キープし、口や目を見開くようにパっと開く顔の体操があります。

フェイシャルヨガを取り入れつつ、普段から表情豊かに過ごすようにしましょう。より筋肉を動かすことができ、小顔へとまた一歩近づきます。人とのコミュニケーションを大切にし、笑ったり、驚いたりする時の表情を意識してみてください。

いまいち表情が硬くなってしまう人は、鏡で何度も練習すると、人と会話しているときも自然な表情が出せるようになります。顔もスッキリして、対人関係も良くなっていき、一石二鳥です。

普段から味付けの濃い食事の人は、食生活が顔の大きさに影響を与えている場合があります。塩分の多い食事を続けているとカリウム不足となり、むくみの原因となってしまうこともあるのです。

野菜や精製されていない食品など、体に良い食材を使って自炊するのが理想です。忙しい人はカリウムを多く含むジャガイモをスープにして飲む方法などがあります。

余分な脂肪やむくみが取れても、骨格は変えられないため、まだまだ顔の大きさが気になるという人もいるでしょう。さらに小顔になりたい人は、ヘアスタイルやファッションで顔を小さく見せる方法を試してみてください。

おでこが広く、顔のパーツが下寄りになっている場合は、前髪をつくることで顔が小さく見えるようになります。顔の長さで悩んでいる人は、前髪をつくると悩みを解決できるかもしれません。

存在感のあるピアスやイヤリングをつけることで、視線がそちらへ行くようになり、顔の長さや大きさが強調されにくくなります。

顔の大きさで悩んでいる人は、チークやシェーディングを活用した、立体的なメイクを意識してみましょう。

顔の長さが気になる場合は、おでこの髪の生え際と顎にシェーディングを入れます。顔の横幅が気になる場合は、顔の横側にシェーディングを入れましょう。髪の毛の生え際に沿うように入れていきますが、頬骨をやや濃い目に入れるとメリハリのある顔になり、小顔効果が期待できます。

オフィスや学校などでは難しい服装ですが、私服のコーディネートには首元の開いた服を効果的に取り入れましょう。首元が開いた服はすっきりとした印象を与えるため、顔の横幅が目立ちにくくなります。

さらに、長めのネックレスをプラスすれば縦のラインが協調されて顔が小さく見えるようです。丸顔で悩んでいる人はぜひ試してみてください。

猫背で首が前に出るような姿勢が癖になっている人は、顔を大きく見せてしまっている可能性があります。体より前に顔が出ることで、首が短く、顔も大きく見えてしまうのです。

背筋を正してスーッと首が伸びたような姿勢を癖づければ、顔の大きさを小さく見せることができるでしょう。

芸能人やモデルは一般人とかけ離れた小顔を持っていますので、自分の顔のサイズと大きく違っていても「私の顔は大きすぎるのではないか？」と極端に心配する必要はありません。

芸能人の顔のサイズに近づくのはなかなか難しいですが、芸能人のサイズを知って目標にするのはとても良いことです。目標サイズを決めて、小顔のストレッチやダイエットなど努力を重ねましょう。

顔が小さい女性芸能人として有名なのは、やはり桐谷美玲でしょう。顔の長さと幅のサイズは、縦18.5㎝、横12㎝と脅威の小ささ。恵まれた骨格であることは間違いありませんが、リンパマッサージなど日ごろのケアを怠らないとのことで、あの誰もが憧れる小顔は努力の賜物とも言えます。

目がパッチリで顔のパーツがしっかりした印象の山本美月も、実は小顔の持ち主。顔の長さと幅のサイズは縦18㎝、横14㎝と平均サイズと比べても小さいことが分かります。167cmと高身長で、小顔の多い芸能界の中でもかなり顔が小さいと言えるでしょう。

モデルや女優として多岐にわたって活躍し、現在ではママとなった武井咲。顔の長さと幅のサイズは縦21㎝、横15㎝です。顔のサイズは平均に近いですが、身長は163 cmと高めであることと、顎がシュっと綺麗なラインをしていること、目がパッチリ大きいことで小顔に見られています。

小さい顔とスラっと伸びた長い手足が特徴の新川優愛。顔の長さと幅のサイズは縦17.3㎝、横12.2㎝です。平均と比べてもかなり小さい顔であることがお分かりでしょうか。おまけに、彼女は166cmと高身長で、首も長いのでより一層小顔に見えるのです。

顔の大きさは生まれつきのものではありますが、努力次第で小さく見せたり、むくみを取って今よりも小さくすることは可能なのです。諦めずに、憧れのモデルや女性芸能人のような小顔を目指しましょう。

メイクやファッションを楽しめるようになり、自分の外見に自信が持てるようになれば、毎日がもっと楽しくなるはずです。