感情がない人の原因や特徴!無感情になる方法も紹介

あなたの周りに感情がない人はいませんか?本当に感情がないのか、ただ感情を表すのが苦手なだけなのか、判断に迷うこともあるかと思います。感情がない原因や特徴、あえて無感情になる方法などをご紹介します。最後に診断もありますので、ぜひチェックしてみてください。

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目次

  1. 1喜怒哀楽の感情がない人っているの?
  2. 2感情がない人の特徴
  3. 3無感情になる原因とは?
  4. 4感情を取り戻す方法
  5. 5感情が薄いのは病気の可能性もある
  6. 6感情に流されたくない!あえて無感情になる方法
  7. 7自分にどれだけ感情がないか診断してみよう
  8. 8感情と上手く付き合おう

喜怒哀楽の感情がない人っているの?

生きていると、さまざまな感情がこみ上げてきます。楽しいことがあって声を出して笑ったり、辛くて涙を流すこともあるでしょう。感情は、人生を豊かなものにしてくれます。

しかし、周りにこのような感情とは無縁と思えるような人はいないでしょか?いつも無表情で淡々としていて、まるで何を考えているのかわからない…感情を表に出すのが苦手なのか、感情を出すのが嫌なのか、そもそも感情がない人なのか…

そもそも、喜怒哀楽の感情がない人は、存在するのでしょうか?もし感情がない人が存在するとしたら、無感情になる原因とは、いったいどのようなものなのでしょうか?少し掘り下げてみましょう。

感情がない人の特徴

そもそも感情がない人なのか、感情を表に出さない人なのか、実際に判別することは非常に難しいと言えます。周囲に「感情がない」と思われがちな人の特徴を挙げてみましょう。

表情がない

いつも表情が変化せず、楽しいのか、悲しいのか、まったくわからないタイプの人です。泣いたり笑ったりもせず、常にポーカーフェイスで、周りには少し冷たい印象を与えがちです。

感情がない人なのか、感情を表に出していないのかは、表情がないことからだけでは読み取れません。しかし、感情がない人で表情豊かな人はあまりいませんので、表情がないことは感情がない人の一つの特徴と言えるでしょう。

極力他人にかかわらない

感情がない人は、極力他人とかかわらない道を選びます。他人と感情を共有することができないので、他人とかかわる必要性を感じないからです。一人で行動するのは寂しいといった感情もありません。

不用意に交友関係を広げると、他人と感情を共有しようとしない自分に対し、不満を感じる人が現れる場合もあります。その煩わしさを避けるためにも、必要以上に他人とかかわらないようにするのが、感情のない人の特徴です。

我慢強い

感情がない人は、辛い、苦しいといった感情もあまり感じないためか、他人から見て辛いと思われる環境でも耐えることができます。そのため、周りからは我慢強いと見られることが多いのが、感情がない人の特徴です。

また、何か問題が生じたときに周りの人に頼ろうとしないのも、感情がない人の特徴と言えます。そのことが、さらに周囲に我慢強いと思われる原因となります。

理屈っぽい

感情がない人は、当然ですが感情的になることがないので、いつでも理路整然と話すことができます。そのため、周囲からは理屈っぽいと思われてしまうこともあります。

常に冷静に、論理的に考えられることは、大きな長所と言えるのですが、場合によっては少し煙たがられてしまうこともありそうです。

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無感情になる原因とは?

感情がない人の特徴をご紹介しましたが、ところで、無感情になるのには、どのような原因があるのでしょうか。無感情になる原因の代表的な例をご紹介します。

自分を守る

非常に辛い環境に身を置いたとき、自分を守るために辛いという気持ちにフタをする場合があります。これ以上辛い思いをして、自分の精神が崩壊してしまうのを防ぐための自衛の方法ですが、これが無感情になる原因になります。

しかし、人間は「辛い感情だけにフタをして、楽しいという感情は受け入れる」というような器用なことはできません。辛い感情を抑えこむと、結果的に他の感情にも抑圧がかかることになります。

そのため、自分を守るために辛い感情にフタをすることが、やがて無感情になる原因となるのです。

高い理想がある

怒りや憎しみといった負の感情が生まれたとき、それを素直に受け止め、吐き出すことができる人もいますが、その負の感情を抑え込もうとする人もいます。自分はそのような悪い感情を抱いてはいけない、という高い理想を持っているのが感情がない人の特徴です。

このタイプの人は、自分が抱いている高い理想の姿に対して、それと異なる感情が生まれたときに、それを無意識のうちに抑え込んでしまいます。そのことが無感情になる原因となります。

感情を表に出せない

本来は、豊かな感情を持っているのに、それを表に出さない人がいます。感情を表に出すことが恥ずかしいと思っている場合や、そもそも感情を表に出すのが得意ではない場合など、いろいろなケースが考えられます。

このタイプの人は、もともと無感情というわけではないのですが、周りからは感情のない人と思われることが多いのが特徴です。周囲に「感情がない人」と思われたり、言われたりすることで、結果的に無感情になってしまう場合があります。
 

燃え尽き症候群

一つのことに没頭していた人が、突然燃え尽きたように無気力になることがあります。これを燃え尽き(バーンアウト)症候群と言います。何事に対しても関心がなくなり、一種の心因性うつ病とも言われています。

これも無感情になる原因の一つです。今まで感情表現が豊かだった人が、急に感情を表に出さなくなったら、燃え尽き症候群の可能性があり、注意が必要と言えます。

感情を取り戻す方法

一度、感情を失くしてしまった場合、感情を取り戻す方法はあるのでしょうか。考えられる方法をいくつか見ていきましょう。

やりたくないことをやめる

やりたくないことをやめるのが、感情を取り戻すためにまず行うべき方法です。言うのは簡単ですが、実践するのはなかなか難しいことでもあります。

仕事や家庭、パートナーとの関係などで、辛いのに周囲の目や自分の理想を気にして我慢していることはないでしょうか。環境を変えるのは簡単なことではありませんが、自分がその辛い環境に身を置き続けなければいけない理由など、実際にはないはずです。

今の環境に居続けるための言い訳を探してはいないでしょうか。それをやめて、自分にとって楽な環境を選んでみましょう。逃げることは悪いことではありません。そうすることが、自分の本来の感情を取り戻す方法の一つです。

負の感情を我慢せず口に出す

自分に負の感情が生まれたとき、意識、無意識を問わず、「こんなことを考えてはいけない」と感情を抑え込んではいないでしょうか。

「あの人が嫌い」「もう頑張れない」など、言いにくい言葉を口に出して言ってみましょう。自分は本当はこんなことを考えているんだ、という気付きがあるかと思います。

負の感情を抱いてはいけない理由はありません。思うだけなら自由なのです。それを素直に受け止め、許してあげることが、感情を取り戻すことにつながります。

気持ちに沿った行動をする

まず、自分の気持ちに耳を傾けることから始め、自分の本来の感情に気付いたら、それに沿った行動をしてみましょう。

悲しいときは泣き、楽しい時は笑う。嫌なことは嫌だと口に出す。他人に危害を加えたり、法律に触れるようなことでなければ、「わがまま」でいることは必ずしも悪ではありません。

本来の感情を抑制せず、感情に沿った行動をすることが、感情を取り戻すための重要な方法になります。

感情が薄いのは病気の可能性もある

感情がなくなるのは、病気が原因になっている場合もあります。すでにご紹介した燃え尽き症候群以外にも、感情がなくなる原因として考えられる病気がいくつか存在しますので、ご紹介します。

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統合失調症

統合失調症の陰性症状として代表的なのが、感情の鈍麻・平板化です。陰性症状というのは、幻覚や妄想といった統合失調症の代表的な陽性症状の後に遅れて発生する症状です。

感情そのものの表現が乏しくなり、表情がなくなる、他人と目を合わせないなどの特徴が見られます。他人の気持ちに共感したりすることもなくなります。

同時に、意欲や気力の低下や、思考力が低下して会話の量が減るなどの症状が発生する場合が多いようです。

うつ病

うつ病は「感情障害」と呼ばれる病気です。意欲の低下が起こり、今まで好きだったものを楽しく感じることができなくなります。表情がなくなり、周囲からは感情がないように見えるでしょう。

ただし、うつ病の場合は、まったく感情がなくなるわけではなく、負の感情をためこんでいる場合が多いのが特徴です。

無気力症候群

無気力症候群は「アパシー・シンドローム」とも呼ばれ、何事にも無気力、無感動、無関心になる状態を言います。

無気力症候群の原因は、これまでの生き方が関っている心理的なものと考えられ、自己同一性(アイデンティティ)が問題となります。そのため、無気力症候群の治療は、薬物療法ではなくカウンセリングが中心となります。

感情に流されたくない!あえて無感情になる方法

感情が豊かな人生は決して悪いものではありませんが、時には、仕事でも、プライベートでも、感情に流されない冷静な判断が必要になることがあります。そのような場合に、無感情になる必要があると感じるかもしれません。

あえて無感情になるにはどのような方法があるのでしょうか。

ニュートラルな心を意識する

感情は、快なものと不快なものに分けられますが、ニュートラルというのは、そのどちらでもない状態のことを言います。快の状態は長続きさせることが難しく、快を追いかけるがために快と不快を行き来してしまう、というのが、感情に振り回されている状態です。

この状態を抜け出すために、心を快でも不快でもない、ニュートラルな状態に持っていくことを心がけてみてください。嬉しいことがあってもはしゃぎ過ぎず、辛いことがあっても落ち込み過ぎず、常に自分の感情をニュートラルな状態に戻すことを意識します。

この、心をニュートラルな状態に持っていくことを意識することが、あえて無感情になるための方法です。

瞑想をする

瞑想をして、何も考えない状態を作ることは、あえて無感情になる一つの方法です。ただ目をつむり、無心の状態を作る、と言うのは簡単ですが、実際にやってみると、何も考えないというのはなかなか難しいということに気づくでしょう。

最初のうちはいろいろな雑念が入ってしまうかもしれませんが、やっているうちに少しずつ無心の状態を作れるようになっていきますので、習慣として継続して行ってみるのがおすすめです。

身体を動かす

瞑想が難しいと感じる人は、身体を動かして無心の状態を作る方法をおすすめします。ウォーキングや軽いランニングだと考え事をしながらでもできてしまいますので、ランニングなら少し速度を上げるなど、強度が強めの運動をすることがおすすめです。

運動をすることに集中し、他のことを何も考えていない状態を作ることができれば効果を感じられるでしょう。また、ヨガのレッスンでは最後の数分間で瞑想の時間をとってもらえる場合もありますので、運動プラス瞑想で二重の効果が期待できます。

自分にどれだけ感情がないか診断してみよう

ここまで、無感情な人の特徴や、無感情になる原因などをご紹介してきましたが、自分は無感情なのか、そうではないのか、気になる人もいるかと思います。

〇×方式で、チェックしてみましょう。

あなたの無感情度診断

□テレビや映画を見て泣いたことはない。

□子供のころに辛い思いをして、我慢を続けていることがある。

□楽しいと思う趣味がない。

□困っていても、他人に助けを求めようとは思わない。

□自分はこうあるべき、という高い理想がある。

□過去に大きな目標を持っていたが、その後やりがいを感じるものに出会えていない。

□怒鳴ったことがない。

□自分のやりたいことがよくわからない。

□感情に振り回されることは恥ずかしいことだと思う。

□声を出して笑うようなことはない。

診断結果

【〇が0~2個 感情豊か】
感情が豊かで、それを素直に表現しているタイプと言えます。
特に感情を抑圧する必要はありませんが、感情的になりすぎないように注意しましょう。

【〇が3~5個 普通の感情】
感情の表現度合いは普通で、どちらかと言うと温厚に見られているタイプです。
場合によっては、もう少し自由に感情を表現してみてもいいかもしれません。

【〇が6~8個 感情が控えめ】
感情の表現や、感じ方が控えめなタイプです。感情を抑圧していないでしょうか。
他人の目や自分の理想にとらわれず、自分の感情に耳を傾けることを心がけましょう。

【〇が9~10個 無感情】
無感情なタイプです。感情が生まれにくくなっています。
もし感情を取り戻したいと思うのであれば、「感情を取り戻す方法」を実践してみてはいかがでしょうか。

感情と上手く付き合おう

ここまで、感情がない人の特徴や原因などをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。感情がない人は、生まれつき無感情だったわけではなく、何らかの理由で自分の感情を抑圧しているケースが多いことがわかりました。

さまざまな感情を感じられることは素晴らしいことですが、感情に振り回されるのもまた辛いものです。時には感情を抑え、冷静な判断を下すことが必要になることもあります。

感情的になることなく、しかし、感情を必要以上に抑え込むこともしないように、感情を上手くコントロールして、豊かな毎日を過ごしましょう。

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