三河弁の方言一覧!変換するとどうなる?
三河弁という方言はご存知ですか?非常に魅力的な方言で、可愛い方言や、使いたい方言などとも言われています。しかし、実際に使うとなると、かなり難しく、東京の人は特に使いこなせないでしょう。では、三河弁についてご紹介していきます。
目次
かわいい方言「三河弁」を覚えよう!
三河弁は、可愛い方言ランキングでも上位に入るほど、人気な方言です。しかし、イントネーションなどが難しく、マスターするためには、それ相応の努力が必要になります。では、三河弁の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。
三河弁の特徴
三河弁の特徴を知っておくと、実際に喋りたいときや、三河弁の人と会話する際に役立つかもしれません。では、三河弁の特徴をご紹介していきます。
方言マニアが注目している
三河弁の特徴として、方言マニアな人も注目している方言になります。その独特な喋り方に魅力を感じ、全国の数ある方言の中でも、三河弁は非常に特殊と言えるでしょう。
イントネーションの癖が強い
三河弁の特徴として、イントネーションの癖が強いことが挙げられます。使う名詞や動詞は標準語ですが、イントネーションだけで、まったく伝わらなくなってしまうのも特徴の一つです。
普通の会話が可愛くなる
三河弁の特徴として、普通に会話しているだけなのに可愛く聞こえるでしょう。例えば、「〇〇だら~」や「〇〇だに~」など、女性が使うだけで可愛く思えてくるでしょう。
日常よく使う三河弁①だら
日常でよく使う三河弁に、「だら」という方言があります。「だら」は語尾表現で、「〇〇でしょう」という意味になります。疑問形や、質問なので使われることが多く、非常に可愛らしい方言になります。では三河弁の「だら」の使い方や、例文をご紹介していきます。
三河弁「だら」の使い方《例文紹介》
三河弁の「だら」の使い方として、相手に質問する際や、疑問形を投げかける際に使われる語尾になります。
この服かわいいだら~ | この服かわいいでしょ |
あれは〇〇君のだら~? | あれは〇〇君のもの? |
日常よく使う三河弁②じゃん
日常でよく使う三河弁に、「じゃん」という方言があります。「じゃん」は「でしょう」という意味になります。「じゃん」という方言も語尾に使われ、三河弁の中でも、一番と言っていいほど使われる方言でしょう。
「じゃん」を語尾につけることで、標準語でも使われるため、三河弁の中でも、馴染みのある言葉です。では三河弁の「じゃん」の使い方や、例文をご紹介していきます。
三河弁「じゃん」の使い方《例文紹介》
三河弁「じゃん」の使い方として、自分の言葉を肯定したいときに使われることが多いでしょう。標準語の「〇〇じゃん」という方言も、三河弁から来ていると言われています。
今日は早く遊びにいきたいじゃん | 今日は早く遊びに行きたいでしょう |
その帽子かわいいじゃん | その帽子かわいいでしょう |
日常よく使う三河弁③りん
日常でよく使う三河弁の「りん」は「だら」と「じゃん」に並ぶほど、よく使われる方言になります。しかし、三河弁を話せる人以外には、活用が難しく浸透率が低いです。「りん」は「~なさい」という意味で、相手に命令や指令する際に使われます。では三河弁の「りん」の使い方や、例文をご紹介していきます。
三河弁「りん」の使い方《例文紹介》
三河弁「りん」の使い方として、「〇〇しなさい」という表現を「〇〇りん」と変えます。例えば、「走りなさい」と言う場合の三河弁は、「走りん」になります。走りなさいの、なさいが、りんに変わり、「走り」と「りん」で「走りん」という方言になります。
また、「りん」という語尾表現のなごりで、「やりなさい」は「やりん」、「書きなさい」は「書きん」という表現に変わることもあります。
運動会は頑張って走りなさい | 運動会は頑張って走りん |
上手に書きなさい | 上手に書きん |
日常よく使う三河弁④えらい
日常でよく使う三河弁の「えらい」は3つの意味がある方言になります。1つめが、全国で使われている偉いという表現になります。2つ目が「疲れた」という意味になり、三河弁で「えらいわー」と言われても、あなたのことを偉いと思っているわけではなく、「疲れたわー」と言っていますので、勘違いしないようにしましょう。
3つ目は「すごい」という意味があります。ということは、「すごく疲れたわー」と三河弁でいうと、「えらいえらい」という言い方になります。小さい子に対して言うような言葉ですが、実際の意味は全く違います。では三河弁の「えらい」の使い方や、例文をご紹介していきます。
三河弁「えらい」の使い方《例文紹介》
三河弁「えらい」の使い方として、疲れた時に独り言で使う場面がとても多くなるでしょう。この「えらい」という方言は、山口県でも使われる方言で、それなりに浸透しているでしょう。そして「えらい」には、辛いという意味合いもあります。
今日は色々あってえらいわー | 今日は色々あって疲れたわー |
最近体調を崩してえらい | 最近体調を崩して辛い |
日常よく使う三河弁⑤まい
日常でよく使う三河弁には「まい」という方言があります「まい」は「〇〇しましょう」という、誰かと一緒に何かしたいときなどに使われる方言です。日常でもよく使われる方言で、三河弁を知らない方からすると、否定的な意味合いで捉えられることが多いです。では三河弁の「まい」の使い方や、例文をご紹介していきます。
三河弁「まい」の使い方《例文紹介》
三河弁「まい」の使い方として、誰かと一緒に何かをしたいときに使うようにしましょう。例えば、「明日野球するまい」という例文では、「明日一緒に野球しましょう」という意味になります。誰かと一緒にしたときに、語尾に「まい」をつけることで、意味が通じるでしょう。
今日は勉強しまい | 今日は一緒に勉強しましょう |
明日買い物行こまい | 明日買い物しましょう |
日常よく使う三河弁⑥おる
日常でよく使う三河弁には「おる」という方言があります。「おる」は、三河弁以外でも使われる地域があります。「おる」は「いる」という意味になり、関西でも「どこにおる?」と使われることがあります。この「おる」は全国的にも理解しやすい方言と言えるでしょう。では三河弁の「おる」の使い方や、例文をご紹介していきます。
三河弁「おる」の使い方《例文紹介》
三河弁「おる」の使い方として、相手の居場所を確認するときや、自分がそこに留まるときに使える方言でしょう。「今どこにおる」などや、「ここにおるから早くきて」など、場所を説明するときによく使われます。
今どこにおる | 今どこにいるの |
ここにおるから早く来て | ここにいるから早く来て |
日常よく使う三河弁⑦だに
日常でよく使う三河弁には「だに」という方言があります。語尾表現の方言で、「だに」を言葉の最後につけると、いかにも方言っぽい雰囲気が出ます。「だに」は「ですよ」などの意味があり、説明するときや、何かを伝えるときに使われる方言でしょう。では三河弁の「だに」の使い方や、例文をご紹介していきます。
三河弁「だに」の使い方《例文紹介》
三河弁「だに」の使い方として、「だら」ととてもよく似ています。「だら」と「だに」も「〇〇ですよ」や「〇〇だよ」という表現になります。「だにん」と使われる時もありますが、正確な方言としては、「だに」になります。
今日は学校頑張っただに | 今日は学校がんばったよ |
美味しいお店だに | 美味しいお店ですよ |
日常よく使う三河弁⑧おそがい、こわい
日常でよく使う三河弁には「おそがい」と「こわい」という方言があります。「おそがい」には、「恐ろしい」という意味があり、こわい時などに使われる三河弁になります。逆に、「こわい」という方言になると、怖いという意味ではなくなります。
「こわい」という三河弁は「固い」という意味になりますので、両方覚えておくことで、より使いやすくなるでしょう。では三河弁の「おそがい」と「こわい」の使い方や、例文をご紹介していきます。
三河弁「おそがい」「こわい」の使い方《例文紹介》
三河弁「おそがい」「こわい」の使い方には、様々な場面がありますが、恐怖を感じた時には、「おそがい」。何か固いものを食べた時には、「こわい」を使うようにしましょう。三河弁を知らないとごっちゃになる恐れがありますので、注意しましょう。
ホラー映画をみておそがい | ホラー映画をみて怖い |
このせんべいこわい | このせんべい固い |
日常よく使う三河弁⑨ど
日常よく使う三河弁に「ど」という方言があります。「ど」は「とても」という意味があり、その言葉を大きく大胆に表現するときに、言葉の頭に使う三河弁になります。「えらい」の頭に「ど」をつけて、「どえらい」になると、とても疲れたという意味になります。
「ど」という方言は、全国的にも使われているところも多く、違和感は少ないでしょう。では三河弁の「ど」の使い方や、例文をご紹介していきます。
三河弁「ど」の使い方《例文紹介》
三河弁「ど」の使い方は、言葉の頭に使うようにしましょう。若者で「ど」を使うものも多く、方言としてはまだまだ使っている人は多いでしょう。言葉の頭につけるだけの表現ですので、三河弁を知らない方でも、すぐ使える便利な方言です。
次の授業、ど嫌やわ | 次の授業、とても嫌だな |
あそこのチームは、ど強い | あそこのチームは、とても強い |
日常よく使う三河弁⑩のん
日常よく使う三河弁「のん」は、誰かを呼びかけるときに使われる方言になります。「のん」は「ねえ」などの意味があり、日常的な方言になります。他には、同意を求める際などに使われる方言でもあり、若者の間でもよく使用されます。女の子が「のん」というと可愛い感じがします。では三河弁の「のん」の使い方や、例文をご紹介していきます。
三河弁「のん」の使い方《例文紹介》
三河弁「のん」の使い方は、相手に話しかけるときに使われます。ちょと可愛らしい方言ですが、女性男性に関係なく使われる三河弁です。
今日はいい天気だのん | 今日はいい天気だね |
のん、こっちきて | ねえ、こっちきて |
ちょっと楽しい三河弁あるある
三河弁は、標準語と近い感じもありますが、実際には伝わりにくい方言でもあるため、三河弁を話す人には、あるあるなことがたくさんあるでしょう。では、ちょっと楽しい三河弁あるあるをご紹介していきます。
あるある①スマホなどの変換機能で出てこない
三河弁は、非常に特殊な方言でもあり、珍しい言い回しをするため、スマホなどの自動変換機能では出てこないことがあります。急いで変換すると、変な文章になってしまうことも特徴の一つです。
あるある②実は標準語と変わらないと思っている
三河弁を使う人は、標準語と大して変わらないと思っている節があります。使う言葉は標準語のため、伝わると思っていますが、実際にはイントネーションがまったく違うため、伝わらないでしょう。
あるある③んが多い
三河弁は言葉の多くに、んが使われます。そのため、少し可愛い表現になりやすいでしょう。ですので、年配の男性も可愛い感じになってしまいます。そして、んは三河弁の方言のリズムになっています。
あるある④使いづらい言葉がある
三河弁には、日常で使いづらい言葉があります。例えば、三河弁には「ちんちん」という方言があり、そのままだと、下ネタに聞こえがちです。しかし、「ちんちん」は「とても熱い」という意味があります。アツアツのものを触ったときに、とっさに「ちんちん」と言ったら、少し笑われてしまいそうな感じでもあります。
かわいい三河弁ランキングTOP5
続いて、かわいい三河弁ランキングTOP5をご紹介していきます。
かわいい三河弁第5位「こすい」
三河弁の「こすい」は「ずるい」という意味になります。「こすい」という方言は、全国的にも認知度は高いかもしれません。九州などでも使われるかわいい方言になります。
かわいい三河弁第4位「放課」
三河弁の「放課」は「休み時間」という意味になります。「放課」というと放課後を連想させそうですが、三河弁の場合だと、授業の間の休憩時間を指します。放課の課を授業と考えれば、意味合いも納得しそうです。
かわいい三河弁第3位「鍵をかう」
「鍵をかう」を言われると、本当に鍵を買ってしまいそうですが、三河弁での「鍵をかう」は、「鍵を閉める」という表現になります。三河弁では、買うというと、閉めるという意味になり、全国的には伝わりにくいです。しかし、聞いた人はあれ?という温かい気持ちになるでしょう。
かわいい三河弁第2位「ほかる」
三河弁の「ほかる」は「捨てる」という意味があります。彼女などが「これほかしといて」というと、とっさに可愛いと思ってしまいそうです。
かわいい三河弁第1位「けったマシーン」
三河弁で「けったマシーン」のことは自転車という意味なります。なぜ「けったマシーン」が自転車なのか意味は分かりませんが、なんだか可愛い表現になります。
まだまだ覚えたい三河弁一覧
おいでん | 来なよ | こっちおいでん |
~しよまい | ~しようよ | 早くしよまい |
でんしんぼう | 電信柱 | あのでんしんぼう |
やぐい | 壊れやすい | この機会やぐいわ~ |
さばくる | 探す | 鞄の中をさばくる |
血が死ぬ | あざが出来る | 転んで血が死んだ |
車校 | 自動車学校 | 車校に行って免許をとった |
おこれる | むかつく | どおこれるわ~ |
米をかす | 米を研ぐ | 米をかさないと |
ずる | ひきずる | 机をずる |
ちみくる | つねる | 腕をちみくる |
だもんで | だから | 食べてないだもんでお腹空いた |
ばーばー | たくさん | ばーばー人がおる |
あんき | 安心 | 宿題が終わってあんきした |
~かや | ~かな? | 今日ご飯食べたかや? |
三河弁の習得は難しい
三河弁の使われる言葉は、よく聞く言葉ですが、語尾やイントネーションはとても難しいです。そのため、三河弁をマスターするには、時間がかかりそうです。三河弁で会話できるように努力してみてはいかがでしょうか。