入院のお見舞いの手土産！おすすめの持っていくと喜ばれるもの

知り合いや身内が入院をしたという連絡が入ったら、心配だから様子を見に行こうと考える人もいるでしょう。でも手ぶらでいくのもなんだし、お見舞いの差し入れでも持っていこうと考える人がほとんどでしょう。

でもいざお見舞いの差し入れを考えた時、何を持っていくと相手に喜ばれるかわからないということもあるかもしれません。入院した経験がある人なら経験をもとに何があると便利かわかるものですが、入院経験がない人は喜ばれる差し入れがぱっと思いつかないこともあるでしょう。

今回はお見舞いの差し入れを考える時のアイデアとして、入院のお見舞いの手土産をいくつか紹介させていただきます。あなたが贈りたいと思っている人の顔を思い浮かべながらみていきましょう。

入院の差し入れを考える前に、お見舞いのマナーを確認しておきましょう。入院したことがあるという人も少ないかもしれませんが、入院のお見舞いに行ったことがないという人もいるかもしれません。

お見舞いに行って恥ずかしい思いをしないように、入院している相手に迷惑をかけないように、お見舞いのマナーをチェックしてから出かけるようにしましょう。

入院のお見舞いに行くときには相手の都合を考えることが一番大切です。入院をしているということは、どこか体に不調があるからです。

入院している相手の調子が悪い時などはお見舞いに行かない方がいい場合もあります。またお見舞いに行く前には、可能であれば本人や家族の人にお見舞いに行ってもいいか確認をするといいでしょう。

長い時間検査があるからこの日は避けてもらった方がいいとか、今日はちょっと体調が悪そうだから別の日にして欲しいというようなことを確認できることがあります。

入院をしたと連絡があった知り合いが、久しぶりにあう友人だったり、普段からとても仲良くしている人だったりすると、ついつい病室で話し込んでしまうということがあるかもしれません。

入院している相手が気にしないならいいのでは？と思うかもしれませんが、病室に他の入院患者がいるような大部屋の場合は、もしかしたら周りの人が迷惑に感じているかもしれません。個室であっても長く誰かと話しているのは相手に気を使わせていることもあります。

入院のお見舞いに行った時には、1時間を目安に帰るようにしましょう。お見舞いに来てもらっている人が「そろそろ･･･」とは言いにくいので、あなたから「そろそろ帰るね」と申し出るようにしてください。

テレビドラマなどを観ていると、クラス全員が病室にお見舞いに行く、なんてシーンがあったりしますが、実際にあんなに大勢で病院に行くのは病院にも迷惑が掛かってしまうことがあります。

多くても4人程度の人数で、入院のお見舞いに行くようにするといいでしょう。あまり大人数でお見舞いに行くと賑やかになってしまいます。賑やかにしてしまうと入院している人に他の入院患者からクレームが入ることもあるかもしれません。

病院だけではなく、入院している人にも迷惑を掛けることがあるので注意をしていきましょう。

「この日の何時頃に行く」と連絡をしてからお見舞いに行っても、入院している人が寝てしまっているという場合があります。約束をしてから来たのに･･･なんて残念に思うかもしれません。

しかし入院をしている人は、体を休ませることも大切なことです。もしかしたら検査で疲れてしまって寝ているのかもしれません。寝ている時には、看護師さんが居れば「休んでいるようなので」と声をかけて帰るようにしましょう。

家族の人が付き添っていれば家族にお見舞いの品を渡します。付き添いの人がいない時にはナースステーションに声をかけて、目が覚めたらお見舞いの品を渡してもらうようにしてもいいでしょう。

お見舞いに行った時には、色々と病気のことを聞きたくなってしまうものですが、入院をしている人にあなたから病気のことを聞くのはNGだとされています。どんな病気なのかとか、どれくらいで退院できるのかというのは、相手が言えば聞くことは問題ありませんが、あなたから聞かないようにします。

病気のことを聞くと、辛い気持ちを思いだしてしまったり、いつ退院できるのかというのは急かされているような気持ちになってしまうこともあります。同じ理由で仕事のことも会話には出さないほうがいいと言われています。

お見舞いの差し入れで食べ物を持っていった時にはその美味しい食べ方とか、自分のプライベートの近況などの話をするといいでしょう。

お見舞いのための差し入れを購入する時には、どんなものが喜ばれるのかということも気になりますが、どれくらいの値段のものを持っていくのがいいのか、初めてのお見舞いでは悩むことがあります。

お見舞いの差し入れには、相手が喜ぶものを持っていくことが1番大切ですが、お見舞いの品を渡すと相手は退院した時にお見舞いのお返しを渡すというマナーがあるので、あまりにも高価なものを贈ってしまうと相手を困らせることになる場合もあります。

相手に喜ばれるものを選ぶことが大切ですが、だいたい平均相場のお見舞いの品になるようにしておいたほうがいいようです。

家族や親類が入院した時の差し入れや手土産には、5,000円から30,000円が相場だと言われています。結構幅があるようにも感じるかもしれません。入院する期間なども考慮して、どれくらいのものを差し入れや手土産にするのかを考えましょう。

また家族の場合は必ず差し入れや手土産にする必要はありません。入院費が掛かるということがわかっているので現金で渡すというのも、家族であれば問題ありません。

友人や知人への差し入れや手土産には、3,000円から5,000円が相場になります。ちょっとした手土産を選ぶのにちょうどいい金額だと言えます。

友人の場合には、本だけとかお菓子だけという手土産ではなく、本と花とお菓子で相場の金額になるようにするのもいいでしょう。お見舞いはそれほど頻繁に行けるものではないので、差し入れや手土産を1つにする必要はありません。

ただし4つとか9つなど、縁起が悪いと言われている数字は避けるようにしましょう。

上司や同僚の場合には、お見舞いの差し入れや手土産にはどれくらいの金額が相場になるのでしょうか。上司だからちょっと値段をあげなくてはいけないのかというとそういうわけでもありません。

上司でも同僚の場合でも、差し入れや手土産の相場は友人と変わらず3,000円から5,000円です。

会社の仲間などでお金を集めて、差し入れや手土産を購入することも可能です。10人いたら30,000円のものにしてもいいですし、みんなで5,000円になるものを選ぶこともできます。

お見舞いの品は差し入れや手土産にすることもできますが、お見舞い金として現金を渡すということも可能です。家族の場合や友人の場合は現金で問題ありませんが、目上の親類や上司にお金を渡すのは失礼だと感じる人もいるので、場合によっては手土産のほうがいい場合もあります。

お見舞金の平均相場は、お見舞いの差し入れや手土産の相場と同じです。家族や親類の場合には5,000円から30,000円、友人や知人、同僚の場合には3,000円から5,000円です。

もしも上司にお見舞い金を贈るという場合には、個人で渡すよりも部署の全員からというような形で家族の人に渡すことができるといいでしょう。

それでは入院している人を喜ばせることができる、お見舞いに持っていくおすすめの手土産とはどんなものがあるのでしょうか。おすすめの手土産や差し入れをみていきましょう。

入院している人に喜ばれるお見舞いにおすすめの手土産には、すぐに飾ることができる明るい色の花があります。明るい色の花は飾るだけでぱっと病室を明るくしてくれるイメージがあります。

明るい色の花は入院している人に喜ばれる手土産でもありますが、白や赤の花というのは縁起が良くないと言われているので注意が必要です。白には葬式のイメージが、赤には血のイメージがあるのでよくないと言われているようです。

オレンジや黄色のビタミンカラーや、ピンクやパープルの可愛い系の明るい花を選ぶといいでしょう。

入院している人へのお見舞いに持っていくものでおすすめの手土産には、日持ちのする食べ物もあります。日持ちのする食べ物であれば、その日は食べることができなくても、別の日に食べることができます。

お菓子などであれば入院している人にも喜ばれますが、別の人がお見舞いに来てくれた時のお茶菓子として出すこともできます。入院している人だけではなく、色々な人にも喜ばれる手土産にすることもできます。

焼き菓子やゼリー、食欲がある人にならサバ缶などを手土産にするのもいいかもしれません。相手が苦手なものや、病状が悪くなりそうな物は選ばないように注意をしましょう。

入院が長引きそうというような人へのお見舞いで持っていくと喜ばれる手土産には、相手が好きなジャンルの本というのもあります。1日や2日であれば、寝ているだけというのも楽しいですが、1週間も続くと飽きてくるものです。

スマホゲームもマナーを守れば許されている病院もありますが、1日中やっていたら飽きてくるなんてこともあるかもしれません。入院している相手に趣味があるなら、その人の趣味の月刊誌や週刊誌を持っていってあげるのもいいでしょう。

時間があるので写真だけのものよりも、文章が書いてあるのものほうが喜ばれることもあります。漫画が好きな人なら、おすすめの漫画を大人買いしてあげるというのもいいかもしれません。友人であれば「何か読みたいものある？」とストレートに聞いてみるのも喜ばれます。

本を持っていってあげても喜ばれて気分転換になることがありますが、もっと時間をつぶすことができるものに、塗り絵やパズルもあります。

パズルの場合は3000ピースで730×1020mm、結構サイズ感があるので、病室におくことができるのかどうかも考えて持っていくようにした方がいいでしょう。

塗り絵を選ぶ場合には、36色くらいの色鉛筆と一緒に持っていってあげると喜ばれるかもしれません。塗り絵だけではなく、塗るものも一緒に持っていってあげるのがポイントになります。

退院してからも使うことができるものを、お見舞いに持っていくのも喜ばれるおすすめの手土産です。例えば靴下やストールなどです。

病室でも靴下を履いているという人は多いでしょう。毎日洗濯をするのも大変なことがあります。普段使いできるシンプルな靴下を選ぶようにするのも喜ばれるポイントです。

女性の場合も男性の場合も、さっと羽織ることができるストールは便利なアイテムです。入院している人が男性で、奥様がいる場合には退院後は奥様にも使っていただけるようなベージュベースのストールなどを選ぶといいでしょう。

友達の家に行くときの手土産にはコーヒーなどを持っていくことがありますが、入院の手土産で喜ばれるものは、美味しい水やお茶などの刺激が少ない飲み物です。

体を動かさないと、春や秋でも体が冷えてしまうということがあるので、温かい飲み物を楽しんでもらうアイテムを手土産に選ぶのはおすすめです。入院中に飲んでもらいたいと思っている場合は、お茶はティーパックタイプになっているものを選びましょう。

茶葉のお茶もとても美味しいですがゴミを捨てる時に、ティーパックに入っていない茶葉は捨てにくい場合もあります。

入院している人へのお見舞いに持っていく時には、どんなアイテムをどういう風に選ぶと喜ばれるのでしょうか。手土産に困った時に参考にしたい、入院している人への手土産などの選び方をみていきましょう。

入院している人への差し入れには、毎日使うものを選ぶという方法もあります。入院すると毎日お風呂に入ることができるわけではないので、タオルは必需品になることが多いようです。お風呂には入ることができないけれど、せめて体を拭きたいという人もいるでしょう。

そんな人のために、ふんわりとしたお肌に優しいタオルを差し入れに選ぶというのもおすすめです。洗濯をして使ってもらうことができるように、3枚セットにして差し入れするといいでしょう。タオルであれば、入院中にも退院後にも使うことができます。

何枚あっても困るものではないというのも、タオルが手土産におすすめのポイントになります。

寝ていることが多い入院している人への手土産には、マッサージ用品を選ぶというのも喜ばれるアイテムになります。手がむくみやすい、足がむくみやすいという話をきいていたのであれば、それぞれの部分に効果があるマッサージ用品を選ぶと喜ばれます。

低周波治療器など、微弱な電波などでマッサージ効果を出すものは、場合によって体に不調を起こしてしまうことがあるかもしれません。できればアナログなタイプで、もみもみともみほぐすようなマッサージ用品にしたほうがいいでしょう。

入院している人が家族や親族、友人であるという場合には、テレビカードを手土産にするという方法もあります。入院していると時間があるので、テレビを観る時間が長くなります。しかし今でも多くの病院がテレビカードでテレビを観ることができるタイプになっています。

家でテレビを観ている時には気になりませんが、テレビカードでテレビを観るとなんとなく高いと感じてしまうこともあります。病院にいればテレビを観ることも多いので、お金を渡すのも･･･という時にはテレビカードを贈るのもおすすめです。

テレビカードはその病院によって金額がかわりますが、一般的には1枚1,000円のものが販売されているようです。

入院している人へお見舞いに持っていくのにおすすめの手土産は色々とありますが、中には入院している人への手土産にはよくないと言われているものもあります。縁起が良くないと言われているものにはどんなものがあるのでしょうか。

入院している人のお見舞いに持っていくもので、良くないと言われているものが鉢植えの花や語呂が良くない花になります。

鉢植えの花が良くないと言われているのは、根付くという意味があることから、入院が長引いてしまうことを連想させるからです。鉢植えの花がおすすめできないというのは有名なので知っている人も多いでしょう。

語呂の悪い花にはアジサイや椿、シクラメンや菊があります。アジサイは色あせていくというイメージがあることから良くないと言われます。椿の花は花びらが散るのではなくて花がぽろっと落ちてしまうことから、首が落ちるようなイメージがあって良くないと言われます。

シクラメンは「死苦」という語呂が良くないということで縁起が悪い花です。菊はおしゃれな花ですが、お葬式の花のイメージがあるためよくないと言われています。

縁起や語呂は関係ありませんが、ユリなどの香りがあまりにも強いものは見舞いの花には向いていないと言われています。

お見舞いの差し入れにはタオルなど入院中にも使えるアイテムを持っていくと喜ばれるとかきましたが、同じように入院中に使うことができるスリッパやパジャマはあまり良い差し入れにはならないようです。

スリッパやパジャマは入院を長引かせるというイメージがあると言われています。

ちょっと元気になってくると、病院食では物足りないだろうと思ってがっつりとした揚げ物や刺身のような生ものを差し入れてあげようという人もいるでしょう。

入院している人が食べたいといったのであれば持っていってあげるのは喜ばれますが、言われたわけではなく好きだったはずだからという理由だけで選ぶのは良くないようです。生ものは場合によっては食あたりや食中毒の原因になることがあります。揚げ物は病人の弱った胃にはつらいこともあります。

入院中の手土産にはフルーツが定番だと思っている人もいますが、食べきれない量のフルーツは腐らせてしまうこともあります。食べたいといった場合は持っていってあげるといいですが、缶詰やゼリーにしたほうがいいことが多いようです。

お見舞い金を渡すという時には、どんな袋に入れたらいいか悩むという人もいるでしょう。おめでたいわけではないけれど、お葬式というわけでもないし、むしろ白黒の封筒なんて縁起が悪いと思われてしまうのではと思うでしょう。

もちろん、白黒の封筒は裂けた方がいい封筒です。基本的には、お見舞い金を渡す封筒はシンプルな白封筒を使えば問題ありません。「お見舞い　　○○○○（漢字のフルネーム）」と表書きをすればいいでしょう。

のし袋を使う場合には、紅白の「結び切り」と書かれているタイプののし袋を使います。結んで切っているので「これっきり」という意味があります。地域によって風習が異なることもあります。親や親類がいれば相談してみるのもいいでしょう。

それでは入院している人への差し入れで喜ばれるおすすめのアイテムをみていきましょう。入院している人には具体的にはどんなものを差し入れるのがおすすめなのでしょうか。

普段はスマホの時計をみて生活をしているという人もいるかもしれません。そんな人が多いので、入院している人には置き時計を差し入れてあげるというのもおすすめです。時間が気にならないように、アナログではなくデジタルのタイプにするといいでしょう。

いつでも華やかな病室であるように、水が必要ないプリザーブドフラワーを差し入れに選ぶのもおすすめです。額やボックスに入っているタイプのプリザーブドフラワーは、置き場所にも困らないのでおすすめです。

時間潰しにもなる本も、入院している人の差し入れにはおすすめのアイテムです。たくさん文字が書いてあって、少し大きめの文字のものを選ぶと長時間でも読みやすくなるでしょう。漫画本を持っていくのもおすすめです。

退院後にも使ってもらえるような、ちょっといいタオルを差し入れに選ぶのもおすすめです。体を拭くための優しい素材のものなどにすると、さらに喜ばれるおすすめのアイテムになります。

入院している人だけではなく、付き添っている家族や、お見舞いに来た人とも一緒に食べることができるようなお菓子を選ぶのもおすすめです。日持ちをするものを選んでおくといいでしょう。

病院にずっといたらつまらないだろうから、できるだけお見舞いに行ってあげよう、そんな優しい人もいるでしょう。しかしお見舞いに行かないほうが良い場合もあるようです。お見舞いに行かないほうが良いのはどんな時でしょうか。

面会が制限されている時というのは、とても調子が悪い時です。入院している人が恋人という場合は別ですが、友人や同僚というような関係である場合はお見舞いは控えましょう。

手術直後や入院直後というのも相手にとって迷惑なタイミングになることがあります。体調がとても悪かったり、入院したばかりでバタバタしている時よりも、病状が安定して落ち着いている時にお見舞いに行った方がいいようです。

お見舞いに行かない方が良い場合には、入院している人の都合だけではなくお見舞いに行く人の都合も関係します。

お見舞いに行きたいとは思っているけれど、子供がいて1人ではお見舞いに行くことができないという人もいるでしょう。子供をおいていくことができないので、子供も連れてお見舞いに行こうという状態なら、無理にお見舞いには行かない方がいいでしょう。

小さい子供は抵抗力が弱いので、病気でもないのに無理に病院に連れて行くと別の病気になってしまうこともあります。

今回は入院のお見舞いの手土産や差し入れについて紹介させていただきました。結果的に入院している人が喜んでくれるものを選ぶといいのですが、縁起が悪いものは避けた方がいい場合もあります。

目上の人や上司へのお見舞いの手土産は、特に慎重に選ぶようにするといいでしょう。