ガンギマリの意味とは？ネタで聞く言葉の使い方を徹底解説

最近よく聞くようになった「ガンギマリ」という言葉。使っている場面やテンションでなんとなくの使い方はわかりますが、本当はよく意味がわからないという人も多いのではないでしょうか？

そこで今回はそんな「ガンギマリ」という言葉の意味や使い方について調べてみました。「ガンギマリ」とは一体どんな意味なのか、またどのように使うのが正しいのか例文を使ってご紹介していきます。

ではまずはガンギマリの意味について見ていきましょう。まずガンギマリという言葉の由来は「ガンガン」と「キマっている」という言葉の組み合わせからできたようです。つまり薬がガンガンに決まっているという状況を表している言葉です。

麻薬などの違法薬物を使用している薬物中毒者に対して使用したり、それに近しい状態になっている人に対して使用する言葉であることを理解しておきましょう。

中毒症状を引き起こすような違法薬物とはどんなものなのでしょうか？有名な物だと「覚せい剤」や「コカイン」などになります。これらは使用すると幻覚や幻聴を引き起こしたり、中枢神経系を興奮させるという効果があります。

違法薬物の効果によって心臓がドキドキしたり、瞳孔が開いたりしていわゆる興奮状態になります。この興奮している状態を「ガンギマリ」と呼んでいます。

一度薬物を使用するとその興奮を忘れることができず強い依存症を引き起こします。日常生活を送っていても薬物を使用したいという衝動に駆られて我を忘れてしまうことも。強い危険性を持っているものばかりなので、絶対に手を出さないようにしましょう。

では続いてはガンギマリの使い方についてみていきましょう。先ほども説明しましたが、ガンギマリは基本的には薬物中毒者に対して使用している言葉です。しかしそれ以外にも挙動不審であったり、異常・興奮している状態の人に対して使用することもあります。

本当に様子がおかしい人に対して使用するのは不謹慎であり、悪い言葉であると認識されていたガンギマリという言葉ですが、最近では興奮している・テンションが高い人に対して使用するようになり言葉のイメージが改善してきています。

その影響か日常生活での使用やアニメ・動画などでも頻繁にガンギマリという言葉を聞くように変わってきました。

ではそんな多様な意味を持つガンギマリの使い方を例文を使ってみていきましょう。使用する状況によって意味が変わってくるガンギマリという言葉。使われているタイミングや状況を見て、どの意味合いでのガンギマリなのか判断していきましょう。

１つ目の例文は「ガンギマリなお兄さん」です。ガンギマリなお兄さんとは人気コンテンツであるニコニコ動画で配信しているユーザーの（雁木　真理）さんのこと。動画を更新するたびに数万回再生は当たり前の人気ユーザーです。

２つ目の例文は文章の最後に「ガンギマリ」をつけるという文章です。例えば「最初の一杯はビールでガンギマリ」という文章なら「飲み会の最初の一杯目はビールに決まり」という意味で、強い意志を表現したり決定事項を主張するときに使われます。

その他にも「次は〇〇（場所）でガンギマリ」という場合には遊ぶ場所を意味したり、「〇〇（人名やキャラクター名）でガンギマリ」というように自分の好きな人や推しているキャラクターを伝えるときに使われることもあります。

３つ目はガンギマリパブロという言葉です。これは人気のシューティングゲーム「スプラトゥーン」の中で使用されている攻撃用の武器「パブロ」から生まれた言葉。

このパブロを使用するにはボタンを高速で連打しなくてはならず高度な技術が必要になります。そんな高度な技術を持ったゲーマーに対して「素晴らしい」「かっこいい」などの賞賛の意味を込めて「ガンギマリパブロ」と表現することがあります。

ここまではガンギマリを使った例文についてご紹介してきました。本来の意味以外にも強い意志や決定事項を表す時、または異常な状態を表すときに「ガンギマリ」という言葉が使われていることがわかります。

では続いてはガンギマリをネタにした動画をご紹介していきましょう。SNSの普及と同時に爆発的に普及した動画コンテンツ。数ある動画の中でも人気のある有名なガンギマリの動画とはどんなものなのでしょうか？

まず一つ目にご紹介する動画は「ガンギマリ寿司職人」です。ガンギマリ寿司職人とは2016年ごろに登場した動画。ニコニコ動画やYoutubeなど人気サイトで公開されています。

動画の内容としては、寿司職人が出てきて「寿司食べたい」というフレーズに合わせてお寿司を握り続けるというループのアニメーション。元々の音源に様々な音声素材を組み合わせて作られています。

動画のアニメーションの面白さと、動画の歌詞になっている部分の掛け合いが絶妙で漫才を彷彿させる場面も。通常のお寿司屋さんではありえないような状況になっているところから「ガンギマリ寿司職人」というタイトルが付けられました。

２つ目にご紹介するのは「ガンギマリOrde」という動画です。ガンギマリOrderとは「Fate/Grand Order」というスマホアプリゲームが元ネタになっている動画で、個人が独自に作ったもの。公式のゲームとは関連はないようです。

動画の見所は「ギャグ」と「下ネタ」。「Fate/Grand Order」のスマホゲームに出てくるキャラクターたちの性格や設定を活かしたコントがテンポよく盛り込まれています。

では次は薬物でガンギマリしちゃった芸能人についてご紹介していきましょう。ガンギマリは本来、薬物がキマっている状態の人を表す言葉。そんな危ない状況に陥ってしまった芸能人は意外とたくさん存在しています。

今までに薬物を使用してキマってしまった・警察に逮捕された芸能人や有名人をここでおさらいしておきましょう。

まず一人目の芸能人は人気アイドルグループKAT-TUNの元メンバーである田口淳之介さんです。田口さんは2019年５月に大麻取締法違反（所持）の疑いで逮捕されました。麻薬取締部の調べでは約10年も前から大麻を使用していたことがわかっています。

田口さんがKAT-TUNを引退したのは2016年のこと。なので現役時代にも大麻を使用していたことになります。テレビなどメディアへの出演も多かったのですが異常な様子は見られませんでした。

逮捕後の調べで田口さんの自宅からは乾燥大麻が発見されており、その大麻はいずれも「ハッズ」と呼ばれているもの。これは通常の葉とは違って幻覚成分が高く「ガンギマリ」の状態になりやすいものだと考えられます。

田口容疑者は同年の６月に保釈金である300万円を支払って保釈。警察署から出てきた際の記者の取材に対し、額を地面に擦り付けた土下座での謝罪は「やりすぎだ」との声が上がるほど異様な雰囲気でした。

２人目にご紹介する芸能人はピエール瀧さんです。ピエール瀧さんはミュージシャンやタレント・俳優など多彩な才能を持つ芸能人。特にミュージシャンとしては「電気グルーヴ」に所属しており、多くの人からその活動を支持されています。

そんなピエール瀧さんですが、コカインを使用したとして2019年3月に麻薬取締法違反の疑いで逮捕。その後の調べで仕事のストレスで薬物を使用したと明かしています。

そしてなんと驚きなのが薬物を使用し始めたのは20代の頃だということ。逮捕時にピエール瀧さんは52歳だったので約30年も薬物を使用し続けていることになります。

逮捕された翌月の4月には400万円の保釈金を支払って保釈。裁判では長期間薬物を使用していた割には中毒性が低いと判断されているようです。

今回はガンギマリという言葉の意味についてご紹介してきました。ガンギマリの意味とは？どういったときに使うの？などの疑問を解消できたと思います。

普段ネタとして使用している「ガンギマリ」という言葉。冗談で使っているうちはいいですが、本当に薬物を使用してしまうと笑えなくなってしまいます。またあまりいい言葉ではないので、周りの人を不快にさせないように注意して使用するようにしましょう。