広島一家失踪事件の真相!心中の動機は妻の浮気や日教組が関係してる?
2001年に発生した広島一家失踪事件は、広島県世羅町に住んでいた山上一家全員が亡くなるというショッキングな結末を迎えました。しかし、この事件には謎が多く、今も不可解な事件として多くの人々から注目されています。今回は、広島一家失踪事件の真相に迫っていきましょう。
目次
広島一家失踪事件の真相は?
広島県の世羅町に住んでいた4人家族が、当然失踪した広島一家失踪事件を、皆さんは覚えているでしょうか?2001年に起きたこの事件には、謎が多く大きく報道されました。そこで、今回はこの広島一家失踪事件の真相について、詳しく調べていきたいと思います。
広島一家失踪事件の謎や真相に関心がある人は、ぜひ最後までしっかり確認してみてください。
広島一家失踪事件とは?
広島一家失踪事件は、2001年に広島県世羅町で起きた不思議な事件です。山上さん一家はごく普通の4人家族でしたが、ある日突然4人とも失踪してしまいます。不可解な点がいくつもあったことから、当時大きく報道されました。
拉致被害にあったので派という説や神隠し説など、様々な噂も流れ、世間から注目されたのです。しかし、翌年に家近くの京丸ダムの湖底で、4人の遺体が発見され、警察は一家心中事件と結論付けました。
一家4人を紹介
失踪したのは、広島県世羅町に住んでいた山上家の4人です。さらに、飼っていた犬のレオも事件に巻き込まれています。
その4名は当時79歳だった山上三枝さんと、当時58歳の山上政弘さん、当時52歳の山上順子さんと当時26歳の山上千枝さんでした。山上政弘さんと順子さんは夫婦であり、山上千枝さんは長女だったそうです。
山上千枝さんは小学校教師として働いており、一人暮らしをしていましたが、事件発生当日は実家に戻っていました。山上政弘さんと山上順子さんは会社員であり、順子さんは事件当日同僚たちと、中国旅行に行く予定でした。
広島一家失踪事件の経緯
広島一家失踪事件は、約20年前に起きた事件なので、忘れてしまっている人も多いでしょう。そこで、以下ではまず広島一家失踪事件の経緯について、詳しく確認していきたいと思います。
2001年に家族4人が消息不明になる
広島県世羅町で長年暮らしていた山上一家は、近所の人からはごく普通の仲の良い家族と思われていたそうです。娘の千枝さんは地元の小学校の教師として一生懸命働いており、地元の子供達から親しまれていました。
しかし、そんな一家4人は2001年6月4日に突如失踪してしまいます。順子さんは当日同僚と中国旅行へ行く予定でしたが、待ち合わせ場所に来ず連絡も取れないことで心配した同僚が家を訪ね、失踪が発覚しました。
自宅に侵入された形跡はない
順子さんの同僚から連絡を受けた山上家の親族は、家族4人全員と連絡が取れないことから、警察に捜索願を出します。警察は当初強盗による拉致を疑ったものの、山上家の自宅の中は全く荒らされておらず、勝手口のドア以外のドアは施錠されていました。
家の中にある現金や貴金属類も残っており、人同士が争った形跡も一切ありませんでした。そのため、警察は事件性が無い失踪と判断しますが、山上一家には失踪に繋がるようなトラブルも無かったのです。
1年半後にダムで遺体を発見
失踪事件が発覚した直後から、警察や地元の消防団などは、協力して山上一家4人を捜索ました。家の周囲や山上一家が訪れそうな場所などをくまなく探し、目撃情報も広く募りましたが、全く一家の居場所が掴めなかったのです。
しかし、1年後に自宅近くの京丸ダムの湖底で、山上政弘さんの自家用車が見つかります。その車の中に、一家4人の遺体が収まっていたのです。
死因は不明
車内のにあった4人の遺体は白骨化しており、当時の状況を知る手掛かりは少なかったようです。しかし、検死結果によると、当時4人の体に外傷はなかったと思われ、溺死した可能性が高いとされています。
さらに、検死によって、一家4人はパジャマのような衣服を着ており、ほとんど所持品が無かったことが判明しました。
警察は一家心中として処理
山上政弘さんの車はかなり損傷しており、フロントガラスは激しく割れていたそうです。さらにエンジンがかかった状態になっていました。
このことから、警察は紺不可思議な広島一家失踪事件を、車に乗っていた山上一家が、ダムの上から意図的に落ちた心中事件と結論付けたのです。
山上一家の最後の目撃証言
一家4人の中で、事件直前に最も多くの人に目撃されていたのは長女の千枝さんです。事件前日にPTA活動や学校の球技大会の準備などで忙しく動いていた千枝さんは、午後9時半ごろに同僚の教師3名を自宅に送り届けています。
その車の中で千枝さんが母親に電話をかけ、実家にある化粧品を取りに戻るという内容の会話をしていたと、同僚が証言しているのです。
午後11時頃、千枝さんの実家の近所の人は、車のドアが閉まる音を聞いていることから、その時間に千枝さんは実家に到着したと思われます。
翌朝朝刊を届けにきた配達員は、政弘さんの車が無かったと証言していることから、深夜から早朝にかけて事件が起きたと見られているのです。
一家心中してしまった動機はある?
広島一家失踪事件で心中したとみられる山上一家には、家族全員で自殺しなけらばいけないほどの問題があったのでしょうか?以下では、山上一家が一家心中してしまった動機に関する噂について、詳しく取り上げていきたいと思います。
生活が貧困だった?
広島一家失踪事件が山上一家の心中事件と結論付けられると、その動機に注目が集まり、様々な噂が飛び交いました。中でも、経済的に苦しかったことが動機なのではという声が多くあったのです。
しかし、死亡した山上政弘さんは当時建設会社で働いており、妻の順子さんはかつて看護師として働き、事件当時は採石会社に勤めていました。
娘の千枝さんも教師として働いていた上に、山上家は昔から裕福な名家として、地元で有名だったのです。そのため、生活苦が心中の動機という噂には信憑性が無いと思われます。
夫婦仲は?
夫婦仲の悪化が動機なのではという噂もありました。しかし、山上政弘さんは美人看護師として働いていた頃の山上順子さんに一目惚れし、熱烈なアプローチをして結婚に至ったようです。
さらに、結婚前には山上政弘さんの両親は、順子さんの家柄と名家の山上家の格式が合わないとして、結婚に反対しています。
しかし、山上政弘さんと順子さんはその反対を押し切り、世羅町の隣街で娘の千枝さんを生み育て、十数年後に世羅町に戻ってきたという逸話もあるのです。
事件直前の夫婦仲も良く、近所の人がうらやむほどでした。そのため、夫婦仲の悪さが動機という噂も、デマである可能性が高いのです。
父親の突発的行動だった?
広島一家心中事件発生後に、ダム底で発見された一家の車を運転していたのは山上政弘さんでした。山上政弘さんには、若い頃から衝動的という一面があったそうです。
そのため、当時家族間で大きなトラブルが生じ、怒りに支配された山上政弘さんが、突発的に無理心中を図ってしまったのではという噂もあります。
しかし、当時山上家は大きなトラブルや問題を抱えているような雰囲気ではなかったことが、近所の人の証言から分かっているのです。
動機は不明
広島一家失踪事件で、無理心中したと思われる山上家の心中の動機に関しては、様々な噂が今も流れています。しかし、どの噂にも確かな根拠が無く、現在も動機は不明のままになっているのです。
さらに、広島一家失踪事件には、一家心中では説明できない謎も残っており、事件の真相が本当に無理心中なのか疑っている人も多くいます。
広島一家失踪事件に関する新情報が判明
最近になって、広島一家失踪事件の真相に繋がるような重要情報も、数多く判明しています。以下では、広島一家失踪事件の真相に関わる新情報も、いくつか詳しく説明していきましょう。
妻は浮気していた
広島一家失踪事件の真相に近いとされる新情報には、妻の順子さんの浮気疑惑が挙げられます。順子さんは失踪事件が起きるしばらく前から、採石会社で働いていました。
職場で出会った男性上司と順子さんは仲が良く、2人一緒にいる場面を、数人の同僚から目撃されています。
浮気と断定できる場面は目撃されていませんが、仲睦まじい様子を頻繁に目撃されていたため、同僚の間では順子さんがその上司と浮気しているという噂が流れていたそうです。
さらに当日順子さんが行く予定の中国旅行に、その上司も参加しており、順子さんと上司は同じ班でした。衝動的な性格だった夫の政弘さんは、この噂と旅行のことを知って怒り狂い、心中事件を起こしてしまった可能性があるのです。
山上千枝と日教組のトラブル
小学校教師として勤務していた山上千枝さんと、過激な左翼思想で知られている日教組との間に、何らかのトラブルがあったという情報も明らかになっています。
「日教組」と呼ばれている日本教職員組合は、全国の教職員の総合労働組合であり、左翼的思想が強いことで、度々国や特定の政党と対立し問題を起こしているのです。
山上一家が住んでいた世羅町では、その日教組と現役の教職員とのトラブルが多発していました。当時、千枝さんも当日教組と問題を抱えている様子であり、政弘さんも悩んでいたそうです。
トラブルの詳細は明らかになっていませんが、当時広島県内の学校では、同和問題と複雑に絡み合った日教組との争いが激化していました。
日教組による精神的圧力によって、校長や教職員が自殺する事件も起きています。そのため、山上一家も日教組に追い詰められ、心中を選んでしまった可能性があるのです。
霊視するも真相解明できなかった
広島一家失踪事件は警察からは山上一家の心中事件と処理されていますが、まだ大きな謎が残ったままとなっています。そのため、様々なテレビ番組で広島一家失踪事件の真相を突き止めようと、霊能力者による霊視が行われました。
しかし、霊視捜査でも事件の真相に辿り着くことはできていません。
広島一家失踪事件の不可解な謎とは?
広島一家失踪事件には、山上家の一家心中事件と片付けることができないような、不可解な謎が残っています。以下では、その謎について、詳しく取り上げていきましょう。
広島一家失踪事件の真相が気になる人は、ぜひ以下の謎を自分なりに推理してみてください。
自宅は施錠されていた
事件当時、山上家の自宅の玄関ドアは施錠されており、何者かが無理に侵入した形跡は一切ありませんでした。さらに、勝手口のドア以外の窓も全てロックされており、しっかり戸締りしていたことが窺えます。
警察の結論通り、政弘さんが衝動的に一家心中を決行したと考えると、この状況は不自然でしょう。
電気がついたままだった
広島一家失踪事件の大きな謎には、山上家の自宅の台所と廊下の電気がついていたということも挙げられます。警察は政弘さんが家族を睡眠薬で眠らせてから、車で運び心中したと結論付けているのです。
しかし、政弘さんは平均的な身長で、中肉中背という体型でした。そのため、夜中に眠っている家族全員を1人で車に移動させるには時間がかかったでしょう。さらに、周囲にバレないように、電気は消したままにするはずです。
しかし、実際には老化と台所の灯が煌々とついていました。この謎から、一家4人は知人に呼び出され、すぐに戻って来るつもりで出かけたのではという噂も流れました。
翌日の準備は万端
山上順子さんは、事件発生当日に同僚達との中国旅行に出かける予定でした。順子さんはその旅行を楽しみにしている様子で、事件後の家には必要なものがしっかり収まっている旅行鞄がありました。
一家心中するほどの状況になっていれば、旅行の準備はできないはずです。さらに、家の中には就寝用の布団が敷かれており、翌朝の朝食の準備をしていた痕跡もありました。計画的な心中という説では、これらの状況の説明がつかないのです。
広島一家失踪事件は神隠しという噂は本当なのか?
山上一家は忽然と消えてしまったように見えることから、事件発生直後は神隠しという噂が流れました。しかし、一家4人全員の遺体がダム底で見つかっていることから、神隠しという噂はデマと思われます。
警察は一家心中と断定していますが、心中とは思えないような謎が多くあることから、現在は何らかの事件に巻き込まれたという説を支持する人が多いのです。
広島一家失踪事件が神隠しという噂の出所
広島一家失踪事件の真相は、神隠しなのではないかという噂が流れたのは、主にネット上でした。実は、世羅町では江戸時代に夏という女中が山で失踪して以降、神隠し伝説が言い伝えられています。
さらに、この伝説が生まれる舞台となった山は、山上家が代々所有していました。また、政弘さんはこの山を売却していたため、政弘さんが山の神を怒らせ、家族と一緒に神隠しに遭ったのではという噂が流れたようです。
現在も不可解な事件として扱われている広島一家失踪事件
今回は2001年に発生した広島一家失踪事件の真相について、詳しく調査しました。警察は一家4人の遺体の状況や発見場所から、この事件を一家心中事件として処理しています。
しかし、その心中の動機がはっきりしないことや、心中では納得できない謎も多いことから、現在も不可思議な事件として扱われています。感心がある人は、ぜひ広島一家失踪事件の真相を、自分なりに考察してみてください。