ムスカリの花言葉の意味や由来!色別・種類・品種別に紹介
ムスカリという花をご存知でしょうか。春先から鮮やかに咲き始めるムスカリは、多くの人のこころを魅了するでしょう。ムスカリの花言葉には、ポジティブな意味合いがあります。ではムスカリの花言葉や意味などについてご紹介していきます。
目次
ムスカリとはどんな花?
ムスカリとは、見た目が青紫のブドウのような花になります。お花畑などで、ムスカリが一面に咲いていると、圧倒されるほどの綺麗な景色になります。初心者でも育てやすいムスカリは、ガーデニングをやる人にも人気の植物でしょう。
春にかけて咲く花で、球根から育てるので、お花好きにはぴったりの植物です。花言葉も様々で、花の色も豊富なため、一度ムスカリを育ててみるのもおすすめになります。ではムスカリの名前の由来や、花言葉についてご紹介していきます。
ムスカリ名前の由来
ムスカリの名前の由来は、ギリシャ語のムスクという言葉から来ています。ムスクとは、麝香鹿という鹿のお腹にあるジャコウ線から、とても香りが強い香料のことを言います。このムスクは、香りが長く続くことから、香水の素材をしても使われています。香りは、甘く粉っぽい匂いになります。
しかし、ムスカリの由来は、ギリシャ語のムスクから来ていますが、ムスカリという花は良い香りや、甘い香りはしません。そして、ムスカリは、その見た目から、ブドウヒヤシンスという別名もあります。どちらかというと、ムスカリよりも、ブドウヒヤシンスのほうが、しっくりきそうです。
ムスカリの和名
ムスカリの英名には、ブドウヒヤシンスや、グレープヒヤシンスなどの呼び方がありますが、和名ではムスカリになります。日本では、ブドウヒヤシンスや、グレープヒヤシンスよりも、ムスカリという呼び名のほうが、伝わりやすく、よく耳にするでしょう。
ムスカリの特徴
ムスカリの特徴として、見た目は青紫色で、ブドウやブルーベリーを連想させるような、鮮やかな色の植物になります。ヒヤシンスの親戚で、ユリ科の球根植物です。そして、チューリップなどと一緒に植えられることで、メインの引き立て役になることが多いです。
開花は4月ごろが多く、一番の特徴は、その鮮やかな青紫色の花でしょう。ムスカリは、こまめに水などを挙げなくても育ちやすく、手入れが複雑ではないので、植物や、花、ガーデニングを初めてやろうとしている人にもおすすめの花になります。ガーデニング初心者でも、ムスカリを長く育てるコツは、球根を大事にすることです。
ムスカリの花が咲き終わって、カットをしても葉っぱを切らないことで、光合成をおこない球根に栄養が蓄えられます。栄養が球根に行くことで、ムスカリを長く育てることができるでしょう。ではムスカリの花言葉には、どういった意味合いがあるのでしょうか。
ムスカリの花言葉
植物を育てたことがない人でも、管理がしやすいムスカリですが、その花言葉にはどのような意味があるのでしょうか。見た目がきれいで鮮やかな青紫のイメージから、贈り物として考えている人もいるでしょう。しかし、花言葉の意味を把握していないといけない花です。
花言葉の意味を知っているだけで損はありません。花言葉を知っているだけで、育てる際の見方や角度も自分なりに変わってくるでしょう。ではムスカリの花言葉についてご紹介していきます。
ムスカリの日本での花言葉
ムスカリの日本での花言葉は、基本的には前向きな花言葉になります。しかし、日本と海外ではムスカリの花言葉は異なってくるため、プレゼントなどであげる際には注意が必要な花でもあります。しかし、大切な人に贈る花としては、ぴったりな花言葉を持っています。
花言葉は、その花のイメージや象徴を表すものですので、前向きな花言葉や、プラスな暗示がある花言葉ですと、頂いた方にも良いことが起こりやすくなるでしょう。ではムスカリの日本での花言葉は、どのような意味があるのでしょうか。
寛大な愛
ムスカリの日本での花言葉に、寛大な愛という意味があります。寛大な愛とは、分け隔てなく愛を与えることで、親が子に与えるような愛を想像してもらえるといいでしょう。お花畑に一面のムスカリがあれば、自然と愛情を感じるかもしれません。
通じ合う心
ムスカリの日本での花言葉に、通じ合う心という意味もあります。通じ合う心は考えや、思っていること、気持ちが相手に伝わることになります。四字熟語でいえば、以心伝心とも言い、友人や、恋人など心を通じ合いたい相手に贈ると良いでしょう。
明るい未来
ムスカリの花言葉には、明るい未来という意味もあり、希望や、喜びが持てる未来のことを表します。そのムスカリの見た目からも連想させられますが、ムスカリには前向きの意味が多く、ポジティブ思想になる植物になります。
ムスカリの海外での花言葉
ムスカリの海外での花言葉には、失望や絶望という意味があります。日本の花言葉とは真逆の意味になります。なぜなら海外での青色や紫は、ネガティブなイメージが強いため、マイナスな花言葉になります。ですので、ムスカリを贈り物で贈る際は、その花言葉に躊躇してしまいそうです。
しかし、自分で育てている分には、花言葉に悪い意味などはありませんので安心しましょう。ムスカリの花言葉として、ヨーロッパでは、悲しみの象徴とも言われています。やはり、その見た目の青色からネガティブなイメージがあります。
ヨーロッパでは、仕事が始まる休み明けの月曜日のことを、ブルーマンデーというほど、青色や紫色にたいして、マイナスな意味を持ちます。海外の人にプレゼントなどで、ムスカリの花を贈るならば、やめた方がいいでしょう。
ムスカリの花言葉と意味【色別】
ムスカリの花言葉や、色によってどのような意味があるのでしょう。ムスカリは、見た目の可愛さと、さまざまな色があることで、とても幸せな気持ちになりそうです。ではムスカリの色別の花言葉と意味合いについてご紹介していきます。
青いムスカリ
青いムスカリの花言葉は、基本的には、普通のムスカリの花言葉と同じになります。ムスカリを思い出すときには一番イメージしやすい色が、青色でしょう。そして、青色の中でも、少し薄い色のムスカリもあります。しかし、花言葉に変化はないそうです。
白いムスカリ
白いムスカリはあまり見ませんが、しっかりと探すとちらほら存在はします。ムスカリが白くなったら、雪のようなイメージを想像させますが、実際には、白いムスカリの花言葉は存在しません。白いムスカリは目ためのイメージからは、クールや冷静などを連想させられます。
白いムスカリは、ムスカリの中でもレアですので、見つけただけで良いことが起こる予兆かもしれません。白いムスカリを見つけた時は、ぜひ写真に収めることをおすすめします。
ピンクのムスカリ
ピンクのムスカリは存在しないなどの説をたまに聞きますが、実際には、しっかり存在します。ムスカリの小さい粒が、ピンク色になったとイメージするだけで、心に癒しをくれるでしょう。ムスカリは、春に開花する花ですので、ピンク色のムスカリは季節的にぴったりでしょう。
ピンクのムスカリの花言葉は存在しないですが、ピンク色のムスカリを一面に見れたときは、個人的に何か良いことが起こりそうな感じはします。青色や、紫色のムスカリは簡単に見つかりますので、ピンク色のムスカリを探しに行ってみてはいかがでしょうか。
ムスカリの種類・品種
ムスカリの種類などには、どのようなものがあるのでしょうか。植物は、さまざまな種類や特徴があるのが、多いですが、ムスカリにはどんな種類があるのがご紹介していきます。
ネグレクタム
ムスカリの種類の中では小型のほうで、改良品種が多い種類になります。このネグレクタムは、花の上から下にかけて、紫のグラーデーションになっていることが特徴の一つです。ムスカリ自体は、メインの花を引き立てる役として使われることが多いです。
ネグレクタムは、引き立て役の中でも、存在感を表し、花の色合いには、深い渋みと鮮やかさがあります。
アルメニアカム
ムスカリの花の中で、代表的な種類になり、鮮やかで素晴らしい青色が特徴的なのがアルメニアカムになります。ムスカリの種類の仲では、葉っぱも花も大きめな方で、トルコ周辺の高い山によくある種類のムスカリになります。
ピンクサンライズ
ピンクサンライズはムスカリの中でも、庭などに植えるだけではなく、切花としても楽しめるのが特徴の一つになります。綺麗な淡いピンク色なピンクサンライズは、園芸用の品種でもあり、育てる時も心からガーデニングを楽しめることでしょう。
ゴールデンフレグランス
ゴールデングレグランスは、ムスカリの種類の中でも、香りを放つものです。その香りは甘く、見た目の黄色さから、バナナに近い香りがするのも特徴の一つです。ゴールデンフレグランスはムスカリの中でも珍しい黄色のため、一度育ててみるのもおすすめの花になります。
ボトリオイデス
ボトリオイデスはムスカリの中でも小型に種類です。花の色が、非常に美しい青色から、ルリムスカリという別名もあるほど、ムスカリの中ではとても人気の種類になります。草丈は10センチ前後なため、育てやすく素人の方にもおすすめの種類になります。
ムスカリの花をプレゼントする際の注意
ムスカリをプレゼントする際の注意点は、ムスカリは、その小さい見た目から、単品でプレゼントすると、少し寂しい感じになってしまいます。せっかくの前向きな花言葉がもったいない感じになりますので、メインの鮮やかな花に添えて渡すなどがいいでしょう。
ムスカリを単品で渡したい場合は、お洒落な陶器などに入れてプレゼントするといいでしょう。そして、渡した後も育て方などをしっかりとレクチャーすると、綺麗な見た目を保ちます。ムスカリは植物を育てたことがない方でも、難しくない花になります。
ムスカリは、太陽光がたくさん当たるところにおいて、水を多めにやるといいでしょう。たったこれだけなので、誰でも簡単にできます。余程、適当にしていない限り、ムスカリが枯れることはないでしょう。
しかし、ムスカリは水はけが良い鉢などで栽培すると、より枯れにくくなります。育てるのが難しくはないムスカリですが、ポイントを伝えるだけで、プレゼントされた方も嬉しいでしょう。
ムスカリを楽しもう!おすすめスポット2選
ムスカリを楽しむために、自分で植えて育てるのも一つの手段です。しかし、より楽しむためには、無数のムスカリを見ることでしょう。その圧倒的なムスカリの数を目の前にすれば、忘れられない思い出となり、一生の宝物になります。ではムスカリを最大限楽しむために、おすすめのスポットを2つ、ご紹介していきます。
素晴らしい景色が見れるムスカリの小径(こみち)
ムスカリをおすすめスポットといえば、北海道札幌の豊平公園のムスカリの小径になります。一面にひろがるムスカリは、まるでおとぎの世界に飛び込んだような鮮やかさを持っています。訪れるおすすめの日程は、5月中旬になります。
豊平公園は、平日や休日に関係なく空いていることが多いため、ゆっくりとムスカリを観察したりお、ムスカリを見て、心を癒されることが出来ます。また、自転車が通ることが出来ない遊歩道ですので、鮮やかなムスカリ畑に夢中になっていても安心できます。
そして豊平公園にはムスカリ以外にも、チューリップが咲き乱れていますので、チューリップとムスカリの鮮やかな景色に圧倒されてみてはいかがでしょうか。
一面のムスカリを堪能できる公園
ムスカリを一面に堪能できる公園として有名なのが、札幌百合が原公園になります。百合が原公園には、一面のムスカリが広がっており、ムスカリの絨毯と言われるほど、鮮やかで美しい青紫色を放っています。
そして、公園の名前にも入っているユリがメインになります。百合が原公園には、ユリが100種類近く植えられておりますので、色鮮やかなユリと、ムスカリの絨毯の組み合わせに心が癒されることでしょう。
この百合が原公園には、展望台や園内を走るリリートレインもありますので、さまざまな角度から、一面のムスカリを見れることができます。ぜひ一度、無数の鮮やかなムスカリを見に行ってみてはいかがでしょうか。
ムスカリの育て方
ムスカリの育て方は、比較的に簡単な方で、初めてガーデニングをする人でもおすすめの花になります。しかし、多少意識しなければいけないことはあります。綺麗な花を咲かせるために、少しだけ努力が必要でしょう。ではムスカリの育て方についてご紹介していきます。
ムスカリ植え付ける時期
ムスカリを上手に育てるために、植え付ける時期に注意しましょう。大体ムスカリの球根は秋に出回り、11月前後に植え付けると良いでしょう。毎年気温は変化していきますので、目安として、肌寒くなってきたら、球根を植え付けるタイミングになります。
ムスカリの球根を植える際に、鉢植えの場合は球根の先端が隠れるくらい土を覆えば問題ないでしょう。庭で植える場合は、少し土を多めにかぶせましょう。
ムスカリを育てる場所
ムスカリを育てる場所は、太陽光をたくさん注げるような場所で、風通しが良いとなお、きれいに育つでしょう。ムスカリは基本的に、植えてから放置でも大丈夫ですが、たまに確認して、その時に足りないことや必要なことをするだけで充分になります。
ムスカリを育てる注意店
ムスカリを育てる場合の注意点は、花が綺麗に咲いてカットするときに、葉っぱまでカットしないようにしましょう。葉っぱは球根まで栄養を届けてくれる力があり、葉っぱを切ってしまうと、翌年にはムスカリの花が咲きにくくなります。
鮮やかで綺麗なムスカリ
いかがだったでしょうか。ムスカリという花は、見た目の鮮やかな青紫色から心が癒されます。そして、ガーデニング未経験者の方でも、簡単に育てやすくいため、一度挑戦するのもいいでしょう。ムスカリはプレゼントの中でも、おすすめな花になります。
自分でムスカリを育てるのもいいですが、一度、一面のムスカリを見ることで、自分で育てるよりも素晴らしい思い出になるでしょう。