シロツメクサの花言葉や意味や由来!四つ葉のクローバー
シロツメクサは、通称、クローバーの事です。クローバーといえば、四つ葉のクローバーが、見つけると幸せになるとか、良いことがあると、よく言われています。花言葉も葉っぱの1枚1枚に込められています。シロツメクサの花言葉や、その意味を探ってみました。
目次
シロツメクサとはどんな花
シロツメクサとは、豆亜科に属する植物で、多年草です。英語で総称して、クローバーといいいます。クローバーというと、わかる人がほとんどでしょう。クローバーに咲く花は白く、この植物がシロツメクサです。
クローバーの中でも、紫桃色の花が咲く、アカツメクサや、紫の花が咲く、ムラサキツメクサ、赤い花が咲く、ベニバナツメクサというのもありますが、白い花の咲くのが、シロツメクサです。
シロツメクサが、よく畑に植えられるのは、根を深く張らず、地面の養分をあまり必要としないので、土の養分を取らずに、養分をたくさん取ってしまう、雑草から土を守ってくれるからです。とても、理にかなった植物なのです。
シロツメクサの花の由来
シロツメクサは、江戸時代に、オランダと貿易のあった、長崎の出島で、オランダから輸入された、ガラス細工の箱に、ガラスが割れないようにした梱包材に使われたのが、シロツメクサでした。
それが発芽して、日本に広がり、その花が白かった為、白詰草。すなわちシロツメクサになったのが、シロツメクサの名前の由来です。
シロツメクサの別名
シロツメクサの別名は、クローバーが、有名ですが、馬肥やし(唐草)とも言います。クローバーは、ヨーロッパが原産地です。ヨーロッパでは、クローバーは、牧草として植えられています。
日本では、先程も書いたとおり、畑を休ませているときに、雑草防止に植えられたりする事も多くあります。
シロツメクサの特徴
シロツメクサは、つる性で茎は地面を這うようにしています。ほとんどが、3枚の葉っぱからなっていて、丸い葉っぱです。その葉っぱには、模様が入っていて、可愛らしい葉っぱです。
茎は真っ直ぐ伸びていて、丸い球状の白い花が咲くのが特徴です。野原や、田んぼのあぜ道などに咲いていて、花は春から秋までと、長く咲いているのも特徴です。しかし、花の方は、暑さに弱いため、長く花を楽しみたい方は、日陰などに植えると良いでしょう。
シロツメクサの花言葉
シロツメクサは、元々、アイルランドより広がったクローバーは、海外の伝統が大きくあります。クローバーには、3つの葉がありますが、キリスト教では、父と子と聖霊という、三位一体と考えられていました。それを三つ葉のクローバーに見立てていました。
それを、アイルランドで、キリスト教を布教するときに、このクローバーがあった為、アイルランドでも、広く布教されました。花言葉も広く伝わっています。
シロツメクサの日本での花言葉
日本で一般的に言われている、シロツメクサの、花言葉を、その言葉の意味とともに、ご紹介します。いくつかありますので、その意味とともに、是非、参考にしてください。
幸運
幸運という花言葉の意味も持つ、シロツメクサは、四つ葉のクローバーから、由来して意味を持ったものだと考えられています。
約束
約束という花言葉の意味も、シロツメクサは持っています。これは、男性と女性が、将来を誓い合う約束といういう意味をもっています。とても、ロマンチックな、花言葉です。
復習
復習というシロツメクサの花言葉もあります。これは、約束を叶えて、幸運を果たす、という意味の逆であり、もし、約束を果たせなかったら、復習が待っていますよ。といった、シロツメクサというのは、とても怖い花言葉の意味を持っています。
一般的には
日本での一般的な、シロツメクサの花言葉の意味をご紹介しました。また、海外でのシロツメクサの花言葉もあるので、これからご紹介します。
シロツメクサの海外での花言葉
シロツメクサの海外での花言葉も、日本で一般的に言われているのと、同じのもありますが、海外での花言葉は、シロツメクサの伝わってきた、ヨーロッパの、花言葉なので、本場ということになります。是非、参考にしてください。
good luck(幸運)
幸運という花言葉は、海外でも広く言われています。やはり、四つ葉のクローバーが、幸運という花言葉がありますので、海外でも、そこからきていると考えられています。
think of me(私を思って)
海外でのシロツメクサの花言葉に、私を思ってという、花言葉もあります。私の事を思ってくださいという意味が込められています。
incertitude(疑い・不安心)
海外のシロツメクサの花言葉で、疑い、不安心、という花言葉があります。これは、相手の愛に、疑いや、不安心があるという事を、意味しています。
venganza(復習)
海外のシロツメクサの花言葉で、復習といった花言葉もありますが、スペイン語になります。海外での場合、私を思ってという、花言葉がありますが、それが叶わないときに、復習といった、恐ろしい花言葉になってしまいます。
その他のシロツメクサの花言葉
海外では、まだシロツメクサの花言葉があります。それは、「希望」や「信仰」や「愛情」といった、素敵な花言葉です。キリスト教の三位一体に、例えられるだけあって、こういった前向きで、信仰深い、花言葉もあります。
シロツメクサの花言葉と意味【種類別】
シロツメクサの種類は、いくつかありますが、アカツメクサは有名ですので、後で、詳しく説明しましょう。その他にも、いくつかありますので、ご紹介します。
「モモイロツメクサ」の花言葉は、「善良で陽気」や「豊かな愛」。「ムラサキツメクサ」の花言葉は、「勤勉」や「実直」。「ベニバナツメクサ」の花言葉は、「私を思い出して」や「胸に火を灯す」や「きらめく愛」や「素朴な愛らしさ」や「善良」や「人しれぬ恋」です。
ベニバナツメクサは特に、忍ばれる恋は、胸に灯火がずっと灯っている、いつでも、私を思い出してと願う、素朴な恋という意味なのです。また、ベニバナツメクサは、ストロベリーキャンドルと、海外では言われています。
アカツメクサ
アカツメクサは、レンゲに似た、濃いビンク色の花を咲かせます。西洋では、レッドクローバーと呼ばれています。また、西洋では、白い花もピンクの花も、総称して、クローバーと呼ばれることも多くあります。
アカツメクサの花言葉は、「勤勉」や「実直」や「善良で陽気」や「豊かな愛」となります。西洋では、「勤勉」や「私は知りたい」や「熱狂」といった意味になります。
シロツメクサの花言葉と意味【葉の種類別】
シロツメクサの葉っぱというと、四枚の葉の、四つ葉のクローバーが、思い浮かぶと思いますが、一つ葉から、五十六枚葉なんていうのも、発見されています。ここでは、七つ葉までの花言葉と意味をご紹介します。
一つ葉
一つ葉の、シロツメクサの花言葉は、「困難に打ち勝つ」「始まり」「開拓」「初恋」です。初恋や、何か物事を始めるときや、始まりや、開拓というのは、1に因んだ花言葉なので、そういった意味になります。
二つ葉
二つ葉のシロツメクサの花言葉は、「素敵な出会い」「平和」「調和」です。素敵な出会いとは、やはり平和や物事の調和のとれた、出会いが、素敵な出会いなので、という意味だったり、ニ枚の葉が対をなしていることから、意味になります。
三つ葉
三つ葉のシロツメクサの花言葉は、「愛」「希望」「信頼」です。信頼関係というのは、やはり、愛情や希望といった、前向きな関係から成り立つものです。なので、この3つの花言葉になっています。
また、三つ葉は、先にもご紹介しました通り、キリスト教の、三位一体を表す、クローバーなので、アイルランドの、布教に使われました。今は、国の花になっています。
四つ葉
四つ葉のシロツメクサの花言葉は、「幸運」「私のものになって」「約束」です。私のものになってと、約束をすると、幸運が訪れると言われています。
また、四つ葉のクローバーは、キリスト教でいうところの、十字架を意味するので、これも、キリスト教の布教に使われました。
四つ葉のクローバーは、たくさん踏まれたりすることによって、葉の付け根が、四枚になって出てくるので、滅多にないこととされているため、見つけると幸運が訪れるとも言われています。その確率は、一万分の一ということです。
五つ葉
五つ葉のシロツメクサの花言葉は、「財運」という花言葉です。この五つ葉のシロツメクサを送られると、財運がつくことから、とても喜ばれる、贈り物になっています。
六つ葉
六つ葉のシロツメクサの花言葉は、「地位」「名誉」です。六つ葉のシロツメクサを送られた人は、地位や名誉を手にすることが出来ると言われています。そのため、財運も手に入れることが出来ると言われていますが、散財しないように気をつけてください。
七つ葉
七つ葉のシロツメクサの花言葉は、「無限の幸福」です。七つ葉のシロツメクサがある確率は、二億五千万分の一と言われていて、それを見つけると、無限の幸福が待ってるという意味です。でも、見つけるのはとても難しそうです。
シロツメクサにまつわるエピソード
シロツメクサにまつわるエピソードは、いくつかありますが、その中でも、有名なエピソードから、これは知らなかったというエピソードまで、ここでは、2つのエピソードをご紹介します。
エピソード①ナポレオン
ナポレオンは、18世紀から19世紀の間の、フランスで、王政権を討伐するために、戦い革命を起こした人物です。
そのナポレオンが、戦場で馬に乗っていましたが、偶然にも、四つ葉のクローバーを見つけて、体を伏せました。そこに銃弾がすれ違い、命を救われた。といったエピソードがあります。これは、クローバーのエピソードとしては、とても有名なエピソードです。
エピソード②イブ
イブというのは、旧約聖書に出てくる、人類の初の女性ですが、エデンの園に、アダムという男性と、イブという女性がいましたが、イブは、ヘビにそそのかされて、禁断の果実をアダムと食べてしまい、神からエデンの園から追放されてしまいました。
三つ葉のクローバー自体が、三位一体(信仰、希望、愛)といった、幸運の証として用いられます。四つ葉のクローバーは、十字架といった、意味や、とても珍しいことから、(幸運、私のものになって、約束)といった意味があると書きました。
イブは、その強い力を手に入れるために、イブはエデンの園から、四つ葉のクローバーを持ち出したという伝説もあります。
シロツメクサを楽しもう!おすすめスポット2選
シロツメクサを実際に見に行ってみましょう。春や秋などの行楽シーズンに行くのが、オススメですが、これからご紹介する、場所は、一年中通して楽しめるスポットとなっています。是非、行かれてみてください。
四つ葉のクローバーといったらここ!
埼玉県の長瀞町(ながとろまち)にある、宝登山(ほうどさん)にある、四つ葉のクローバーが、たくさんある、スポットをご紹介します。
宝登山(ほうどさん)は、長瀞駅(ながとろえき)から、無料の送迎バスがでており、5分でロープウェイまで行けます。そのロープウェイに乗って、山頂まで行き、その駅の裏手にあります。「宝登山 FOUR LEAF GARDEN」というスポットです。
ここに植えられているのは、四葉がたくさん出やすい種類なので、四つ葉のクローバーが、見つけやすいので、おすすめのスポットです。四つ葉のクローバーがたくさんあるので、五つ葉のクローバーも、いくつか見つけることが出来るといった、嬉しいスポットでもあります。
クローバーの季節には、「クラフトカフェHODO」というところで、クローバーを使った、クラフト作りも楽しめます。思い出作りにいいでしょう。ちなみに、宝登山は、紅葉から、ロウバイ、梅、シャクナゲ、ツツジ、雲海と、一年中楽しめるスポットになっています。
また、兵庫県、姫路市にある、姫路市自然観察の森では、七つ葉のクローバーが見つかりました。アクセスは、姫路駅から、JR姫新線に乗車し、余部駅から、敷地内まで、約10分。ネイチャーセンターまでは、徒歩50分です。余部駅には、森のマップがあるので、駅員さんにお尋ねください。
ここでは、森に住む色々な動物にも会えるので、双眼鏡などもあると便利です。また、ネイチャーセンターでは、本物のシカの骨などに触れるコーナーもあります。七つ葉のクローバーを探せたら、行ってみでいいでしょう。
遠くに行けない方は
クローバーの、おすすめスポットをご紹介しましたが、遠くに行けない方は、晴れた日に、自分の家の近くにある、川の河川敷などに出かけてみましょう。
クローバーは、いたるところに生息しているので、そこで、四つ葉のクローバーを探すのもいいでしょう。
宝登山(ほうどさん)のように、たくさんの四つ葉のクローバーがあるわけではありませんが、目を凝らして、よく見てみると、四つ葉のクローバーが、見つかるかもしれません。
もし、見つかれば、大切に押し花のようにして、とっておくと、幸福や、好きな人が手に入り、約束が守られるかもしれません。
シロツメクサでの王冠
これまで、シロツメクサにまつわる、花言葉や、シロツメクサの特徴をみてきましたが、シロツメクサの花が咲いたら、是非、シロツメクサの王冠を作ってみてください。
シロツメクサが、何十本もいるシロツメクサの王冠の意味は、「私を思ってください。約束ですよ、幸せになりましょう。もし、破ったら復習します」です。
シロツメクサの王冠はシロツメクサを見つける集大成であると言えます。もし、王冠を作らないまでも、休日のよく晴れた日に、家の近くの河川敷や、公園などで、シロツメクサを見つけに行くのもいいでしょう。