失礼な人の態度や発言！無礼な人の特徴とは？

あの人、何て失礼な人なのかしら？と憤慨したことはありますか？世の中には他人の心の中に土足で上がりこむような失礼な人、無礼な人がいます。

基本的に日本人は礼を欠くことを恥とする傾向があるので、そういった人は嫌われることが多いです。しかし、失礼な人、無礼は人は自覚がない場合があるので、職場や友達などにそういった人がいたら、やっかいです。

失礼な人の態度や心理、無礼な人の発言や無礼な人の特徴について説明します。もしかしたら自分自身も失礼なことをしてしまった！と思い当たる方もいるかもしれません。

ところで、皆さんは失礼と無礼の違いを知っていますか？失礼とは、礼を失っている状態を言います。無礼は礼が無い状態です。どちらも意味は似ていますが、失礼より無礼の方が、程度が重い時に使われます。

失礼という言葉は、たまたまその時だけ礼を失ったという状況を指す事が多く、無礼というのは、そもそも礼儀を知らない人、不作法な人を指します。

更に非礼という言葉がありますが、これは礼儀にそむくことで、最も重度な礼を欠く態度になります。失礼・無礼・非礼の中では失礼が最も軽く非礼が最大級に礼を欠いた態度となります。従って、非礼という言葉を使う頻度は低いと言えるでしょう。

実は、誰でも知らない間に失礼なことをしている可能性はあります。貴方は失礼とは思わずに発言したことでも、相手の受け取り方次第では「失礼だ」と思われるかもしれないからです。

ただ、世の中には、いつも失礼な人というのも確かにいます。では、失礼な人の態度や発言には、どんな特徴があるのでしょうか。まずは、失礼な人の態度の特徴からです。

失礼な人、無礼な人は、挨拶をロクにしない人が多いです。部下や年下の人には勿論のこと、同僚にも挨拶をしません。場合によっては上司や目上にも挨拶をしないという強者もいます。

挨拶をしないということは、相手に喧嘩を売っているようなものです。相手の事を見下している、無視していると相手に思われても仕方がありません。

特に、こちらから挨拶をしているのに挨拶を返さないような人は失礼な人、無礼な人を通り越して、人として何か問題があるのか、悪意を持っているのか、と疑ってしまいます。

失礼な人、無礼な人は、挨拶もしないですがお礼もしないという特徴的な態度があります。例えば、仕事を同僚に手伝ってもらったのにお礼の一つも言わない人はいませんか？お礼をしないどころか「手伝わなくても良かったのに」的な態度の時さえあります。

誰かを助ける時は、ほとんどの人が無償でやっていることがほとんどです。最初から「お返しがほしい」とか「お礼の言葉を言ってほしい」と思って助ける訳ではありません。

でも、やはり人間同士です。「ありがとう」の一言があるだけで、お互いの関係性もスムーズに行くものです。目の前の事に必死の時はお礼をいう事も忘れてしまう場合がありますが、常に失礼な人、無礼な人は元から感謝の気持ちがないのが特徴です。

失礼な人、無礼な人は、挨拶も、お礼もしませんが、謝罪もしないといく特徴的な態度があります。例えば、自分のミスで周りの人に迷惑をかけたとしても、自分の非を認める事はありません。それどころか相手のせいにすることさえあります。

誰でもミスする事はあります。従って、きちんと謝れば「いいよ、お互い様だよ」となるものです。しかし失礼な人、無礼な人は往々にして自分は悪くない、という態度を取るため人間関係がギクシャクする事が多くなります。

失礼な人、無礼な人の最大の特徴的な態度は「自分の立場をわきまえない」と言うことです。例えば、上司でもないのに同僚に上から目線で命令する、商品の事を知らない新人なのに「自分は営業が得意」とばかりに接客をしてしまい迷惑をかけるなどです。

若気の至りという言葉があります。怖いもの知らず、礼儀を知らない態度で物事を進めてしまう様子を指す言葉です。若ければ許されることはあります。いい年をしているのに周りの事が見えていないは意外に多いようです。

失礼な人、無礼な人は自己中心的な人が多いです。相手の事を思いやれる人であれば、失礼なことは言わないはずなので、当たり前のことではあります。

こういった人は自分さえよければいいので、自分のしたことで相手が気分を害そうがどうでもいいと思っています。例えば、駅で電車が来るのを並んで待っているのに他の人を押しのけて真っ先に座ろうとする年配女性などが該当します。

では、失礼な人、無礼な人の発言にはどんな特徴があるのでしょうか。失礼な人の発言で一番特徴的なのは、自分の発言によって相手がどう感じるかといった視点が全くないことです。特徴的な発言の例を５つ挙げます。

失礼な人、無礼な人の発言の特徴の一つは「相手を尊重しない」「相手を軽んじる」物言いをすることです。

例えば、「キミはそんなことも出来ないの？」「頭悪いね」「田舎出身の君には分からないだろうけど」相手をバカにしたような発言をするのが特徴です。

男性が女性に向けて無礼な発言をする時は圧倒的にセクハラと思われるものが多いです。本人は会話しているつもりかもしれません。しかし、基本的にセクハラ発言は女性を見下している心理状態の時に出る言葉です。だから相手は不快に感じるのです。

セクハラ発言例としては、「そんなんじゃ結婚出来ないよ？」「今日は綺麗だね、彼氏と泊ったの？」「イライラしているけど生理中なの？」「更年期障害じゃないの？」「これだからオバサンは困るんだよね」などの言葉です。

貴方の周りに、人の心の中に土足で踏み込んでくる人はいませんか？例えば、失恋した、離婚した、職を失ったなどのプライベートな出来事はなるべく知られたくない事です。

でも、失礼な人や無礼な人は、聞かれたくないというこちらの思いを汲み取る様子もなく根掘り葉掘り聞いてくるのです。「離婚の原因は？旦那の浮気だったの？お相手の女性はどんな人？」など、自分の好奇心さえ満たせればいいと思っていることが特徴です。

失礼な人、無礼な人は相手が気にしている事を意味もなく指摘する事があります。例えば、太っている、胸が小さい、足が短い、お尻が大きい、背が低い、禿げている、など体型のことを平気でからかうデリカシーのない発言です。

小学生の子供は、相手の体型や、家庭の事情など、本人にもどうする事も出来ないことを、からかったりすることがよくあります。しかし、社会生活の中で「言っていい事と悪い事」を学んでいきます。無礼な人は学ぶ機会なく大人になったのかもしれません。

失礼な人、無礼な人は相手の話を聞かず自分の事だけ延々と喋る傾向があります。基本的な性格が自己中心なので仕方がないことかもしれません。

相手の話を遮る、相手が話をしている時はロクに聞いてない、などというのは日常茶飯事です。どんな人でも自分の話を聞いてほしくて怒涛のように話をしてしまう事はありますが、失礼な人、無礼な人は、人の話に耳を傾ける事がほとんどないのが特徴です。

失礼な人の態度や発言の特徴を見て参りました。では、こういった無礼な人の背景にはどんな心理が隠れているのでしょうか？もしかしたら、あなた自身にも思い当たる事があるかもしれません。

どんな人でも、うっかりして失礼なことをしてしまった事はあると思います。前述したとおり、貴方は失礼とは思わずに発言したことでも、相手の受け取り方次第では「失礼だ」と思われるかもしれないからです。

若いので礼を知らずに言うこともあるでしょうし、悪気はなかったのだけれど、場を盛り上げるために相手をおちょくるようなことを言って「失礼と思われた」と言うこともあるでしょう。

また、緊張しすぎて言わなくてもいいことを言ってしまう、とか、緊張が緩んで口が滑ると言うこともあるかと思います。いずれにしても何かに気を取られている、焦っている、緊張している、緊張が緩んだ、お酒が入った時などに起こりやすい心理です。

無礼な人の中には「相手を思いやる、という習慣がないのでは？」と感じる人がいます。自己中心的な人が多いのですが、そういった躾をされていないのだから仕方がありません。

子供の頃に「自分がされて嫌なことは相手にもしないこと」といった躾を受けて育つものですが、他人の視点に立って物を考える事をしてこないまま大人になると、失礼な人、無礼な人になってしまうと思われます。

これが一番厄介なのですが、無礼な人の中には、分かっていてやっている人も相当数いるようです。無礼なことをする目的はズバリ「あなたを嫌な気分にさせるため」です。

本人も気づいていない無礼や失礼であれば、まだ許せますがこういった悪質な無礼に対しては戦った方がいいかもしれません。

失礼な人の態度や発言の特徴、心理について見てきました。では、こういった無礼な人に対してはどう対処すればいいのでしょうか？失礼な人、無礼な人への対処法を４つ挙げます。

まず、やってみてほしいのは「気にしないで流す」ということです。社会生活の中ではウッカリ失礼なことを言ってしまう、言われてしまう事はよくあることだからです。失礼なことを言われた、と思ったら相手の事をよく観察してみましょう。

言った相手が何の悪気もない様子であれば、流してあげたほうが角が立たないので得策かもしれません。

でも、相手によっては「失礼なことを言っているよ」と教えてあげた方がいい場合もあります。悪気はなくても言っていいことと悪いことはあるからです。これにはちょっとしたコツがあります。

相手の言ってきた失礼な言葉を、オウム返し＋一言で返してあげるのです。例えば、40代のあなたが後輩社員に「〇〇さん、肌がたるんできてますね」と言われたら「え？何だって？肌がたるんでいてオバサンみたいだって？」と返してあげるのです。

後輩は「え？？そんなつもりじゃなかったんですが・・気分を害されたらごめんなさい」となるかもしれません。恐らくこのような返しをしたら二度と肌のたるみの事は言ってこないと思います。

失礼な人、無礼な人は自分の言ったことが、どれだけ相手を傷つけているか想像がつきません。だから、やんわりと気づかせてあげる方がいいでしょう。しかし、失礼な人、無礼な人は、鈍感な人が多いので遠回しに言っても分からない時があります。

その場合は、「その言い方は失礼だよ」「そんな言い方をされると私は嫌な気持ちになる」「失礼な言い方をするのは止めてほしい」とハッキリ言う事です。

無礼な人に対して「気にせず流す」「オウム返しで遠回しに注意する」「ハッキリ注意する」ことをやってみて、それでも無礼が治らない場合はどうすればいいのでしょう？

この場合は、その人にはなるべく近寄らない事です。その人には性格的な障害があるか、あなたに悪意があってワザと無礼を働いている可能性があるからです。

仕返しをしてやりたい気持ちに駆られるかもしれませんが、それをすると相手と同じ土俵に立つことになり貴方の品位まで落としてしまうので注意しましょう。

では最後に、無礼な人を撃退する方法を教えます。無礼な人の中にはシツコイ人や悪意のある人がいます。基本はそういった人には近寄らない事をお勧めします。相手と同じ土俵に立つことで貴方の品位まで落としてしまうからです。

でも、相手によっては何も言い返さないあなたに安心して、行動をエスカレートさせる場合があります。その時は、ちょっとドスを利かせた声で言い返すのもいいでしょう。「二度と私に近寄るなボケ！」という気持ちを込めて言いましょう。

先にも書きましたが失礼な人には、相手の言葉をそのまま返すと効果的です。自分の事を棚に上げて「あなた頭悪いわね」と言ってくる友人には「お前もな」と返せばOKです。

社内ではなかなか「お前もな」とは言えませんので「〇〇さんのように、社内でナンバーワンの頭を持っていたら良かったのですが・・」と言ってあげましょう。人をバカにする人は低能で劣等感のある人です。確実に応酬されたと受け取ってくれるでしょう。

例えば、貴方に対していつもセクハラ発言をする上司がいます。「キミ、もう30歳だよね？結婚相手はいないの？」としつこく言ってきたとします。その時に「一体何が言いたいのでしょうか？」「おっしゃりたいのは何ですか？」と質問してみるのです。

セクハラに厳しくなっている現在でも女性に結婚退職を迫る会社は多いです。あなたに興味があって「結婚しないの？」と聞いてくる上司もいるかもしれません。

退職を迫る意図にしても貴方に興味があって聞いてくるにしても「で？それで何が言いたいの？」と返してあげればグーの音も出なくなること間違いなしです。

人のプライベートを詮索してくる人にはハッキリと「詮索するのは止めて貰えます？」と言いましょう。図々しい人には、遠回しに注意しても改心は見込めません。相手の気を悪くしないようにと遠慮していたらずっと相手に振り回されることになります。

世の中にはいろいろな人がいます。長く生きていれば無礼なことを言われるのは仕方がないかもしれません。基本は無礼なことをしつこく言う人は「デリカシーのない奴」と思って相手にしない方がいいでしょう。

しかし、中には悪意を持って失礼な事を言い喧嘩を売ってくる人もいます。そういった人の策略には乗らないようにする方がいいですが、あまりにも酷い場合は周囲に相談して一人で戦わない事も大切だと思います。