生返事の意味とは？使い方を例文を用いて紹介
生返事という言葉は日常でよく耳にすることがあるかもしれません。生返事とはどういった意味で、どういう時に使うのかを正しく理解して、自分が言われた場合に意味がわかるように知っておきましょう！また、どういう心理なのかを紹介しています。
目次
生返事ばかりする人の心理や対処法を知ろう
「生返事」とはどういった意味なのかご存知でしょうか？たまに聞くけど、どういう意味なのかわからないということもあるかもしれません。何気なく使っているかもしれませんが、間違った意味で使ってはいませんか？
もしも自分が言われた時、生返事をする人の心理やどのように使うのか、またそういった人への対処法をご紹介していきます。
「生返事」の意味とは？
実は「生返事」という言葉には大きく分けて二つの意味があります。意味を正しく知ることで、間違った使い方をなくすようにしましょう。
一つは、曖昧な返事をしたり本当に聞こえているのかわからないような返事だったりのことを生返事と言います。「いい加減な返事」「はっきりしない返事」「気の無い返事」などの意味があります。
もう一つは、なんと答えればいいかわからない返事の場合のことを言います。
予想外に重い話だったり、深刻な話をされた時に、生返事をしてしまったという意味にも使えます。
答えに詰まったりする時にも使うということを覚えておくといいでしょう。自分が理解できないような趣味の話のときに使えます。
「生返事」の由来とは？
生返事の「生」という字は、生意気や生半可や生ぬるいの「生」という文字です。中途半端、という意味があり、生ぬるいなら「中途半端にぬるい」という意味です。
それに返事を組み合わせたもので、中途半端な返事という意味になります。
「生返事」の対義語は？
一方で、生返事の対義語は「二つ返事」です。意味は躊躇わずに快諾すること、はいはいと二回連続で答えることの二つがあります。中途半端にはぐらかすことの対極が「二つ返事」となっているのです。
また、「一つ返事」という言葉もありますが、こちらは「二つ返事」の誤用と言われています。間違えて「一つ返事」と言わないように気をつけましょう。
「生返事」の類語は？
生返事の類語には「素っ気ない返事」「気の無い返事」「適当な返事」「無愛想な返事」などがあります。
どれも似たような意味なので、使ってみるといいです。中には「木で鼻をくくったような返事」という耳慣れない言葉もあります。意味も同じく曖昧という意味です。
「生返事」の使い方
「生返事」の使い方は、会話の中でこの人話聞いてないなと思った時に使うことが多いでしょう。
良い意味の言葉ではないので、あまり多用することはないでしょう。人を非難したり時にも使うことができるでしょう。
「生返事」を使った例文
次に「生返事」とはどのように使っていけばいいのかご紹介していきます。曖昧な返答やどうしたらいいかわからない時に使うことが多いです。
生返事の使い方をもっと見ていきましょう。次からは例文を紹介していきます。
例文①話を聞いてもらえなかった「生返事」
生返事の例文には、「あの人は生返事ばかりで、一度いっても仕事を理解してくれない。」などのように話を聞いてもらえなかった時に使うことができます。
「そんなに生返事ばかりしないで欲しい」などのように話を聞いているかどうかわからない人を咎める時に使うこともできます。
例文②どうしたらいいのかわからない時の「生返事」
例えば深刻な重い話だったり、よくわからない趣味の話、興味のない犯罪自慢などどんな答えをすればいいかわからなかったときに使うことも可能です。
仕事でも使えることができます。例えば、自分で判断しきれない要件を取引先から言われたと時、「自分ではよくわからない分野の話だったので、とりあえず生返事で返した」というように使うことができます。
「そのような深刻な話にどう答えればいいかわからなかったので、生返事で答えるしかなかった。」などのように話すことができます。
例文③曖昧な回答をしている時の「生返事」
生返事は曖昧な回答をしている時にも使える言葉です。興味のないことを聞かされて曖昧な返答をしてしまう時に使います。
「へー」とか「ふーん」など聞いているかどうかわからない人のことを指して使うことができます。
「彼氏はいつも生返事をしてばかりで全然私に構ってくれない。」などのようにいうことができます。
「生返事」と「空返事」の違いとは？
「生返事」と「空返事」の違いは特にありません。どちらも気の無い返事、そっけない返事、いい加減な返事のことを指します。
どちらもほとんど同じ意味なので、違いはないと言えるでしょう。どちらを使っても構いません。ちなみに空返事の読みがなは「カラヘンジ」と「ソラヘンジ」でもどちらでも大丈夫です。
生返事をする人の心理とは？
それでは、生返事をする人の心理とはどういったものがあるのでしょうか？
実際、生返事をする人は非常に多いです。気づいたら生返事をしてはいませんか。もしも会話をしている時に相手が生返事をしているなと感じたら、話題を変えてみたりするなどしてみるのがいいでしょう。
話題に興味がもてない
全く興味のない趣味の話や、なんて返したらいいのかわからない話は、うわべだけで返答してしまいがちです。興味がない心理状態なので、聞く状態が辛いのです。
また、別のことに集中している心理状態でもあるので、一方的な会話になってしまいがちです。
聞かないでほしい内容
聞いてはいるけれど、自分にとって不都合な内容であったり、重い話の時は生返事になりがちです。深刻な内容であったり、本当に聞いていいのかわからない場合は、あまり深く聞かないようにしましょう。デリケートな話題は特に要注意です。
相性が合わない
普通に生活していて、この人のことが嫌いだから話もあまり聞かないということはありませんか？もしかすると、相手はあなたと相性が合わなくて話を聞く気が最初からないのかもしれません。
こういった心理は、どうしても働いてしまうので聞き流してしまうのです。
天王星人プラスの性格的特徴や相性・運勢【細木数子六星占術】生返事する人への対処法
会話の最中に生返事をされると不快な気持ちになりますが、どうせならより良い会話をしたいものです。もちろん相手が悪いというのもありますが、自分でも生返事をできるだけさせないような会話を心がけたいものです。
生返事をする人への対処法はどんなものがあるのかをご紹介します。
話題を変える
誰も興味を持ってなさそうな内容であれば、できる限り話題を変えたり、早々に話を切り上げたりするのがいいでしょう。
わかりやすい内容や食いつきの良さそうな内容に変えてみて、再度相手の反応をみるのがいいでしょう。
話しかけてもいい状況か考える
実は忙しくて、返事が曖昧になっている時があるでしょう。自分はすぐに話したい！と思っていても相手はそれどころではないかもしれません。
何か集中している時に話しかけられても生返事をしてしまいがちになります。話し相手が勉強中だったり、仕事中だったり、何か他のことに気を取られている場合は気をつけましょう。
そういったときは様子を見て、話をしていいのかどうかタイミングを見てから話しかけましょう。我慢することが大事です。
ちゃんと話を聞いているのか聞いてみる
どうして自分の話をちゃんと聞いてくれないのか、どうしたら興味を持ってもらえるのか、いっそのこと聞いてみるのがいいかもしれません。
パートナーや友達との会話との会話ならまだましですが、仕事でのやりとりをしている時に生返事をしてしまっていたら大変です。そういう時は「今の私の話、ちゃんと聞いていましたか？」と確認した方がいいでしょう。
ちゃんと話を聞いているのかを確認することでより良いコミュニケーションを築くことができるはずです。
生返事してしまう癖を直す方法
自分が生返事をしているという意識がある人もいるかと思います。生返事をすることは良い行為とは言えません。
周囲の人を不快にさせないためにもなるべく改善するようにしましょう。
一つのことに集中する
生返事をしているときは、別のことをしていることが多いのではないでしょうか。会話の内容と今自分がやっていること、どちらを優先するべきなのかを考えましょう。
今やっていることを邪魔されたくない！と感じたら、あとで話を聞くからなどフォローをいれる方がいいでしょう。
会話の中で質問できるところを探す
なかなか会話をしていて盛り上がらない、興味のない内容だと感じたら、質問ができるようにしましょう。会話は質問の連続で成り立つものです。
どれだけ興味のない話をされたとしても、質問をすることで興味を持てることがあります。もちろん興味のない話が苦痛であるなら、それとなく話を変えるのがいいかもしれません。
自分が生返事をしないように注意しよう
生返事をするのもされるのも、どちらも嫌な気持ちになるものです。気の無い返事をするよりも、話を聞いてよりその人の気持ちを理解したり質問したりした方が会話を楽しめるはずです。
生返事は自分でも知らない間にやっていることがあるかもしれません。素敵な人間関係を続けていくためにも、意識して生返事をしないようにしましょう。