チンチラの寿命や値段(価格)!性格や飼い方・飼育方法も紹介
ペットとして人気のあるチンチラ。そんなチンチラですがどんな動物なのか知らない人も多いのではないでしょうか?そこで今回はチンチラの寿命や値段について調べてみました。また正しい飼育方法についてもご紹介していますので、チンチラの寿命を縮めないよう覚えておきましょう。
手軽に飼えるペットとして人気のチンチラ
少し前までは珍しい動物でしたが最近では日本でもよく見かけるようになったチンチラ。プクプクした姿がとっても可愛くペットとして飼育する人も増えてきています。また成長しても大きくなりにくく、手軽に飼えるペットとしても人気です。
そこで今回はそんな人気のチンチラについて調べてみました。チンチラとは一体どんな動物なのか、寿命は?飼育するにはどんなものが必要なのかなど様々な情報をご紹介していますのでチェックしてみてください。
チンチラってどんな動物?
ではまずはチンチラがどんな動物なのかについてご紹介していきましょう。チンチラはどんな性格なのか、また成長するとどのくらい大きくなるのか、寿命はどのくらいなのか、などチンチラの生態について見ていきましょう。
チンチラの性格
まずはチンチラの性格について見ていきましょう。野生のチンチラは非常に知能が高い動物だと言われており、小型の哺乳類の中ではダントツです。その為、時間をかけて教えれば犬や猿のように「お手」「おすわり」などの一芸もできるようになります。
また頭がいい動物のため、自分に危害を加えようとするものへの警戒心が高いと言われていますが、その反面安心できると判断した場合には懐かせることも可能です。小さい頃から愛情を持って育てることでベタ慣れしているチンチラを買うことが可能です。
チンチラの大きさ
チンチラの大きさは雌雄によって違いがあります。一般的にはメスよりもオスの方が体が大きくなることが多いですが、チンチラの場合は逆でメスの方が少し大きく成長します。
基本的にはオスもメスも20cmから30cmほどに成長するのですが、メスの中には35cmを超える大きさに成長するものも。個体によって差がありますので目安程度に覚えておくと良いでしょう。
チンチラの寿命は?
チンチラは小型の哺乳類の中でも長寿命の生き物として有名で、10年から15年生きると言われています。しっかりとした飼育環境下で育ててあげることで寿命が長くなるペットであり、ギネス記録には29年229日の寿命だったチンチラがいるという記録も。
長い期間一緒に過ごすペットになるので安易な気持ちで飼うと環境が変わった時に苦労することになります。寿命を迎えるまで責任を持って飼育できるか考えてからチンチラを迎えてあげましょう。
チンチラの種類別の値段
では次はチンチラの価格についてみていきましょう。チンチラと一言で言ってもたくさんの種類が存在しています。またその種類によっても販売されている価格が大きく変わってきます。
最も一般的なスタンダードグレーなら20000円から35000円程度。シナモンと呼ばれている薄茶色の毛足のものなら35000円から50000円です。その他にも稀少なものだとホワイトと呼ばれる白の毛足・黒目のチンチラで60000円から80000円で販売されているものも。
毛足の色や目の色で様々な種類に分類されているのですが、稀少なものほど販売価格が高くなっています。安いものと比較すると4倍もの値段になっているのじっくり考えてから購入しましょう。
種類(カラー) | 価格相場 |
スタンダードグレー | 20,000円〜35,000円 |
シナモン | 35,000円〜50,000円 |
ブラックベルベット | 40,000円〜55,000円 |
ブラックエボニー | 50,000円〜65,000円 |
ホワイト | 60,000円〜80,000円 |
パイド | 65,000円〜80,000円 |
バイオレット | 65,000円〜80,000円 |
チンチラの飼い方・飼育方法
では続いてはチンチラの飼い方・飼育方法についてみていきましょう。元々は自然の中で生きている動物をペットとして迎え入れているので、できるだけストレスのない環境で飼育してあげることは飼い主の責任です。
チンチラをペットとして迎え入れるなら、快適な環境で育ててあげるために必要なものをしっかりと事前に準備しチンチラの過ごしやすい場所を作ってあげましょう。
用意したい飼育用品
では早速チンチラを飼育する際に用意しておきたい飼育用品をご紹介しましょう。今から紹介するものはチンチラが快適に過ごすのに欠かせないものばかりです。家にチンチラを迎えに行く際には最低でもこれらだけは用意してあげましょう。
ケージ
まず最初に用意したいのはケージです。
チンチラは運動が大好きな動物です。ジャンプなどをすることもあり広いスペースが必要なので、最低でも1mくらいの大きさがあるものを用意してあげましょう。上下に移動することも多いので、縦横の大きさだけではなく高さがあるものを選ぶのがポイントです。
また大きさ以外にもケージの素材も重要です。チンチラはあらゆるものをかじる性質があるのでプラスチックや段ボール性のものはNG。かじられても破損しない金属製のケージが適しています。
かじり木
次に用意するものはかじり木です。チンチラの前歯は少しずつですが伸びるようになっています。そのまま放っておくと前歯が長くなりすぎてうまく食事ができなくなってしまうことも。
そういったトラブルを防ぐために、飼育の際にはかじり木を用意してあげましょう。このかじり木をチンチラが噛むことで歯を適度に削ることができます。
かじり木の代用として外で拾ってきた枝などを使用する人もいますが、枝の種類によってはチンチラに悪影響を及ぼすことがあるので危険です。雑菌などもたくさん付着しているので、ペットショップで購入できるものを使用するようにしてください。
回し車
ペットの運動不足を解消するために回し車も用意してあげましょう。狭いスペースでもしっかりと走ることができます。また回し車を選ぶ際も材質には要注意。プラスチック製のものなどを選ばないようにしましょう。
巣箱
チンチラは巣の中で眠る習性があるため、安心して眠るために巣箱も必要です。床にそのまま設置するタイプの物や空中に付ける物などたくさんありますが、好みのものを用意すれば問題ありません。
給水ボトル
水分補給するためには給水ボトルを設置してあげましょう。食器などに水を入れて置いてあげる方法もありますが、動いた際にひっくり返してしまったり、水の中に排泄して汚染されてしまうこともあります。
給水ボトルならそういった問題を回避できる上に、水を補充する手間も省けます。値段も高いものではないので、必ず用意してあげましょう。
チンチラサンド(砂)
チンチラは体の汚れを落とす際に砂浴びをする習性があります。そのためケージの中にも砂浴び用のチンチラサンドを用意してあげましょう。
こちらもかじり木と同じように拾ってきた砂などはNG。必ずペットショップで販売されているものを購入してください。
チンチラの餌
野生のチンチラは草原の草やフルーツ・樹皮などを食べて暮らしています。しかし毎回の食事でこういった食事を用意するのは大変です。
なのでペットのチンチラを育てる時には市販のチンチラフードを与えましょう。栄養バランスのとれた食事をすることで、チンチラの寿命も長くなります。
食べさせてはいけないもの
チンチラには鳥用フードやハムスター用のフード・セレニウムを多く含むうさぎ用のフードなどチンチラ用以外のフードは与えてはいけません。
また外から採ってきた雑草などの草、ネギ、タマネギ、ニンニク、アボガドなども禁止です。その例外にも人間用のおやつなどはチンチラにとって害になるので絶対に食べさせないようにしましょう。寿命を縮めることになります。
チンチラの飼育環境
チンチラを飼育するにあたっては温度の管理も大切です。チンチラが生活するのに適している温度は17度から23度だと言われています。しかしチンチラは自分で体温調節をうまくできません。その為には立つ場にはクーラーを冬場にはヒーターを使って適温にしてあげる必要があります。
管理がうまくできていないと夏場には熱中症、冬場には仮死状態になってしまうことがあるので、温度計などを使用してしっかりとチェックしてあげましょう。
チンチラとの生活
チンチラは夜行性の動物です。なので昼間は眠っていて夜になると活動し出すのがチンチラにとって規則正しい生活になります。
しかしここで触りたい・遊びたいからといって昼間に無理やり起こしてしまう人も。これはチンチラにとって非常にストレスになる行動で、睡眠不足になったり寿命に影響を与えることも。
自分が遊びたい時間に遊ぶのではなく、チンチラが起きている時間に合わせて遊んであげましょう。
チンチラを飼ってみよう
今回はチンチラについてご紹介しました。チンチラの種類や飼い方、寿命など様々な情報があったと思います。
手軽に購入できるようになったチンチラですが、飼い主の買い方一つでチンチラの寿命を左右してしまいます。しっかりと飼育環境の整備をし、快適に過ごせる状態にしてからチンチラを迎えてあげるようにしましょう。