ケツカッチンの意味とは？バブル世代の言葉の使い方を解説

最近、テレビで平野ノラがバブル時代の言葉を使うようになり、「ケツカッチン」という言葉を耳にしたことがあるという人も多いでしょう。ですが意味を知らないという人が増えてきました。

バブル時代は1980年代後半から1990年代初めの好景気のことを言います。現代にもたくさんの若者言葉があるように、バブル時代にもたくさんの言葉が流行しました。その言葉のひとつが「ケツカッチン」です。

「ケツカッチン」とはどんな意味でしょうか。バブル世代の流行語の「ケツカッチン」の意味と使い方を紹介します。

「ケツカッチン」とはどのような場面でどのような意味で使われる言葉でしょうか。少し面白い言葉に聞こえる「ケツカッチン」。お尻のことと思ている人もいるかもしれません。「ケツカッチン」の意味と由来を解説します。

「ケツカッチン」とは、「後に予定がある」ことや「時間がない」という意味で使われます。また、仕事で忙しいという場面で納期が動かせないことでも使われます。

芸能人が「ケツカッチン」という言葉を使ったら、後にスケジュールが詰まっていることを意味します。それが、仕事以外の場面でも使われるようになり、プライベートでも使いやすいことからバブル世代の人に使われました。

「ケツカッチン」はバブル世代に幅広く使われた言葉ですが、その使い方の由来は何でしょうか。「ケツカッチン」とは、もともと芸能界や業界用語のひとつとして使われ始めました。

映画・ドラマ・テレビを撮影する現場で、アクションを止める合図にカチンと鳴らす道具を「カチンコ」といいます。その「カチンコ」を最後(ケツ)に持っていくことから、「ケツでカチンコを鳴らす」が省略されて、「ケツカッチン」と言われ始めました。

「ケツカッチン」とは何か分かっても実際にどのように会話で使うのでしょうか。例文を紹介しながら、会話での使い方を紹介します。

「ケツカッチン」の使い方は難しくありません。バブル世代のようにノリがいい場面で使うと盛り上がります。芸人が使うイメージが強い言葉なのではじけた使い方をして場を面白くしましょう！

飲みの場面などで使える使い方です。飲み会後にもう一軒いこうと誘われることも多いはず。しかし、予定があってお断りしたいときもあります。上手く断らないと場を盛り下げてしまいますので上手く使いましょう。

逆に、「ケツカッチンなのでお断りします」と言われたら「オーケー！バブリー！」とノリよく返してあげましょう。

仕事で会議前に資料を作成しているという場面で会議の時間が迫ってきています。会議の開始時間は変更できないので、資料を急いで配布しなければなりません。会社の上司がバブル世代ならこのような使い方をするはずです。

すこし忙しい日常にうんざりして愚痴をこぼす場面での使い方です。忙しいことに愚痴を言うと場の雰囲気が暗くなりがちです。そんな時にバブル世代のはじけた使い方をすると場の雰囲気を壊さず笑いに変えることができるはずです。

テレビでお笑いのひとつとして使われることもある「ケツカッチン」という言葉。日常の会話ではもう使えない死語となってしまったんでしょうか？「ケツカッチン」という言葉の今の使われ方を調べました。

「ケツカッチン」という言葉は女性は使いにくいという現状があるようです。なぜなら、「ケツカッチン」という言葉が下ネタを連想させる言葉であるからです。

意味を知らない人がその場にいたら、下ネタを言っていると誤解を生んでしまうこともあるようです。そのため、聞くのは大丈夫だけど使うことを遠慮するそうです。

女性が遠慮しがちな言葉ですが、仲良しな友人といるときに他のバブル用語を会話に取り入れると盛り上がることもあるので、会話に取り入れることに挑戦してみましょう。

「ケツカッチン」という言葉を使った人が、相手に伝わらなかったという体験談があるようです。日常会話で「ケツカッチン」が使われることが珍しくなり、面白さを求めて使ったにもかかわらず、意味が通ずなくて空気がひんやりとしてしまうことがあるそうです。

また、言葉は聞いたことあっても意味は知らず、お尻が固いの？と言われてしまうこともあるそうです。語源を知らないで「ケツカッチン」という言葉を聞いたら勘違いしてしまう言葉です。

今では、テレビで少しづつバブル用語が使われるようになってきました。そのため、言葉は知っていても、意味を理解している人は多くないそうです。

バブル世代を体験してきた同世代とは盛り上がるけど、若い人には全く通じなかったという体験を持つ人もいるのではないでしょうか？同世代同士の会話であれば「ケツカッチン」はもちろん、他のバブル用語を使っても会話は盛り上がります。

今はバブル世代を知らない人も増えていることもあり、「ケツカッチン」を使うと意味が通じなかったということが起こるそうです。会話を上手く進めるためにはあえて使わないということもあります。

テレビで平野ノラが活躍していることもあってバブル用語が注目されるようになりました。平野ノラのバブル世代の姿や持ち物、言葉を使うことからバブル世代の人は懐かしく感じます。

若い世代の人も知らないからこそ面白いと感じる人もいるようです。流行りは1周すると言われています。レトロ服装が流行しだすように言葉も1周してバブル世代のものが流行りだしているようです。

「ぶっとび～」などの言葉もテレビで聞くことがあります。そこで、「ケツカッチン」以外のバブル用語と意味を紹介します。言葉を覚えて会話に交ぜてみてください。

「ドロン」という言葉は「ケツカッチン」と一緒に使われることがよくあります。「ドロン」は姿を消すことで帰るという場面で「ケツカッチンなのでドロンします」と使います。

「ドロン」は効果音から由来が来ているため、「ドロン」と使うときに忍者の真似して手を組んで面白さをとることもできます。

「ワンレン」は、平野ノラのネタのひとつに「ワンレン、ボディコン、舘ひろし」というのがあり、聞いたことある人も多い言葉です。

「ワンレン」はワンレングスカットの略称で、髪を長くし全部を同じ長さで切りそろえる髪型のことです。前髪も長くすることから、平野ノラのような額が出てる髪型になります。バブル当時の女性にワンレンはとても人気がありました。

平野ノラのネタにも出てくる「ボディコン」という言葉。ボディコンはボディ・コンシャスの略称で体の線が強調される洋服のことです。

バブル当時の若者はディスコに集まって踊ることが流行っていました。ディスコに通う女性たちは、セクシーなボディコンを着てジュリアナ扇子持って通ったそうです。

「アッシー君」という呼ばれ方もする言葉です。どんなときでも車で送迎する男性のことをバブル時代は「アッシー」と呼びました。女性の足として使われることからこの呼び方が付きました。

「ぶっとびー」という言葉は吹っ飛んでしまうくらい驚いたというときに使います。また、これと似た言葉で「おったまげー」という言葉があり、この言葉も驚いた時に使いますが、「ぶっとびー」と驚きに違いがあります。

少しの驚きに「ぶっとびー」を使い、とても驚いた時は「おったまげー」を使います。さらにもっと驚いた時は「ぶったまおったまげー」と混ぜて使うそうです。

日常でなんとなく普通に使っている言葉がバブル世代に流行った言葉というのがあります。今も残っているバブル用語を紹介します。

「華金」は、華の金曜日の略称です。どんな意味か知らず、金曜日になったら使っていたという人もいるのではないでしょうか。「華金」とは、土日を楽しみに待っているということで使います。バブル当時の人々は仕事帰りに銀座や六本木で遊んでいました。

今でもよく使われる言葉のひとつである「朝シャン」。朝にシャンプーをすることを言います。バブルの頃から流行りだしました。朝ご飯を食べるよりも朝シャンすることで話題になりました。今でも朝シャンをするという人は多くいます。

バブル用語を理解することでバブル世代の面白さが分かってきたのではないでしょうか。バブル世代の人と話すときに使えば盛り上がります。しかし、使うタイミングには注意が必要です。

また、バブル世代の人はとコミュニケーション能力が高かった世代とも言われています。バブル用語を会話に混ぜて自分のコミュニケーション能力を高めましょう！