甲斐甲斐しいの意味や類語とは?使い方を例文を用いて紹介

甲斐甲斐しいの意味を知っていますか?甲斐甲斐しいと聞いたとき、「悪い意味なの?良い意味なの?」とどんな場面で使われるのかさえ分かっていない人も多いでしょう。甲斐甲斐しいについて詳しくみていきましょう!使い方が分かればコミュニケーションに役立ちます!

甲斐甲斐しいの意味や類語とは?使い方を例文を用いて紹介のイメージ

目次

  1. 1「甲斐甲斐しい」を正しく使おう!
  2. 2「甲斐甲斐しい」の意味とは?
  3. 3「甲斐甲斐しい」の類語と意味
  4. 4「甲斐甲斐しい」の使い方《例文紹介》
  5. 5甲斐甲斐しい人の特徴
  6. 6甲斐甲斐しい人の心理とは?
  7. 7悪いイメージの甲斐甲斐しさがある人とは?
  8. 8甲斐甲斐しい人は良い人!

「甲斐甲斐しい」を正しく使おう!

甲斐甲斐しいという言葉は、正しく使えていない人が多い言葉でもあるでしょう。なぜなら、甲斐甲斐しいとは、なんとなく響きが「卑しい」などのような言葉と同じように聞こえてくるからです。

甲斐甲斐しいの本当の意味を知って、甲斐甲斐しいとは一体どんな時に使う言葉なのかを見ていきましょう!日本語の難しさを感じさせますが、意味が分かれば正しく使うことができるでしょう!

「甲斐甲斐しい」の意味とは?

甲斐甲斐しいの意味とは、「ちゃんとしている」「きびきびしている」「シャンと動く」「手際が良い」「健気に努力する」「頼もしい」などです。

思っていた意味とは全然違うという人もいるのではないでしょうか。甲斐甲斐しいとは、基本的には良い意味として使われることが多いものになります。

例えば、めんどうみが良い人や、要領の良い主婦などを見ていると「甲斐甲斐しい。」と思う人がいるでしょう。甲斐甲斐しいと言われたときは褒められている証拠です!

「甲斐甲斐しい」の語源

甲斐甲斐しいの語源とは、甲斐という言葉から来ています。甲斐とは、「行動すると効果がある」ことを意味しています。

甲斐甲斐しいは、この甲斐を2回続けているため、甲斐をより強調したものです。努力とともに結果が素晴らしいものになるイメージをすると良いでしょう。

このイメージから、甲斐甲斐しいという言葉が生まれているのです。

「甲斐甲斐しい」の類語と意味

甲斐甲斐しいの類語
・元気
・健気
・堂々としている
・勇ましい
・凛々しい
・こまめ
・まめまめしい
・行き届いた
・世話を焼く
・キビキビと

甲斐甲斐しいの類語を見ると、元気や健気というものがあります。他にも、凛々しい、まめまめしい、行き届いた、世話を焼くというものもあります。

甲斐甲斐しいという意味は、いろんなニュアンスがあります。そのため、広い意味で使われます。例えば、元気と世話を焼くでは意味が違います。しかし、甲斐甲斐しいには両方の意味を兼ね備えているのです。

凛々しい

甲斐甲斐しいの類語には、「凛々しい」があります。凛々しいの意味とは、「頼もしい」「引き締まっている」というものがあります。凛々しい人には、かっこよさを感じるものがありませんか?

なんとなく覚悟が決まっている様子や、良い意味で強い人というイメージがあります。甲斐甲斐しいという言葉にも、この意味が使われることがあります。

そのため、凛々しいというのも甲斐甲斐しいの意味の1つになるのです。凛とした人というのも、甲斐甲斐しい人という意味を含ませていることがあるでしょう!

まめまめしい

甲斐甲斐しいの類語には、「まめまめしい」があります。まめまめしいと聞くと、とても細かい人というイメージを持つでしょう。また、ねちねちしているようなイメージを抱かれることもあります。

しかし、まめまめしいの意味とは、「せっせと動く」「真面目にする」「怠けることがない」というものがあります。細かいというイメージよりは、きちんとしているというイメージの言葉です。

まめまめしいは、甲斐甲斐しいのように言われると「褒め言葉なの?」と思いますが、褒め言葉になります。日本人の性格はまさに、「まめまめしい」のではないでしょうか。

世話を焼く

甲斐甲斐しいの類語には、「世話を焼く」というものがあります。世話を焼くというのは、「面倒を見る」という意味があります。

ただ単純に面倒を見るというわけではなく、「誰に言われなくとも自分から面倒を見る」というのが世話を焼くの意味になるのです。

甲斐甲斐しいのように、キビキビしている様を思い描くことができるような言葉になるので、甲斐甲斐しいの類語として使われることもあるのです。

「甲斐甲斐しい」の使い方《例文紹介》

甲斐甲斐しいという言葉の使い方について紹介します。甲斐甲斐しいというのは、その人の性格やその人の動き、姿に対して使うものになります。

甲斐甲斐しいは、動詞の前に使うこともあれば、名詞の前に使うこともあります。そんなに使い方自体は難しくはありません。甲斐甲斐しいの意味がしっかり分かっていれば、ちゃんと使うことができるでしょう!

ここで、例文をいくつか紹介していきます。例文を見て、使い方を覚えていくのもおすすめです!

例文①甲斐甲斐しい姿

甲斐甲斐しいの例文1つめは、「甲斐甲斐しい姿」です。例えば、働いている人を見て「甲斐甲斐しい姿を見ると頭が下がるね。」などのように使います。

他にも、「一生懸命頑張って、甲斐甲斐しい姿を兄弟に見せている」という例文もあります。甲斐甲斐しいというのを、頑張っているとか精一杯やっているというような意味で使うものです。

類語の中に、「健気」というものがありますが、甲斐甲斐しい姿とは、健気さを意味するものも確かにあるでしょう!

例文②甲斐甲斐しさがある

甲斐甲斐しいの例文2つめは、「甲斐甲斐しさがある」です。例えば、「彼女には甲斐甲斐しさがある」などです。その姿や、普段の行いを評価されているような意味がある文章です。

甲斐甲斐しさがあるというのは、どこか期待の意味も込められているでしょう。「甲斐甲斐しさがあるから期待している。」とか「甲斐甲斐しさがあるから、成長するのではないか?」などのようにです。

甲斐甲斐しさがあるというのは、第三者目線で使うものなので、冷静な判断として「甲斐甲斐しさがある」という言葉が出ることがあるでしょう!

例文③甲斐甲斐しく

甲斐甲斐しいの例文3つめは、「甲斐甲斐しく」があります。「最初はどうなるかと思ったけど甲斐甲斐しくなった。」などのような例文があります。

他にも、「あの女性のように甲斐甲斐しくなりたい。」という文章もあるでしょう。甲斐甲斐しくというのは、成長の証として使われることもあれば、願望として使われることもあるのです。

甲斐甲斐しくの前後にある言葉で、ちょっとニュアンスが変わってくるため、使うのが難しいと感じられることもあるでしょう。

甲斐甲斐しい人の特徴

甲斐甲斐しい人の特徴について紹介します。甲斐甲斐しい人というのは、どんな特徴を持っているのでしょうか。甲斐甲斐しい人になりたいと思っている人は、この特徴をしっかり抑えておきましょう!

甲斐甲斐しい人の特徴を見ると、なぜその人が甲斐甲斐しいと評価されているのかが分かるようになります!

甲斐甲斐しい人の特徴を自分に取り入れていくことができたら、人として成長することができるでしょう!成長したい人は、取り入れられるものから取り入れていきましょう!

テキパキしている

甲斐甲斐しい人の特徴は、テキパキしていることです。サっと動くことができるので、見ていて気持ちの良いものがあります。

何をやっても手際が良く、全く無駄がないように見えるのです。テキパキと家事をこなす人や、テキパキと仕事をこなす人は「甲斐甲斐しい人」になるでしょう。

テキパキしていることは、甲斐甲斐しい人からすると当たり前のことでもあります。性格的なものなので、テキパキしないと気が済まないのでしょう。

かゆいところに手が届く

甲斐甲斐しい人の特徴には、かゆいところに手が届くというものがあります。いわゆる気が利く人ということです。人が頼んでいないことでも先回りしてやっているところがあるのです。

そのため、「わー!助かった!」と思われることも多くなるでしょう。気が利く人というのは、自分のことだけで頭がいっぱいになっているわけではないため、心のどこかに余裕を持っています。

そのため、甲斐甲斐しい人というのはいつも動いて忙しそうにしていますが、実は心に余裕がある素敵な人が多かったりもするのです。だからこそ、かゆいところに手が届き、人のことを見て状況判断をするのが得意なのでしょう!

人に尽くす

甲斐甲斐しい人の特徴には、人に尽くすというものがあります。困っている人がいたり、力を貸して欲しいと言われたりすると、全力でその人のために頑張ります。

甲斐甲斐しい人は、何事にも手を抜くというのがないのです。そのため、自分のことじゃなくても自分のことみたいに頑張れるところがあります。

感謝されることも多くなりますし、頼もしさから重宝されることも多くなります。元々、能力の高さも持っているため、人に尽くしたときに間違いがほぼありません。正しい道筋や、正しい方向性で物事を教えられる能力も持っているのです。

何事にも熱心

甲斐甲斐しい人の特徴には、何事にも熱心というものがあります。甲斐甲斐しい人は、一生懸命さが伝わりやすい人なのです。そのため、得しているところもあるでしょう。

甲斐甲斐しい人が熱心に何かに取り組むことで関心している人は多いでしょう。熱心な姿や、熱心な仕事ぶりは高い評価を得ることができます。

人が手を抜いてしまいそうな場面でも、熱心にコツコツと頑張ることができます。努力家な一面も持っているため、熱心に何かをすることに対して、苦痛を伴わないのです。

空気をしっかり読む

甲斐甲斐しい人の特徴には、空気をしっかり読むというものもあります。甲斐甲斐しい人は、空気を読めるからこそ、気が利く一面も多いのです。

甲斐甲斐しいと良い意味で評価される人には、空気が読めない人はほぼいないでしょう。自分の気持ちに合わせた行動よりも、その場の空気に合わせた行動を取るからです。

甲斐甲斐しい人の心理とは?

甲斐甲斐しい人は、なぜ甲斐甲斐しい人になれるのでしょうか?そこには、心理も関係してきます。甲斐甲斐しい人の心理とは、「放っておけない」です。

困っている人も放っておけないからこそ助けます。また、仕事においても「仕事があることを放っておけない」からこそいつでもテキパキと動いているのです。

放っておけないという心理がとても強く働き、いつのまにか体が動いているのが甲斐甲斐しい人なのです。

悪いイメージの甲斐甲斐しさがある人とは?

甲斐甲斐しいという言葉は、良い意味で使うものですが、悪いイメージがある甲斐甲斐しさがある人というのも存在しています。

ここまで見ていると、悪いイメージでの甲斐甲斐しさがある人というのは想像できないのではないでしょうか?しかし、「ちょっと甲斐甲斐しすぎるよね!」などのように陰口を言われてしまうタイプの人もいるのです。

甲斐甲斐しい人というのはポジティブなイメージで使われてなんぼの言葉です。ネガティブなイメージで使われないように、どんな人だと悪いイメージになるのかをチェックしましょう!

お節介すぎる

悪いイメージでの甲斐甲斐しい人というのは、お節介すぎる人です。ありがたいにはありがたいのですが、「そこまでしなくていいよ!」というところまでしてきます。

そのため、「なんか図々しい。」と感じられることもあれば、「自分の領域に入ってこないでほしい。」と思われることもあるでしょう。

お節介はほどほどにしないと、最悪の場合は嫌われてしまうこともあるでしょう。この場合は、甲斐甲斐しさの出し方を間違えているのです。押してばかりで引く事ができていません。

八方美人に見える

悪いイメージの甲斐甲斐しい人というのは、八方美人に見えるというものがあります。いつもテキパキしていて、気が利くのは素敵なことです。

しかし、見る人から見ると、それが八方美人に見えることもあるのです。例えば、自分の意見がない人とか、よく人に流されている人を見ると、甲斐甲斐しさがあるけど八方美人だなと思ってしまう人もいるのです。

八方美人というのは、時には必要な能力ではあります。しかし、それを「面白くないな。」と感じる人がいるのも確かなことなのです。

尽くしすぎて重い

悪いイメージの甲斐甲斐しい人というのは、尽くしすぎて重くなっている人です。主に、恋人から思われることが多くなるでしょう。甲斐甲斐しい人の心理は、放っておけないなのでついやりすぎるのです。

いつの間にか、口うるさくなっていたり、やってあげるという態度になってしまうこともあるでしょう。そして、相手に「自分のことは自分でやるのに。」と思わせてしまうのです。

甲斐甲斐しい人からすると、好きだからしていたことなので重いといわれるとショックでしょう。しかし、現実には、重すぎてもう無理。と思われることも少なくないのです。

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甲斐甲斐しい人は良い人!

甲斐甲斐しいという言葉について見ていきました。いかがでしたでしょうか?思っていた言葉とは違うものがあったのではないでしょうか?甲斐甲斐しいという言葉は、基本的にはポジティブな意味で使います。

そのため、「甲斐甲斐しいね!」と言われる人は、良い人が多いのです。心が優しくて気が利き、なんでも要領よくこなすので、人の何倍も人生経験がある人と感じられることもあるでしょう。

たまに、悪いイメージで甲斐甲斐しい人と思われることもありますが、その場合は良い方向に変えればいいだけです。悪いイメージで言われる人も、根はとても良い人でしょう!

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