2018年12月05日公開
2018年12月05日更新
滞りなくの意味・類語とは?葬儀などでの使い方を例文を用いて解説
「滞りなく」という言葉を使ったことがあるでしょうか。今回は滞りなくの言葉の意味や、滞りなくという言葉の使い方などを例文と一緒に紹介していきます。またあなたが物事を滞りなく進めたいときにはどうするといいのか、滞りなく物事を進める方法も紹介します。
目次
日常的によく使う「滞りなく」という言葉
「滞りなく」という言葉を使ったことがあるでしょうか。滞りなくというのは、日常的にもよく使う言葉の1つだと言われています。
今回は滞りなくの意味や使い方などを紹介していきます。よく使う言葉だからこそ、間違った使い方をすることがないように、滞りなくの意味や使い方をしっかりと把握していきましょう。
また滞りなくという言葉のことを理解して、まだ滞りなくという言葉を使ったことがない人は使って行けるようにしましょう。
「滞りなく」の読み方と意味とは
まずは滞りなくという言葉の読み方や意味をみていきましょう。滞りなくの意味は、少し勘違いしてしまうところもあるようです。どうして勘違いをしてしまうことがあるのかも含めて、滞りなくの意味をみていくことにしましょう。
「滞りなく」の読み方
まずは滞りなくの読み方を確認しておきましょう。滞りなくは「とどこおりなく」と読みます。平仮名で書くと、同じような言葉が並ぶ、早口言葉にもなりそうな読み方です。
滞りなくというのは、「滞る(とどこおる)」+「なし」の2つの言葉を合わせている言葉になっています。
「滞りなく」の意味
それでは滞りなくとはどんな意味があるのでしょうか。滞りなくというのは、先ほども紹介したように、滞ることがない状態を意味している言葉です。
滞ってるの?滞ってないの?というような言葉ですが、滞ってないという意味になるのです。滞っていない状態とは、予定していたことが遅れていない状態や、予定外のことが起こって邪魔されたりしていない状態です。
計画していたことがスムーズに進んでいることを、滞りなくという言葉で表現します。
「滞りなく」の使い方は
これから滞りなくを例文を使って紹介させていただきます。滞りなくとは、どういう風に使う使い方になるのでしょうか。
滞りなくの使い方とは、今進んでいる物事に関して使われるようなことが多いようです。例えば今やっているパーティーが「滞りなく進んでいる」というような使い方です。
終わったことに関しても、報告をするときに「滞りなく終了した」というような使い方をすることもあるようです。
滞りなくという言葉は聞いたことがあるものの、実際には使ったことがないという人もいるかもしれません。滞りなくという言葉を使ったことがないという人は、もしかしたら責任がある仕事がまだできていないのかもしれません。
滞りなくという言葉を使うときには、目上の人への報告のタイミングであったり、とても責任がある物事に関しての報告のときに使われることが多いと言われています。
どんな物事のときに使われるのかは、例文で確認していくことにしましょう。
「滞りなく」のシーン別の使い方
それでは実際に、滞りなくの使い方を例文をみながらみていきましょう。滞りなくとは、日常的によく使われる言葉です。あなたはどんなシーンで滞りなくという言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
1度は聞いたことがあるシーンに合わせて、どんなシーンで使われることが多い言葉なのか、シーン別での使い方をみていきましょう。
結婚式での使い方と例文
まず、滞りなくの使い方をみていくシーンには結婚式があります。司会者の方が「滞りなく」というような言葉が使われることが多いようです。
滞りなくとは、どんなシーンで聞くことが多いでしょうか。大抵の場合、新郎新婦が会場内などにいないときです。「披露宴は滞りなく進行しておりますが・・・」というように、場が盛り上がっているときに使われることもあります。
司会者が使う場合には、出席者に対する報告であることが多いようです。それでは滞りなくの例文をみていきましょう。
例文①挙式を滞りなく執り行う
報告としての使い方に、「挙式を滞りなく執り行う」という使い方があります。挙式をスムーズに行っているというような意味になるようです。また挙式を邪魔するようなことも起こっていないということをあらわしています。
この報告を聞くと、新郎新婦やその両親もちょっとほっとすることができる言葉となります。
例文②披露宴が滞りなく終了した
披露宴の終了の報告という使い方が「披露宴が滞りなく終了した」という使い方になります。披露宴がいつ終わったのかわからないという人も、司会者などからこの言葉が出たときには、披露宴が終わったことを理解しましょう。
葬儀での使い方と例文
葬儀でも滞りなくを使うことがあるようです。葬儀で使われる滞りなくにはどんな意味があるのでしょうか。葬儀にはあまり参列したことがないという人もいるかもしれません。
基本的には葬儀での使われ方としても、参列者への報告であることが多いようです。また葬儀には色々な会社の人が関わっていることが多いので、会社同士の連絡の際に使われる言葉でもあるようです。
それでは葬儀でのシーンの滞りなくの使い方もみていきましょう。
例文①葬儀が滞りなく進行している
葬儀で使われる滞りなくとは「葬儀が滞りなく進行している」という使い方です。多くの人が参列される葬儀であれば、焼香などで時間がかかって遅れるというようなことがありますが、予定通りだという報告をするときに使うことがあるようです。
葬儀会社の人や火葬をする場所の人への連絡のときなどにも、このような報告が行われているようです。
例文②告別式が滞りなく終わった
「告別式が滞りなく終わった」という使い方も、告別式が終了したことを報告する使い方になります。予定通りであるということや、大きなトラブルもなく終了することができたという報告も兼ねることができる使い方になります。
ビジネスでの使い方と例文
結婚式や葬儀はそれほど日常的ではないかもしれませんが、ビジネスで使う滞りなくは日常で使うという人も多いかもしれません。ビジネスで使うという場合も、同僚同士で使うというような言葉ではありません。
どちらかとうと、とても目上の人への報告で滞りなくという言葉は使われるようです。計画が順調であるとか、会社単位の大きなプロジェクトを任されたというような場合の報告でも使われる場合があるようです。
それではビジネスでは、どんな風に滞りなくを使うのでしょうか。実際に例文をみていきましょう。
例文①プロジェクトは滞りなく進んでいる
「プロジェクトは滞りなく進んでいる」というような報告は、ビジネスのシーンでもよく使う言葉になるようです。上司などに報告をするときに、計画通りなので心配ないという意味を込めて使われることが多いようです。
報告書と一緒に「滞りなく」と報告するというのは、ドラマの1シーンでも見たことがあるような人もいるのではないでしょうか。
例文②建設は滞りなく完了
何かをつくっていてそれが計画通りに完成したというときにも、「建設は滞りなく完了」というような報告の方法をすることがあります。物をつくったりするときには、遅れるということが多いので、遅れることなくという意味での報告のために使う言葉でもあります。
「滞りなく」の類語
それでは滞りなくの類語をみていきましょう。滞りなくの類語にはどんな言葉があるのでしょうか。表で確認した後に、それぞれの類語を細かくみていくことにしましょう。
・恙なく |
・遅滞なく |
・差しさわり無く |
・円滑に |
・支障なく |
・首尾よく |
・成功裏に |
恙なく
滞りなくの類語として必ずあげられるのが、恙なく(つつがなく)という類語です。恙なくというのも、スムーズにとか問題なくという意味になります。
滞りなくとの違いとしては、そのスパンです。滞りなくというのは結婚式や葬儀など、短いスパンのものが予定通りスムーズというような意味があります。
恙なくというのは「恙なく生活している」というような使い方をするように、少し長いスパンであるものに使われることが多いのです。
遅滞なく
遅滞なく(ちたいなく)というのも滞りなくの類語になります。遅滞なくという言葉は、遅れることなくという意味になります。遅れることなく、予定通りに行うというような意味があります。
遅滞なくというのは、滞りなくの時間の部分だけの類語にはなります。遅れることなくというような意味になるので、邪魔するものがいなかったというような意味はないようです。
円滑に
円滑に(えんかつに)も滞りなくの類語になっています。円滑にというのは、滑らかな状態という意味と、計画していることなどが問題なく進んでいくという意味があります。予定通りというような意味もあるようです。
円滑にというのは、滞りなくという言葉よりも日常的に使われる言葉の1つです。円滑な話し合いをしているというような使い方もできる言葉になっています。
支障なく
支障なく(ししょうなく)も滞りなくという言葉の類語の1つです。支障なくというのは、差しさわりがない状態や、問題を起こす要素がないというような意味になります。計画を進めるのに支障ないというような使い方をする言葉です。
支障なくという言葉は、滞りなくという言葉に1番近い言葉になるかもしれません。物事を進めていく上で、邪魔をするものもなくスムーズにというような意味があります。
首尾よく
首尾よく(しゅびよく)という言葉も、滞りなくという言葉の類語です。「首尾よくやれ」というような使い方をされる言葉ですが、首尾よくというのは物事が都合のよい状態で進んでいく様子をあらわす言葉になります。
首尾よくというのも、誰かが誰かに報告をするようなときに使う言葉ですが、誰かが誰かに命令するような使い方をする言葉でもあります。「滞りなくやれ」とは言わないという点での違いはあるようです。
成功裏に
成功裏に(せいこうりに)という言葉はあまり使わない言葉かもしれませんが、滞りなくの類語の1つです。成功裏にとは、物事が成功した状態を意味する言葉です。問題なく計画が終了したというような意味になります。
成功の裏にというような意味もあるのようです。「会議は成功裏に終わったと言える」というような使い方をする言葉になっています。
物事を滞りなく進める方法
滞りなくという言葉について紹介させていただきましたが、仕事の場面などでは滞りなく物事を進めていきたいと思うものです。物事を滞りなく進めるためには、どんなことに気をつけるとはいいのでしょうか。
起こりそうな問題を考えておく
物事を滞りなく進める方法には、起こりそうな問題を考えておくことが大切です。もしかしたらこんなことが起こるかもしれないということを考えておくことで、実際にその問題が起こったときにはすぐに対処することができるようになります。
また「こういう問題が起こったら、これくらい計画が遅れるかもしれない」ということを把握しておくことで、計画に幅を持たせるということができるかもしれません。
石橋を叩いて渡るということわざがありますが、絶対に失敗できない、物事を滞りなく進めなくてはいけないというときには、ありえないと思うようなリスクでも考えておくことが大切です。
報告などはこまめに行う
何人かのチームで物事を進めるというときには、物事を滞りなく進めるためには、報告などはこまめに行うことが大切です。報告をイチイチ上げるのは面倒だという人もいますが、滞りなくすすめるために、報告や連絡などはとても大切です。
今誰がどんなことをしているのか、どれくらいのことがどこまで進んでいるのかということを、トップが把握していることで、何か問題が起きたときにはすぐに対応することが可能です。
何をどんな方法で進めているのかということも報告をしておくことで、どうしてそんなことが起こったのか、理由もすぐにわかるということもあります。
余裕を持った計画を立てる
物事を滞りなく進めるためには、計画の段階で余裕を持たせるということも大切です。納期などの関係でキチキチの予定にしかできないという場合もあります。しかし絶対に失敗できない物事ほど、余裕を持たせることは大切です。
余裕がある計画であることで、じっくりと失敗するリスクを回避しながら物事を進めていくことができます。万が一何かが起こっても、計画に余裕があれば計画を見直すことができるかもしれません。
今のチームだけでは難しいというときには、他の人に声をかける余裕を持たせることもできるかもしれません。色々な手段を考える時間ができるというのも、余裕を持った計画にする理由になります。
滞りなく物事を進めるには努力も必要!
今回は滞りなくの意味・類語と、結婚式や葬儀、ビジネスのシーンでの使い方を例文を用いて紹介させていただきました。あなたが責任のある役職などで、物事を滞りなく進めたいというときには、参考にしてみてください。
物事を滞りなく進めるには、失敗をしないということも大切ですが、失敗をしないためには計画の段階から気をつけることも必要になりそうです。
滞りなくという言葉を使って報告をするときには、使い方を間違えることがないように、正しい使い方で報告をするようにしましょう。