ペチュニアの花言葉の意味とは?白や紫などの色別・種類別に紹介
ペチュニアの花言葉の意味を紹介します。ペチュニアという花を見た事はありますか?朝顔のようなナス科の植物です。雨に弱いので育て方にコツが必要ですが、密集するように咲くのでお庭の花壇などによく植えられています。ペチュニアの色別の花言葉を紹介していきます。
目次
ペチュニアとはどんな花なの?
皆さんは、ペチュニアという花を見た事はありますか?小型の朝顔のようなナス科の植物です。高温多湿に弱く、雨に振られると傷んでしまいやすいお花なので、育て方にコツが必要です。でも、品種改良が重ねられ育てやすい品種も出ています。
ペチュニアは、花が密集するように咲く事や色がとても豊富です。そのためお庭やベランダに植えるお花として、非常に人気があります。
今回は、ペチュニアの色別の花言葉を紹介していきます。また、ペチュニアにはいろいろな種類もあるので、その辺についても一挙にご紹介します。
ペチュニアの花の名前の由来
ペチュニアという花の名前は、どこから来ているのでしょうか。ペチュニアは南米原産で「ナス科のペチュニア属」になります。ペチュニアはブラジル先住民の言葉では「タバコ」を意味します。
同じナス科のタバコ属と、ペチュニアの形態が非常に似ている事から、この名前がつけられたと言われています。ちなみに日本名は「ツクバネアサガオ」となります。どうりでペチュニアはアサガオに似ているわけです。
ペチュニアの特徴
ペチュニアの原産は「南米」です。日本には前述のとおり「ツクバネアサガオ」の名前で入ってきました。寒さに弱い花だったので、育てにくく当初はあまり人気が出なかったのだそうです。
しかし、サントリーが日本の気候にも合うような品種改良を施してからは、人気が広まりました。その後も品種改良は続けられ、今では多種多様な種類があります。ペチュニアは小花で多花性の物が多く、ほふく性があります。
ほふく性とは、地を這うように育つ特性を言います。ペチュニアはほふく性と共に花が密集するように咲くのが特徴で見た目も華やかで豪華になります。寄せ植えにも利用されますし、花壇の彩りにも使われます。ただ、主役というより脇役なイメージではあります。
ペチュニアの花言葉と意味
では早速、ペチュニアの花言葉と意味を見て参りましょう。ペチュニアはペチュニア全体の花言葉と色別の花言葉があります。まずは、ペチュニア全体の花言葉です。花言葉の中には花の可愛さとは対照的な怖い物もあります。
しかし、ペチュニアの場合は、その可憐で美しい花にふさわしい花言葉がついているようです。
心の安らぎ
ペチュニアの花言葉には「心の安らぎ」という意味があります。花言葉は、意外に気にする人もいるので、引っ越し祝いなどでお花を贈る際は気にかけた方がいいようです。ペチュニアに関しては、気持ちが和む意味があるので贈り物には向いているでしょう。
実際に花言葉を知ってか知らずか分かりませんが、病院の花壇などにはペチュニアも多用されているようです。
あなたと一緒なら心が和らぐ
ペチュニアの花言葉には「あなたと一緒なら心が和らぐ」という意味もあります。あなたとは、彼氏彼女、家族の場合もあるでしょう。
ペチュニアは、見かけの可憐さ、色合いもさることながら、こんな素敵な花言葉もあるのです。ペチュニアを贈られた側は「あなたと一緒なら心が和らぐ」と間接的に言われているようで、嬉しい気持ちになるでしょう。
心がなごむ
ペチュニアの花言葉には「心がなごむ」という意味もあります。先の「心の安らぎ」「あなたと一緒なら心が和らぐ」と通じるものがあります。
ペチュニアは、小花がたくさん咲く多花性の物が多いです。色も品種によりマチマチですが、柔らかな色合いなので、見るだけで心がなごむ事は間違いないでしょう。
花壇にペチュニアを植えている人は、かわいらしいペチュニアが咲きほこるのを見て、心がなごむでしょう。ペチュニアは人を幸せな気分にさせる花と言えそうです。
ペチュニアの色別の花言葉と意味
では次に、ペチュニアの色別の花言葉と意味を見て参りましょう。ペチュニア全体の花言葉は先に説明した通り「心の安らぎ」系の意味になります。しかし、それとは別に色によって、花言葉が違っているようです。
白いペチュニア
白いペチュニアの花言葉は「淡い恋」です。白色には「純粋」「無垢」「清純」といったイメージがあります。どちらかというと、控えめな感じを受けるでしょう。
ペチュニア自体、百合や薔薇のような強い存在感がなく、引き立て役です。白のペチュニアからは、自己主張をし過ぎない謙虚な恋心を思わせる事から、このような花言葉になったのかもしれません。
ちなみに自然界に咲く花の色は「白色」が一番多いのだそうです。頻繁に見られる色合いという事から存在感も少し薄くなっているのかもしれません。
青いペチュニア
青いペチュニアの花言葉は「ためらう気持ち」です。青色には「知的」「冷静」「落ち着き」といったイメージがあります。
青いペチュニアの花言葉が「ためらう気持ち」となるのは、感情よりも理性で物事を考える心理が働くからかもしれません。
恋は盲目と言いますが、一旦冷静になって考える事も時には必要でしょう。また、青いペチュニアを贈る時は「ためらっています」と言う気持ちを伝える事になるので、注意が必要かもしれません。
桃色のペチュニア
桃色のペチュニアの花言葉は「自然な心」です。桃色には「愛らしい」「女性」「軽やか」といったイメージがあります。健康な人の肌は血管が透き通って見えるので、少し桃色に見えます。
桃色のペチュニアの花言葉の由来には、そうした理由があるからかどうか、ハッキリとは分かりませんが、より自然に近い、気どりのない自然な心の状態を表すのかもしれません。誰かへの贈り物にも無難でちょうどいいでしょう。
ちなみに赤や桃色やピンクの花には「アントシアニン」をいう色素が含まれており、酸性の土で赤や桃色やピンクになるのだそうです。
ピンクのペチュニア
ピンクのペチュニアの花言葉は「繁栄を極める」です。ピンク色には子孫の繁栄や性的なイメージもあるので、このような意味になったのだと思われます。
結婚したばかりのご夫婦や新築のお祝いなどには、ピンクを中心にしたペチュニアも喜ばれるかもしれません。ピンクのペチュニアでご自宅の花壇を覆いつくせば、子宝に恵まれるかもしれません。
紫色のペチュニア
紫色のペチュニアの花言葉は明るい紫か、濃い紫かによって違います。明るい紫色のペチュニアの花言葉は「人気者」です。濃い紫色のペチュニアの花言葉は「追憶」です。
濃い紫色のペチュニアは大人の印象がある事から、若かりし頃の事を思い出す(追憶)という花言葉になったのではと言われています。
明るい紫色のペチュニアは、ひときわ目立つ色であり、傘を広げたような可愛らしい形である事から「人気者」という花言葉が付いたのでは?と言われています。濃い紫と明るい紫を組み合わせても素敵なアレンジができそうです。
なぜお花には花言葉があるの?
ここまでお読みいただいて、「なぜお花には花言葉があるのだろう?」と疑問に感じた方はいませんか?草花に独特の意味を持たせる文化は各地であったようですが、花言葉の起源は不明と言われています。
しかし、フランスの貴族の間で、草花を観察し何らかの意味を持たせてノートに記すような、サークルが流行し、花言葉もそこから広まったようです。西欧の花言葉だけでなく日本独自に付けられた花言葉もあります。
花言葉には怖いものや不吉な物も数多くありますが、当然のことながら花自体は悪くなく、人の想像力から生まれた物であると言えそうです。
ペチュニアの花言葉の由来
さて、ここまでペチュニアの花言葉を紹介してきましたが、そもそもなぜ、ペチュニアにこのような花言葉が付けられたのかご存知ですか?次は、ペチュニアの花言葉の由来について紹介して参ります。
心の安らぎ
まず、ペチュニア全体の花言葉「心の安らぎ」「あなたと一緒なら心が和らぐ」「心がなごむ」など精神の安定系の花言葉ですが、これはペチュニアが、タバコの花に似ているからでは?と言われています。
タバコは、依存性があり、本当は体に悪いものですが、一時的に精神の安定をもたらします。タバコを吸うと「心の安らぎを得られる」といった感覚的なつながりから、このような花言葉になったようです。
変化に富む
ペチュニアには「変化に富む」という花言葉もあります。これはペチュニアの多種多様性から来ていると言われています。
ペチュニアは日本においては、様々な園芸会社が品種改良を進めており、数えきれないぐらいの色や種類があるとされています。花言葉には、こうした事情から付けられる場合もあるようです。
咲きたての笑顔
ペチュニアは低温では育たないという欠点がありましたが、サフィニアという育てやすい園芸品種が開発され、一気に人気が高まりました。サフィニアは、サントリーと京成バラ園芸が共同で開発した品種で、花言葉を一般公募したのだそうです。
その際にサフィニアの花言葉として決定したのが「咲きたての笑顔」です。サフィニアは高温多湿に強いとされていますが、もし夏場に元気がなくなっても、切り戻しをすれば活性を取り戻して秋まで花を楽しめるのだそうです。
ペチュニアの花言葉の英語表現
ここで、ペチュニアの花言葉の英語表現を見て参ります。ペチュニアの花言葉「あなたと一緒なら心がやわらぐ」の英語表現は「your presence soothes me」です。「心の安らぎ」の英語表現は「peace of mind」となります。
ペチュニアの種類
ペチュニアは、以前より盛んに品種改良が進められてきたので、その種類も大変豊富になっています。ペチュニアの代表的な種類を4つご紹介します。
バカラ
ペチュニアの「バカラ」と言う品種は、1991年に「サカタのタネ」が発売したものです。耐雨性、耐湿性に優れているので、日本の高温多湿の環境でも良く育つのが特徴です。コンパクトな株ながら、沢山の花を咲かせるので人気の品種となっています。
サフィニア
サフィニアは前述のとおり、サントリーと京成バラ園芸が共同で開発した品種です。こちらも高温多湿に強いのが特徴で地面を這うように咲く「ほふく性」がある品種となっています。
サフィニアは小型の花が茎が見えなくなるぐらい沢山つきます。また、地面を這うように咲くので上から吊るすような飾り方が向いていると言われています。
ファンタジー
ファンタジーという品種は小輪花で実生系のペチュニアです。小輪花とは、多花性で横に広がりながら草丈が上に伸びるタイプの花を言います。
実生系とは、花芽が付きやすいので、種から育てられる品種ということです。サフィニアは下垂性がありますが、ファンタジーは上に伸びるタイプのペチュニアと言うことになります。
カリフォルニア・ガール
カリフォルニア・ガールという品種は大輪の黄色の花を咲かせるタイプのペチュニアです。これも実生系で種から育てられる品種になります。
黄色の花は夏のイメージがします。黄色の花は見るだけで元気になるので、かつてはお見舞いの花としても贈られていたようです(現在はお見舞いの花は断られるところが増えているようです。またペチュニアは鉢植えになるので見舞い花としては不適当です)
ペチュニアを見るならここ!おすすめスポット2選
最後になりますが、ペチュニアを堪能したい!と思った時のおすすめスポットをご紹介します。花の見頃を見計らって訪れれば、満開のペチュニアを鑑賞する事ができるので、素敵な休日を過ごせるでしょう。
1.マザー牧場(千葉県富津市)
千葉県富津市にあるマザー牧場は動物達や自然と触れ合える牧場として、人気の場所です。ペチュニアの他にも、コスモスやアジサイを鑑賞できるので、お花が重なる時期に行くと様々な花を見ることが出来るでしょう。
マザー牧場のペチュニアは「桃色吐息」と言われるピンクの花で、一面がピンク色に咲き乱れる様子は圧巻でしょう。特にあじさい(6~7月)やサルビア(9月~10月)の時期に合わせていくと、多種の花が見られるのでお勧めです。
場所 | 冨津市田倉940-3 |
営業時間 | 9時半~16時半 |
料金 | 1500円 |
見頃 | 5月中旬~9月中旬 |
2.あしかがフラワーパーク
あしかがフラワーパークは栃木にある花の公園です。季節ごとに色とりどりの花が咲き乱れ、冬にはイルミネーションもあるので、いつ行っても楽しめるところです。
ペチュニアは5月下旬から8月下旬ぐらいまでが見頃で、壮大な花壇に植えられた様子は圧巻と評判です。
場所 | 栃木県足利市迫間町607 |
営業時間 | 10時~17時 |
料金 | 300円~1800円(時期により異なる) |
見頃 | 5月~8月下旬 |
ペチュニアは贈り物にもピッタリの花
ペチュニアの花言葉や意味について紹介しました。ペチュニアは一部の色(黒など)を除けば、花言葉も良い意味であることが分かりました。また、園芸会社の品種改良のおかげで、冬や雨にも強く育てやすい物が増えています。
ペチュニアは、自分のベランダやお庭で楽しめるお花ですし、お友達や親戚に贈っても喜ばれるでしょう。