メガネがずれる原因は?鼻からずれ落ちる対策とずれない方法を解説
メガネがずれる原因とは?なぜメガネは鼻からずれるのでしょうか。メガネが鼻からずれて落ちる原因とずれないようにする対策方法などをご紹介します。また、メガネがずれるのを防止するアイテムについても取り上げていますのでぜひチェックしてみてください。
目次
どうしてもメガネが落ちてくる…
メガネをかけていると「ずれる」「落ちる」というのが1つの悩みとなる人が多いです。メガネは視力を矯正してくれるので、目が悪い人にとっては非常に助かるものですが、何かと「邪魔」になったり、「煩わしい」と感じることもあります。
その中の1つが「ずれる」「落ちる」というものなのですが、このメガネがすれてきたり落ちたりするのは何が原因となっているのでしょうか。
この原因が分かればそれを取り除くことでメガネがが鼻からずれるのを抑えることができます。原因が分からなければずっと「ずれる煩わしさと付き合う」ことになりますから、原因を知って対策していきましょう。
メガネがずれる原因
メガネがずれる原因とはなんなのでしょうか。もちろん「原因はこれ!」という特定のものではなく「ずれる」「落ちる」原因には様々なものが挙げられます。
代表的なものを以下に挙げていきますので、心当たりがあるかどうかそれぞれをチェックしてみましょう。当てはまれば自分のメガネがずれる原因はそこにあると考えられます。
そして、当てはまるものがいくつかあれば、その1つ1つを解消することでメガネがずれるのを抑えることができます。そうすれば、確実に今よりも煩わしさを感じることのないメガネライフが送れるようになります。
ネジの緩み
メガネがずれる、落ちる原因には、「ネジの緩み」があります。メガネによってネジを使っている箇所や本数は変わってきますが、どれも使っているうちに緩んでくることがあります。
多くのメガネに共通してネジが使われているのは鼻パッドの部分や折りたたみの部分です。これらのネジは特に緩めようとしなくても、使用中に少しずつ緩んでしまうので、その緩みによってメガネがずれる、落ちる原因になるのです。
また、使用していて動くことでネジが緩んでしまうのも原因ですが、ネジの部分に汗が入ってしまうとそれによってネジに不具合が起こる可能性もあります。それがメガネやネジ周辺の形が崩れる原因となるのです。
メガネの横幅の変形
メガネがずれる、落ちる原因には、「メガネの横幅の変形」があります。このメガネが横幅が変形する理由はたくさんありますが、日々の「メガネを掛けたり外したり」という行動でも少しずつ歪んで変形してしまいます。
また、そういった日々の積み重ね以外にも何かしらの衝撃がメガネに与えられてしまったり、テンプルの部分に余分な力を加えてしまったりすると当然、変形してしまうことに繋がります。
メガネの横幅の変形は片側だけが原因のこともあれば、両側ともに開いてしまってバランスが崩れるということもあります。どちらにしても左右のフィット感が崩れるのでメガネがずれる、落ちるということの原因になるのです。
耳の位置のフィッティング不良
メガネがずれる、落ちる原因には、「耳の位置のフィッティング不良」ということもあります。これは、そもそもメガネを買った際のお店側のフィッティングが上手くできておらず、それが原因となるケースもあります。
メガネのフィッティングはそれなりのスキルを要求されるものなので、「買った時点でフィッティングが合っていない」という可能性も考えられるのです。買ってすぐにずれる場合にはこの原因も疑いましょう。
もちろん、買った時点ではフィッティングがしっかりしていたけれど、使用しているうちに少しずつフィッティングがずれてきてメガネが安定せずに落ちるようになってしまうケースもあります。
鼻パッドの歪み
メガネがずれる、落ちる原因には、「鼻パッドの歪み」ということも考えられます。鼻パッドというのは鼻に当たる部分のことですが、この部分が歪んでしまうと鼻の位置での固定が上手くいかずにずれることがあります。
鼻パッドが歪むのは先にお伝えしたネジの緩みが原因のこともありますし、何かの衝撃や力が加わって根本が曲がってしまって歪むこともあります。
メガネを理想的な位置で固定するには、耳にかけている部分だけがしっかりしていても難しく、鼻パッドが正しい位置にないとずれる原因になるのです。
鼻パッドのゴムの劣化
メガネがずれる、落ちる原因には、「鼻パッドのゴムの劣化」というものも挙げられます。鼻パッドがプラスチックや堅い樹脂素材の場合にはそれほど劣化しませんが、ゴムの場合はいずれ消耗して劣化していきます。
さきにもお伝えしたようにメガネは鼻の部分でもしっかり固定されないと少しずつ落ちてくることになるので、鼻パッドのゴムの劣化はメガネがずれる原因の大きなものとなります。
最初のうちはしっかりとゴムの摩擦で固定できていますが、少しずつ劣化してくるとゴムの表面がツルツルになってきます。これを確認してみてもしツルツルになっているなら、そこが原因と疑いましょう。
鼻が低い
メガネがずれる、落ちる原因には、「鼻が低い」ということも挙げられます。鼻が高い人の場合、多少メガネが歪んだり、鼻パッドのゴムが劣化しても「鼻に乗っかる」ような形になるのでずれないことが多いです。
ですが、鼻が低い人はメガネが乗るような形になるのは小鼻の近くまできて「やっと」乗るような形になります。そこまで来てしまっている時点で「メガネがずれている」状態ですから、そのような「乗る」状態での固定ができません。
それでもフィッティングがしっかりしていて、鼻パッドのゴムも良い状態であればそれほどずれることはないのですが、少しでもそれらに不具合が起きるとすぐにずれるようになってしまうのです。
クリームなどの油分
メガネがずれる、落ちる原因には、「クリームなどの油分」というものも挙げられるでしょう。油分があれば滑ります。滑れば当然メガネはずれることになるでしょう。
この油分というのはクリームなどの塗布するようなものだけではなく、自身から出てくる油分、つまり肌の「皮脂」についても同じです。
普段はずれないとしても、顔の油分、特に鼻パッドが当たる部分の油分が多い場合には、鼻パッドの摩擦が抑えられてしまうのでメガネが滑ってずれる原因となるでしょう。
メガネがずれないようにする対策
メガネがずれる原因を挙げてきましたが、ここまでに挙げた原因というのは「よくある原因」なので、ほとんどの人がこれらのいずれか、もしくは複数に当てはまるためにメガネがずれてしまっているのです。
つまり、「メガネがずれないようにする対策」としても、これらの原因を取り除くことから始まります。これらの原因を取り除くことができれば、それが原因でずれることがなくなるので、結果としてずれないようにできるでしょう。
そして以下に挙げているものは、特に効果を発揮しやすい「メガネがずれないようにする対策」になっています。まずは以下のものを試してみることが「ずれない対策」としては重要です。
鼻パッドの位置を調整
メガネがずれる原因を色々と挙げましたが、もし他の原因があったとしても「鼻パッド関連の原因」が取り除けていればずれる頻度やずれ具合を抑えることはできます。やはり鼻パッドの部分はメガネのズレと密接な関係があるのです。
ですので、まず「ずれない対策」としてやってみるべきは鼻パッドの位置を調整することです。自分の鼻にしっかりと鼻パッドがフィットしていれば簡単にはずれないようにできます。
もちろん、位置の調整だけではなくゴムの劣化などが見られる場合にはゴムを交換するなど鼻パッドからの対策でずれないように手を加えていきましょう。
顔の油分を抑える
メガネがずれないようにする対策には、「顔の油分を抑える」というものも挙げられるでしょう。「クリームなどの油分」というところでも挙げましたが、顔の油分もメガネがずれる原因として大きいものです。
油分が多く出てきてしまっている場合には、顔を洗ったり、あぶらとり紙などで余分な脂を取ったりしてメガネがずれないように対策しましょう。
また、普段からしっかりと保湿するなどして余分な油分が顔に出てきてしまわないようにしておくことも大切です。「日頃のスキンケア」はメガネのずれにも関わってくるということになります。
不具合はメガネ屋さんでの調整が安心
メガネがずれるようになってしまった場合、つまり「不具合」がある場合にはメガネ屋さんでの調整が安心です。ずれる原因がどこにあるのか自分で判別できない場合なども、「メガネがずれる」と伝えればその原因を見つけてくれます。
また、そのための調整が必要な場合は、メガネであればその場でやってもらえます。そして、「自分で適当に調整」してしまうと余計にメガネが歪んでしまう可能性もあるのです。
余計にメガネが歪んでしまえば、それがさらなる「メガネのずれ」を生むことになるので、そうならないためにも不具合を感じたらメガネ屋さんでの調整をお願いしましょう。
メガネのずれ防止に役立つアイテム
メガネがずれる原因と対策をお伝えしましたので、それらを参考にすればずれないようにすることも可能です。ですが、メガネの調整だけではなかなかずれるのを抑えられないケースもあります。
特に鼻が低いという場合だったり、汗っかきや脂が顔に出やすいという人は簡単には対策できないでしょう。そこで、こちらではメガネ自体の調整などではなく、「ずれ防止に役立つアイテム」をご紹介しますので確認してみましょう。
①ガチピタリング
メガネのずれ防止に役立つアイテムには、「ガチピタリング」があります。リング型とL字型のシリコンゴムをフレームの部分から差し込むだけで簡単に使える便利なアイテムです。
ガチピタリングはスポーツやアウトドアのシーンでも使えるくらいにしっかりと固定してくれるものなので、メガネがずれることに悩んでいる方は使ってみると良いでしょう。
②メガネロック
メガネのずれ防止に役立つアイテムには、「メガネロック」というものもあります。こちらは先にお伝えしたガチピタリングのL字シリコンのほうだけというようなアイテムです。
使用方法はガチピタリングと同じでフレームの後ろから差し込むことで使えます。使用方法も簡単ですし、ある程度の効果も期待できます。リーズナブルなので気軽に試してみるのも良いでしょう。
③メガネ鼻パッド
メガネのずれ防止に役立つアイテムには、鼻パッドの部分を別のものに交換するということもできるでしょう。「シリコン鼻パッド」という商品であればずれ防止に役立つでしょう。
簡単に自分で交換できますし、もしネジを扱うのが怖いとか苦手という場合には「のり付けタイプ」というものもありますので、そちらを試すのも良いです。
メガネのずれ防止に役立つアイテム《100均編》
メガネのずれ防止に役立つアイテムには「100円均一」に売っているものもあります。100均といっても様々な店舗がありますし、それぞれの店舗に様々な商品があります。
そしてその中には「メガネのずれ防止アイテム」も種類がありますが、今回は1つ良い商品があるのでそれをご紹介しましょう。
ダイソーのメガネストッパー
100均に売っているメガネのずれ防止に役立つアイテムには、「ダイソーのメガネストッパー」が挙げられます。こちらは、さきにお伝えした「メガネロック」とほとんど同じ商品となります。
フレームの後ろからL字型のゴムを差し込んで耳の後ろにフックがあるような形でずれ防止するアイテムです。ガチピタリングやメガネロックはシリコン素材で少し丈夫なものなので、ダイソー品はそれに比べると少々劣化が早いでしょう。
メガネのずれ防止に役立つアイテム《輪ゴム編》
メガネのずれ防止に役立つアイテムには、「輪ゴム」というどこにでもアイテムを利用する方法もあります。何か商品を購入する前にこれを試してみてもいいでしょう。
やり方も簡単で、メガネの耳にあたる部分に輪ゴムを巻き付けて滑り止めにするだけです。こんな簡単なことですが、なかなかの効果を発揮します。
ネックとしては「見られた場合にかっこ悪い」というくらいですので、デートやフォーマルな場では使わないようにすれば特に問題はないでしょう。
ずれにくいメガネを紹介
メガネがずれる原因を知って、そこから対策や予防をするのも大切なことですが、「そもそもずれにくいメガネ」をかけるのも「メガネがずれることへの対策」としては1つ考えられるものでしょう。そこで、ずれにくいメガネをご紹介します。
①眼鏡市場のFREE FiT(フリーフィット)
ずれにくいメガネには、「眼鏡市場のFREE FiT(フリーフィット)」が挙げられます。もともとこのメガネのコンセプトが「ずれにくさ」ですので、そこにこだわりがあります。
超軽量、かつ、快適なフィッティングを実現するための設計をしています。鼻パッドもステンレスとシリコンを使って、ずれにくいことを意識した素材になっています。
②ZoffのZoff SMART(ゾフ・スマート)
ずれにくいメガネには、「ZoffのZoff SMART(ゾフ・スマート)」があります。特殊プラスチック素材の「ウルテム樹脂」というものを使っていて、これが驚きの軽さとしなやかさを実現しています。
これにより、長時間かけても疲れにくく、鼻パッドの部分が跡にもなりません。そして、それだけの軽さとしなやかさなので、ずれ落ちる心配も非常に少なくて済みます。
③JiNSのAirframe(エアーフレーム)
ずれにくいメガネには、「JiNSのAirframe(エアーフレーム)」も挙げられるでしょう。こちらも他のの2点と同じように軽さが大きなポイントとなっています。
薄さと弾力性のバランスを追求した軽量樹脂を使用して作られています。圧迫感のない鼻パッドになっていて、さらに耳にかける部分は驚くほどの弾力性と復元性があります。掛け心地と軽さはずれないメガネとしておすすめできるものです。
メガネの扱いは丁寧にしよう
メガネがずれる原因、ずれないようにする対策、ずれ防止のアイテム、ずれないメガネなど「メガネがずれる悩み」を解消するための情報をお伝えしましたが、最初からしておくべき対策として「メガネを丁寧に扱う」ということも言えます。
雑な扱い、乱暴な扱いをしているとフィッティングが歪んだりしてすぐにずれるようになることもあるのです。
脱着はしっかりと両手でやるようにする、掃除、水洗いをこまめにする、ケースにしまうなど普段から丁寧な扱いをしていれば、それだけメガネを良い状態に保てるので、「ずれるメガネ」にならずに済むのです。
メガネがずれる煩わしさから解放されましょう
今回お伝えした内容を参考に「ずれ防止」などを行えば、多くの場合は「メガネがずれる煩わしさ」から解放されることができるはずです。
メガネのずれを直す動作は一瞬ではありますが、それが頻繁になると時間も精神も少しずつ削られることになるので、ほおっておかずに早めに対策、予防するようにしましょう。