抱負の意味とは?書き方や抱負を述べるなどの使い方を例文で紹介

皆さんは誰かの前で抱負を述べた事はありますか?新年の抱負、新しい職場での抱負など抱負を述べる場面は何度かあります。では、抱負の意味とは何なのでしょう。抱負の書き方や使い方を例文で紹介するとともに抱負の意味とは何なのかについても改めて確認していきます。

抱負の意味とは?書き方や抱負を述べるなどの使い方を例文で紹介のイメージ

目次

  1. 1今後の決意「抱負」を述べるのは難しい…
  2. 2そもそも「抱負」の意味とは?
  3. 3抱負を聞かれるタイミングはいつ?
  4. 4新年の抱負を実現させる秘訣は?
  5. 5抱負の決め方
  6. 6抱負の書き方の例文と注意点
  7. 7抱負の内容《社会人編》
  8. 8抱負の内容《学生編》
  9. 9「抱負」の使い方《例文紹介》
  10. 10抱負は自分らしいものを考えよう

今後の決意「抱負」を述べるのは難しい…

皆さんは誰かの前で抱負を述べた事はありますか?新年の抱負、新しい職場での抱負、社会人になった時の抱負、学校生活で述べる抱負。抱負を述べる場面はそれほど多くありませんが誰でも年に何度かは語る事があると思います。

でも、その度にどんな事を言えばいいのか。また抱負の書き方で悩むことはありませんか?抱負を述べる事や書き方は意外に難しいものです。抱負の意味とは何なのかも、今一つはっきりしない人もいるのではないでしょうか。

ここでは、抱負の書き方や使い方を例文で紹介しながら抱負を書く時の注意点についても説明します。また、抱負の意味とは何なのか、その語源や目標と抱負の違いなどについても改めて確認して参ります。

そもそも「抱負」の意味とは?

普段何気なく使っているけれど意味が今一つ分からない言葉はありませんか?今回のテーマ「抱負」という言葉もその一つかもしれません。一体「抱負」の意味とは何なのでしょうか。

抱負とは「何かの決意を心にいだくこと」という意味になります。同義語に野望や願望がありますが、それよりも好感度がある決意表明が抱負といえるのかもしれません。抱負の語源や抱負と目標の違いについて、説明します。

「抱負」の語源

「抱負」の語源は、「抱く」と「負う」の二つの漢字から成り立っています。抱くとは「心に持つ」という意味でも使われます。例えば「反感を抱く」などの言い回しです。

負うとは「(何かを)引き受ける、背負う」の意味があります。物を背負うという意味もありますが、目に見えない何か、例えば責任などを引き受けるという意味にも使われます。

「負う」という言葉からは「負ける」「傷を負う」などのネガティブな言葉を連想しますが、それだけではなく役割を引き受ける、担うといった意味も込められているのです。

「抱負」と「目標」の違い

では、「抱負」と「目標」の違いとは何なのでしょうか。二つとも似たような言葉に思えますが、実は違っています。抱負が「何かの決意を心にいだくこと」なのに対して、目標は「何かを達成するための目印」だからです。

例えば、貴方が夫や子供を持つ主婦だったとします。貴方の主婦業の目的が「家族全員が健康でいられること」だとしたら目標が「そのために野菜のおかずを毎日3種類作る」ことになり、それらをする決意表明が「抱負」となります。

しかし、実際のところは、抱負と目標の使い分けは厳密にはされていないようです。学校や塾の先生で子供に言葉の意味を教えるような立場だったら別ですが、それ以外では状況に応じて使い分ければいいかと思います。

抱負を聞かれるタイミングはいつ?

職場の上司や学校の先生からは折に触れて「貴方の目標は?」と聞かれることは多いでしょう。でも「貴方の抱負は?」と度々聞かれることはまずありません。

このように抱負を聞かれるのは、そう頻繁にある事ではなさそうです。何かの節目に述べる事が多いのが抱負です。では、抱負を聞かれるタイミングとはいつなのでしょう。

1.新年会「今年の抱負」

一番多いのは新年会で述べる「今年の抱負」です。社内の新年会、サークルの新年会など集団によって抱負の内容は変わってきますが、年の初めの挨拶で抱負を述べるのは恒例行事とも言えます。

新年の挨拶で抱負を述べるのは、会社社長や部署のトップが多いかもしれませんが飲み会の席では下々の者にも抱負を述べる機会を与えられますので油断は禁物です。急に指名されて慌てないように準備をしておきましょう。

2.忘年会「来年の抱負」

忘年会で「来年の抱負」を述べる場合もあります。今年の成果を発表し今後の課題と共に抱負を述べるわけです。一年を振り返る時はおのずと今後の展望も見えてくるものです。忘年会で来年の抱負を語るのも自然な流れかもしれません。

尚、今年は仕事で思うような成果が出せなかった人、周りに助けてもらったと言う人は、この機会に自分の至らなさを詫びで感謝の気持ちを伝えることで好感度はアップするはずです。

3.入社式「社会人としての抱負」

入社式で「社会人としての抱負」を述べることも一般的となっています。学生時代は自分のために学ぶだけで良かったけれども社会人になったら社会貢献をすることで対価を貰う事になります。

学生時代のアルバイトと正式採用では気軽さが違います。企業側は新入社員に対して採用時、入社してからの研修、福利厚生、社会保障などに多くの時間と費用をかけています。そのため、正社員に対する期待は大きいです。

入社式での抱負は社会人としてだけでなく、その会社にどれだけ貢献するかについても語る必要がありそうです。

新年の抱負を実現させる秘訣は?

新年に抱負を語る人が多いと思いますが、果たしてどれだけの人がそれを実現出来ているのでしょうか。ある調査によれば、新年に立てた計画はたった一月で4割の人が断念していることが分かりました。

モチベーションを保つことは難しく多くの人が抱負や目標を継続できないと悩んでいます。では、抱負を実現させる秘訣はあるのでしょうか?もちろん秘訣はあります。一番よいのは実現させた人に聞いて真似することです。

一般的な傾向として男性は「紙に書いて目立つところに貼る」女性は「家族や友達に話す」と実現率が上がるのだそうです。抱負は自分の胸に秘めておくよりも、どんどんアウトプットした方が、実現しやすくなるのかもしれません。

抱負の決め方

さて、実現が難しい抱負ですが、抱負は決め方次第で挫折するか実現できるかが決まります。では、抱負を決める時には、どんなことに注意すればいいのでしょうか?抱負の決め方について注意すべきことを解説します。

テーマをはっきりさせる

抱負の決め方で大切なのは、具体的なテーマをはっきりさせるということです。今年は仕事で勝負するのか、家族に尽くすのか、婚活に力を入れるのか、妊活のために仕事をセーブするのか等々、自分が一番力を入れたいテーマは何なのかはっきりさせましょう。

テーマが決まったら、どの程度の力量で行うかも決めましょう。ただ「頑張る」というよりは、不撓不屈の精神で臨むのか、一心不乱に頑張るのか、前人未踏の境地に足を踏み入れるのか、では頑張り方が違います。

自分の生き方に合うものを選ぶ

抱負を決める時に大切なのは「自分らしさを大事にする」ということです。文科系の人が体育会系の人が立てそうな抱負を選んでしまうとかなり無理があるので長続きは難しいでしょう。

誰かから刺激を受けて、新しい経験をすると成長できる、ことも勿論ありますが、あまりにも自分らしくないものは継続の妨げになるのでやめておいた方がいいかもしれません。

自分の生き方に合った抱負を考えるのは、自分の生き方を明確にすることにもつながります。何を目標にすればいいのか分からない、と悩んでいる人は自分らしい抱負を考えることで自分の好きなことややりたいことが見えてくるかもしれません。

現状維持ではなく一歩前に進む気持ちで

「自分の生き方に合う」といっても、今までの自分の殻から一歩も抜け出さないような現状維持の抱負を立てても意味がありません。人は現状維持に流されるものです。今までと同じことをするのは省エネになる上に安心感があるからです。

でも、現状維持に甘んじていると成長がとまってしまいます。同じことの繰り返しであっても何か新しい考えや行動を盛り込むことで視野が広がって新しい自分を発見できるはずです。

とはいっても、急に高すぎる目標に向かって行動しようとしても挫折してしまいます。現状維持を打破したいのなら、初めは小さな一歩を積み上げる事から始めましょう。今より一歩でも前に進むような気持で抱負を決めるといいのではないでしょうか。

抱負の書き方の例文と注意点

次は、抱負の実際の書き方の例文と注意点について説明します。社会人になると抱負は同僚や上司にお披露目しなくてはならず緊張するものです。ご自分の抱負と照らし合わせながら参考にしてみてください。

書き方・例文①先手必勝で仕事に臨みます

抱負を書くときは四文字熟語を用いると自分の決意が端的に伝わります。例えば、先手必勝という言葉を使えば「ライバル会社に勝つために」或いは「先手を打ち仕事の成果を上げる」など仕事の進め方についての決意表明をすることが出来ます。

他に使える四文字熟語としては「有言実行」「背水の陣」「二人三脚」「創意工夫」「切磋琢磨」「七転八起」などがあります。ご自分がこれから仕事をする上でピッタリくる熟語を選びましょう。

例えば「後戻りできない」ような逼迫した状況であるならば「背水の陣」を、失敗しても諦めたくないなら「七転八起」を選ぶイメージです。

書き方・例文②時間を大切にしていきます

熟語を使わない場合は、キーワードを決めます。例えば、仕事の効率化が図れずに時間を無駄にしてしまった、納期が遅れがちで相手に迷惑をかけたなど、来季に一番意識したいキーワードが「時間」だった場合は見出しのような例文を盛り込むといいでしょう。

熟語をあえて使用せず、平易な言葉、自分らしい言葉で語る抱負は、誰が聞いても分かりやすく好感が持てます。ありふれた言葉に思えてしまいますが、自分の気持ちに沿っていれば違和感はありません。

書き方の注意点

抱負を書く場合の書き方の注意点ですが、「自分の言葉で」「意味が分かる内容を」「ポジティブな言葉で」書くようにします。難しすぎて意味が分からない四文字熟語を使うより誰にでもわかる言葉を使う方がいいということです。

よくお相撲さんが昇進する際の口上で使う四文字熟語が話題になりますが、難しすぎると思ったことはないですか?ただ、有名人が使う言葉は流行語になる事が多いので、そこから難しい熟語が浸透するという利点もあるかもしれません。

最後に見逃しがちな注意点ですが抱負を書く際はポジティブな言葉を使います。「~ない」という否定語を使わないことです。「時間を無駄にしない」よりも「時間を大切にする」。「人を悲しませないように」よりは「人を笑顔にする」を選ぶとベターです。

抱負の内容《社会人編》

では、実際の抱負の内容を見て参ります。最初は社会人編です。社会人の場合は、新年会や忘年会で抱負を述べる事が多いでしょう。

具体的には今年の反省点と今後の課題を明確にして、分かりやすい目標と共に自分の抱負を述べるようにするとスマートな内容になるでしょう。

仕事の進め方について抱負を述べる

仕事の進め方について、抱負を語る場面は多いと思います。例えば、仕事の効率を上げて業務改善に努めたいといった抱負です。発表する際の例文を挙げます。

「今年は、初めてのプロジェクトを任され試行錯誤の連続でした。〇〇課長を始め同僚の方々には沢山のご支援をいただいて何とか売り上げ目標を達成することが出来ました。来年は仕事の効率を上げて業務改善を図りっていきたいと思います」

転勤になった時の自身の送別会で

春になると、配属先が変わる人もいます。新天地で仕事をするには戸惑いもあるでしょうけれど、自分の送別会や新しい職場では、不安感を全面に出さず新たな気持ちで頑張りたいという気持ちを伝えるといいでしょう。例文をご紹介します。

「来年から新しい部署で働く事になりました。入社から約5年間、今まで培ってきた技術力を新しい職場でも存分に生かしながら、心機一転頑張りますのでよろしくお願いいたします。」

新入社員が仕事への意気込みを述べる

新入社員が、初めての職場に配属になった時は、皆が期待の目で貴方を見ています。自分らしい言葉で仕事の意気込みを語ると好感度はアップするでしょう。抱負を述べる際の例文を挙げます。

「私は社会人としての第一歩を踏み出します。今まで育ててくれた両親や恩師に報いるために社会貢献をすることで恩返しをしたいと思っています。これからは、初心を忘れずに仕事に励んで参りますのでご指導をよろしくお願いいたします。」

抱負の内容《学生編》

次は学生が抱負を述べる時の内容です。社会人の場合は「社会のために働く」という内容を盛り込むのが絶対条件ですが、学生の場合は「自身の成長のため」で構いません。

しかし、生徒会役員や部活の先輩という立場になった場合は、自分が皆をリードしていく必要があるので、そういった内容を盛り込むと面倒見の良さや責任感をアピールできるでしょう。

生徒会の挨拶で

生徒会の会長や役員になった場合はどんな抱負を述べればいいのでしょうか。例文をご紹介します。

「生徒会の会長になった〇〇です。昨年は皆様のご支援を受けながら生徒会役員としての活動をしてきました。今年は会長として、後輩の手本となるよう勉強や部活を頑張ります。皆が楽しい学校生活を送れるように皆さんの協力を得ながら活動をしていきます。

部活を引退する時の挨拶で

受験に臨むため、ずっと続けてきた部活を引退する時は必ずやってきます。その際の挨拶で抱負を語ることもあります。例文をご紹介します。

「部活を引退する今までは部活や友達との交友にと忙しくしてきました。来年は受験を控えているので「志望校に合格できるように勉強に励んでいくつもりです。」

「抱負」の使い方《例文紹介》

抱負とは?抱負の意味や書き方、例文を紹介しました。では、抱負という言葉の後にはどんな言葉をつなげるのでしょうか。主な物を三つあげます。

例文①抱負を述べる

まず初めは「抱負を述べる」です。抱負を語るという言い方もします。抱負は「決意していること」を表す名詞となりますので「彼女の抱負は~」とか「昨年の抱負は~」といった使い方もできます。

例文②抱負を定める

抱負を決める、抱負を定める、という使い方も出来ます。目標や決意を定めると言った方がピンとくるかもしれません。

例文③抱負をしたためる

抱負をしたためる、抱負を書く、という使い方も出来ます。新年の書初めで抱負をしたためる時は四文字熟語が使われる事が多いです。

抱負は自分らしいものを考えよう

抱負の意味とは何なのか、抱負の書き方や使い方を例文で紹介してきました。抱負を述べるというと、つい聞こえの良いものや格好のいいもの、上司に褒められるものを言ってしまいがちです。

しかし、せっかく抱負を決めるのであれば、自分らしいものを自分の言葉で考えたほうが実現に一歩近づくはずです。言いっぱなしで終わらないように自分のために真剣に抱負を考えてみてもいいのではないでしょうか。

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