願掛けの意味とは?願掛けの方法!髪を伸ばすのは効果は?
願掛けの意味はご存知ですか?神社に参拝して、自分のお願いを叶えて頂きにいく願掛けですが、その方法は様々あります。もし、本気で叶えたい願いがある人にもおすすめの方法があります。では、願掛けの意味や、願掛けの方法についてご紹介していきます。
目次
願掛けってしたことある?
願掛けをしたことがありますか?神様に自分のお願いを伝える願掛けですが、実は、その作法や効果を高める方法は様々あります。人それぞれ強い願いや、軽いお願い、恋愛や仕事、十人十色でしょう。では、願掛けとはそもそもどのような意味があるのでしょうか。
「願掛け」の意味とは?
願掛けに意味とは、神様に自分のお願いを叶えて頂く際に参拝することを表します。その方法は様々あり、願掛けの作法も細かいです。その分お願いの効果が期待できる方法もあります。では、願掛けは本当に効果があるのでしょうか。
願掛けって本当に効果あるの?
願掛けって本当に効果があるのでしょうか。そもそも願掛けとは、自分の願い事を叶えてくださいと神様にお願いするものです。しかし、神様の立場からすれば、お願いしてきた人たちの願いを全て叶えている暇はないでしょう。
願いをかける人によっては願いの気持ちが強い人や、なんとなくお願いに来た人もいるでしょう。神様に聞いたわけではありませんが、全ての人を平等にお願いを叶えてあげるということはしない思います。
ということは、何を基準にかと言いますと、その願いの強さや、本当に叶えたいという気持ち、そして、願掛けの作法が大事になってくるでしょう。では、願掛けの作法とは、どういったものなのでしょうか。
願掛けの作法
願掛けの作法はご存知ですか?そもそも作法とは、日本古来の考えで、相手に対して敬意を払うための所作になります。神社に入る時は、お邪魔します。神社を出るときは、ありがとうございました。という気持ちを大事にするものです。
例えば、誰かのお家に入る際には、敬意を払ってお邪魔しますや、お邪魔しました。ありがとうございました。などの気持ちを言葉に表すでしょう。ですので、神社に願掛けする際は、基本的な感謝の作法をする必要があります。
そして、願掛けはどうしても叶えたい願いがある時にするものです。自分の中で強くぶれない願いがあることと、正しい作法により効果を発揮します。では、願掛けの作法について順を追ってご紹介いたします。
鳥居を通る
願掛けの作法として、まず最初に鳥居をくぐりましょう。鳥居とは神社の入り口にある門のようなものです。神が住んでいるところと、人間の住む世界の境界を表すもので、神社か境内への入り口としてありますが、それぞれの神社のシンボルにもなっている場合もあります。
鳥居をくぐる際の正式な作法として、くぐる前に鳥居の前で立ち止まり、一礼しましょう。願掛けは作法がとても重要なため、神様に対しての礼儀はしっかりと行いましょう。例えば、帽子や被り物をしているときは、取ってから一礼して、鳥居をくぐるようにしましょう。
また、駐車場から鳥居を飛ばして、参道に繋がっているところもあります。その場合でも、一度鳥居の前まで戻り、一礼してから、入ることで正式な参拝になります。本気で願掛けをしたい場合は、鳥居の前で一礼するようにしましょう。
心は無にして、他のことは考えないようにしましょう。鳥居をくぐる時点から願掛けの作法は始まってますので、清らかな気持ちで鳥居をくぐることをおすすめします。
参道はゆっくり歩く
次に願掛けの作法として、参道を歩きます。神社における参道とは、言葉通り神社にお参りするための道筋になります。また、鳥居をくぐって本殿への道や、人通りの多いメインとなる道を表参道と呼び、脇道などは裏参道ども言われています。ピンときたかたもいると思われますが、これが名残が残っている地名もあります。
鳥居をくぐれば神様がいると言われています。ですので、参道を歩くときは静かな気持ちでゆっくり歩くようにしましょう。決して走ったり、不適切な状態では歩かないように気を付けてください。
また、参道は中央を歩いてはいけません。参道の中央は神様が通る道とも言われており、正中とも言います。鳥居をくぐってからは、中央は歩かずに、両端を歩けばよいとされています。
そして、時には参道を横切ることもあります。その場合は、屈行という作法で、頭を下げて腰をかがめながら横切るようにしましょう。もし腰を痛めている場合は、普通に横切ってしまい、中央にで神様の方を向いて一礼すればよいとされています。
ですので、参道を歩くときは、清らかな気持ちでゆっくりと両端を歩くようにしましょう。願掛けの作法はしっかりと行うことで効力を発揮します。細かいところまで気を付けて、心を穏やかにさせていれば、問題はないでしょう。
手水をとる
願掛けの作法として、次に手水をとりましょう。神社には参拝の際に手を清めるために、手水舎が用意されているところが多いです。手水舎とは、神社内にある、水が湧き出ている小屋のようなところを指します。
神社は神聖な場所ですので、手水を行うことで、身を清めるという作法が大事とされています。清める箇所は手だけではなく、口をすすぐといった作法もあります。手水舎がなかった神社は、川で身を清めるといった神社もありました。
本来、手水の儀とは、神道の葬儀の際に身を清めるために行われてきたもので、柄杓に水を入れて左手、右手、左手の順にかけます。最後に左手にかけた水を口にいれてすすぎます。口にすすいだ水は飲みこまずに吐き出すようにしましょう。
そして最後にもう一度、左手に水をかけて手を清めます。手水の作法での注意点として、一連の動作は、全て柄杓一杯の水で行うものとされています。それは、水を無駄にすることなく、身を清めるという意味合いもありますので、知っておくようにしましょう。
二礼二拍手一礼と鈴を鳴らす
願掛けの作法として、手水舎で身を清めた後は、拝殿で参拝を行います。参拝の基本として、お賽銭を入れて、鈴を鳴らし、二礼二拍手一礼をします。まず、拝殿の前に行き軽くお辞儀をしましょう。
そして、お賽銭を入れて鈴を鳴らします。拝殿の前に大きな鈴がぶら下がっているのは、なんとなく想像できます。紐を引いて鈴を鳴らしますが、実は神様を呼び出す所作を思っている人は多いようです。鈴を鳴らす作法は、実は、魔などの悪いものを祓うためのとも言われています。
お賽銭を入れて鈴を鳴らした後は、深くお辞儀を二回します。次に拍手を二回しましょう。拍手をする意味は、神様への感謝を表すという意味合いがあると言われており、神様を呼び出すためともいわれています。
拍手をする際は、手を肩幅ほど広げてあまり大きすぎる音は立てないように気を付けましょう。神様の前では礼儀と慎みを忘れずに、願掛けをします。願掛けをするときは、心の中で自分の氏名と住所を神様に伝えるようにしましょう。そして、お願い事を心の中で念じます。
願掛けの注意点として、長時間拝殿の前で願掛けは避けましょう。神様に対しても、後ろで参拝を待っている人にも迷惑になります。ですので、手短に心の中で願いを表現するようにします。短く説明できないお願い事は、そもそも自分の中でまとまっていないことを表しているため、効果は薄いでしょう。
そして、最後に軽くお辞儀をして、退くようにしましょう。願いを叶えたいという気持ちも大事ですが、願掛けの作法をしっかりと行うことで、より効果は発揮できることでしょう。
お賽銭の額は多少左右はしますが、自分の気持ちが大事になります。ですので、願掛けの作法として、二礼二拍手一礼と鈴を鳴らす所作は知っておくようにしましょう。
願掛けの方法【お参り編】
では願掛けの方法についてご紹介していきます。古来からの願掛けといえば、お百度参りや、千社参りなどが挙げられます。広くい世代に認知されているものと言えば、絵馬に願い事を書く、願掛け方法などではないでしょうか。
願掛けは、叶えたい願い事や、願い事の大きさでも方法や意味が変わってきます。ですので、自分の願いに沿った願掛け方法を行うようにしましょう。では、お参りをする際の、願掛け方法を二つご紹介していきます。
お百度参り
願掛けの方法として、お百度参りが挙げられます。お百度参りとは、主に近くに神社などで百日間毎日かかさず参拝することを指します。願掛けをする人のなかでも、本気で叶えたい願いをする人や、心の底から願いが叶ってほしいと思っている人もいます。
願いの強さは人それぞれですが、強い願いをもった人ほど、お百度参りをする方が多いのではないでしょうか。一度参拝するだけではなく、百回参拝することで、願いが成就するともいわれています。
そのため、お百度参りを始める人の多くが、身内の病気などが多いようです。治らないと診断された大病や、人の命に関わるような病気に掛かった場合に、お百度参りをして、参拝する人が多く見られます。
お百度参りは、古来から言い伝えられてきている参拝方法ではあります。しかし、簡単なお願いや、軽はずみなお願いをしてはいけません。例えば、彼女が欲しいなどや、お金が欲しいなど。お願いは人それぞれですが、本気で想っていることではないと、その効果も薄まるでしょう。
ですので、本当に神様の力が必要なときや、もう人間の力ではどうしようもないときに、お百度参りをするといいとされています。お百度参りとは、神社によって方法も変わるところありますので、事前に調べて置けば問題ないでしょう。
千社参り
千社参りとは、全国各地の神社にお参りをして、お願いが叶うことを成就し、その神社の数が千社に達するまでお参りすることを言います。その際に、自分の名前や職業、お願い事を記した千社札なるものを拝殿の柱に貼ります。
千社札とは、神社に参拝した記念に、柱や天井などに自分の名前や職業を書いた札を貼りつけるものです。江戸時代に神社を参拝した証明を残して、ご利益を頂こうとと考えたために、このような風習が起こったと言われています。
お百度参りができる神社2選
いざお百度参りをしようと思っても、どの神社で参拝すればいいのかわからない人も少なくないでしょう。お百度参りの意味を理解して、神社を選ばなければ、効果が薄まる可能性もあります。
お百度参りをする多くの人が、身内の病気などが理由です。そのため、効果を薄めないために、お百度参りできる神社をしっかりと知っておくことも大事になります。では、お百度参りができる神社2選ご紹介していきます。
氏神さま
お百度参りができる神社として、氏神さまのいる神社を選べばよいでしょう。氏神さまとは、本来、血縁関係のある一族に関わる神様のことでしたが、現在ではその土地を守っている神様になります。
氏神さまの神社かどうかは、近所で一番大きい神社かどうかで判断すればよいでしょう。お宮参りや、七五三でもお世話になった人は多いかと思われます。ですので、お百度参りをする際は、近所で一番大きい、氏神様のいる神社を選ぶようにしましょう。
石切劔箭神社
お百度参りができる神社として、石切劔箭神社挙げられます。読み方は「いしきりつるぎやじんじゃ」と読みます。石切劔箭神社とは大阪にある神社で、お百度参りと言うと、この神社を想像する人も多いのではないでしょうか。
お百度参りの意味に関しては、とても有名な神社で、病気を治すお願いなどに効果があり、身内などの大病を治すために、お百度参りをしている人が多くいるでしょう。お百度参りの際に、何度参拝したかこよりを頂けますので、それを折って百回数えて回ります。
願掛けの方法【断ち物編】
願掛けの方法として、自分の何かを断ってお願いをするというやり方があります。断つものは、自分の好きなものや必要としているものでなければなりません。経っても特に意味がなければ、その効果はあまり期待できません。では、願掛けする際の断ち物をご紹介していきます。
自分の好きなものを断つ
願掛けの効果をより高める方法として、自分の好きなものを断つことが挙げられます。自分の好きなものや、それがないと生きていけないと考えるものを、願掛けの際に、「一生いりませんから願いを叶えてください」と思うことで、その意味や効果はより発揮します。
いわゆる一生のお願いというもので、言葉にしたことがある人も多いのではないでしょうか。そして、その一生のお願いを、人ではなく、神様にするものなので、効果の高さは期待できるでしょう。
しかし、根本的な食事や睡眠、人の生命を脅かすようなものは辞めた方がいいです。断つものは一つに絞り、あれもこれれも断ちますという思いはあまりよくありません。では、断つものには、どのような例があるのでしょうか。
「断ち物」の例
願掛けの方法としての断ち物ですが、ではどのような断ち物があるのでしょうか。基本的には、自分の好きなものを断つのがいいとされていますが、自分にとって必要不可欠なものを断つのもいいとされています。
例えば、煙草やコーヒーの嗜好品や、趣味などもあります。かの有名な上杉謙信は女断ちといって、生涯女性との関係を断ったという話もあります。では、様々な断ち物の例をご紹介していきます。
1.髪を伸ばすことでの効果
断ち物の例として、髪を伸ばすというのが挙げられます。髪を切る、ではなく髪を伸ばすということです。髪には神様が宿ると言われています。髪を伸ばす、つまり、髪を切ることを断つことによって、その願いの効果を強くするという方法もあります。
Gacktさんの米断ち
芸能人の断ち物の例として、Gacktさんが有名ではないでしょうか。Gacktさんは、死ぬ時まで米を断つと決めており、それは、自分の完璧なボディを作り上げるという意味合いもあると言われています。おそらく、他にも意味合いがありますが、公表はされていません。
願掛けのために砂糖断ち
一般女性の例として、願掛けのために砂糖を断ったという人もいます。母に癌が見つかり、どうしてもその癌を治してほしいと、お願いをする際に、断ち物として砂糖を選びました。そして一年間砂糖を断ち続けて、母の癌は無事治り、退院することが出来たというエピソードもあります。
願掛けの方法【行動編】
願掛けの方法には、自分の行動によって、効果や意味を高められる方法もあります。広く知れ渡っている断食という方法もありますが、結構間違って認識されている場合が多いです。では、願掛けの方法として、様々な行動ご紹介していきます。
水垢離
願掛けの方法として、水垢離が挙げられます。垢離とは神様にお願いをする際に、冷水を浴びる行為になります。冷水を浴びることで、今までの自分が犯した様々な罪や悪を洗い落として、心を清らかにし、願掛けの効果を高めるといった方法になります。
断食
願掛けの方法には断食もあります。断食という言葉は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。断食は全ての食事を断ち、飲まず食わずのことと思っている人もいるでしょう。しかし、実際の意味とは異なります。
断食とは、願掛けをする際に一部の食事を断つということになります。例えば、大好きだったお菓子や、ハンバーグ、オムライスなど、それらを食べないことを断食と言います。決して何も食べない方が効果が高いというわけではないので、勘違いはしないようにしましょう。
無言参り
願掛けの方法には、無言参りが挙げられます。無言参りとは、無言で七日間お参りすることになります。無言参りの由来は、京都祇園の舞妓さんの願掛けから発祥と言われています。御旅所に神輿が鎮座している七日間の間に、道中で誰とも会話を交わさずにお参りすると願いが叶うといったものです。
しかし、現代では祇園から御旅所の間を七往復して、お参りすることになります。その間は誰とも喋ってはいけませんので、注意しましょう。
願掛けの方法【金品の奉納編】
願掛けの方法として、金品を奉納することもあります。お賽銭と奉納は別になりますので、ごっちゃにしないようにしましょう。
金品の奉納とは、自分のお金や、それと同等の価値を神社に納めることで、願掛けの効果を高めると言った意味合いもあります。では、金品を奉納する願掛けの方法をご紹介していきます。
奉納するもの
願掛けの方法として、奉納が挙げられます。その中でも金品を奉納することもあり、多くの人はお金を納めるでしょう。しかし、収穫した作物や、会社で扱う製品なども金品として奉納しても効果が期待できると言われています。
願掛けの注意点
せっかく願掛けをしても、その効果が薄まることもあります。お願い事をする際の注意点を覚えて置けば、そういったことにもなりにくいでしょう。では、願掛けの注意点をご紹介していきます。
間違った作法はしない
願掛けの注意点として、間違った作法はしないようにしましょう。作法とは、最初に説明しましたが、相手に対しての敬意です。その敬意が間違っていれば効果が薄くなるのも納得できるでしょう。ですので、願掛けをする際は、間違った作法はしないように注意しましょう。
日々の努力を怠らない
願掛けの注意点として、日々の努力は怠らないようにしましょう。ただお願いだけ一方的にして、後はよろしく。というスタンスでいても、叶うものも叶いません。基本的に願掛けとは、本人の気持ちや行動、努力が必要不可欠になります。
もし、健康でいたいとお願いするならば、自分自身も健康でいるように努力しましょう。その際に神様の力を頼るならば、病気にはかからないようにお願いすると言った感じになるでしょう。
目的や願いをはっきりさせる
願掛けの注意点として、目的や願いはハッキリさせましょう。あれもこれもお願いします、となっても効果は期待できないでしょう。願掛けとはこちらが一方的にお願いをすることになります。そのため、お願いは短く分かりやすく、そしてその気持ちを強く持つことを大切にしましょう。
願掛けには強い気持ちを
いかがだったでしょうか。願掛けは、神様に自分のお願いを叶えてもらうもの。ですので、本当に叶えて頂きたい願いには、その気持ちの強さが大事になってきます。また、神様に敬意や感謝の気持ちも忘れないようにしましょう。