ウォッカの美味しい飲み方!ショットや炭酸水などの割りものも紹介
ウォッカの美味しい飲み方とは?ウォッカの美味しい飲み方にはどのようなものがあるでしょうか。ストレートやロック、水割りなどはもちろんのこと、定番のウォッカカクテルについてもご紹介します。また、ウォッカのおすすめ銘柄として定番のものもご紹介します。
目次
ウォッカの美味しい飲み方を知りたい!
ウォッカというお酒の「美味しい飲み方を知りたい!」と考えている人は少なくないですが、実際に美味しい飲み方を知っている人は多いとは言えません。
あまりウォッカやお酒について詳しくない人となると、ウォッカについての先入観のようなものがあり、「ウォッカ=強いお酒」というイメージもあり、アルコール度数が90度などになるものがほとんどだと思っている人さえいます。
そんなウォッカの美味しい飲み方はもちろんのこと、「ウォッカとはどんなお酒?」というところや、ウォッカの度数についてもご紹介しますので、チェックしてみてください。
ウォッカとはどんなお酒?
まずは、そもそも「ウォッカとはどんなお酒か?」というところを確認していきましょう。ウォッカというお酒はロシアや中東欧で親しまれているお酒で、蒸留酒・スピリッツと言われる種類のお酒です。
原料は、ライ麦、大麦、小麦ジなどの穀物が基本ですが、ものによっては果物から作られているものもあり、その原料や種類はさまざまなものとなります。
ウォッカはジン、ラム、テキーラと並んで「世界四大スピリッツ」と言われていて、一般的にはどのお酒も「カクテルベース」として使われるお酒になります。
ウォッカの度数
ウォッカの度数については、平均として挙げると「40度」ほどになり、日本人が慣れ親しんでいる「ビールは5度前後」ですし「焼酎は25%前後」、「日本酒は15度前後」なので、それらと比べるとアルコール度数が非常に高いものとなっています。
またウォッカの中には「90度」を超えるものも存在し、そういったものが一時期話題になったこともあって、「ウォッカといえばアルコール度数が非常に高い」という印象があるとも言えます。
ただ、90度超えは珍しいものだとしても、平均40度前後なのでやはり実際にアルコール度数が高いのも事実で、ウォッカがお酒の主流のロシアでは2011年以前はビールは「お酒と認定されない」ほどでした。
ウォッカの美味しい飲み方
ウォッカの美味しい飲み方にはどのようなものがあるでしょうか。日本でウォッカを飲む場合は、一般的には「カクテルベース」として使われるので、「カクテルを作って飲む」というのはもちろんのことです。
ただ、それはまたのちほど「定義のウォッカカクテル」としてご紹介しますので、まずはカクテルを除いたもので、「ウォッカの美味しい飲み方」を確認していきましょう。
ストレート
ウォッカ自体の本来の味を楽しむのであれば、やはり「ストレート」ということになります。ウォッカをストレートで飲む場合の美味しい飲み方はどのようになるでしょうか。
まず、ウォッカは十分に冷やすことで口当たりがまろやかになりますので、瓶ごと冷凍庫に入れてしっかり冷やします。ウォッカのアルコール度数が高いため、冷凍庫に入れても凍ってしまうことはありません。
ショットグラスを同じように冷やしておき、そこにウォッカを注いで薄切りにしたライムやレモンとともに口に含んで飲むのが美味しい飲み方です。粗塩とともに口に含むのもおすすめです。
ロック
ウォッカを少しも割りたくないという場合はストレートですが、そこにそれほど強いこだわりがないという場合には「ロック」で飲むのも、しっかりとウォッカの風味を味わえる飲み方になります。
これはウォッカに限らずですが、アルコール度数が高いスピリッツ系のお酒にはレモンやライムなどの柑橘系の風味が合うので、ロックで飲むときにもそれらを少し絞って入れてあげると飲み口に爽やかさがプラスされます。
また、ストレートやロックで飲む場合には、少し風味がプラスされている「フレーバーウォッカ」にすることで、好みによってそれが美味しい飲み方になります。
水割り
ウォッカの風味は崩したくないけれど、そこまでお酒が強くないという場合には、「水割り」という飲み方もウォッカの美味しい飲み方と言えるでしょう。
あまりお酒に強くないのに無理にストレートやロックで飲む必要はありませんし、ウォッカなどのスピリッツ系のお酒は水を適量入れたことによって風味が増すケースも少なくありません。
また、水割りの場合は、水を入れる量を調整して、自分の好みの濃さに調整するのが簡単なので、気軽にウォッカを楽しめるという意味でも良い飲み方になるでしょう。
ウォッカトニック
「ウォッカトニック」というのは、名前のままのもので、ウォッカをトニックウォーターで割る飲み方になります。ジントニックという非常にスタンダードなカクテルがありますが、それのウォッカ版と言えるでしょう。
非常にスタンダードなものなので、「定番のウォッカカクテル」からは省いてこちらの項でご紹介しましたが、スタンダードなだけにウォッカの風味を味わいやすい「カクテル」と言えるものです。
グラスにライムを絞り、氷を入れてウォッカを注ぎます。そこにトニックウオーターを注いで、炭酸が抜けないように優しく混ぜて出来上がりという手軽に作れる美味しい飲み方です。
定番のウォッカカクテル10選
「ウォッカとはどんなお酒?」というところでもお伝えしているとおり、ウォッカというのは一般的には「カクテルベース」として使われるお酒で、ストレートやロックで飲むよりも、何か割ものとともに飲まれていることが多くなります。
そんなウォッカを「カクテルベース」として使った「定番のウォッカカクテル」を代表的なものを「10選」として集めましたので、ここからご紹介していきます。
お酒にあまり強くないという場合でもカクテルとしてならウォッカを楽しめますし、多くのものはアルコール度数10度前後になり、もちろん割り方次第では調整できますので、広く楽しむことができるのもカクテルの魅力です。
ウォッカバック
定番のウォッカカクテルとしては、「ウォッカバック」というものがあります。こちらの割ものとしては「ジンジャーエール」になります。ジンジャーエールで割るのは「カクテルらしい」飲み方と言えるでしょう。
作り方も簡単で、氷を入れたグラスに軽くレモンを絞って、そこにウォッカを入れます。あとはそこに好みの濃さに調整できるようにジンジャーエールを注げばウォッカバックの完成です。
このウォッカバックというのは、カクテルベースとなるお酒が「ジン」であれば「ジンバック」になり、「ラム」であれば、「ラムバック」となるカクテルとなります。
ゴッドマザー
定番のウォッカカクテルには、「ゴッドマザー」というものがあります。このゴッドマザーというカクテルは甘い香りで口当たりも良いのですが、アルコール度数が37度前後になり、「強いお酒」なので注意が必要です。
作り方は、ウォッカ45ml、アマレット15mlという割合で作るもので、氷を入れたロックグラスにウォッカとアマレットを注いで、軽くかき混ぜて作るカクテルです。
ちなみに、同じ作り方でカクテルベースをウイスキーにすると「ゴッドファザー」というカクテルになり、その派生として生まれたのが、ウォッカベースの「ゴッドマザー」となります。
ブラックルシアン
食後に楽しむカクテル、デザート感覚で楽しむカクテルとして作られたウォッカカクテルが「ブラックルシアン」というものになります。
これは、ウォッカとコーヒーリキュール(主にカルーア)を使ったカクテルで、甘みと苦味を楽しめるカクテルですが、「非常に甘い」カクテルとなっています。
ただし、甘く飲みやすいのですが、ウォッカ40mlとカルーア20mlで作るカクテルなのでアルコール度数は35度前後となり、飲み口から考えると「強いお酒」なので、そのことは把握して飲むように意識しましょう。
モスコミュール
定番のウォッカカクテルには、「モスコミュール」があります。これは日本国内でも非常に一般的に知られている割合の高いカクテルで、聞き覚えがあるという人も多いものとなります。
作り方は先にお伝えした「ウォッカバック」のレモンをライムに変えるだけになります。氷を入れたグラスにライムを絞り、そこにウォッカを注いで、ジンジャーエールで割って作るカクテルです。
ウォッカバックでも同じですが、ジンジャーエール自体に辛口などの違いがあるので、ジンジャーエールを変えるだけでも飲み口や味わいが変わっていきますので、好みのものを探すと良いでしょう。
スクリュードライバー
定番のウォッカカクテルには、「スクリュードライバー」があります。こちらもモスコミュール同様に非常にポピュラーなウォッカカクテルで、「カクテルベースがウォッカだと知らずに」飲んでいる人も少なくありません。
ウォッカをオレンジジュースで割ったものになっており、その甘さとほろ苦さが絶妙に合っていて、非常に女性に人気のカクテルとなります。
割り方についてもウォッカ45mlに対して、オレンジジュース100mlという割合になっているものなので、アルコール度数も10度前後と、お酒に強くない人や、ウォッカ初心者にも飲みやすいカクテルとなります。
ソルティドッグ
定番のウォッカカクテルには、「ソルティドッグ」があります。こちらは一風変わったウォッカカクテルでありながら定番のカクテルで、こちらもカクテルベースがウォッカとは知らずとも飲んだことがあるというケースも多いものです。
グラスの縁をレモンで湿らせて、そこに塩をつける「スノースタイル」というものが特徴的です。ウォッカ45mlとグレープフルーツジュース100mlで作るのでアルコール度数10度前後と飲みやすく塩のしょっぱさが癖になるカクテルです。
ブラティメアリー
定番のウォッカカクテルには、「ブラティメアリー」があります。こちらのウォッカカクテルはウォッカをベースにトマトジュースを加えたカクテルで、トマトジュース好きなら美味しく飲めるカクテルとなります。
グラスの縁にトマトを添えることも多いですが、お好みでタバスコを加えたり、塩、コショウを加えたりと様々な飲み方があります。また、マドラーの代わりにセロリなどの野菜スティックを使う場合もあります。
チチ
定番のウォッカカクテルには、「チチ」があります。こちらのウォッカカクテルは「トロピカルカクテル」としても定番で、ウォッカ30mlに対して、パイナップルジュース80mlとココナッツミルクを45ml加える甘い仕上がりのカクテルです。
アルコール度数も8度前後とカクテルとしては控えめの度数でお酒があまり強くない人にとっても飲みやすいカクテルとなります。パイナップルの果実や南国の花を添えてトロピカル感を増して飲むのがトロピカルカクテルの定番です。
ビックアップル
定番のウォッカカクテルには、「ビックアップル」があります。ビッグアップルは「ウォッカアップル」とも呼ばれます。名前に「アップル」が入っていることからも分かるようにアップルジュースでウォッカを割ったカクテルです。
基本的にはウォッカ45mlに対してアップルジュースを100ml注ぐ作り方なので、アルコール度数も10度前後とお酒が強くない人にも飲みやすく、すりおろしたリンゴを加えるなどして、さらに飲みやすくした形でも人気があります。
ルシアンコーク
定番のウォッカカクテルには、「ルシアンコーク」というものもあります。こちらは、「コーラ」を使ったウォッカカクテルになりますので、コーラが好きな人なら美味しく飲めるカクテルとなります。
コーラという飲み物はお酒が苦手な人でも「食事と一緒に」飲みやすい飲み物なので人気もあり、ルシアンコークにすればウォッカベースとはいえアルコール度数はさほど高くないので、苦手な方でも飲める飲み方と言えます。
ウォッカのおすすめ銘柄
ここまでウォッカの美味しい飲み方や定番のウォッカカクテルをご紹介してきましたが、次はそもそもの「ウォッカ」のおすすめ銘柄というものをご紹介します。
ストリチナヤ
「ストリチナヤ」はロシア産のウォッカで、アルコール度数は40度と蒸留酒らしい度数になっています。ロシア語で「首都」を意味する名称で、ロシアの中でも「三大ウォッカ」と呼ばれるものの1つです。
スミノフ
「スミノフ」は『世界一売れているウォッカ』と言われているほどに手に入りやすく定番のウォッカとなります。創業者の「スミノフ氏」はもともとロシアの人でしたが、アメリカに亡命したため、現在のスミノフはアメリカ産となります。
ウィルキンソンウォッカ
「ウィルキンソンウォッカ」は日本産のウォッカとしてこちらも定番のものとなっています。『炭酸水』で有名なウィルキンソンですが、ウォッカも製造しています。
また、ニッカウヰスキーが製造元なのでウイスキーの蒸留技術が活かされたものとなっています。日本国産で定番、そして価格も安いので、ウォッカ初心者におすすめの品と言えるでしょう。
ウォッカは極寒の地で欠かせない飲み物
ウォッカはロシアや中東欧などの寒い地域で主流となっているお酒ですが、アルコール度数が高いのは、その極寒の地に合わせた作りとなっているからです。
大麦や小麦、ジャガイモやトウモロコシなど寒い土地でも育ちやすいものが原料になっているのもそのためです。そして、アルコール度数の高さは身体を中から温めてくれるものとして、必要不可欠と言えるものだったのです。
ウォッカはロシア語で「生命の水」を意味するジーズナヤ・ヴァダーと呼ばれていたのですが、それはまさに極寒の地では「生命を維持するためにも必要な水」と言えるものだからです。
ウォッカの飲み方は多種多様
ウォッカの美味しい飲み方や定番のカクテルをご紹介しましたが、「どうやって飲めばいいかわからない」と迷った際には参考にすればいいですが、特に定番などに縛られる必要はありません。
基本的にウォッカは無味無臭のお酒なので、様々ものと自由自在に合わせられるのが良いところとも言えるからです。
また、「カクテルのレシピ」ではウォッカの分量や割ものの分量も決まっていますが、お酒の濃さなど好みに合わせれば良いので、自分なりのウォッカを楽しみましょう。