お前そういうとこやぞの意味や元ネタとは?

インターネットの掲示板やSNSを見ているとよく見かける「お前そういうとこやぞ」という言葉があります。この「そういうとこやぞ」の意味はどのようなものでしょうか。また、その元ネタや使い方もご紹介しますので、チェックしてみてください。

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目次

  1. 1よく見かける言葉「そういうとこやぞ」
  2. 2「そういうとこやぞ」の意味とは?
  3. 3「そういうとこやぞ」の元ネタは?
  4. 4「そういうとこやぞ」の使い方《例文紹介》
  5. 5ポジティブな意味でも使われる「そういうとこやぞ」
  6. 6「そういうとこやぞ」を嫌う人も多い?
  7. 7「いつも」という意味を含むので注意
  8. 8分かる人の間で言葉遊びを楽しもう

よく見かける言葉「そういうとこやぞ」

実際に口頭で言ったり、言われたりということもありますが、多くの場合はインターネット上に見られる掲示板やTwitterなどのSNSで見かける「そういうとこやぞ」という言葉があります。

この「そういうとこやぞ」という言葉はどのような時に使われる言葉なのでしょうか。そもそもの意味や元ネタ、さらには例文を交えた使い方など「そういうとこやぞ」の詳細についてご紹介します。

他にもポジティブな意味で使われる「そういうとこやぞ」や、「そういうとこやぞ」を嫌う人についても取り上げています。ぜひチェックしてみてください。

「そういうとこやぞ」の意味とは?

「そういうとこやぞ」の意味とはどのようなものでしょうか。これは基本的には、「指摘」や「苦言」などを言う時に使う言葉となっています。

これは、自分が犯しているミスや失言などに気づいていないような人、そしてそのミスや失言によって今まで努力してきたことや、我慢してきたことを無にしてしまったり、遠回りになるようなことに対して発する「ツッコミ」のようなものです。

もちろん日本語として新しい言葉というわけではなく、昔から使われている言葉です。ですので、特に難しく考えるまでもなく、言葉の意味自体は理解できるでしょう。

ただ、話題にあがっていて、近年よく使われているのは、「そういうとこやぞ」とキレよく良いタイミングで「ツッコミ」を入れるのが、この言葉のポイントとも言えます。

「そういうとこやぞ」の元ネタは?

「そういうとこやぞ」には元ネタはあるのでしょうか。なぜこのようにたくさんの人に「流行り」のような形で使われて話題になっているのでしょうか。

先にもお伝えしたように「そういうとこやぞ」という言葉は特に真新しい言葉というわけではなく、「そういうところ」という日本語に「やぞ」という関西弁の語尾がついただけです。

また、「やぞ」ではなく、「そういうとこだぞ」という使い方をすることもあり、これも特に真新しい言葉ではありません。これには「流行ったきっかけ」と言われている理由があるので、その説をご紹介します。

「車屋のキクチ」説

「車屋のキクチ」というネタがあります。このネタは「「人志松本のすべらない話」というテレビ番組の中で、木村祐一さんが話した1つのエピソードとなります。

木村祐一さんが車屋で買ったときに、担当となったキクチという人物。そのキクチに対してツッコミを入れながら振り返っていくというお話です。

担当のキクチは大小何度も間違いをしますが、なんとか許してあげていました。最後の最後、納車のときにキクチはご迷惑をかけたお詫びと車購入の感謝の気持ちを込めてワインを持ってきます。

そう、これから車を運転するというタイミングにお酒を持ってくるのです。そして木村祐一さんは、「酒持ってきてどうすんねん!!今から乗んねん!そういうとこやぞキクチ」とツッコミます。

このエピソードから「そういうとこやぞ」という言葉が頻繁に使われるようになったとも言われています。ただし、これは「一説」ですので、一部アニメファンやアイドルファンの間ではそれ以前から少しずつ定着していたとも言われています。

「そういうとこやぞ」の使い方《例文紹介》

「そういうとこやぞ」の使い方は、ただ「そういうとこやぞ」と言っても何を指摘したり苦言を呈したりしているのかわからないので、必ず前振りのような言葉があり、そこに付け加えるような形で使います。

さきほどの木村祐一さんのエピソードトークでもそうですが、「これまでも何度もミスがある」、「最後の最後に運転手に対してお酒を持ってくる」「そういうとこやぞ」という流れです。

前振りから「そういうとこやぞ」というツッコミまでの一連の流れが大切で、なにかしらの前振りがなければ意味が通じませんので、そこを意識しましょう。実際の使い方についてもう少し詳しく例文を交えてご紹介します。

例文①甘いモノを遠慮なく食べる女子に対して

こういった場面は本当によく見られる「そういうとこやぞ」の使いどころです。「最近太っちゃってさぁ」とか「全然痩せないんだよねー」という話をしている最中に「アイスを食べている」などの場面です。

A子とB子の会話で、A子「全然痩せないんだよねー」→A子アイスを食べながら→B子「そういうとこやぞ」という流れになります。

この場面で食べているものは「太る」と思われるようなものならなんでもよくポテチやケーキなどでも良いでしょう。会話中に、「あ、すみません、このいちごパフェ追加で」→「そういうとこやぞ」という流れもあるでしょう。

例文②失礼なことを平気で言ってしまう人に対して

自分では気づかずに失礼なことを言ってしまう人というのがいます。そういう人に対してその失言を指摘するような形で、「そういうとこやぞ」と使うことも多いです。

たとえば、関ジャニ∞がしてしまった失言に本人を前にして「小林幸子さんネットでは凄いですよね~」というものがあります。これも「ネットでは」ではなく「ネットでも」というべき場面です。

関ジャニ∞は人気ではありますが、たとえばSMAPや嵐ほどではないとは言えるでしょう。そこまで人気が爆発しないのも、「そういうとこやぞ」などとファンからもツッコミをされてしまうのです。

ポジティブな意味でも使われる「そういうとこやぞ」

「そういうとこやぞ」というのは基本的に指摘や苦言を呈するときに使う言葉で、それほどポジティブな言葉とは言えないものです。ですが、ポジティブな意味でも使われることがあります。

たとえば、何かのアイドルが大好きで、そのアイドルの可愛い仕草やセリフを見たファンが「そういうとこやぞ」という場面です。これはつまり「そういうところが好き」という意味になります。

これはアイドルではなくともアニメキャラクターやイケメン俳優のカッコいい仕草やセリフなどに対して、「(自分があなたのファンでいるのは)そういうとこやぞ」というポジティブな使い方です。

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「そういうとこやぞ」を嫌う人も多い?

「そういうとこやぞ」という言葉は最近では頻繁に見られますし、実際に使う人、使われる人も多くいます。ですが、この「そういうとこやぞ」という言葉をあまり好まず嫌う人も少なくありません。

基本的にはネガティブな要素の強い言葉なので嫌う人がいるのもおかしな話ではありませんから、当然嫌う人もいるでしょう。まずそのことは理解しておくべきことです。

自分が何気なく発した「そういうとこやぞ」という言葉が相手を嫌な気持ちにさせたり、悲しませたりしている可能性があるのです。「そんなつもりじゃなかった」は相手には通じませんので気をつけるようにしましょう。

パワハラや勧誘に使われることも多い

また、「そういうとこやぞ」という発言を上司が部下に対して使う場合には「パワハラ」だと感じるケースもありますので、その点も注意が必要です。

さきにもお伝えしたとおり、「そういうとこやぞ」という言葉を使う場合には、その前振りが非常に大切です。それがしっかりとしていなければ何を指摘しているのか、指摘されているのか分からないからです。

また、たとえば、アイドルやアニメなどのファンの間で「そういうとこやぞ」と使う場合には、「同じ気持ちを持ってる人同士」だから分かるということもあります。

上司が部下に対して何かを指摘する際に、怒っているような表情と口調で、「そういうとこやぞ」と言われたら、何か分からないけど怒られた、怒ってる理由を教えてくれないという「パワハラ」と捉えられかねないのです。

また、「そういうとこやぞ」は同調圧力を生むとも言われていますので、そういったものもパワハラになりかねません。「そういうとこやぞ」を使う際にはそういった部分にも注意しましょう。

「いつも」という意味を含むので注意

「そういうとこやぞ」という言葉が頻繁に使われていて、目にしたり耳にしたりしていると自分も思わず使ってしまうということがあります。

ですが、「そういうとこやぞ」というのは、「いつもそうだよね」というような意味も含まれています。少し指摘するつもりが口から出た言葉が「そういうとこやぞ」だった場合に、「いつもそういうミスするよね」などにも聞こえるのです。

相手の捉え方次第という部分がありますので、軽く注意するつもり程度だったことが重く伝わってしまうということもありますので、使い方、使う場面には注意しましょう。

分かる人の間で言葉遊びを楽しもう

インターネットの掲示板やTwitterなどのSNSであれば、多くの場合「そういうとこやぞ」という言葉がそれほど重い意味を含まず気軽に使っている言葉だと分かっている人が多いです。

もちろん繋がっているコミュニティによっても違いがあるのでその点は注意すべきですが、ネットではないリアル世界で使うよりは「通じる」ことが多いでしょう。

「流行りの言葉」は使ったり、使われたりするのもコミュニケーションの1つですし、それがきっかけで盛り上がれたりもしますので、「上手に」言葉遊びを楽しむようにしましょう。

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