カンボジア人男性・女性の性格や特徴!国民性や気質も紹介
カンボジアという国が実際にどんなところなのか知っている人は少ないのではないでしょうか。そこで今回は基本情報やカンボジア人の国民性・気質についてまとめてみました。日本とは違う考え方や文化を理解することができればカンボジア人を理解する近道にもなるはずです。
目次
カンボジアの基本情報
国名はよく聞くカンボジアですが、実際にどんな国か知らない人も多いのではないでしょうか。カンボジアがどこにあるのか・どんな言葉で話しているのかなど、カンボジアについて調べてみました。
カンボジアの位置・首都
カンボジアという国の正式名称は「カンボジア王国」と言います。東南アジアに位置する面積約180,000㎢の国です。国際運河でもあるメコン川が縦貫しており、水運と漁業・農業を支えています。
首都はプノンペンという街で、公園やレストラン・バーなどが立ち並ぶ活気のある街です。また街の中心部には巨大な中央市場があり、アール・デコ調のおしゃれな雰囲気が特徴となっています。
カンボジアの人口・使用言語
カンボジアの人口は2013年の時点で約15,135,000人。日本の人口は約127,000,000人なので、カンボジアは日本の8分の1の人口しかありません。
使用している言語はクメール語です。しかしカンボジアでは就職する際に英語が話せるかどうかが問われます。話せないと職業が制限されたり、賃金に差が出ることが当たり前。そのため大半の人が英語を話せるようです。
大きな市場やレストランでは英語が話せる人しか働いていません。そのため、カンボジア旅行では英語さえ使えれば全く問題ないでしょう。
カンボジアの観光名所
カンボジアの観光名所といえば「アンコールワット」です。カンボジア北西部に位置するアンコール遺跡の一部であり、ユネスコの世界遺産として登録されています。
美しい彫刻が特徴でカンボジアの国旗にもその姿が描かれています。まさにカンボジアを象徴する観光名所だと言えるでしょう。
カンボジア人の挨拶
カンボジアでの挨拶は「ソンペア」と呼ばれるものです。掌を合わせて合掌をするという仏教らしい挨拶なので、日本人でもすぐに取り入れることができます。
非常に礼儀正しい挨拶でカンボジアの人にとっては好印象なので、カンボジアに訪れた際には「ソンペア」ができるようにしておきましょう。
カンボジア人の性格や特徴【男性編】
カンボジアという国について理解したところで、次はカンボジア人について理解を深めていきましょう。世界にはたくさんの国や村が存在し、そのそれぞれに様々な文化や風習があります。幼い頃から文化・風習に慣れ親しんで育つので、国によって人々の性格や気質も様々です。
例えば日本では当たり前の「時間を守る」「サービス残業が多い」なども他国の人からすると理解できない国民性です。なぜそんなことをするの?と思う人もたくさんいるでしょう。
このように国によって様々な性格の人がいる・特徴があることを知っておかないと、互いを理解することはできません。それを踏まえた上でカンボジア男性にはどんな性格の人が多いのか、どんな特徴があるのか見てみましょう。
穏やかな性格
カンボジアという国はまだまだ発展途上国です。社会に出たとしても日本のように激しい競争や出世争いもありません。もちろんサービス残業や休日出勤なんていう概念すらないでしょう。
そんな社会で生きている為、仕事で抱えるストレスも少なく、穏やかでのんびりとした性格・特徴の男性が多いです。常に時間に追われたり、仕事に悩む日本人の気質と比較すると雲泥の差。カンボジア人男性を羨ましく感じます。
大雑把
先ほどカンボジア人男性は穏やかであるとご紹介しましたが、裏を返せば細かいことを気にしないということ。大雑把で深く考えない性格・特徴の人が多いことを理解しておきましょう。
しかし世界基準で考えるとこういった気質の国は多く、日本人が神経質すぎる・細かすぎるという見方もあります。いきなり理解しろというのは難しいですが、本来の人間の生き方としては穏やかに暮らせた方が幸せなのかもしれません。
恋愛気質
カンボジアには遊園地やプールなどの娯楽施設があまりありません。出かけたとしてもレストランで食事をしたり、ショッピングを楽しむ程度です。
その為かカンボジア人の娯楽といえばもっぱら恋愛です。恋愛で感じるドキドキやときめきは平凡な毎日には貴重な刺激になります。
特に男性は恋愛気質の人が多く浮気は日常茶飯事。イケメンも多いので女性には困らないのかもしれません。イケメンなのは嬉しいですが、女遊びが激しいのは恋愛対象として考えものです。
恥ずかしがり屋
カンボジア人男性には恥ずかしがり屋な性格・特徴の人が多いです。自ら話しかけたりしてくることはあまりないので、欧米人などと比較すると真逆の国民性です。
しかし実際には照れている・恥ずかしがっているだけなので、こちらから近寄れば笑顔を見せてくれることがほとんど。
クメール語で話しかければ「すごいね」なんて褒めてくれる人もいるそうです。打ち解けるまでに少し時間がかかる気質なだけなので、積極的に話しかけてみましょう。
プライドが高い
カンボジア人男性はプライドの高い人が多いと言われています。それはなぜかというと「怒られる」「注意される」ことを嫌う気質だからです。
穏やかな環境で暮らしてきたカンボジア人は、時間や他人に制限されることを嫌う特徴があります。たとえそれが仕事だったとしても、「なぜ自分の人生なのに他の人に管理されないといけないんだ」という思考が働くようです。
日本では「プライベートよりも仕事優先」「上司の言うことは絶対」という考えが未だに横行しているので、そんな国民性を少し羨ましく感じてしまいます。
カンボジア人の性格や特徴【女性編】
ここまではカンボジア人男性の性格や特徴についてご紹介してきました。日本人とは違う気質・国民性がたくさんあり、改めて世界の広さを感じていただけたと思います。
そこで次は男性に引き続きカンボジア人女性の性格・特徴についてご紹介します。こちらも日本人女性とどう違うのか、どんな国民性があるのかなどに注目してみてください。
気が強い
カンボジア人女性の特徴といえば何と言っても気が強い事です。カンボジアでは結婚して女性が家庭を支えていることが多く、仕事や家事・育児までなんでもこなしてしまいます。様々な苦労や経験をすることになるので、気が強くなるのも当然だと言えるでしょう。
カンボジアは歴史を歩んできた過程で、男性がまともに働ける環境がまだまだ整っていません。今後環境の整備が整えば女性の負担も次第に減っていき、女性の気質が穏やかになる日がくるかもしれません。
ケンカが激しい
カンボジア人女性が気が強いことをご紹介しましたが、そのせいか喧嘩が激しいことも特徴です。日本人女性でも喧嘩をすることはありますが、殴ったり手が出ることはほとんどありません。
しかしカンボジア人女性の場合、髪を引っ張って振り回したり殴る蹴るは当たり前。壮絶な喧嘩をしている風景を思い浮かべるだけでも恐ろしいです。
いざという時には惜しみなく気の強さが発揮されるようなので、揉め事にならないようカンボジア人女性とのやりとりには気をつけましょう。
扱いづらい
カンボジア人女性も男性と同じように、人前で怒られたり注意されることを極端に嫌う気質です。その為仕事のしづらさはお墨付き。気の強い性格も相まって扱いづらさは圧倒的だと言えるでしょう。
また怒られたくないがあまり、自分の非を認めなかったり嘘をつくことも特徴です。価値観の違いがあるのでお互いの思いが伝わらないもどかしさはありますが、仕事の場合には大人な対応をして欲しいものです。
デリケートな事でもはっきりと聞く
カンボジア人女性はおしゃべりが大好きです。「結婚しているの?」「子供はいるの?」「年齢は?」など、日本では聞くことをはばかるような内容でもはっきりと聞いてくるので、驚くことが多いのでしょう。
しかしこれも文化の違いで彼女たちに悪気はありません。日本ではデリケートな話題と定義されているだけなのです。互いの文化の違いや特徴を認め合い楽しく会話ができれば、きっとすぐに打ち解けられます。
一途である
カンボジア人女性は男性と打って変わって一途な性格です。幼い頃から浮気性の男性を見て育つ反動なのか、しっかりとした価値観を持ち結婚する人が多いです。
また敬虔な仏教徒でもある為非常に貞操観念が強く、結婚前にキスや婚前交渉が行われることがありません。恋愛や結婚に対して非常に真面目な思想を持っていることが特徴です。
カンボジア人は顔がイケメンや美人の人が多い?
日本でも人気がある「イケメン」と「美人」ですが、カンボジア人は美人顔・イケメン顔が多いと言われています。そこでどんな顔の人が多いのか、「イケメン」「美人」の定義はどんなものなのか、まとめてみました。
カンボジア人の顔はイケメン?
日本では爽やかでスッキリした顔の人がイケメンと呼ばれることが多いですが、カンボジアでのイケメンはたくましくて男らしい顔のことを指すようです。
一言でイケメンと言っても真逆の男性の人を表しているので、自国の認識で話を進めていると「あれ?そんなにイケメンじゃない?」と思い違いが発生しそうです。
カンボジア人の顔は美人?
カンボジア人の女性は丸い輪郭でくりっとした丸い目が印象的です。「美人顔」というよりかは「可愛い顔」という印象の方がしっくりくるかもしれません。アジア人なので日本人とも近い容姿で親近感を感じる人も多いでしょう。
カンボジア人の国民性・気質
ここまではカンボジア人の性格や外見についてご紹介してきました。今までどんな国なのかも知らなかったカンボジアについて、少し詳しくなっていただけたかと思います。
そこで次はカンボジア人の国民性・気質についてご紹介していきます。さらにカンボジア人に対する理解を深めて、どういった国なのかを知ってみましょう。
結婚する時期が早い
カンボジア人は10代後半から20代前半に結婚するのが当たり前です。なぜそんなに早くに結婚するかと言うと「将来的に子供に自分の面倒を見てもらう為」だそう。そのために早く結婚し、5・6人の子供を産むことは当たり前です。
さらに内戦が長く続いていたカンボジアでは若くして命を落としてしまうことも多く、早く結婚をして子孫を残しておく必要性があったと言えます。悲しい歴史ですが、人類を存続していくためには正しい選択と言わざるを得ないでしょう。
近年晩婚化が続いている日本とは正反対の国民性を持っているカンボジア人。どちらが正しいと言うわけではありませんが、互いにメリット・デメリットを持ち合わせていると思います。
結婚に対しての考え方も多種多様になってきた今、お互いの考え方を尊重できる環境作りが大切です。
子供でも一人で外出する
日本をはじめ先進国で「子供を一人で外出させる」国はあまりありません。中には幼い子供を一人にすると刑を課せられる国もあるほどで、親の保護責任は重いものであります。
しかしそんな考えとは逆行するかのようにカンボジアでは子供が一人で出かけるのは当たり前。お小遣いを持って一人で遊びに出かけてしまうので、少し心配な国民性です。
スマホやGPSもないので親としては心配になってしまいますが、実際には一緒に遊んでくれる友達や年上のお兄さん・お姉さんがいることがほとんど。そういった周りとの助け合いで、この環境が成り立っています。
子供はパンツを履かない
カンボジア人にはオムツをはかせる習慣がありません。そのため5・6際になってもオムツを履いていない子供が多く、パンツを履いていないことがほとんどです。小さい頃にこの習慣で育つせいか、大人になっても外で用をたす男性は多いようで驚きます。
日本では生まれた時からオムツを履くことが当たり前。オムツを卒業すればパンツを履くようになるので、信じられない国民性です。
交通ルールがない
カンボジア人の交通手段と言えば「トゥクトゥク」が有名です。最近では「バイクタクシー」も主流になりつつ交通の便が発達してきています。
しかし交通手段が発達しているにも関わらず、交通ルールは整備されないまま。みんなが思うがままに運転しているので非常に危険な状態です。追い越し・割り込みは当たり前。交通渋滞もひどい状態なので、日本から旅行に行った人は恐怖を感じるほどでしょう。
そんな状態でもカンボジア人にとっては当たり前。いち早く環境を整えて安全に移動できる国になってほしいものです。
カンボジア人の恋愛&結婚事情
カンボジア人の気質や国民性についても詳しくなったところで、次は恋愛・結婚についても調べてみました。日本や世界との違いについても注目してみてください。
浮気性
先ほども少しご紹介しましたが、カンボジア人男性は非常に恋愛気質で浮気性です。好きになった女性のことを愛することはできるのですが、目移りが激しく長続きしません。魅力的な女性や美人を見かけると居ても立っても居られなくなってしまうようです。
またこの浮気性は結婚してからも治りません。カンボジア人女性を怒らせると収まりがつかないことは男性もわかっているはずなのですが、それでも治らないので考えものです。
また浮気することによって周りから白い目でみられることは避けられないので、今後の結婚生活に支障が出ることは免れないでしょう。
色白の女性がモテる
カンボジアでは色白の美人がモテる傾向があります。これは色黒の美人=田舎育ち、色白の美人=都会育ちという印象があるようで、その影響が大きいのでしょう。また色白の美人は儚げに見えることも影響しているのかもしれません。
しかし儚げで美人な女性でも中身は気性が荒いことがほとんど。美人だからと見た目で女性を選んで後悔しないよう注意が必要です。
結婚相手は家族が決める
日本では信じられないですが、カンボジアでは現在でも家族が結婚相手を決めることがあります。昔からの知り合いや顔を知っている人の方が安心という考えがあるようです。
結婚=恋愛ではなく、家族を存続させるための制度でもあると考えれば、カンボジアでは自然なのかもしれません。
かかあ天下
女性の気性が荒いことは皆さんもうお分りいただけたと思いますが、それは結婚してからも継続されます。カンボジアの家庭では奥さんの権力が絶対的。旦那さんが顔色を伺って暮らしているところも多いです。
様々な違いを理解しよう
ここまで様々なカンボジアの情報をお伝えしてきました。
イケメンなカンボジア男性が浮気性だったり、美人なカンボジア女性の気が強かったりと様々なギャップがあって興味深かったと思います。
カンボジアはまだまだ発展途上の国ですが、日本が忘れてしまったゆとりや穏やかさを持ち合わせている心が豊かな国です。そんなカンボジア人の心を、日本人も忘れないようにしたいものです。