我が道を行くの意味とは?我が道を行く性格の人の特徴も紹介
人の態度や性格などを表す言葉で「我が道を行く」というものがあります。この言葉の意味とはどのようなものでしょうか。また、我が道を行く人の特徴や性格的な長所などその人の中身の部分も取り上げています。さらに我が道を行くに似た四字熟語などもご紹介。
目次
あなたは我が道を行くタイプ?
「我が道を行く」という言葉をご存知でしょうか。また、あなた自身は「我が道を行く」タイプでしょうか。今回は、この「我が道を行く」という言葉の意味についてご紹介します。
また、「我が道を行く」タイプの人の性格にはどのような特徴が見られるのか、性格的な長所はどんな部分なのかという「我が道を行く」人の中身について深掘っていきます。
他にも「我が道を行く人になるには?」や「我が道を行く人との上手な付き合い方」、さらに似たようなことわざや四字熟語についても取り上げていますので、ぜひチェックしてみてください。
我が道を行くの意味とは?
まずは、そもそも「我が道を行く」という言葉の意味とはどのようなものなのかをご紹介します。これは物理的な「道」つまり「道路」を示している言葉ではなく、人の性格や行動、言動を表す言葉になります。
そして、「我が道」というのは、自分の考えや目標、趣味趣向などあらゆる「自分の意思」や「自分が決めた方向性」を表していて、「行く」というのはそのままに、その意思や方向性を貫き通すということです。
簡単にいうと、「人の意見に流されず自分の意思を貫く」とか、「自分がやりたいことをやる」とか、逆に「やりたくないことは絶対にやらない」など、そういった性格や態度のことを表している言葉です。
我が道を行くと似たようなことわざや四字熟語
「我が道を行く」という言葉には、似たようなことわざや四字熟語があります。「我が道を行く」という言葉で表さなくてもそれらの言葉で同じような意味を表していることもあるのです。
その似たようなことわざや四字熟語にはどのようなものがあるのか、以下に3つほどご紹介していますのでチェックしてみてください。
同じような言葉、似たようなことわざ、四字熟語を知ることで「我が道を行く」の意味をより理解しやすくなるというのもありますので、確認していきましょう。
唯我独尊
我が道を行くに似たような意味を持つ四字熟語に、「唯我独尊」という言葉があります。この言葉は文字を分解してみると理解できるものとなっています。
「唯」と「独」は唯一と独り、独自などの意味がある言葉で、「我」と合わせると「自分だけが唯一」という意味になります。そして「尊」は尊いという意味ですから、「自分だけが唯一尊い存在」ということになります。
つまり、現代的に言うと「自分だけが唯一優れている存在である」ということを示している言葉で、自分の意思を貫き、その分野では誰にも負けないという我が道を行く意思が感じられます。
人は人、自分は自分
我が道を行くに似たような意味を持つことわざには、「人は人、自分は自分」という言葉があります。この言葉は意味を説明するまでもなく「人は人、自分は自分だからあまり周りは気にしない」という意味です。
これはまさに「我が道を行く」人の考え方ですから似たような言葉というよりも言い方を変えただけでほとんど同じ意味を持ちます。
また、「人は人、自分は自分」というのは、周りに惑わされている人にこの言葉をアドバイス的な意味で使うケースもあり、「周りに流される必要ないよ」とか、「周りがなんと言おうと君は君だよ」というような意味にもなります。
独立独歩
我が道を行くに似たような意味を持つ四字熟語としては、「独立独歩」という言葉もあります。こちらも漢字の意味を考えれば理解できるものとなります。
「独立」して「独歩」するということですから、周りに流されず、また周りに頼ることなく、自分の信じた道を自分の力で進んでいくという意味になります。
また、他とは違う特徴や特色を持っていて、他のものと同様には扱えない様を表している言葉でもあり、どちらの意味にしても「我が道を行く人」と似たような意味と言えるでしょう。
我が道を行く性格の人の特徴
我が道を行く人の性格にはどのような特徴が見られるでしょうか。こういった性格の持ち主が我が道を行く人だと言い換えることもできる内容です。
周りに我が道を行く人がいたら「こういう性格をしていることが多い」と言えるものですし、逆に「このような性格をしている人は我が道を行く人だ」とも言えます。ぜひチェックして周りの人、もしくは自分に当てはまらないか確認してみてください。
個性的で変わり者
我が道を行く人の性格的特徴には、「個性的で変わり者」というものが挙げられます。我が道を行く、周りに流されないということは、自分が「いちおう」属しているコミュニティの輪の中に入らない人ということです。
その輪の中に収まっているのであれば「我が道を行く人」とは言われません。そして、そういったコミュニティの中から溢れている人というのは個性的な人とか変わり者と言われることが多いです。
別のコミュニティに所属すればそうは思われない可能性もありますが、基本的に我が道を行く人というのは個性的で変わり者が多いです。
周りを見ずに突き進む
我が道を行く人の性格的特徴には、「周りを見ずに突き進む」というものも挙げられます。猪突猛進、目標に向かって一直線という感覚で、周りを見ずに突き進んでいきます。
とても集中力があり、周りの雑音に惑わされず目標に向かって進んで、それをやり遂げる力があるということです。
ただし、これは言い換えれば「周りが見えていない」とも言えるので、我が道を行く人に見えていないミスや抜けを周りがフォローしていることも少なくありません。
群れるのを嫌う一匹狼
我が道を行く人の性格的特徴には、「群れるのを嫌う一匹狼」なタイプが多いです。我が道を行くには周り人がいるのは邪魔でしかないということもあります。
特に集中しているときなどは周りに人がいると雑音としかならないケースも少なくありません。ですから、「最初から周りに人をおかない」「周りに人を寄せ付けない」ようにしておけば我が道を行く行動を取りやすいのです。
特に「人間嫌い」というわけではなく、人と話をしたりコミュニケーションを取ることも普通にありますが、集中している時の邪魔が嫌なので群れるのを嫌う傾向があるのです。
得意な分野だけずば抜けている
「だけ」というと語弊があるかもしれませんが、我が道を行く人の特徴には、「得意な分野だけずば抜けている」というものがあります。
我が道を行くので、自分が見定めた道、方向性に関しては「超集中」して取り組みます。そうするとその分野には高い実力を発揮することになりますし、集中してそればかり行なうので、経験値も高くなります。
ですが、それ以外のことには「目もくれず」突き進むことも多く、得意な分野だけずば抜けていて、他のことがまるでできないということも少なくないのです。
我が道を行く性格の長所
我が道を行く性格をしている人というのは、どのような長所を持っているのでしょうか。先に挙げた性格的な特徴部分にも十分に長所といえる部分はあります。
その性格的特徴に挙げた部分以外にも、よく見られる長所、周りが長所と感じやすい長所がありますので、以下にご紹介します。チェックしてみてください。
決断力と行動力がある
我が道を行く人というのは、周りに流されず目標や目的を定めて突き進むことができるので、そのために必要な決断や行動が非常に早いです。
目指すべき目的や目標をしっかりと見定めているので、必要なことやすべきことを見定めるのも早く、それに伴って素早い決断、素早い行動が可能になります。
目的や目標がブレないというのは、方向を見失うこともないので、「目標にとって必要か不要か」の取捨選択は素早くすることができます。
自信を持っている
我が道を行く人というのは、自分がすることや発言などにしっかりとした自信を持っています。周りに目もくれず我が道を行くには、「その道が正しい」と思っていなくてはなかなかできることではありません。
また、正しいかどうかではなく、「もし間違っていても今はやるべき」と心に決めて突き進んでいるので、もし間違いが分かったらそこから軌道修正すればいいという自信も持っています。
我が道を行くのに関わるものであれば、その目標や目的にも自信がありますし、そこに向かうためのルートにも自信があります。そして、そのルートを進む技術についても自信があるといった長所があります。
真面目で努力家な性格
我が道を行く人の自信の裏付けになるものが、こちらの「真面目で努力家な性格」です。我が道を行くことに関してとても真面目に取り組んでいますし、それのために努力も惜しみません。
自信を持って我が道を行くからには、それ相応の実力や経験が必要で、我が道を行く人自身もそれをしっかりと理解しています。
ですから、そのために必要な努力であれば、それを惜しむことはありませんし、真面目に真剣に取り組むので実力と経験がどんどん備わっていくということになります。
我が道を行く人になるには?
ここまで我が道を行く人の特徴や長所をご紹介してきましたが、そんな特徴や長所のある我が道を行く人になるためにはどうしたら良いでしょうか。
そのために必要な考え方や努力、やるべきことをご紹介しますので、「我が道を行く人」になりたいと思うのであればしっかりとチェックしてみてください。
言ったことは実行する
我が道を行く人になりたいのであれば、「言ったことは実行する」ということを肝に銘じておきましょう。つまり「有限実行」です。
我が道を行く人が「やる」と言ったのであれば、それは「必ずやる」のです。そこにどんな邪魔が入ろうとも、反対する人がいようとも、自分の実力が今の時点では足らなかろうとも、絶対にやります。
今できないのであれば、「じゃぁやるためにはどうすればいいのか」ということを考えて、実行できるように1つずつ問題点を潰していきます。そういった「有限実行」の精神を持つことで我が道を行く人に近づけるでしょう。
周りに流されず自分を貫く
我が道を行く人であれば「当然」とも言えるものですが、周りに流されず自分を貫くことを徹底しましょう。これは勘違いしてはいけないのが、「周りに流されない」のであって、「周りを完全に無視する」という意味ではないことです。
周りの言っていることは聞くには聞くのです。ただ、それが自分の方針に合わない、自分が見定めた目標からはズレていると「自分で」判断したら聞き入れず、気にもしないで突き進むということです。
「流される」のではなく、自分自身で人の意見を吟味して噛み砕いて、「そちらのほうが良い」自分で判断したなら、そちらを進むのは「流されている」というわけではないので、誤解しないようにしましょう。
得意な分野を見つけてそこに集中する
我が道を行く人になるためには、「得意な分野」があるとより突き進みやすくなります。もし「その道を行く」と決めたらたとえ不得意であっても突き進むのが我が道を行く人なのですが、その道は非常に険しいです。
「我が道を行くベテラン」であれば、その険しい道の中からも自分の経験やこれまでに得てきた実力で突破口を見出しますが、これから我が道を行く人になろうと思うのであれば、そこから入るのは得策ではありません。
今現時点で得意なことでももちろん良いですし、これから得意なものを見つけても良いですが、とにかく他には目もくれずそこだけに一点収集することで、我が道を行くとはどんなことなのかを理解できるようになるでしょう。
我が道を行く人との上手な付き合い方
自分自身がそうでなくても周りに「我が道を行く人」が現れることはあります。今まで出会ったことがなければ困惑することもあるでしょうし、今現在すでに周りにいて「どう付き合えばいいのか分からない」と困っていることもあるでしょう。
そんな自分の周りにいる「我が道を行く人」との上手な付き合い方をご紹介します。
我が道を行く人に自分の価値観を押し付けない
我が道を行く人と上手に付き合うには「我が道を行く人の意見や性格を変えようとしない」ということが大切です。「それじゃ疲れちゃうよ」とか「そういう考え方やめなよ」とか自分の価値観で押し付けないことです。
我が道を行く人はその道を行くためには努力を惜しまず経験も実力も積んで進もうと思っています。もしくはすでに進んでいます。それを大した理由もなく「ダメ」とか「よくない」とかただの一般的な価値観を押し付けても無駄なのです。
先にもお伝えしたように「意味のあるアドバイス」は聞きます。「それはコレコレこうだからこっちのほうが良くない?」などであれば、我が道を行く人が「確かにそうだ」と思えば方向転換することもあります。
1人でできる作業を任せる
我が道を行く人を「使う立場」にいる会社の上司などであれば、我が道を行く人にはなるべく1人でできる作業を任せるようにしましょう。
どこかのチーム内で行動させると「輪を乱す」可能性は非常に高いです。もちろん輪を乱さないような立ち位置に入れて、上手く転がすことができるのであれば、「大きな戦力」になるのでそれは上司としての腕の見せ所です。
たとえばチームのリーダーとして配置して、チームメンバーは道具や駒のように使っていいとすれば、その道具を駆使してどのように立ち回るのが良いのかを考え出し、最適なルートで突き進むこともできます。
わがままな人と我が道を行く人は何が違うの?
我が道を行く人というのは、大雑把に見ると「わがままな人」に見えるところもあります。ですが、我が道を行く人とわがままな人には大きな違いがあり、その違いがとても重要な部分とも言えます。
それは「責任感」です。我が道を行く人というのは、自分がやりたいように突き進む代わりに、すべて自分で決めて自分の責任においてやり遂げようとします。
わがままな人というのは、単に自分の意見や価値観を言っているだけで、それが間違っていたり、そのせいで他人に迷惑をかけても「知らんぷり」をしてしまうような性格です。
「カッコいい」我が道を行く人になろう
ここまでの内容を確認すれば我が道を行く人がどのような人なのか、どんな特徴があるのかということは理解できたことでしょう。
輪を乱すようなこともありますが、決してわがままでやっているのではなく、自分の責任と実力で道を切り拓こうとしている様は、多少の迷惑を感じたとしても「カッコいい」と感じる人も多いです。
我が道を行くのは茨の道であることも多いですが、そんなカッコいい人を目指すならしっかりと努力を続けて一点集中していきましょう。