ずるい人間の心理や特徴!上手な対処法も紹介!
ずるい人間の心理や特徴、上手な対処法について紹介します。学校の友達や職場の同僚や先輩、上司など貴方の周りに「ずるい人」はいますか?ずるい人に振り回されると損をするなど害を被る人もいるでしょう。ずるい人とどう向き合えばいいのか、心の持ち方も考えていきます。
目次
ずるい人に振り回されていませんか?
学校の友達や職場の同僚や先輩、上司など、貴方の周りに「ずるい人」はいますか?ずるい人に振り回されると損をしたり嫌な思いをするなど害を被る人もいるでしょう。
特に職場においては、ミスは部下になすりつけ手柄は横取りする上司、同僚を平気で陥れる人、誰にも注意されないのをいい事に、ルールは無視で「やりたい放題」している人、女王様気取りで君臨する「ずるい女」もいます。
それを咎めようとしない「まとめ役」にイライラする事もあります。でも、ずるい人、ずるい女に振り回されるのは止めましょう。この記事では「ずるい人」の心理や振り回されない対処法を紹介します。
ずるい人間の心理とは?
はじめに「ずるい人の心理」について見ていきましょう。ずるい人は自分以外の他人の事を考える事はしません。自分がいい思いをすればOKと考えている事が大きな特徴です。
そもそも、誰でも「ずるい人」にはなり得ます。子供の頃に親に怒られたくないばかりに、ミスを弟のせいにしたことはありませんか?誰でも自分を守りたい心理はあるものです。
人間は完璧ではないので、悪い自分と良い自分との間を行き来しつつバランスを取っているのです。ずるい人の心理を4つ紹介します。あなたにも当てはまる心理もあるでしょう。
怒られたくない
ずるい人は「他人に怒られたくない」という心理が働いています。誰でも怒られるのは嫌なものです。この気持ちは分かりますし、怒られる事を嫌うあまりに「ずるい人」になっている人は結構な人数でいるのではないでしょうか。
でも、自分が怒られない代わりに別の人が怒られている、罪を擦り付けられているとしたら、きっと罪悪感を感じるはずです。「ずるい人」になりたくない!と思う場合は勇気を持って本当の事を言いましょう。
特別扱いされたい
ずるい人は「特別扱いされたい」という心理も働いています。誰でも人に認められたい気持ちがあります。何でも手に入り安全が守られている日本では、食欲などの三大欲求はすでに満たされている事が多いです。
そのため、一歩上の欲求である「承認欲求」を満たしたいと思います。ずるい人は人に認められたい、特別扱いされたい気持ちが強いのです。そのためずるい事をしてでも、一歩抜きに出ようと思います。
楽して利を得たい
ずるい人は「楽して利を得たい」という心理も働いています。ずるい人は自分の労力を使わず、どうやって楽をしながら利益だけを得ようか常に考えています。ただ、「楽をしたい」というのは人間の本能でもあります。
長男長女より次男次女や末っ子は、このタイプであることが多く兄や姉の様子をみながら「ちゃっかり」いい思いをするのです。ただ、これは必ずしも悪いとは言い切れず世渡り上手とも言えます。
バレなければ大丈夫と思う
ずるい人は「誰も見ていない」「バレていない」ところでズルをします。ずるい人はズルの仕方が上手なので、上手くすり抜けて怒られない方法を身に着けています。
また、万が一バレた時の言い訳も周到に用意をしているのも心理的な特徴です。ずるい人の「行動の良し悪しの基準」は、他人にバレるかバレないか、だけなのです。ずるい人には「自分基準」はありません。
ずるい人間のずる賢い特徴
ずるい人間の心理について紹介してきましたが、実はどんな人でも「ずるい人間」になっている可能性はあります。
人は清廉潔白で生きていくことは(たぶん)できません。どこかで都合の良い嘘をついたり、人に罪を擦り付けるような事をしてしまっているものです。
ほとんどの人はそのような自分を恥じて罪悪感を持ちます。そして清く正しい行動をしようと思い直します。しかし中には、自分のずるさを顧みず「ずるい人間」になり切っている可哀想な人もいます。ずるい人の特徴を見ていきましょう。
言い訳が上手である
ずるい人は言い訳がとても上手な特徴があります。自分に有利になるような言い訳を考え付くので、鈍感な男性は騙される事もあるでしょう。もちろん男性でも言い訳上手な人はいます。
同じ言い訳でも子供のような言い訳をする特徴のある人がいます。しかし子供じみた言い訳は非難の対象になるので、火に油を注ぐ結果になって逆効果です。本当にずるい人は、非難もされないような巧妙な言い訳をするのです。
たとえば他人の同情を誘う、必死で頑張っている様子をアピールする、「〇〇に一生懸命注意したのだけど聞き入れてもらえなかった」と暗に人のせいにするなどです。賢い人は言い訳に騙されませんが、男性は女性に弱いのでお咎めなしになるようです。
人によって態度が変わる
ずるい人は「相手によって」態度を変える特徴があります。自分にとって有利な働きをする人、例えば「上司」「目上」「金持ち」「社会的な地位が上の人」には、媚びへつらいます。しかし、自分の目下や貧乏そうな人地位が低い人には横柄な態度を取ります。
どんな人にも平等に接する人は、裏表がないので安心して付き合えますが、人によって態度を変える特徴のある人には、注意して接した方がいいでしょう。最初の内は分からないかもしれませんが、長く接しているうちにどんな人か分かるようになるはずです。
自分に甘く目下に厳しい
ずるい人は、自分には「超あま」で他人や特に目下には非常に厳しいのが特徴です。ずるくない人、心に余裕のあるトップの人は自分で責任を負う気持ちがあるので、目下には寛大な気持ちで接することができます。
しかし、ずるい人は自分の事しか考えておらず、いかに自分が有利になるか、だけを考えています。そのため他人には厳しい態度をとる人が多いのです。
平気で嘘をつける
ずるい人は「平気で嘘を付ける」特徴も持っています。自分を守るため、自分を有利に持っていくための嘘は何でもつくずるい人も多いです。
ちなみに怒られたくない、自分を守りたいがゆえに嘘をつくのは人間の本能かもしれません。子供でも同じように嘘をつくからです。
でも、大半の人は嘘を付いている自分に罪悪感を感じているものです。ずるい人は普通の人が持ち合わせている罪悪感すら持っていません。犯罪者になる人もこのタイプの人でしょう。
ずるい人間への対処法!上手な付き合い方
ずるい人が周りにいる、ずるい人のおかげで不愉快な思いをしている、ずるい人に罪をなすり付けられた経験のある人はいますか?今度は「ずるい人」に対する上手な付き合いかたをみていきましょう。
基本は気にせずマイペースで
ずるい人が周りにいて、ムカムカしているあなたは、きっと正義感の強い人なのでしょう。この世の中は、人の良い人や、正直に生きている人の方が損をしている傾向があります。
どうみても「ずるい人」の方が得をしているように思えてしまいます。しかし、ずるい人の一挙手一投足を見張っていると疲れてしまいます。あなたに「害」を及ぼしていないのであれば、ずるい人のことは放っておいてマイペースで生きましょう。
あなたはあなたらしく、自分のペースを守ってください。それが「ずるい人」に振り回されない一番良い方法です。
人種が違うと割り切る
上で説明した対処法と似たようなことになりますが、ずるい人は「人種が違う」のです。そう割り切ってしまうと気持ちも楽になります。
ずるい人の典型は「犯罪者」です。嘘を平気でつけるし罪悪感ももたないので、高齢者に対して詐欺を働いたりするのも平気です。
極端な例をあげましたが、ずるい人は世渡り上手です。もしかするとあなたは「羨ましいな」「私もずるい人になりたい」と想っているかもしれません。でも貴方は貴方です。人を出し抜いてずるい事をする人と自分は人種も役割も違う、と割り切りましょう。
迷惑な時は毅然とした態度で
ずるい人に罪をなすりつけられた、良からぬ噂を流された、手柄を奪われたなど明らかに迷惑を被った時には毅然とした態度で戦います。
この場合は黙って指を加えているような「お人好し」では、相手がますますつけ上がります。ずるい人は、相手をみてずるい行為を働きます。「こいつならずるい事をしても反論しないだろう」と見くびられているのです。
今後、ずるい人に迷惑をかけられないためにも、毅然とした態度で反論をするべきです。ただし「本当にずるい人」「ずる賢い」人は言い訳が上手なので、戦うときは周りを味方につける必要があります。
時には根回しも必要
ずるい人と戦うには、根回しも必要です。要するに味方をつけるのです。この人が「ずるい人かどうか」は、意外に分かってしまうものです。
周りの人は、最初のうちは見て見ぬ振りをしているかもしれませんが、ずるい人とそうでない人との見分けはちゃんとできています。あまりにもひどいときは誰かが助け舟を出してくれるかもしれません。
ずるい人も根回しが上手なので、相談するフリをして味方をつけようとするでしょう。でも、貴方の方が正しい場合は必ず分かってもらえますので安心しましょう。もし周りがずるい人の味方をするときは、その環境は貴方には合いません。離れましょう。
あの人はずるい人?ずるい人間の見分け方
では、あの人は「するい人かどうか」見分け方について説明をしましょう。経験を積めば相手がずるいかどうか、判断は簡単につきます。しかし、社会人なりたての人は、判断のつかない人もいるかもしれません。ぜひ参考にしてください、
裏表のない接し方や態度
ずるい人間の見分け方の一つ目は「表裏のない接し方や態度」をする人かどうか、です。誰に対しても優しい、或いは誰に対しても冷たい、つっけんどんな人は割と信用できる事が多いです。
逆にあからさまに態度を変える人、例えば上司がいるときは一生懸命仕事をしている振りをして、いなくなった途端仕事をさぼる人は、ずるい人と思って間違いありません。
もちろん、誰でも上司がそばにいれば「ピシ」っとした態度になるものです。警察官が入れば急に安全運転になるのも当然でしょう。あくまでも「あからさま」におこなうかどうか、上司がいないところでの態度がひどすぎる場合には注意しましょう。
自分に有利な言い訳をするか
ずるい人間の見分け方のニつ目は「自分に有利な言い訳をするか」どうか、です。自分に有利な言い訳をする心理は怒られたくないからの場合が多いですが、他の人を落としてまで言い逃れをする人や正当化ばかりする人には注意です。
見ていないところで約束を守るか
ずるい人間の見分け方の三つ目は「見ていないところで約束を守るか」どうか、です。或いは「どんな人との約束も守る」人かどうかも重要チェックポイントです。
上司や一目置いている人との約束は絶対に守るけれど、後輩や自分にとってどうでもいい人との約束は守らない、そんな人とは付き合わない方が無難でしょう。
ずるい人が得をする?ずるい人間の末路
この世の中は「ずるい人、する賢い要領のいい人」が得をしているような気がしてしまいます。でもそれでは正直に生きている人が浮かばれません。果たして、ずるい人が得をするのは本当なのでしょうか?
実はずるい人は最終的には得はしません。ずるい人は「奪う人」だからです。人から物を奪い取る、成果を奪い取る、自分だけ得をしようと思う、そのような心を持つ人は、どこかで帳尻合わせのように損をするようになっています。
目に見えてそれが分かればスッキリするのですが、そうはいかないので歯がゆいと思うだけなのです。いずれにしても、ずるい人がどうなろうとも貴方には関係のない事です。人は人と思う事、開き直る事が大切です。
ずるい人との口約束は厳禁
ずるい人は、口が上手な人が多いです。今までも説明をしたとおり言い訳上手で自分を有利に持っていくためなら、どんな嘘でも突き通します。そのようなずるい人と対応するためには「口約束は厳禁」と心得ましょう。
ずるい同僚に仕事を頼まれて引き受けざる終えないときは、相手の前でメモを取ります。「〇〇と〇〇を△△までにやるのですね?」とメモを見せるようにしてから引き受けるようにします。
物を貸す時やお金を貸す時はもちろんですが、些細な事でも口約束はしないようにして日付と日時やその時の状況まで記入します。ずるい人は誤魔化しのためにメモに記する事はしないので、貴方が詳細にメモをするだけでも反論がしやすくなります。
ずるい人は放っておくのが一番
ずるい人間の心理や特徴、上手な対処法について紹介しました。ずるい人と付き合うと上手く利用されたり、罠にはめられたりするでしょう。真面目で不器用な人ほどずるい人にターゲットにされてしまいます。
ずるい人と正反対の性格の人は、ずるい人が羨ましいとさえ思っているかもしれません。「私もあんな風に要領よくなりたい」と考える人もいるでしょう。
もちろん、真面目すぎて融通の利かない人は少しづつ心を開放して、不真面目になるのも大切です。しかしずるい人と同等レベルになるのはよくありません。ずるい人は放っておくのが一番です。自分の真面目さや清さを武器に堂々と生きてください。