コミュニケーション能力の高い人の特徴とは?高める・上げる方法も解説
コミュニケーション能力とは、人間に生まれた以上欠かせないものであって、高いに越したことはありませんよね。今回は、コミュニケーション能力が高い人・低い人の特徴や高める方法、向上させるゲームなど、コミュニケーション能力とはなにか、具体的にまとめていきます。
目次
コミュニケーション能力が高い人に憧れる!
コミュニケーション能力とは、生きていく中でとても重要な能力ですよね。歳を重ねるごとに、それを痛感しているという人も多いのではないでしょうか。
コミュニケーション能力が高い人は、低い人に比べると基本的に物事がうまくいきやすいのです。
コミュニケーション能力が低い人からすると、コミュニケーション能力の高い人は、とにかく憧れる!と思うことでしょう。本当に羨ましいの一言です…。
コミュニケーション能力が高いと人間関係がうまくいくので、仕事運も上昇していくでしょう。
出世にも繋がりやすく、仕事面でもコミュニケーション能力が低い人に比べると良いこと尽くしです。
ないと困るし、あるに越したことはない「コミュニケーション能力」。今回は、このコミュニケーション能力というものについて詳しくまとめていきます。
そもそもコミュニケーション能力とは?
そもそも、コミュニケーション能力とは何なのでしょうか。
簡単に言うとコミュニケーション能力とは「他人との人間関係を良好に築ける能力」でしょう。人間関係とは、当然合う・合わないがありますが、それに関係なく、周囲の人と良好な関係を築くことができる能力です。
友達とは、自分と合う人を自ら選んで作るものですが、仕事の人間関係となるとそうはいきません。仕事では合わない人とも良好な人間関係を築く必要があるので、コミュニケーション能力が高い人とは仕事ができる人とも言えるでしょう。
ただ、ガッカリすることはありません。なぜなら、コミュニケーション能力は性格とは別物だからです。
生まれ持った性格とは、遺伝や家庭環境などが大きく関係するものなので自分自身ではなかなか変えられませんが、コミュニケーション能力とは努力次第で向上させることができるものです。
生まれながらにしてコミュニケーション能力をもっている人もいるのは確かですが、コミュニケーション能力とは、あくまでその人の頑張りによって養われ、向上されていくものでしょう。
コミュニケーション能力が高い人の特徴
コミュニケーション能力とは、充実した人生を送るためにも必要なものです。
では、コミュニケーション能力が高い人ってどんな人のことを言うのでしょうか?ここでは、コミュニケーション能力が高い人の特徴をまとめていきたいと思います。
人見知りをしない
まず、コミュニケーション能力が高い人の特徴として挙げられるのが「人見知りをしないこと」です。
コミュニケーション能力が高く、人見知りをしない性格だと、自分から人とどんどん関わっていくので、様々なタイプの人と早く打ち解けることができますし、初対面でも受け入れやすいでしょう。
人見知りとは、相手にも伝わるものです。ほとんどの人は、相手が人見知りをしているなぁと感じ取れば、無意識のうちに距離を取ろうとしますので、打ち解けることもなかなかできません。
気を遣える
コミュニケーション能力が高い人とは「気を遣える人」ということでもあります。
ただ人見知りしないだけではなく、常に自分以外の人の気持ちを考えて、自然に無理なく気を配ることができます。
気を遣えるということは、周りからみても「頼りがいがある」・「信頼できる」と思われるので、とても良い印象を与えるでしょう。コミュニケーション能力が高い人は、気を遣えて好印象なのが特徴です。
常に笑顔
コミュニケーション能力が高い人は、いつも自然な笑顔なのが特徴です。
笑顔とは、周りの人も明るい気持ちにする効果があるので、1人いつも笑顔な人がいることで空気も良くなるでしょう。
コミュニケーション能力が高い人はいつも笑顔なので、接しやすいですし、初対面でも話しかけやすいと思われます。コミュニケーション能力が高い人のまわりには人の輪ができやすいのです。
きちんと自分の意見がある
コミュニケーション能力が高い人とは、ただのいい人ではありません。相手に気を遣えるけれど、自分の意見もきちんともっているのが特徴です。
良かれと思って相手に合わせてばかりだと、信用できない八方美人なイメージを与えてしまいます。
自分の意見ばかり主張する人も嫌われてしまいますが、自分の意見がないというのもよくないでしょう。相手の気持ちを考えながらも、しっかり自分をもっている人こそ、コミュニケーション能力が高い人です。
また、コミュニケーション能力が高い人とは話すことですぐに人と打ち解けていくので、周りには人の輪ができやすく、良いコミュニケーションの流れが作れるのです。
つまり「常に笑顔でいる」ということは、良い人達を周りに引き寄せ、コミュニケーション能力がどんどん向上されていくということです。
引き寄せの法則とは、まさにこういうことなのでしょう。
思いやりがある
コミュニケーション能力が高い人とは、思いやりがある優しい心の持ち主のことです。
決して自分本位の考えで動かず、周りの人がどう思うか考えられるのがあ特徴で、周囲の人からの信頼も厚いです。
思いやりがあることが相手に伝わるからこそ、コミュニケーション能力が高い人と思われるのではないでしょうか。
人と話すのが好き
コミュニケーション能力が高い人とは、話すこと・会話が好きな人でもあるでしょう。
自分自身が楽しんで会話をすることで相手も明るい気持ちにさせるので、良好な関係を築きやすいです。人と会話するのが好きということは、自然と笑顔にもなるでしょう。
また、いわゆる人懐っこい性格なのもコミュニケーション能力が高い人の特徴です。
タフな性格
コミュニケーション能力が高い人は、明るくてタフなのが特徴です。
「疲れた」と声に出して言わなくても、なんとなく疲れとは周囲に伝わってしまいますし、伝染するものです。
コミュニケーション能力が高い人はタフで、基本的にいつでもエネルギッシュなので、どんなときでも近寄りがたいと思われることはありません。
コミュニケーション能力が低い人の特徴
コミュニケーション能力が高いのは素晴らしいことですが、逆にコミュニケーション能力が低い人とは、どのような人なのでしょうか。
ここでは、コミュニケーション能力が低い人の特徴を挙げていきたいと思います。
性格が暗い
コミュニケーション能力が低い人は、性格が比較的暗いのが特徴です。
暗い人とは、基本的に近寄りがたい・コミュニケーション能力が低そうという印象を与えるので、周囲と良好な関係を築くのに時間がかかります。
暗い雰囲気を放っているということは、コミュニケーション能力や仕事面などが向上しにくいということでもあるでしょう。
あまり笑わない
笑顔とは、ただ気持ちを明るくするだけではなく、周囲の人や空気までも和ませる力をもっています。つまり、コミュニケーション能力を高めるためには、笑顔は必要不可欠なのです。
コミュニケーション能力が低い人は、笑顔が少なく、普段からあまり笑わないのが特徴です。
特にこれといって面白い出来事はなくても、常にニコニコしていると、自然とコミュニケーション能力・人間関係の向上に繋がるでしょう。
声が小さい
コミュニケーション能力が低い人は、声が小さい人が多いのが特徴です。
声とは、相手との会話を成立させるためだけのものではなく、その人の性格や個性を表すものでもあります。
声が小さいと「暗い」・「なにを考えてるか分からなくてこわい」というような印象を与えがちですし、声が聞こえないことで、相手に少なからずストレスも与えてしまうでしょう。コミュニケーション能力を高めるために、声は大事な武器になるのです。
主観的な考えしかない
コミュニケーション能力が低いとは、つまり「主観的な考えしかもてない」と言い換えることもできます。
コミュニケーション能力が高い人は人の立場になって気持ちを考え、自分を客観的に見ることができるので、周囲とも良好な関係を築きやすいですが、コミュニケーション能力が低い人はその逆で、自分のことばかり考えて「主観的な考え」しかもっていません。
いつも相手の気持ちが分からないので、失礼な発言をしたり、気を遣えないのが特徴です。また、主観的な考えしかもてないことからコミュニケーション能力が低く、「余裕のない人」と見られがちです。
人に合わせてばかり
コミュニケーション能力が低い人とは、自分の意見をもたずに相手に合わせてばかりの人が多いです。
良好な人間関係を築くためには、きちんとした会話や情報交換が必要なので、自分の意見をしっかり述べることはコミュニケーション能力を高めるために欠かせません。
人間関係とは、相手に合わせ過ぎると結局うまくいきませんし、自分の主張ばかり述べてもうまくいかないものです。ちょうど良く人と接することができてこそ、コミュニケーション能力が高いと言えるでしょう。
コミュニケーション能力を高める方法
コミュニケーション能力が低い人は、なんとかしてコミュニケーション能力を向上させたいと思うのではないでしょうか。
コミュニケーション能力とは、決して生まれ持った性格によるものではないので、意識すれば高めることはできるのです。
ここでは「コミュニケーション能力を高める方法」を4つ紹介しますので、悩んでいる人はぜひ実践してみましょう。
ポジティブな考えをもってみる
コミュニケーション能力が低い人とは、何事もネガティブな方向に考えることが多いのが特徴です。
コミュニケーション能力を高めるためには、まず「ポジティブ思考」に切り替えましょう。無理矢理にでもポジティブ思考を続けていると、やがて脳は自然とネガティブな考えをしなくなります。
ネガティブな考えとは、知らず知らずのうちに発言に出てしまうもの。周囲の人は他人のネガティブな発言を聞くと、自然と遠ざかってしまいますので、まずは「ポジティブ思考に切り替えること」がコミュニケーション能力を高めるのに良い方法です。
笑顔を意識する
コミュニケーション能力が低い人は、まず笑顔を多く作るように心がけてみましょう。
笑顔は、明るい人を引き寄せる力があります。逆に暗い感情の持ち主を遠ざける力もあります。つまり、笑顔でいることは、明るい人やポジティブな輪を広げることになるのです。
周囲に明るい人やポジティブ思考の人などコミュニケーション能力が高い人ばかりいれば、自然とコミュニケーション能力も向上されていくでしょう。コミュニケーション能力を高めるために「良い環境作り」をするのもおすすめの方法です。
相手をよく観察する
コミュニケーション能力を高めるために必要不可欠なのが「相手をよく観察して相手の気持ちを考えること」です。
コミュニケーション能力を高める方法として、これが最も手っ取り早い方法かも知れません。なぜなら、優しさや思いやりは、良好な人間を築くのにとても必要なことで、相手にも伝わりやすいからです。
よく観察し、相手の気持ちを分かってあげられるようになれば、コミュニケーション能力も自然と向上していくでしょう。
聞き上手になる
コミュニケーション能力を高めるということは、うまく言葉のキャッチボールをできるようにしなければなりません。
コミュニケーション能力が低い人は、言葉のキャッチボールが上手にできていないことが多いのです。しかし、そもそも会話が得意じゃない人に、言葉のキャッチボールを上手になりましょうと言うのは限界があります。
そこでおすすめしたい方法が「聞き役に回ること」です。いわゆる「聞き上手」になれれば、自分があまり話せなくても良好な人間を築くことができるので、コミュニケーション能力も高めることができるのです。
さらに、聞き上手は人から好かれやすく、好印象です。
会話をしているとき、相手の気分を良くさせたり楽しませることができるので、自然と信頼もされるようになるでしょう。
聞き役の練習をするということは、コミュニケーション能力を高めるだけではなく、たくさんの人から好かれ、信頼されるための方法でもあるのです。
人見知りを解消してコミュニケーション能力を向上させる方法
コミュニケーション能力が低い人とは、かなりの「人見知り」である場合がほとんどです。
コミュニケーション能力を向上させたくても、人見知りな性格が邪魔してしまうことも多いでしょう。
ここでは、人見知りを解消する方法を4つ紹介していきたいと思います。
無理に喋ろうとはしない
コミュニケーション能力が低い人見知りな人とは、2つのタイプがいます。「黙り込んでしまうタイプ」と、「なんとかして喋らないとと思ってテンパるタイプ」です。
黙り込んでしまう人の場合は聞き役に回り、聞き上手になることがコミュニケーション能力を高める最善の方法ですが、無理に喋ろうとしてしまう人の場合は、一旦落ち着いて喋るのをやめてみましょう。
無理して会話をすることは、余裕のない印象を与えますし、相手にも人見知りなことが伝わります。会話をしているとき「多少の沈黙なら気にしないで大丈夫」ということを頭に入れておくと良いかも知れません。
会話の中で少しくらいの「沈黙」を恐れないようになれば、落ち着いて会話できるようになるので、心に余裕もできます。
心に余裕をもち落ち着いて会話できれば、徐々に人見知りも改善されていき、コミュニケーション能力も自然と向上されるでしょう。
とにかく会話を続けること・ただたくさん喋ることは、コミュニケーション能力が高いとは言えません。中身のある会話をできる人こそ、コミュニケーション能力が高い人なのです。
なるべく目を合わせるようにする
コミュニケーション能力を向上させるために欠かせないことが相手の「目を見て話すこと」です。
コミュニケーション能力とは、相手と信頼関係を築く能力でもあります。目を合わさないで話すということは、信用できない・感じ悪い印象を相手に与えてしまうでしょう。
人見知りな人は、目を合わせて話すことが苦手な場合が多いですが、口ほど物を言う目をきちんと見て話すことで、相手の感情や思いを読み取ることができますので、コミュニケーション能力も向上されていきます。
呼吸をゆっくりすることを意識
人見知りでコミュニケーション能力が低い人は、会話のときの緊張感から無意識に呼吸が浅くなっています。
呼吸が浅くなると脳が緊張状態になり、落ち着いて会話できなくなるので、呼吸を深くすることを意識しましょう。
呼吸を深くすることで脳がリラックスし、落ち着いて会話できるようになるので、コミュニケーション能力も高めやすいでしょう。
自分に自信をもつ
コミュニケーション能力が低い人は、自分に自信がないことが多いです。
容姿や中身を磨いて、努力をすれば自ずと自信もついてきますので、人見知りも改善されていくでしょう。そうなれば、コミュニケーション能力も向上されやすいです。
コミュニケーション能力が高い人は、決して根拠のない自信はもたず、努力しているのが特徴です。コミュニケーション能力を高めるためにも、自分磨きをしてみましょう。
コミュニケーション能力を向上させるゲーム
コミュニケーション能力が低いからなんとかして向上させたいのに、なかなか変われない…という人も多いはずです。
ここでは、コミュニケーション能力を向上させるゲームとその効果について紹介しますので、なかなか変われず、心が挫けてしまいそうな人はぜひ実践してみましょう。
インプロゲームの効果
インプロゲームとは、コミュニケーション能力を向上させる効果のあるゲームですが、他にも「人間力の育成」や「思考力を高める効果」まで期待できます。
コミュニケーション能力が低い人とは「恥ずかしがり屋」・「思考力が低い」「会話に瞬発力がない」などの特徴もあるのですが、インプロゲームはそれをすべて解消してくれます。
コミュニケーション能力が低くなる原因をすべて解消してくれるゲームと言えるでしょう。
インプロゲームのやり方
では早速、コミュニケーション能力を高めるインプロゲームの方法を紹介していきます。
まず最初にテーマを決め、そのテーマに沿って言葉の始めを「あいうえお」にして、ストーリーを展開させていきましょう。
例えば、テーマが「ケーキ屋さん」だとすると…「あ、美味しそうなケーキ屋さんだね」「いちごのショートケーキが食べたいな」「うじ(宇治)抹茶のケーキもいいな」「えらぶの悩んじゃうね」「おいしそうなケーキばかりだもんね」というように、即興でストーリーを作ります。
インプロゲームでコミュニケーション能力を高めるには、恥ずかしがらずに「役を演じるような気分」で楽しむことがポイントで、2人以上であればどこでも簡単にできます。
繰り返し行うことで、コミュニケーションに必要な瞬発力・判断力などが向上され、普段の会話にも即興で対応できるようになるので、コミュニケーション能力を高めることができるでしょう。
恥ずかしがり屋で会話をうまくできない人も、インプロゲームを全力でやると感情を表すことにも慣れてくるので、コミュニケーション能力向上に繋がります。
あなたのコミュニケーション能力を診断!
ふと、自分のコミュニケーション能力とはどれくらいのもの?と疑問に感じた人もいるのではないでしょうか。
ここでは、コミュニケーション能力を診断する方法をまとめていきたいと思います。
ぜひ、自分のコミュニケーション能力とはどれくらいかを知ってみましょう。
コミュニケーション能力診断項目
いくつ項目に当てはまるかをチェックし、コミュニケーション能力を診断する方法です。
□初対面の人とも躊躇なく話すことができる
□相談されることが多い
□よく笑うほうだ
□あまりクヨクヨしない・細かい事は気にしないほうだ
□人助けやボランティアが好き
□勘が鋭いほうだ
□物事が自分が想像した通りの結論になることが多い
□これまで声が小さい・滑舌が悪いなどと言われたことはない
□街を歩いているとよく人に道を聞かれる
□人の会話内容など、周りの出来事を記憶できるほうだと思う
診断結果は?
チェックが7個以上なら「コミュニケーション能力が高い」という診断結果です。チェックが5個以上なら「コミュニケーション能力が高いとはいえないが低くはない」という診断結果です。チェックが5個以下なら「コミュニケーション能力が低い」という診断結果です。
あなたは、コミュニケーション能力が高かったですか?それとも低かったですか?コミュニケーション能力とは、その気になあれば向上できるものなので、低いという診断結果でもあまり落ち込まないように!
コミュニケーション能力は努力でつけられる!
コミュニケーション能力が高い人・低い人の特徴やコミュニケーション能力を高める方法などを今回は紹介しましたが、コミュニケーション能力が低いからといって落ち込む必要はありません。
何度もいいますが「コミュニケーション能力は性格ではない」のです。その気になればいくらでも向上できるのが、コミュニケーション能力です。
今、コミュニケーション能力が低いことで悩んでいる人は、どんどん高める努力をしていきましょう!