引きこもりからの脱出方法!引きこもりから抜け出したい!
社会的な問題にもなっている引きこもりですが、引きこもりの人は引きこもり脱出したいと思っている人も多いようです。引きこもり脱出にはどんな方法を使うといいのでしょうか。今回は引きこもりになる原因や引きこもりからの脱出方法を紹介します。
目次
今すぐにでも引きこもりから抜け出したい!
社会問題にもなっている引きこもり。あなたの周りにも引きこもりの人がいるかもしれません。引きこもりの人は今すぐにでも引きこもりから抜け出したいと思っているかもしれません。
引きこもりの人が、引きこもりから抜け出したいと考えているのはどういう理由からなのでしょうか。今回は引きこもりの人が引きこもりになってしまった原因から、引きこもりから脱出する方法などを紹介していきます。
実際に引きこもりだった人が、引きこもりから抜け出した方法などもみていきましょう。あなたが引きこもりであるという時も、周りに引きこもりの人がいる時にも参考にしてみてください。
引きこもりとは?
引きこもりを脱出する方法をみていきますが、そもそも引きこもりとはどういう意味の言葉になるのでしょうか。引きこもりとは、英語表記でもhikikomoriなのだそうです。
引きこもりというのは、学校や仕事に行くことができない人で、家族以外の人間とほとんど交流を持つことができないという人です。
ずっと家にこもっている状態であるということで、引きこもりと言われています。引きこもりは社会問題にもなっています。現在では家族以外の人と交流を持つことができずに家にいる状態が6ヶ月以上続くと、引きこもりであると判断されます。
引きこもりになってしまう心理的原因
それでは引きこもりになってしまうのはどんな心理的な原因があるのかみていきましょう。引きこもりから抜け出す方法を考えるためにも、引きこもりになってしまう心理的原因を確認しておきましょう。
自分には価値がないと思っている
引きこもりになってしまう心理的な原因には、自分には価値がないと思っているということがあります。自分は社会に出ても何も価値がないと思い込んでしまうことが原因で引きこもりになってしまいます。
自分に対して強いコンプレックスを持っているという人や、劣等感を強く感じているという人は社会にでても何も役に立つことはないと考えて外に出て行くことをやめてしまうと言うことがあります。
自分には価値がないと思っている人は、自分が生きていること自体にも意味がないと考えるようになってしまうこともあります。引きこもりになってしまう人が社会的に問題になるのは、自分に価値がないと命を落とす人も増えていることが原因です。
人が嫌い
人が嫌いというのも引きこもりになってしまう心理的な原因になってします。人とのコミュニケーションをとるのが苦手に感じている人もいると思いますが、コミュニケーションが苦手に感じている人もいると思いますが、その気持ちが強くある人でもあります。
コミュニケーションをとるのが苦手というよりも、人と関わることが嫌だと感じてしまいます。人を信じることができなかったり、他人に悪いことをされるのではないかという気持ちを強く感じてしまうところあります。
人を信じることができないという理由が、人が嫌いで引きこもりになってしまう原因になっていることも多いようです。
トラウマを抱えている
トラウマを抱えているということも引きこもりになってしまう心理的原因の1つです。仕事などで大きな挫折をしてしまったことで引きこもりになってしまったという人や、恋愛で相手にヒドイ裏切られ方をしたことが原因で引きこもりになる人もいます。
大きな失敗をしたことや、信じていた人に裏切られてしまったことがトラウマになって、引きこもりになってしまうということは多いようです。
トラウマを抱えて引きこもりになってしまうというのは、男性に多い原因のようです。引きこもりになってしまう人の7割が男性であるという報告もあるそうです。
引きこもりから抜け出す方法
引きこもりになってしまう原因には色々とありますが、引きこもりから抜け出すにはどんな方法があるのでしょうか。引きこもりから脱出したいという時におすすめの抜け出す方法をみていきましょう。
趣味をもつ
引きこもりから抜け出す方法には趣味をもつという方法があります。引きこもりになってしまうという人は、人と付き合うことが嫌だという理由からであることが多いでしょう。
人と付き合うことは嫌だけど、好きなことをすることで好きなことに集中することができるという場合があります。まずは1人でできるような趣味から始めてみるのもいいでしょう。例えばカメラやサイクリングなどもいいかもしれません。
外に出ることができるようになってきたら、ゆっくりと趣味の友達を作っていってみるというのも引きこもりから抜け出す方法としておすすめです。
アイドルを好きになる
引きこもりの人の中には、人間は嫌いだけれど二次元のキャラクターは好きという人もいます。自分から一方的な気持ちを押しつけることができる二次元のキャラクターを好きになれるという人は、少し頑張って三次元のアイドルを好きになってみるという方法もあります。
アイドルを好きになることで、CDなどを買いに出かけることができるようになるかもしれません。アイドルのことをもっと知りたくて、アイドルを応援するグループに入ったり、ライブに出かけることができるようになるかもしれません。
好きだという気持ちが強ければ強いほど、引きこもりから抜け出す方法にできるかもしれません。まずは色々なテレビなどを観てみるところから始めてみましょう。
相談できる人を探す
引きこもりから抜け出す方法には、相談できる人を探してみるという方法があります。専門機関を受診するというのも1つの方法です。ネットなどで、同じように引きこもりの人と繋がってみるというのも1つの方法でしょう。
引きこもりになっていると、自分の思っていることや考えていることを自分の中だけで消化しようとすることになります。自分の中だけでどうにかしようとすることで、ネガティブな方向に考えが向かってしまうこともあります。
ネガティブな考え方は引きこもりからの脱出を妨げることにもなりかねません。相談できる人を探して、「そんなことはない」と言ってもらえる相手を探すことも必要です。
焦らないで自分に合う方法をみつける
引きこもりから抜け出す方法には、焦らないということも大切です。引きこもりを脱出する方法は色々とありますが、全ての方法がその人に合うわけではありません。
趣味を作ってみたけれど、引きこもりから抜け出すことができなかったということもあるかもしれません。それはその人がダメな人間だから抜け出せなかったのではなくて、ただその人に合う脱出方法ではなかったというだけです。
自分に合う方法は必ずあります。焦って引きこもりから抜け出す方法を探すのではなく、1つずつ試していってみましょう。
規則正しい生活をする
引きこもりから脱出したいという時には、引きこもりから抜け出す方法を探すことも大切ですが、平行して規則正しい生活をするようにしていくことも必要です。
ずっと家にいると、寝たい時に寝て、起きたい時に起きて、食べたい時に食べるなんて生活をしてしまうことがあります。生活が不規則であることで、精神的に不安定になりやすいということもあります。
精神的に安定をするためにも、朝起きる時間や寝る時間をしっかりと決めて生活してみましょう。朝ご飯はしっかりと食べて、昼や夜ご飯もできるだけ時間を決めて食べるようにするといいでしょう。
日常でできる抜け出す方法
引きこもりから抜け出す方法には、日常のちょっとした方法でぬけだすことができる場合もあります。日常のちょっとしたことでできる、引きこもりからの脱出方法とはどんな方法なのでしょうか。
毎日布団を干す
引きこもりをしている人の多くが、布団が敷きっぱなしになっているのだそうです。布団が敷いてあることで、寝たい時に寝てしまうということはないでしょうか。
引きこもりから脱出したいという時には、毎日布団を干すというのも抜け出す方法になります。布団を干してしまうと、布団の上にいることができなくなるので、とりあえず起きているようになるでしょう。
毎朝窓を開けて外の空気を感じるというだけでも、引きこもりの人の気分転換にもなっておすすめです。
掃除をする
引きこもりをしていると、動くことが面倒になってしまうということもあるようです。部屋の中にゴミがたまってしまうという人も多いようです。
引きこもりから脱出しようと思った時には、部屋の掃除をするという方法もおすすめです。部屋の掃除をすることで気分転換になります。また部屋を掃除することは運気がアップするとも言われています。
特に机の掃除をするのはおすすめです。しばらく机に座っていなかったという人は、引き出しの中の物なども整理をしてみてください。
引きこもり脱出のきっかけ事例集
引きこもりから抜け出す方法や、引きこもりを脱出する方法を紹介させていただきましたが、実際に引きこもりから脱出したという人はどんなきっかけで引きこもりから抜け出したのでしょうか。事例集をみていきましょう。
病気で入院することに
「学校でいじめられたのが原因で引きこもりになっていました。引きこもり始めてから5年、不規則な生活が悪かったのでしょう。体に異変があらわれました。このまま死んでしまうかもと思ったのですが、親が救急車を呼んでくれたおかげで一命は取り留めました。
入院している間、色々な人が看護をしてくれました。自分なんかのためにこれだけ多くの人が心配してくれているんだなと思ったら、なんとなくこのままではいけないなと感じました。
学歴がないので仕事を探すのは大変ですが、今はなんとかアルバイトに行けるまでになりました。親にも迷惑を掛けたので、少しでも安心してもらえるようにしていこうと思っています。(26歳/男性)」
引きこもりがまさかの恋愛?
「人と話すこととか苦手で、いつの間にか家から出られなくなっていました。家を出ようとすると、気分が悪くなって倒れることもあるのです。普通のことができない自分が大嫌いで、同じような人がいないかなとネットをみていました。
そんな時に掲示板で出会った人とメッセージのやり取りを始めました。彼女は引きこもりではありませんでしたが、話が合うし、何よりいつも励ましてくれる言葉が嬉しかったです。会ったことはないかれど、好きになってしまったかもしれないと思うようになりました。
彼女から『難しいかもしれないけれど、よかったらこの間話していた映画を観にいかない?』と誘ってもらえて、何年かぶりに家を出ることができました。やっぱりまだ家から出るのは抵抗がありますが、彼女に告白できるように少しずつ出かけるようにしたいです。(24歳/男性)」
わざと暇にする
「自分が引きこもりなのだと感じて、将来のことを考えて不安になりました。親が死んだらどうしよう。そう思って引きこもりをやめたいと思いました。
具体的に何をしたらいいのかわからなかったので、とりあえず家にあるゲーム機を封印しました。暇になったら外に出かけるのではないかと思ったのです。暇だけど外に出たくない、外に出てみようかなんて葛藤がしばらくあって、ようやく出かけることができるようになりました。
まだ仕事ができるほど外にいることはできませんが、こんな自分でもできるアルバイトを探してみようと思います。(24歳/女性)」
大人の引きこもりの治し方
大人の引きこもりは、長い間引きこもっている時間があったり、トラウマが強いという場合があるので治すのが難しいと言われることがあります。大人の引きこもりはどうやって治していくといいのでしょうか。
焦らずにゆっくりと対処する
大人の引きこもりの治し方には、焦らずにゆっくりと対処するという方法があります。どんな理由で引きこもりになってしまったのかを理解して、まずは本人が引きこもりから脱出したいと強く思うことが必要になります。
周りの人がどれだけ引きこもりをやめなさいと言っても、自分でやめたいと思わなければ引きこもりを治すことはできません。
周りの人は話を聞いて、どうして今の状態になっているのかを理解してあげましょう。その上でサポートできることを探してみましょう。
専門機関を受診する
本人も引きこもりを治したいと強く思っているけれど、どうしても引きこもりから抜け出すことができないという時には、専門機関を受診してみるという方法もあります。
引きこもりになってしまっている原因は、心理的な原因が大きいものです。心理的に怖いと思っている気持ちや不安に思っている気持ちを和らげるための治療を受けてみましょう。
引きこもりのままの人はその後どうなる?
引きこもりの人は、引きこもっていても生活ができているからこのままでもいいと考えている人もいるかもしれません。引きこもりのままでも問題はないのでしょうか。
親がいるうちはニート
引きこもりの人は、親がいるうちは引きこもりであってもニートでいることができます。生活費は親が出してくれるのでそれほど不自由を感じる事はないかもしれません。しかし多くの場合、親は自分よりも先に亡くなってしまうことも忘れてはいけません。
社会からドロップアウト
引きこもりの人は、親がいなくなってしまうと社会からドロップアウトしてしまうということもあります。生活保護を受けて生活をするということになるでしょう。
家が賃貸の場合、家賃を支払うことができなくなってしまえば、最悪ホームレスになってしまうという場合もあります。
引きこもりから脱出して新しい人生を!
今回は引きこもりからの脱出方法について紹介させていただきました。親がいるうちは、なんだかんだ甘えることができる引きこもりですが、ずっと引きこもりでいるということは社会的に難しい面も出てきます。
引きこもりは病気でもあります。脱出したいと思っていても、自分ではどうにもできないということもあります。そんな時には早めに専門機関を受診するという選択をすることも必要です。
人と接して生きていくことだけが人生ではありませんが、あなた1人でも人生を歩んでいけるように、引きこもりからは早く抜け出す努力をしていきましょう。