ネガティブな人の心理や特徴!ネガティブ思考とは?
あなたの身の回りにはネガティブな人はいるでしょうか?何をするにもネガティブで聞いているこちらが疲れてしまいそうになります。今回はそんなネガティブな人についてまとめてみました。ネガティブな人の特徴や、克服方法などもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
目次
ネガティブ思考の人は疲れる…
どんな時でも何をする時でも消極的。「どうせ私なんて…」とネガティブすぎる人は一緒にいると疲れてしまいます。今回はそんなネガティブな人についてまとめました。
ネガティブ思考の人にはどんな特徴があるのか、倫理状態は?克服する方法はあるの?など、様々な情報をご紹介していきます。
そもそもネガティブ思考の意味とは?
そもそもネガティブ思考とはどういった意味なのでしょうか?誰もが一度は聞いたことがある「ネガティブ」という言葉。これは元々英語で“negative”と表記します。「否定的」「消極的」「積極性がない」などを意味する言葉でどれも前向きな言葉ではありません。
つまり、ネガティブ思考とは否定的な考え方や消極的な姿勢・思想・性格のことを表します。なんとなくイメージを掴んでいただけたでしょうか?
ネガティブな人の心理
ではネガティブな人にはどのような心理が働いているのでしょうか?ネガティブ思考な人によくある心理をここで4つご紹介したいと思います。
内向的
ネガティブな人の心理の1つ目は「内向的」です。内向的とは興味や関心が自分ばかりに向きがちの人のことを示す言葉です。言い換えるとあまり人に関心がないという心理でもあります。
そのため、他人との付き合いが苦手で、どんどん孤立していくのが特徴の1つ。周りが話しかけても心を開かないため、次第に相手にされなくなっていきます。すると「どうせ話しかけても無駄」と自分勝手にネガティブ思考に陥っていき、最終的には投げやりに。
内向的すぎる性格や孤独はネガティブ思考を加速させるので、他人との付き合いを断ち切らないことが大切です。
恥ずかしがり屋
ネガティブな人の心理の2つ目は「恥ずかしがり屋」です。恥ずかしがり屋の性格な人は「失敗したらどうしよう」「注目されたくない」など、何をするにも臆病になる心理です。
このタイプの心理の人は極端に失敗を恐れるあまり、新しいことに挑戦することを辞めたり、取り組むまでに時間がかかることも。
誰でも得手・不得手があるのは当然ですが、度を超した恥ずかしがり屋は周りの人をイラつかせたり、時には迷惑をかけることも。慎重になることも大切ですが、時には思い切りも大切です。
自分に自信がない
ネガティブな人の心理の4つ目は「自分に自信がない」です。このタイプの心理の人は小さい頃に両親から褒められなかったり、成功体験をしてこなかった人に多くみられます。今までの人生で認められてこなかったので、自分に自信が持てないのです。
そのため何かを任されたとしても「自分では役不足ではないか」「他に適任の人がいるはず」などと、自分からチャンスを棒に振ってしまうことも。また任せた側から見ると「消極的」「やる気がない」という印象に映り、評価が下がってしまいます。
育ってきた環境にもよるので本人の責任だけではありませんが、大人になれば自分で解決する能力を身につけなければなりません。嫌なことから逃げ出さず、立ち向かう勇気が必要です。
人の目を気にしすぎる
ネガティブな人の心理の5つ目は「人の目を気にしすぎる」です。このタイプの心理の人は他人からの評価を異常に気にするという特徴があります。そのため何をするにも「どう思われるだろう」と、自分の気持ちよりも他人からの評価を優先してしまうのです。
確かに会社や学校など、他人から評価される場はたくさんありますし、悪い印象よりは良い印象を与えたいと思うのが当然です。しかし何から何まで他人の意見に左右されていたら、自分の人生を歩めなくなってしまいます。
他人からの意見やアドバイスは適度に取り入れつつ、自分の考えや思いをしっかりと主張していくことが、ネガティブ思考を克服する第一歩だと言えるでしょう。
ネガティブな人の特徴
ネガティブ思考の人の心理について、わかっていただけたでしょうか?際立って特殊な心理状態というわけではありませんが、いくつもの心理状態が重なるとネガティブ思考になりうるということがわかったと思います。
そこで次はネガティブな人の特徴について見ていきましょう。自分の身の回りの人や自分自身に当てはまる点がないかチェックしてみてください。
否定的な発言が多い
ネガティブな人の特徴の1つめは「否定的な発言が多い」です。
こちらから何か提案しても「できない」「したくない」。では代わりに提案してみてよと言ったら「何もない」「わからない」など、否定的な言葉ばかりが出てきます。そんなことが続くとこちらが疲弊してしまいます。
ネガティブな人は基本的に消極的な性格。自分から行動することもありませんし、後押しされてもイヤイヤです。まともに取り合っていると、こちらもイライラしてきたりやる気を削がれることになるので、適度な付き合いに留めた方が賢明です。
視野が狭い
ネガティブな人の特徴の2つ目は「視野が狭い」です。
ネガティブな人は内向的な性格なこともあり、考え方が偏っています。そのため自分の想定していなかったことが起きると心配になったり、パニックになることも。その経験がトラウマになって、さらにネガティブ思考になってしまうのです。
本人が気にしていることでも、他の人からしたら何でもないことかもしれません。自分の世界だけに閉じこもるのではなく、色々な人の考えや価値観に触れて、自分の世界を広げることがネガティブを克服するきっかけになるでしょう。
言い訳をする
ネガティブな人の特徴の3つ目は「言い訳をする」です。
ネガティブ思考の人は何かと言い訳をして「行動しない理由」を見つけようとします。「でも」「だって」と逃げ続けていると、次第に周りの人からも見放されてしまうことも。特に仕事の場ではやる気がないと評価されどんどん居場所がなくなってしまいます。
確かに行動しなければ失敗することもありません。しかし行動しなければ現状が変わることはありません。最初から何もしないと決めつけるのではなく、挑戦しようとする姿勢が大切です。
慎重
ネガティブな人の特徴の4つ目は「慎重」です。
ネガティブな人は失敗を恐れるあまり慎重になりすぎるという特徴があります。そして慎重に慎重を重ねた結果、タイミングを逃してしまい波に乗り遅れることがほとんど。
思いつきで行動するのも考えものですが、慎重すぎても機会を逃してしまいます。臆病になりすぎず、特には大胆に決断することも必要でしょう。
いつも悩んでいる
ネガティブな人の特徴の5つめは「いつも悩んでいる」です。
ネガティブな思考の人は基本的に優柔不断で決断することが苦手です。そのため気になることができると、いつまでもクヨクヨと悩んでしまい、結論が出ないという特徴があります。
悩んで解決することならいいですが、考えても答えが出ないことも世の中にはたくさんあります。怒ってしまったことを後悔するのではなく、これからどうしていくのか前向きに考えることが大切です。
ネガティブな人のメリット
ここまではネガティブな人の心理や特徴についてまとめてきました。ネガティブと一言で言っても様々な特徴があり、どれも簡単には克服できないものばかり。悪い印象が付きまといます。
しかしネガティブなことは、実は悪いことばかりではありません。ネガティブな人だからこそのメリットをご紹介したいと思います。
トラブルを予測できる
ネガティブな人はあらゆる場面で最悪の状況を想定しながら生活しています。そのためポジティブな人では気が付かないような、不測の事態にも慌てることなく対応することができるのです。
悪いことばかりを想定してしまう性格なので精神的に疲れるとは思いますが、万が一の事態が起きた時でも「想定内」だと余裕を持って受け入れられるのはネガティブな人のメリットだと言えるでしょう。
自分の欠点を理解している
ネガティブな人は内向的な性格の人が多いため、自分についてよく理解しています。どんな長所があってどんな短所があるのか自分自身で把握できているため、高すぎる目標を掲げたり無謀な挑戦をすることはほとんどないと言って良いでしょう。
ポジティブ思考の人は外交的で誰とでも仲良くなれる代わりに、本当の自分を見失いがちです。人生の大きな岐路に立たされた時や、自分自身を見つめ直す必要があるときに、ネガティブな人は正しい選択をすることができるでしょう。
同じ失敗をしない
ネガティブな人は用心深い性格のため、一度自分が犯した失敗を繰り返すことはありません。失敗したときに何度も何度も後悔し、いつまでも忘れられないからです。
起きてしまった失敗をいつまでも引きずるので克服するのに時間がかかりますが、その分確実に成長しています。「ミスしてしまった〜!」とその場だけで反省する人と比較したとき、数年後には確実に差が開いていると言えるでしょう。
ネガティブな人のデメリット
では続いてネガティブな人のデメリットについてみてみましょう。
行動できない
ネガティブな人は慎重になりすぎるあまり、行動できないというデメリットがあります。悪い自体を想定して行動できるのは素晴らしいことですが、時にはリスクを取らないといけないこともあります。
自分を好きになれない
ネガティブな人は自分の欠点に敏感になりすぎるあまり、自分のことを認められなくなります。そしてその結果、自分のことを嫌ったり好きになれなくなってしまうのです。
誰にでも欠点はあるものです。個性だと割り切ってしまうか、努力して改善しないと精神的にも疲れてしまうでしょう。
個性がない
ネガティブな人は何度も同じ失敗をしないというメリットがありますが、その反面「決まったことしかしない」「オリジナリティがない」というデメリットもあります。
事務作業や勉強などルールに沿って作業するものには適していますが、デザインや創作など自由度が高いものだと困ってしまうことも。自分にあった作業を選ぶことが大切です。
ネガティブな人の恋愛
ここまではネガティブな人のメリットについてご紹介してきました。悪いところばかりではないことも理解していただけたと思います。
では次はネガティブな人の恋愛についてご紹介します。ネガティブな人とお付き合いしたらどうなるのか、実際に今ネガティブな人とお付き合いしている人も、そうでない人も参考にしてみてください。
常に不安
ネガティブ思考の人の恋愛は常に不安にかられています。少し連絡がつかないだけで「浮気しているのだろうか」「嫌われたかな」「何か気に触ることをしたのかも」と疑心暗鬼になるのです。
また不安な気持ちを抑えられなくなった時にはお付き合いしている相手に感情をぶつけてしまうことも。最初のうちは「心配性だな」「愛されているな」と感じるかもしれませんが、なん度も繰り返されると「信用されていない」「めんどくさい」と感じることも。
心配な気持ちはわかりますが、恋愛においても信頼関係が大切です。自分の不安な気持ちを押し付けるのではなく、相手を信じることが大切です。
束縛が激しい
ネガティブな人は自分に自信がありません。そのため好きになった相手が離れていかないように束縛する傾向があります。「浮気しないでね」とお願いされる程度なら許せますが、服装や友人関係に口出しされたりすると、相手もうんざりしてしまいます。
恋愛をすれば誰でも少しは不安になります。しかしその不安を相手に押し付けてはいけません。相手の行動や思想を制限するのではなく。自分が魅力的な人間になれるように改善する方がよいでしょう。
ネガティブな性格は直せる?ネガティブ思考の克服方法
良いところもあれば悪いところもあるネガティブ思考ですが、克服したいと思っている人もたくさんいるのではないでしょうか?そこでここではネガティブ思考の克服方法についてご紹介したいと思います。
今までの習慣から形成された性格を変えるには大変な苦労が伴いますが、少しずつでも意識を変えることで周りの目も変わってきます。短期間で変わろうとせず、着実に克服していきましょう。
ポジティブになろうとしない
ネガティブ思考の克服方法の1つ目は「ポジティブになろうとしない」です。
ネガティブな人は「ポジティブな人」になろうとする傾向があります。しかしネガティブ思考だった人が突然ポジティブ思考になることはほぼ不可能で、大変なストレスだけが残ることになるでしょう。
人の考え方は急激に変えることはできません。まずは無理に前向きに明るくなろうとせず、自分がしたいことをする、言いたいことを言えるようになりましょう。徐々に変わっていくことが負担をかけないためには大切です。
自分に言い聞かせる
ネガティブ思考の克服方法の2つ目は「自分に言い聞かせる」です。
ずっとネガティブ思考で生きてきた人にとって、新たなことに挑戦するのは一大事。持っている勇気を振りしぼらなければいけません。そんな時に自分の意志が弱いと「やっぱり変わらなくてもいいや」「どうせできない」とネガティブな自分に逆戻りです。
怖くて逃げ出したくなる気持ちもわかりますが、自分を変えるためには努力が必要です。どんなことでも「自分ならできる」「できたら自信につながるはず」と自分自身に暗示をかけて、挑戦してみましょう。
他の人に頼る
ネガティブ思考の克服方法の3つ目は「他の人に頼る」です。ネガティブな人は内向的な性格でなんでも一人で抱え込みがち。「どうしよう」「困った」と思っていても他の人に相談することができません。しかし、そんな時こそ、誰かに頼ることが非常に重要です。
例えば一人で悩んでいる時、解決方法が見当たらないと諦めるしかありませんが、他に人に相談してみれば解決方法が見つかるかもしれません。また一人なら頑張れないことも、誰かに後押ししてもらえれば頑張れることもあるのです。
自分の弱みを誰かに見せることは勇気がいりますが、必ず助けてくれる人は存在します。思い切って他の誰かに頼ってみるようにしましょう。
気分転換する
ネガティブ思考の克服方法の4つ目は「気分転換をする」です。ネガティブ思考とはいえども、四六時中ネガティブなことばかりを考えているわけではありません。何かが起こったり、ふとしたタイミングでネガティブになってしまうのです。
そして一度考え始めてしまうと、なかなかネガティブな考えから抜け出せなくなってしまいます。そんな時には窓を開けて空気を入れ替えたり、少し散歩してみたりして気分転換してみましょう。
同じ場所でじっとしていると、どうしようのないことでもいつまでも考えてしまいがち。身の回りの環境を変えて、難しく考えすぎないように心がけましょう。
不幸話を聞く
ネガティブ思考の克服方法の5つ目は「不幸話を聞く」です。ネガティブな人は悲観的になりやすく「どうして自分だけ」「こんなはずじゃなかった」と悲劇のヒロインになりがちです。そんな時には自分より不幸な境遇の人の話をみたり聞いたりしてみましょう。
世の中にはあなたが想像できないような苦労や困難を味わった人がたくさんいます。その人たちと比較しても、あなたは本当に不幸だと言えるのでしょうか?
もちろん不幸のレベルを他人と比較するものではありませんが、大変なのはあなただけではありません。誰しも苦労や困難を乗り越えて生きています。「他の人にできたなら自分にもできるはず」と前向きに生きていきましょう。
ネガティブ思考の人との付き合い方
ここまではネガティブな性格の克服方法についてご紹介してきました。実際に試せそうな方法はあったでしょうか?では次は身の回りにネガティブな人がいる場合、どのような付き合いをすれば良いのかについて紹介したいと思います。
ナイーブでどこまで踏み込んでよいのかわかりづらい「ネガティブな人」。そんな人たちとうまくコミュニケーションを取るために参考にしてみてください。
深入りしない
ネガティブな人との付き合い方の1つ目は「深入りしない」です。ネガティブ思考の人は基本的に否定的な発言が多く、消極的な性格です。そのためあなたが「やればできる」といろいろな方法で励まし続けたとしても、相手の心にはなかなか届きません。
最初のうちはなんとかしようと頑張るのですが、あまりに反応がないとあなたの心の方が先に折れてしまいます。あなた自身のやる気や積極性まで吸い取られてしまうことも十分にあり得るのです。
なんとかしてあげようという気持ちは立派ですが、心が通じない相手もいます。そんな時には深入りしすぎずに、適度な距離感を保って接するようにしましょう。
周りの意見に流されない
ネガティブな人との付き合い方の2つ目は「周りの意見に流されない」です。ネガティブ思考の人は人付き合いが苦手な性格です。その性格のせいで「態度が悪い」「無愛想」など、よくない噂を流されてしまうこともあるでしょう。
しかし噂は噂。実際にそんな人なのかは話をしてみないとわかりません。どんな悪い噂が流れている人だったとしても、その先入観を取り払ってコミュニケーションをとるようにしましょう。
その人は本当は慎重なだけかもしれませんし、自分に自信がないだけかもしれません。相手の性格を知ることで、今後の付き合いがうまくいくかどうかが変わってきます。他の人の意見ではなく、自分が見て聞いたことを信じるようにしましょう。
話を聞いてあげる
ネガティブな人との付き合い方の3つ目は「話を聞いてあげる」です。ネガティブな人はいつもクヨクヨ悩んでいますが、特に改善方法を求めているわけではありませんし、そもそも解決方法がないこともあります。そんな時は話を根気強く聞いてあげましょう。
ゆっくり話を聞いてあげることで、相手は自分が思っていることを言葉にすることができます。頭の中で考えているだけよりも、言葉にして見ると考えがまとまるものです。また全て吐き出すことで心もスッキリし、ネガティブな気分を解消できるかもしれません。
終わりが見えない話に心が折れそうになると思いますが、心を開いてもらうためには必要な作業です。ネガティブな人の性格を理解するためにも、一度じっくり話を聞いてあげましょう。
自分を強く持つ
ネガティブな人との付き合い方の4つ目は「自分を強く持つ」です。ネガティブな人がもつ負のパワーは強力で、油断しているとすぐに引き込まれてしまいます。なので彼らと付き合いをする時には自分を強く持つことがとても大切です。
「そんなに頑張らなくてもいい」「努力しても無駄」とネガティブな方向に引っ張られそうな時、「自分はそうならない」と強く言い返せるような強さがないと共倒れしてしまいます。
逆に強い意志を持てない人は、ネガティブな人との付き合いを考え直した方が良いと言えるでしょう。
ネガティブ思考とうまく付き合っていこう
今回はネガティブな人の心理状態や特徴、克服方法などについてご紹介してきました。参考になることはあったでしょうか?
一般的には暗く、よいイメージがないネガティブ思考。しかし周りの人に迷惑をかけなければ悪いことばかりではありません。無理に改善しようとせず、無理がないように自分の性格と向き合って行くことが大切です。
ネガティブ思考の良いところと悪いところをしっかり理解し、今よりも充実した生活や人間関係が築けるよう改善していきましょう。