マニキュアを早く乾かす方法!ネイルをすぐに乾かすには?
みだしなみとして、ネイルのケアは大切です。しかし、マニキュアを乾かす時間が待ちきれずに早く手を使ってしまい、せっかく塗ったマニキュアがヨレてしまったという経験をした方も多いはず。マニキュアを早く乾かす方法についてご紹介します。

目次
相手に大きなインパクトを与える手の印象
人とのコミュニケーションを上手に行うために重要なのは、相手に与える印象です。女性の場合、メイクやヘアスタイル、コーディネートなど、頭の先から爪先までしっかりと気を配っている方が多いと思います。
その中でも、相手に大きなインパクトを与えるのが「手」です。人は、言葉によるコミュニケーションに重きを置いていますが、実は言葉以外のコミュニケーション(ノンバーバル・コミュニケーション)の要素がかなり大きな重要度を占めているのです。
冒頭のメイク、ヘアスタイル、コーディネートなどもノンバーバル・コミュニケーションの一つです。そして、しぐさやジェスチャーによる手の動きも、自分の印象の良し悪しに対して大きな影響を与えるのです。
そのため、人とのコミュニケーションをより潤滑に行うためには、手が人に与える印象を重視することも大変大きな効果を期待できるのです。そこで大切になってくるのが、手のお手入れと共に、ジェルネイルやマニキュアを使ってのネイルのお手入れです。
会話の中での自然なジェスチャーや何気ないしぐさを、きれいに見せ、好感度を上げる方法として、ネイルの効果は馬鹿にできません。しかし、お出かけ前の忙しい最中に、じっくりとネイルに時間を掛けられる方は少数派かもしれません。
特別な時に限らず、普段からネイルをしっかりと、しかも効率よく行いたいと考えておられる方は、少なくないはずです。
マニキュアやネイルを早く乾かしたい!
お出かけ前にはメイクをし、ヘアスタイルを整え、そしてマニキュアやネイルで爪のお手入れを行います。相手により良い印象を与えられるように、時間をかけてしっかりと準備したいところですが、十分な時間を捻出するのはなかなか大変なことです。
その中でも最もイライラするのがマニキュアを乾かす時間です。きちんと乾くまでにはそれなりの時間がかかりますが、乾くまで何もできないからです。この時間を短縮できたらと思っている方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、マニキュアを早く乾かす方法についてご紹介したいと思います。
マニキュアを早く乾かす方法【事前準備編】
普通のマニキュアを塗った場合は30分、速乾性のものを使った場合でも10分は乾きません。しっかりと乾かないうちにマニキュアに触ってしまうと、せっかく塗ったマニキュアがよれたりホコリがついてしまったりして失敗してしまいます。
このようなことにならないようにするためには、しっかりと事前準備を行うところから始めましょう。
マニキュアを塗る前にやるべき基本のテクニック
マニキュアを塗る前には、必ずやるべきことがあります。まず最初は、爪の長さや角の丸みの調整です。第三者から見て美しい手だと思ってもらうためには、ご自身の手の形とバランスの良い爪の長さや角の丸みがありますので、色々と試してみましょう。
次に、爪の表面の油分を拭き取ります。毛羽立たないペーパーに除光液を染み込ませて、爪の表面をきれいに拭き取りましょう。
最後に、ベースコートを塗ります。まずは爪の先をなぞるようにして塗り、次に爪の表面に中央、左、右の順に3回で塗ります。ハケは爪の根本から先端に向かうようにし、ベースコートの量が多すぎないように気をつけます。
これらの手順は、ネイルを行う際の基本的なテクニックです。これらを守ることで、美しくて長持ちするネイルが完成しますので、ぜひ覚えておきましょう。
この中でマニキュアを早く乾かすためのポイントは、爪の表面の油分をしっかりと拭き取ることです。こうすることで、爪とマニキュアが密着しやすくなります。もし油分が残っていると、爪とマニキュアが密着しにくくなって、乾きづらくなってしまいます。
早く乾かす基本的な考え方は外気と爪の温度差を大きくすること
実際にマニキュアを塗った後の乾燥時間に大きく影響するのは、外気と爪の温度(体温)の差です。この差が大きければ大きいほど、早く乾かすことができるのです。
つまり、夏は外気よりも爪の温度を冷やすように、冬は温めるようにすれば良いのです。この考え方を基準に考えることで、自ずと事前準備に必要なことがわかってきます。
マニキュアは塗る前に冷やしておく
上記の考え方を基本にすると、マニアキュアは塗る前に冷やしておいた方が良いことがおわかりだと思います。冬の場合も暖房等で室温は暖かくなっているでしょうから、冬の場合も基本的には事前に冷やしておいて構わないでしょう。
具体的には、マニキュアを冷蔵庫に30分程度入れておけば良いでしょう。マニキュアを冷やしておくことで、塗る際の伸びがよくなるので塗りやすくなるというメリットも出てきます。
万が一、冬でまだ部屋の温度が低いうちにネイルをしなければならない場合は、マニキュアを暖房の風が当たるような場所に置いておき、少し温めておくと良いでしょう。
氷水やオリーブオイル、便利グッズなどを準備する
この後でご紹介する、マニキュアを早く乾かすために使用するものは、ネイルを始める前にきちんと準備しておく必要があります。一旦マニキュアを塗ってしまったら、乾くまで指を使えなくなるからです。
具体的には、ボウルに氷水を用意する、マニキュアを塗った後の上に塗るオリーブオイルとそれ用のハケを用意しておく、速乾スプレーやネイルガード等を出しておく等です。
便利グッズを初めて利用する場合は、実際にマニキュアを塗ってしまう前に、試しに使ってみることをおすすめします。その際、「実際に使うときはマニキュアが塗られた状態だ」ということを想定しながら試用することがポイントです。

マニキュアを早く乾かす方法【塗り方編】
マニキュアを早く乾かすためには、マニキュアの塗り方も大きく影響してきます。実際に、どのように塗れば良いのかについて、ご紹介します。
マニキュアを塗る順番
マニキュアは、下記の手順で塗ることで、とてもきれいに仕上げることができます。
1. ネイルケアを行う
2. ベースコートを塗る
3. カラーマニキュアを塗る
4. トップコートを塗る
そして、これらの手順のそれぞれの段階ごとにしっかりと乾かすことで、マニキュアを失敗せずに早く乾かすことができます。この段階ごとの乾燥をしっかり行わないと、表面だけが乾いて内側が乾かないということになりかねませんので、注意しましょう。
カラーマニキュアの塗り方
カラーマニキュアを塗るときは、薄く塗るのがポイントになります。ハケで何度もチョコチョコと塗ると美しく仕上がりません。ハケを爪の根本から先端の方へ向かうようにし、中央、左、右と3回で塗るようにしましょう。
素早くスッスッスッと終わらせるのがコツです。ただし、マニキュアの量が多すぎてもいけません。ボトルの縁でマニキュアの量を調整し、多すぎないように注意しましょう。
カラーマニキュアは薄く2度塗りをする
カラーマニキュアは、薄く塗り、乾いた後にもう1度薄く重ね塗りをすると、美しく発色させることができ、また早く乾かすことにもつながります。塗り方は前述の通りです。
1度薄く塗った後に、再度薄く重ね塗りをしましょう。ただし、何度も重ね塗りをすると、今度はマニキュアがよれてしまい、失敗につながります。重ね塗りは2回までとするのがおすすめです。
マニキュアを早く乾かす方法【乾燥編】
では、いよいよ本題の、マニキュアを早く乾かすための乾燥方法についてご紹介します。
速乾性に優れたマニキュアを使用する
マニキュアの中には、元々速乾性の高いものがあります。速乾性の高いマニキュアを使用すれば、当然早く乾かすことができます。
速乾性が高く、かつカラーも豊富なマニキュアは、ドラッグストアなどで安価に入手できます。マニキュアを選ぶ際の基準の中に、速乾性かどうかという観点も、ぜひ入れてみてください。
マニキュアを塗った指先を冷やす
事前準備編でもご説明した通り、早く乾かす基本的な考え方は外気と爪の温度差を大きくすることです。そのため、爪にマニキュアを塗った後に指先を冷やすことで、マニキュアを早く乾かすことができます。
例えば、マニキュアを塗って2〜3分すると爪の表面が軽く乾いてきますので、そうしたら指先を氷水に2〜3秒つけて冷やしましょう。氷水から出した指は、水気をそのままにして反対側のネイルにマニキュアを塗りながら乾くのを待てば良いです。
また、氷水につけるのではなく、ドライヤーを使って冷風を指先に当てるという方法でも構いません。この場合は、風力でマニキュアがよれないように、少し離した場所からドライヤーの口を振りながら全体の指先に優しく風が当たるようにすると良いでしょう。
また、マニキュアを塗った後、凍らせたペットボトルを握るという方法で指先を冷やすこともできます。大抵の場合、お出かけ前は時間がなく忙しい状況だと思いますので、ご自身の生活スタイルに見合った、より良い方法で指先を冷やす方法を見つけましょう。
オリーブオイルを利用する
マニキュアを塗った後に、ハケでオリーブオイルをネイルと同じ要領で薄く塗るという方法でも、早く乾かすことができます。マニキュアを使っていつもの通りにネイルを施した後、指、ブラシなどでオリーブオイルを爪に塗れば良いだけです。
この場合、マニキュアがしっかりと乾いたら、石鹸などできちんと洗い流せば完了です。
オリーブオイルを塗ることで、爪表面に油膜が張られ、ホコリや汚れなどがマニキュアに付着したり、洋服等と擦れてマニキュアがよれたりすることを防げるという効果も期待できます。
マニキュアを早く乾かす方法【便利グッズ編】
今までご紹介してきた方法以外に、マニキュアを早く乾かすための便利グッズがありますので、ご紹介します。
速乾スプレー
マニキュアを早く乾かすための専用スプレー(速乾スプレー)が市販されています。これは、マニキュアを塗った後にネイルにスプレーをすることで、マニキュアを早く乾かすようにするものです。ネイルの仕上げに使用しましょう。
ただし、速乾スプレーだけでは厳しいので、速乾性のマニキュアと併用することで、全体の時間をグッと短縮することができるでしょう。
ネイル乾燥機
ジェルネイルの場合は、専用のライトを使用して乾かします。マニキュア(ネイルポリッシュ)の場合も、ポリッシュ用のネイル乾燥機が市販されています。これは、風を使って乾かすタイプの機械です。
購入する場合は、乾きやすさ、使いやすさ、大きさ等いろいろありますので、よく検討して選びましょう。値段も、1000円前後から5000円程度までと、いろいろな製品が出ています。
ネイルガード
最後にご紹介するのは、ネイルガードです。これは、マニキュアを早く乾かすための便利グッズではありません。いろいろと工夫をして時短を図ってはみたものの、それでもマニキュアが乾くまでの時間を待っていられないという方向けのグッズです。
これは、マニキュアを塗った後の指に装着することで、マニキュアを塗った部分を触らずに簡単なことができるようにと工夫された便利グッズで、スマホの操作も可能です。
マニキュアが乾いたかどうか確かめる方法
いくらマニキュアを早く乾かす工夫を行っても、最終的にきちんとマニキュアが乾いたかどうかの確かめ方を間違えてしまうと、意味がありません。最後に、きちんと乾いたかどうかの確かめ方をご紹介します。
乾燥したかどうかの確認方法
マニキュアが乾いたかなと思ったら、まずはマニキュアを塗った表面に優しく息を吹きかけてください。それでネイルの表面が揺れた場合は、まだ完全には乾いていません。まずは息を吹きかけても表面が揺れなくなるまで待ちましょう。
息を吹きかけても表面が揺れなくなったら、今度は爪先で軽く叩いてください。叩くのは、マニキュアを塗った表面を避け、もし叩いてよれてしまっても問題がない、目立たない場所を選んでください。爪先で叩いてカチカチという音がすれば、きちんと乾いています。
乾く前によれた場合の対処法
マニキュアがきちんと乾く前に何かに触れてしまい、マニキュアがよれてしまうということがよくあります。その場合の対処法についてもご紹介しましょう。
もしも塗ったマニキュアがよれてしまった場合は、指にリムーバーをつけ、よれたところを軽く撫でましょう。この時、しっかりと撫でるのではなく、触るか触らないかくらいの、本当に微かな力で撫でるようにするのがポイントです。
そして、しばらくそのままにしておき、リムーバーが揮発したらトップコートを塗ります。そうすると、よれたところがなくなり、きれいに仕上がります。
時短はしてもしっかりとネイルしましょう
今回は、マニキュアを早く乾かす方法についてご紹介をしてきました。いかがでしたでしょうか。お出かけ前は、いろいろとやることがあり、ついつい気が急いてしまうものです。それでも、メイクやネイルはきちんと行いたいものです。
そのためには、しっかりネイルができて、しかも時間を節約できることが大切です。今回ご紹介したマニキュアを早く乾かす方法や、便利グッズをいろいろ試して、ご自身に最適な方法で、時短しながらもしっかりとしたネイルでお出かけしてください。