マン屁とは?膣からオナラが出る原因やマン屁の対処法を紹介!
マン屁とは、膣から出る空気の事です。音が出るのでオナラと勘違いされやすいですが、違います。主にセックスの時に出るので、多くの女性が恥ずかしい思いを経験しています。今回はそんなマン屁の原因を特定しながら、膣トレなどの対処法も紹介していきます。
目次
マン屁・膣ナラとは?
セックスの時にマン屁が出ることで悩んでいる女性は多くいます。しかしマン屁がどういうものなのか正確に知っている人は意外と多くありません。今回はマン屁の原因や対処法などをご紹介していきます。
マン屁は膣から出る空気のこと
マン屁は膣ナラとも呼ばれています。膣から出るオナラなので略して膣ナラです。マン屁はセックス中に出ることが多いので、男性に聞かれるのが恥ずかしいと感じる女性が多くいます。
特にまだセックスの経験が少ない女性は、オナラが出てしまったと勘違いしてしまい、男性にオナラを聞かれてしまったとショックを受けてしまう人もいます。
男性も、経験が豊富な人であればそれがマン屁だとわかるので気にもしないのですが、経験の少ない男性は女性がオナラをしたと勘違いするので最初の頃は驚いてしまいます。
マン屁はオナラとは違います。オナラは、口から入った空気が体の中を通ってお尻から出てきたものです。体の中を通る間に匂いの素が混ざるので、オナラとして出てくるときには匂いがします。
それに対してマン屁は、膣から入った空気がまた膣から出てきたものです。体の中を通ってはいないので、匂いはしません。
マン屁をしたことがある人の割合
他の人がセックスの時にマン屁をしたことがあるかどうか、気にはなるものの恥ずかしくてなかなか聞けるものではありません。実際のところ、どのくらいの人がマン屁を経験したことがあるのでしょうか。
恥ずかしい思いをしたことも?経験者は意外と多い
日常会話でセックスの時にマン屁が出たかどうかなんて話題になることはないので、マン屁が出たことがある人はとても少ないのではないかと思ってしまいます。ところが、実はマン屁が出てしまった事があるという女性は意外と多くいるのです。
セックスの時にマン屁が出た事があるという人の割合は5割から6割近くにまでなるとも言われています。そのうちの多くの女性がマン屁が出てしまうことを悩んでいたり恥ずかしいと思っていたりします。
産婦人科に相談に行った人もいる
セックスの時にマン屁が出るなんて、周りの人に相談する事はできないと思い悩みながらも、なんとかして治したいと考えて産婦人科に相談に行った人も少なからずいるようです。
勇気を出して産婦人科の先生に相談したものの、先生からの返事は「病気じゃないから大丈夫」というもの。拍子抜けすると同時に安心したという体験談を語ってくれた人もいます。
病気ではないから安心とはいえ、やはりセックスの時にマン屁が出てしまうのはなんとかして避けたいものです。マン屁が出ないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。
マン屁が出る原因は?気になる疑問と答え
マン屁が出てしまう原因とはいったい何なのでしょうか。さまざまな説が流れていますが、その中でも特によく言われている説を取り上げながら、その説が本当に正しいのかどうかを解説していきます。
膣がゆるいから?
マン屁が出てしまう原因としてよく言われるのが「膣がゆるい・ガバガバだから」というものです。膣がゆるいから空気が出てきやすい、というのがこの説の理由ですが、膣のゆるさはマン屁と関係ありません。
マン屁が出る時に音が出るということは、狭いところから勢いよく空気が出てきているということです。常に膣がゆるい状態であるならば、空気が勢いよく出ていくこともないので、音が出ることはありません。
つまり、膣がゆるいこととマン屁が出ることとは関係がないのです。
男性のペニスが原因?
男性のペニスが小さいことが原因でマン屁が出るのではないかという説もよく言われています。ペニスが小さいので、膣に入れた時に隙間から空気が出てきてしまうのではないかという理由です。
これもマン屁が出る直接の原因ではありません。マン屁はペニスが大きくても出る事はあるし、ペニスが小さくても出ない事はあります。
膣は伸縮するので、ペニスの形にフィットするようになっています。男性は自分のペニスが小さいからマン屁が出てしまっているんだなどと悩む必要はありません。
男性のピストン運動が激しすぎる
マン屁が出てしまう原因のひとつに、男性のピストン運動が激しすぎるというものがあります。女性の膣や男性のペニスが原因ではなく、男性のプレイの仕方が原因だったのです。
男性が激しくピストン運動をすることによって、空気も一緒に膣の中に溜め込まれていきます。女性も膣に力が入っているので空気が溜め込まれやすくなります。
膣に溜まった空気が限界にきた時、大きな音と共に勢いよく放出されます。これがマン屁の原因のひとつです。
セックスの体位が原因
マン屁が出るもうひとつの原因が、セックスの時の体位です。これも女性や男性の体質が原因ではなく、セックスの仕方が原因です。特にマン屁が出やすくなる体位が、正常位と後背位です。
正常位とは、女性が仰向けで下になり、男性が上から覆いかぶさるように挿入する、最も定番の体位です。この時、女性が足を上げている状態だと、よりマン屁が出やすくなります。
後背位とは、四つん這いになった女性の後ろから男性が挿入する体位です。これも人気のある体位です。
正常位も後背位も、セックスをする時の定番の体位です。ということは、セックスの時は大抵マン屁が出やすい体位でプレイしていることになります。つまり、セックスの時にマン屁が出てしまうのはある程度仕方のないことなのです。
産後に出やすい?
マン屁が出やすくなった体験談としてよく挙げられるのが、産後久しぶりにセックスをしたらマン屁がたくさん出た、というものです。
産後にマン屁が出やすくなるという事実はあります。ですが、それは女性の体質が変わったことが原因ではありません。
産後にマン屁が出やすくなった原因としては、夫婦でのセックスが久しぶりなので、興奮した男性のピストン運動が激しかったから。または、久しぶりのセックスなのでさまざまな体位を楽しんだからです。
出産して膣がゆるくなったことが原因ではないかと言う人もいますが、それは違います。
マン屁に臭いはあるの?
女性がマン屁を気にするのは、男性に臭いと思われているのではないか不安だからという理由もあります。たしかに、マン屁は大きいオナラのような音が出るので、匂いもしそうな気がしてしまいます。
しかし実際は、マン屁に匂いはありません。マン屁は空気が膣に入って、また出てきただけです。空気が出入りしただけなので、オナラのように臭い匂いはないのです。
ただ、セックス中に膣の中から出てきているので、場合によっては全く無臭とは言い切れない時もあります。しかし、あくまでほんの少し匂う程度なので、男性も気にすることはありません。
みんなはどうしてる?セックス最中にマン屁をした時の対処法
マン屁がセックス中に出てしまうのは仕方がないとはいえ、やはり大きなオナラのような音が出るのは気になってしまいます。セックス中のマン屁を止める対処法はないのでしょうか?
マン屁を完全に止める対処法はありませんが、マン屁の回数を減らしたり、マン屁の音を小さくする対処法ならあります。また、マン屁をしてしまったとしても、うまくごまかして空気を悪くしないようにするのも方法のひとつです。
ここではセックス中のマン屁対処法をご紹介していきます。
マン屁が出ないように我慢しすぎるのをやめる
マン屁の大きい音が出てしまうのを気にするあまり、つい膣に力を入れてしまいがちです。しかしそれが逆効果になり、大きな音のマン屁が出てしまいます。マン屁を我慢しようと無理やり力を入れた結果、余計に勢いよくマン屁の音がでてしまうのです。
そうならないための対処法として、膣から空気が出ていきやすいようにリラックスすることが大事です。もしできるのであれば、男性に気付かれないように手で膣を広げてあげると、音の出ないマン屁を出すことも可能です。
男性に激しく動かないようお願いする
マン屁は男性の激しいピストン運動によっても出てきます。どうしてもセックス中にマン屁を出したくないのであれば、男性に「あまり激しく動かないで」とお願いするのもひとつの手です。
ただ、男性が言う事を聞いてくれない場合もありますし、激しい方が好きという女性もいるので、2人とも激しくないセックスの方が好きだというのであればこの方法も有効です。
ひとりでできる対処法には限界があります。マン屁は2人で解決していくものというつもりで対策しましょう。
あえて恥ずかしがっている姿を見せる
女性からすればマン屁が出て大きな音を聞かれるのは恥ずかしいので嫌なものです。ところが、男性はマン屁の大きな音に恥ずかしがっている女性を見て、とても愛おしいと感じる人の方が多いのです。
マン屁がでてしまったら、無理をして隠そうとしたり落ち込んだりせずに、素直に恥ずかしがっている姿を見せてしまいましょう。その姿を見た男性の愛情はさらに深まっていきます。
そのままの姿を見せるという対処法こそが男性にとってとても嬉しい対処法になります。
マン屁をしてしまった時に男性からされた優しい対応
マン屁が出てしまった時の男性の対応によっては大きく評価が上がることもあれば一気に冷めることもあります。マン屁をしてしまった時に男性からされた優しい対応で、多かったものをご紹介します。
かわいいと言いながら抱きしめられた
マン屁が出てしまって戸惑っていたら「かわいい」と言われて抱きしめられたそうです。自分のことを受け入れてくれる人なんだと思い、男性としての包容力を感じたとのことでした。
中でも評価が高かった対応は、その後マン屁が出てしまってもスルーしてくれたことだそうです。
いくらマン屁を受け入れてくれるとはいえ、マン屁が出るたびに毎回反応されるのもさすがに嫌になってきます。最初に出たマン屁は「かわいい」と受け入れてくれて、その後のマン屁はスルーしてくれるところに男性のスマートさを感じたそうです。
セックスが優しくなった
マン屁が出てしまった時に男性が「ごめん、激しくしすぎたね」と言って、優しくセックスをしてくれたそうです。
マン屁が出てしまったのは、自分のセックスの仕方が良くなかったのだと理解して対応してくれるところに大人の優しさを感じたとのことでした。
他にも、マン屁が出てしまった後、何も言わずに自然と優しいセックスにしてくれたという話もありました。
ムードを壊さないように配慮しつつ、自然と相手を気遣う姿に女性も心を動かされたようです。
笑いに変えてくれた
マン屁が出てしまった時に笑いに変えてくれたと答えた女性は多かったです。笑わせ方もさまざまで、人によって個性が出ていました。
ただ、笑いに変える方法は、少し間違うとセックスの空気を壊してしまったり、女性に不快な思いをさせる可能性もあります。実際に嫌な思いをしたという女性もいました。
笑いのセンスが問われるので、自信がない男性は注意しましょう。
気まずい思いをしたくない!膣トレでマン屁を改善!
マン屁が出てしまうのはある程度仕方がないとはいえ、やはりできる限り何とかしたいものです。そんな時は膣トレをすることで少しでもマン屁が出ない体を作りましょう。
膣トレはさまざまな雑誌で特集されたり、テレビでも取り上げられたりと、今注目のトレーニング方法です。膣トレをすることでセックスの満足度が上がったり、尿漏れや頻尿の予防にもなるのでやっておいて損はありません。
ケーゲル体操で骨盤底筋群をしなやかにする
ケーゲル体操はもともと尿漏れを改善するための膣トレとして開発されたものですが、セックスや出産にも効果のあることがわかっています。
ケーゲル体操で膣の周りの筋肉を鍛えることによって、自分で膣を締めたりゆるめたりすることができるようになります。
ケーゲル体操はいくつかやり方がありますが、その中でも簡単な方法をご紹介します。
まず、仰向けで横になります。ゆっくりと息を吸いながら、膣を締めるように力を入れます。息を止めて、膣を締め続けます。息を止める時間は無理のない程度にしましょう。ゆっくりと息を吐きながら膣の力をゆるめていきます。
この流れを1セットとして、3セットから5セットほどトレーニングします。ケーゲル体操は立ってやったり座ってやることもできるので、いつでもどこでもできる膣トレです。
NHKのあさイチで紹介された骨盤底筋トレーニング
NHKの朝の情報番組「あさイチ」でも紹介されていた膣トレです。ゴロゴロしてテレビを見ながらでもできる膣トレです。
まず仰向けで横になります。お尻の下、ズボンを履いている時に後ろポケットがある位置に合わせて、軟式野球のボールを置きます。そのままボールに体重をのせて、30秒ほどグリグリと押しつぶします。これをお尻の左右交互に行います。
この方法によって刺激される仙骨というツボは、マン屁の対処法としてだけでなく、腰痛や肩こり、便秘なども改善されるとされています。野球のボール以外にもマッサージボールなど、刺激できる球状のものであれば何でも大丈夫です。
ながら締めトレはダイエットにも効果あり
ながら締めトレは、日本テレビ系列の朝の情報番組「スッキリ」でも紹介されていた膣トレです。
水を入れた500mlのペットボトルを用意して、股間に挟みます。膣の力でペットボトルを内側に吸い込むように引き上げます。太ももの力でペットボトルを引き上げるのではなく、膣の周りに力を入れるのがポイントです。
ながら締めトレは膣トレにもなりますが、くびれを作るダイエットとしても効果的です。
膣トレグッズでマン屁を改善する
自分の力だけではなかなか膣トレの効果が実感できないという方は、膣トレグッズを使ってみるという方法もあります。
膣トレグッズは、膣内に挿入するだけのものから、電動のマッサージ機能、ローター・バイブ機能がついているものまで、さまざまな種類があります。
値段や形状もさまざまなので最初は迷うかもしれませんが、まずは初心者向けの膣トレグッズから始めて、徐々にレベルを上げていくのが確実です。
ネットショップで買えば、箱には「化粧品」などと書いてあって、膣トレグッズを買ったとわからないようになっていることが多いので、安心です。
マン屁に関するよくある質問
マン屁について、男性はほとんど知識がなかったり、女性も実はあまりちゃんとしたことは知らなかったりします。
ここでマン屁に関しての不安や勘違い、素朴な疑問など、よく聞かれる質問に答えていきます。
マン屁は病気に関わる?
何度もマン屁が出ると、何かの病気なのではないかと不安になってしまう人もいます。しかし、マン屁は膣の中に溜まった空気が勢いよく出ることによってオナラのような音が出ているだけです。病気とは直接何の関係もありません。
マン屁がたくさん出るようなセックスをした時に、腹痛を感じたり下痢をしてしまう人もいます。これも病気なわけではありません。
マン屁がたくさん出るのは、激しいセックスをしていたのも理由のひとつになります。腸は膣の近くにあるため、激しいセックスによって腸も刺激を受けた結果、腹痛や下痢を起こした可能性が高いです。
マン屁以外の呼び方は?
この記事ではマン屁という呼び方で統一してきましたが、実際はいくつかの呼び名があります。マン屁と同じくらいよく使われる呼び方は、膣ナラ・チナラです。膣から出るオナラを略してこう呼ばれています。
他にも、まんぺ、まんぷーなどと呼ぶ場合もありますが、こちらはかなり稀です。ちなみに英語のスラングでは「queef」と言います。きちんとした英語で言う場合は「vagina fart」で、直訳すると膣のオナラです。
マン屁が出る女性を男性はどう思っているの?
セックス中にマン屁の大きな音を男性に聞かれてしまった時、女性としてはやはりどう思われているのか気になってしまいます。多くの男性は気にしていないという素振りを見せますが、実際はどう思っているのでしょうか。
実際に、大半の男性は気にしていません。経験の豊富な男性であればマン屁の存在もマン屁が出る理由も知っているので何とも思いません。
経験の少ない男性でも、最初は驚いてしまう人もいますが、それで引いてしまうという人はほとんどいません。直感的に、これはオナラとは違うものだなと気付く男性も多いです。
むしろマン屁の音を聞いて喜ぶ男性は意外と多いですし、マン屁が出て恥ずかしがる女性の姿が見たくてわざとマン屁を出させようとする男性もいます。
マン屁が出るのは自然なことだけど改善は可能
マン屁が出てしまうのは自然な事ですし、ある程度は仕方のない事です。それでも、どうしてもマン屁がなるべく出ないようにしたいというのであれば、完全に出なくすることはできないにしても、少なくすることはできます。
マン屁に関して自分自身が最も受け入れやすい方法をとることが大事です。
マン屁を出さないことよりも出た後どうするかが大事
マン屁が出ないようにすることばかり気にして、セックスに集中できなくなってしまう女性がいます。しかし大事なのは、マン屁が出ないように頑張ることよりも、マン屁が出ても男性とセックスを楽しみ続けるにはどうしたら良いのかを考えることです。
マン屁が出ることは完全にはコントロールできません。しかしマン屁が出た後の対応はコントロールすることができます。
あえて照れて見せたり、面白い一言で笑いに変えてみたりと、できることはたくさんあります。むしろその状況を楽しむくらいの気持ちで臨んでみましょう。
マン屁を止めるための努力は無駄にはならない
マン屁を完全に止めることはできないと聞いて、ガッカリしてしまう女性もいます。だからといって、マン屁を止めるためにさまざまな対処法を実践することはけっして無駄にはなりません。
マン屁を止めるための対処法は他のことにも応用できるものも多いです。さまざまな対処法を実践しているうちに、マン屁を受け入れる覚悟ができたという女性もいます。
マン屁を止めることができたらラッキー、くらいの気持ちでさまざまな対処法を実践していくと結果的に良い方向に向かうものです。
マン屁の悩みは2人で解決しよう
ここまでマン屁についてさまざまな知識や対処法に触れてきました。
女性はまず正しい知識を身に付けて不安を減らしましょう。そして実践できそうな対処法があったら試してみましょう。できることは全部やったと思ったらあとは受け入れることです。
男性は、マン屁で悩んでいる女性がいるということと、男性のセックスの仕方にも原因があるという事を理解しましょう。そして、できれば2人でマン屁について隠さずに話し合ってみてください。