駆け落ちの意味とは?駆け落ちする方法とメリット・デメリット
あなたは駆け落ちとはどんな意味だと思うでしょうか。今回は駆け落ち意味はどういうものなのか、駆け落ちとはどんなメリットやデメリットがあるのかなどを紹介します。駆け落ち意味を知って、本当に駆け落ちで幸せになれるのかどうかも考えてみましょう。
目次
駆け落ちして本当に幸せになれるの?
今回は駆け落ちの意味や、駆け落ちの方法など、駆け落ちについて紹介させていただきます。駆け落ちというと、有名な物語に「ロミオとジュリエット」があります。
ロミオとジュリエットは悲劇のお話であるため、駆け落ちをしても幸せになれないのではないかと思っている人も多いでしょう。本当に駆け落ちをしても幸せになることはできないのでしょうか。
駆け落ちをしたら幸せになれるのか、駆け落ちをしても幸せになることができないのかも考えていきましょう。
そもそも駆け落ちの意味とは?
そもそも駆け落ちというのはどういう意味の言葉なのでしょうか。駆け落ちというのは戦国時代には、農民が税金などを払えなくなってしまったことから、村を離れていくことを意味していました。
村から離れていくという行動の意味から、親から恋愛や結婚を反対されてしまった男女が、お互いにしめしあわせて親もとを離れるという意味や、離婚ができないことからよそへと愛し合う2人が逃げるという意味になったようです。
駆け落ちの意味というのは、彼氏彼女が結婚をするためにするものだけではなく、離婚できない2人が離婚ができないことから駆け落ちするということもあるのです。
駆け落ちする方法
なんとなくロマンチックなイメージがある駆け落ちする方法ですが、実際に今の日本で駆け落ちするということは、ロマンチックな事ではありません。
駆け落ちをしたその後はどうするのか、住民票はどうするのか、交際方法や結婚、親はどうするのかなど問題は山積みであるという意味です。
駆け落ちをした後にどうしたらいいのか悩まないように、駆け落ちする方法を事前に確認しておきましょう。
計画的に駆け落ちする
駆け落ちする方法には、冷静になることが大切です。思い付きで駆け落ちするのはやめておいたほうがいいという意味でも、冷静になる必要があります。駆け落ちしようと思い立てば、その場から離れるだけの駆け落ちすることはできます。
しかし駆け落ちしたその後も幸せになるためには、駆け落ちしたその後、どうするのかをしっかりと考えておくことが大切です。
交際の方法や、親への連絡の有無、駆け落ちの意味や結婚するのかどうするのかなど、2人でしっかりと話し合っておく必要があります。
行き先を決めておく
駆け落ちする方法には、思い付きで駆け落ちするのではなく、その後はどうするのかを考える必要があります。
考えなくてはいけないことの1つに、行き先を決めておくことは大切です。映画やドラマなどであれば、なんとなく南へ行こうなんてシーンがあるかもしれませんが、実際に行き先を決めずになんとなく駆け落ちするのは危険です。
ウロウロとするほどお金が続かないという意味もあります。駆け落ちしたその後にも、生活があることを忘れてはいけません。できれば駆け落ち前に住民票も移動しておけるとベストです。
働き先を決めておく
駆け落ちする方法には、行き先を決めて、できれば新しい働き先を決めておくといいでしょう。駆け落ちするとき、特に困るのは働き先になることがあります。
日本では「住所不定」である場合、働き先を見つけることが困難になる場合があるという意味です。駆け落ちすると決めたときには、2人で行き先を決めて、駆け落ちしたその後の生活を話し合いましょう。
2人ともが働くのであれば、2人で働き先を決めておくことが大切です。働き先が決まった時には、住民票も移動しておくといいでしょう。
誰にも頼らない
駆け落ちする方法を考えたときには、駆け落ちしたその後には、基本的には誰にも頼る方法がないということを確認しておくことが大切です。ある意味で自立が必要なのです。
親に結婚や交際を反対されて駆け落ちするという場合はもちろん、離婚ができずに駆け落ちする場合などのときも、親はもちろん場合によっては友達にも頼ることができないということもあります。
駆け落ちする方法としては、反対している人が2人の交際や結婚に賛成してくれるまで、どこに駆け落ちしたのかを知られないようにすることが大切だからです。
覚悟を決めておく
ロマンチックに思える駆け落ちする方法ですが、好きな人と駆け落ちするときは映画やドラマのようでも、駆け落ちしたその後には普通の生活が待っています。生活はドラマチックにはいかないという意味です。
そのまま交際するのか、結婚をするのか、どうなるにしても、2人で生活をする必要があります。親に頼ることも友達に頼ることもできません。住民票を移動できていなければ、市町村に頼ることができないこともあります。
駆け落ちするということは、どんな困難にも2人で乗り越えていかなくてはいけないのだという覚悟が必要になることを忘れてはいけません。
駆け落ちするメリット
駆け落ちする方法では、駆け落ちすることはロマンチックではないということを書いてきましたが、駆け落ちするということには、メリットがあるからこそ駆け落ちをするカップルがいるのです。駆け落ちするメリットとはどういう点になるのでしょうか。
好きな人と一緒にいられる
駆け落ちするメリットには、好きな人と一緒にいることができるというメリットがあります。交際や結婚を親から反対されているという場合、一緒にいることや連絡をとることができなくて苦しいと感じている人もいるかもしれません。
すでに結婚をしていた人が、離婚をして一緒になりたいと思った人がいても、離婚を結婚相手や親にさえ反対されてしまい、離婚ができなくて本当に好きな人と一緒にいられないというときに、駆け落ちを考えるという人もいるでしょう。
反対する親や結婚相手がいないことで、好きな人と好きなだけ一緒にいることができるという意味では大きなメリットになります。
周りの目を気にしなくていい
駆け落ちするメリットには、周りの目をきにしなくていいというメリットもあります。離婚できないことで隠れて交際をしなくてはいけなかった人は、知っている人がいないところへ駆け落ちするという意味で、周りの目を気にしなくてもよくなるでしょう。
家柄や格差などが理由で親に交際や結婚を反対されていたというカップルである場合も、家から出て駆け落ちをしてしまうことで周りの目を気にしなくてもいいということがあります。
周りの目を気にすることなく、イチャイチャできるというのは、愛しあう2人にとっては大きなメリットと感じることがあるようです。
恋愛への真剣さを確認できる
言葉だけでは相手の気持ちがわからないという人もいるかもしれません。そんなときに駆け落ちを提案されたら、本当に愛してもらえているのだと思う人もいるかもしれません。
駆け落ちするメリットには、お互いの恋愛への親権さを確認することができるというメリットもあります。言葉だけではなく、行動に移してくれるという意味で、本当の愛を感じることができて幸せを感じることができるかもしれません。
親に反対されても交際をしたい、親に反対されても結婚をしたいというお互いの気持ちを確認できる方法であるという点では、駆け落ちをするという方法もあるのかもしれません。
駆け落ちするデメリット
駆け落ちすることで、幸せを感じることができるメリットはたくさんあります。しかし日本で駆け落ちすると言うことは、デメリットもたくさんあることを理解しておく必要があります。駆け落ちするデメリットというのはどういうものなのでしょうか。
住民票は移動しなくてはいけない
駆け落ちするデメリットは、駆け落ちしたその後にあらわれることが多いデメリットになります。計画的に駆け落ちすることができなかった場合、住民票が移動できていないということがあります。
住民票が移動できていないと、運転免許証の更新が前の住所ではないとできません。また当然ですが、公共施設の利用ができません。住民票を移動していないと印鑑証明など、家を買うときや借りる時に必要な書類も前の住所ではないと発行できないことがあります。
そのため駆け落ちをする前に住民票を移動していなくても、駆け落ちした後に住民票を移動することになります。住民票を移動することで、駆け落ちをしたところを交際や結婚を反対している親などにばれてしまうという意味ではデメリットになります。
親と絶縁状態になる
親に交際や結婚を反対されていたとしても、反対されていなかったとしても、駆け落ちしたその後には絶縁状態になってしまうことが多いようです。
2人のどちらかの親は交際や結婚、場合によっては離婚を反対していなかったとしても、もう1人の親などが交際や結婚や離婚に反対をしているという場合には、駆け落ちをしたその後どこに住んでいるのかなどは知られたくないものです。
どちらかの親に知られないための意味でも、どちらの親とも絶縁状態になるということへの覚悟が必要になるのです。
相手を嫌になることもある
行き先をみつけて住民票を移してと、計画的に2人で話し合いながら駆け落ちをしたとしても、駆け落ちしたその後も、ずっと幸せに交際ができるかどうかはわかりません。
親の反対を押し切って、絶縁状態になってまで駆け落ちをしても、その後駆け落ちした相手のことが嫌いになってしまうことだってあります。
駆け落ちした後順調に交際をして、結婚したとしても、離婚をしてしまうということもあるという意味です。駆け落ちした相手と別れてしあった後、親を頼るということが難しいという場合も多いのです。
どんなところに駆け落ちをするのか
駆け落ちをするといっても、行き先を簡単に決めることはできないという人もいるかもしれません。ロミオとジュリエットも、とりあえず教会に駆け落ちをしていました。
そういう意味でいざ駆け落ちをしようと思ったときには、どんなところにとりあえず駆け落ちをするのでしょうか。
どちらかの家
駆け落ちをしたその後には別のところに移動するにしても、とりあえずは交際などを反対されていない家に駆け落ちをするという場合が多いようです。
住民票を移すのが困難である場合や、働き先をすぐには変えることができないという場合に、避難的な感じでとりあえずどちらかの家に駆け落ちするということもあるようです。
駆け落ちというよりも家出に近い感覚になります。しかしどちらかの家に行って少し冷静になる時間をつくることができるというのは、よい方法といえるかもしれません。
友人の家
どちらかの家にも行くことができないという場合には、友人の家にいったん駆け落ちをするという場合もあるようです。友人に迷惑がかかるようなら、すぐにやめたほうがいい駆け落ち先ではあります。
交際や結婚を反対されているのではなく、離婚ができないというときや、離婚を反対されているという場合に、親を頼ることができなくてとりあえず友人に助けを求めるということはあるようです。
車の中
駆け落ちをしたその後のことをしっかりと考えていないときには、とりあえず車の中で生活をするという駆け落ちをする場合もあります。
勢いで駆け落ちをしてしまうと、行き先なども決めていないので車の中でしばらく生活をしなくてはいけなくなることもあるようです。
車の中で生活をするという場合には、住民票を移すということや、働き先なども決まっていないということも多いので、駆け落ちしたその後に苦労をするという場合もあるようです。
ホテル
駆け落ちをしたその後、とりあえずホテルに行くというカップルは多いようです。親にも友人にも頼らないという覚悟がある場合、誰にも迷惑をかけないようにとホテルを滞在先に選ぶということが多いのです。
駆け落ちをしたその後、2人でどこに過ごすのか、生活をする場所が決まっていて、住民票も移し終えているという場合には、新しく生活するところが遠いというときにはその場所に行くためにホテルに泊ることもあるようです。
また生活するマンションなども決めているという場合には、マンションの手続きを待つために一旦ホテル暮らしになる場合もあるようです。
駆け落ちその後はみんな幸せなの?
駆け落ちはロマンチックなイメージがありますが、駆け落ちしたその後は、みんな幸せになっているのでしょうか。駆け落ちしたその後について、どうなっているのかをまとめていきましょう。
ほとんどのカップルが別れている
ロマンチックな駆け落ちをしたその後、順調に交際をして結婚をして、幸せに生活ができているというカップルは、残念なことに10%未満であると言われています。
交際ができて結婚できても結局離婚してしまったり、離婚できずに駆け落ちをしたという場合でも、離婚が認められずに結婚できなかったという場合もあるのです。
駆け落ちをしたらイコール幸せになれるという考えでは、駆け落ちをしてもその後幸せになれるかどうかはわからないようです。
現実をしっかり見ることが大事
駆け落ちするときには、冷静になるということも大切です。相手のことが好きになりすぎて、駆け落ちをしようという気持ちになるのですが、気持ちだけが強くなりすぎてしまって、駆け落ちしたその後の生活を考えないというのはよくありません。
先ほども書いたように日本の場合には、住所不定であると、新しい働き先を探すことが難しい場合があります。収入によってはマンションなどを新しく契約することが難しい場合もあります。
勢いだけで駆け落ちをして、住民票のことなどを考えることができないというのはよくありません。
駆け落ちした人たちの体験談
駆け落ちした人は幸せになれるのか、駆け落ちした人は幸せになれないのか、実際に駆け落ちをした人の体験談をみていくことにしましょう。駆け落ちした人たちは、幸せになることができているのでしょうか。
彼氏の転勤先に駆け落ち?
駆け落ちとは知らないところに行くというものばかりではありません。親に結婚を反対されていた女性が、彼氏の転勤をきっかけに、駆け落ちをしてしまったという体験もあるようです。
これという理由はないものの、結婚を反対されていた女性ですが、男性の転勤が決まったことで、このまま離れるのは嫌だと思い、彼氏の転勤先にくっついていく決意をしたという体験です。
彼氏の仕事先が変わったというわけではないので、働き先も確保できる安全な駆け落ち方法とも言えそうです。親の反対もとけて、今では幸せな結婚生活をしているという体験談です。
学歴の違いから猛反対
古い考えと思う人もいるかもしれませんが、学歴の違いや家柄の違いを気にするという親は多いと言われています。女性の方が学歴が高く、男性が学歴が低いということで、結婚を反対されていたという彼女の体験談です。
恋愛をしているときには楽しい相手だと思っていた彼氏でしたが、学歴の違いから親に猛反対をされ、駆け落ちをしたそうです。
しかし駆け落ちをして、一緒に生活をしてみたら、理解できない生活態度に呆れてしまい、結局別れてしまったという体験をした人もいるようです。
愛があれば歳の差なんて!
今では普通になった年の差婚ですが、少し前までは10歳以上年の差があるような結婚はあまり好まれないものでした。親や友人からもやめたほうがいいと言われていたのが歳の差婚だったのです。
そんな時代だったので、歳の差がある彼氏と駆け落ちをしたのだそうです。10歳年上の彼氏だったので、経済力もあり、安定した駆け落ち後の生活ができるだろうと思っていたのですが、些細な事で喧嘩をしてしまったのだそうです。
「誰のために駆け落ちすることになったのかわかっているのか」という言葉で、気持ちが冷めてしまい、駆け落ちはしたけれど別れてしまったそうです。駆け落ちした相手とは別れたけれど、親のもとに戻ることもできないという体験をしている人もいるようです。
駆け落ちする際の注意点
駆け落ちをするということは、幸せになれることばかりではないようです。それでも駆け落ちしたいと思ったときには、駆け落ちするときの注意点も確認しておきましょう。駆け落ちをするときに注意をしなくてはいけないのは、どんなことなのでしょうか。
貯金をしていることが必要
駆け落ちをするときには、しっかりと貯金があることが大切です。お金なんてどうでもいい、というのは童話の世界だけの話だと思うようにしましょう。
実際には、親に頼ることなく生活をしなくてはいけなくなります。どちらかが病気をしてしまったとき、親に頼ることができなければ、どう生活をしていくのかを考えたら、貯金があるということは大切です。
あるだけ使ってしまうというお金の使い方を改めるようにしましょう。
荷物は取りに帰れない
駆け落ちをするということは、基本的には家を捨てることだという覚悟がないといけません。お気に入りの靴を忘れてしまったといって、取りに帰れるような場所ではないという覚悟が必要です。
駆け落ちをするときには、必要最低限の身の回りのものだけを持って出てしまうので、多くの物を捨てる覚悟も必要になります。
大切な思い出の品や、大好きなペットともお別れになるという覚悟を持つ必要があります。
できれば会社を辞めておく
駆け落ちをするとは、その場に戻る事はないということになります。会社勤めをしている場合には、できれば駆け落ちをすると決定したら、会社に辞めるという旨を伝えておくといいでしょう。
突然辞めてしまっては会社にも迷惑をかけてしまうことになります。恋愛で迷惑をかけてしまうというのは、社会人としては褒められることではありません。できるかぎり早めに辞める旨を伝えましょう。
また友達などには、駆け落ちをするということを伝えておくことも大切です。突然いなくなってしまって、誘拐されたのではないかと心配をさせないような配慮も必要になります。
駆け落ちはロマンチックなことばかりではない
今回は駆け落ちの意味とは何なのか、駆け落ちする方法とメリット・デメリットなどを紹介させていただきました。
駆け落ちというと、愛する2人が手と手をとって、誰も知らない土地に行くというロマンチックなものを思い浮かべるかもしれません。
しかし実際には、駆け落ちをしても幸せになっているという人は10%未満であるようです。絶対に幸せになることはないとは言えませんが、そうとうの覚悟は必要になりそうです。