ラナンキュラスの花言葉は?種類や白などの色別の意味や由来

ラナンキュラスには、白・赤・ピンク・オレンジ・紫などの色やいくつかの品種があります。花屋で華やかな様子で花びらが幾重にも重なって美しい姿のラナンキュラスの名前の由来やその種類・色ごとの意味や花言葉などをご紹介したいと思います。ラナンキュラスの花言葉です。

ラナンキュラスの花言葉は?種類や白などの色別の意味や由来のイメージ

目次

  1. 1ラナンキュラスとはどんな花?
  2. 2ラナンキュラスの花言葉
  3. 3ラナンキュラスの花言葉と意味【色別】
  4. 4ラナンキュラスの花言葉の由来
  5. 5ラナンキュラスの主な品種や種類
  6. 6ラナンキュラスが楽しめる場所2選
  7. 7ラナンキュラスは豪華で美しい花
  8. 8ラナンキュラスは古くから愛されてきた花

ラナンキュラスとはどんな花?

ラナンキュラス

ラナンキュラスとは、学名がRanunculus asiaticus で、日本語での花の名前が花金鳳花(はなきんぽうげ)と言います。キンポウゲ科に属し、キンポウゲ属という科名を持っている花です。

球根を植えるのに適している季節は秋で、咲いた花は幾重にも重なり合う花びらが華やかな印象を与えます。キンポウゲのラナンキュラス属と言われる植物の種類はなんと、500種ほどあるそうです。このラナンキュラスと呼ばれているのは、中近東からヨーロッパ南東部のエリアに分布する園芸品種として改良されたものです。

ラナンキュラスの名前の由来であるranaは、湿った場所を種が好むのでカエルを意味する言葉ですが、ラナンキュラス・アシアティクスと言う品種は、水はけのよい場所が好きです。

ラナンキュラスの名前の由来

ラナンキュラス

ラナンキュラスは、由来となる語源がラテン語です。東地中海沿岸から中近東が原産地です。語源であるRanunculus は、ranaと言うラテン語のカエルに由来します。

なぜカエルかと言いますと、カエルが多く生息する湿地帯に自生していたことと合わせて、葉っぱの形がカエルの足に似ているというところから、この名前がついたようです。

ラナンキュラスの歴史

ラナンキュラス

ラナンキュラスは、フランスのルイ9世が、十字軍に参加した13世紀に、聖地であるエルサレムを奪回する戦いに行ったとき、この花の魅力に惹かれました。

その後、戦いが終わり帰国する際に、ルイ9世が持ち帰ったと言うお話が伝わっています。ルイ9世のお母さんが、ラナンキュラスが好きだったそうです。白・赤・ピンク・オレンジ・黃・紫、どの色のラナンキュラスだったのでしょうか。

戦いの後、母を思って花を持ち帰るなんて、ルイ9世は優しい人だったのかもしれません。もしかすると、ラナンキュラスは、13世紀当時には、貴重な花だったのかもと思います。現代では、多くの種類があり簡単に手に入りますが、当時は難しかったのでしょう。

ラナンキュラスの特徴

ラナンキュラス

ラナンキュラスは、秋に球根を植えて春に花が咲きます。寒い冬を乗り越えて、美しい花を咲かせるのです。このラナンキュラスは、1つの球根で複数の茎があり、1つの茎に1~5つの花が咲きます。

1つの球根に1つの花を咲かせる品種が多い中で、5つも花が咲くので人気の品種となっています。また、その品種にもよりますが、花の背丈が20~60cmと、それほど大きくならないので、育てやすいのも特徴です。

元は黄色い花びらが数枚というのがラナンキュラスでしたが、何回にも渡る品種改良を行い多くの品種が開発されました。色も黄色だったものが、白・赤・ピンク・オレンジ・黃・紫と色種も多くなっています。

研究

見た目のバリエーションも多く、フリンジのような花びらの品種や多くの花をつけるカメリア咲きと言う品種・フリルのある大小の花びらがあるピオニー咲きの品種・内側にねじれる花びらを持つカール咲きと言う品種と、様々な種類があります。

このように、多くの種類があるのもラナンキュラスの特徴で、球根のまま土の中で寒い冬を乗り越え、2月に芽を出し4~6月に花が咲きます。

自宅で育てても、それほど難しい手入れの必要がないので鉢植えにして、プレゼントにするのが人気なのだそうです。白・赤・ピンク・オレンジ・黃・紫と好きな花を何年も咲かせたいと思う人にも、球根の植え替えをすると毎年咲くラナンキュラスはオススメです。

ラナンキュラスの花言葉

ラナンキュラス

ラナンキュラスの花言葉は、魅力に関するものが2つです。「とても魅力的」「華やかな魅力」どちらも異性にプレゼントするのに向いていそうな花言葉です。また、「光輝を放つ」というものもあります。

「美しい人格」「名声・名誉」「魅力ある金持ち」「大家族」「忘恩」「合格」と言うものもあります。また白・赤・ピンク・オレンジ・黃・紫と色によっても花言葉があるのです。

ラナンキュラスの日本での花言葉

ラナンキュラス

ラナンキュラスの日本での花言葉は魅力や成功をイメージするものが多いようです。品種や色の種類も多く、白・赤・ピンク・オレンジ・黃・紫と様々な色があります。花言葉も多くあるのでしょうが、ここでは代表的な花言葉を見ていきます。

「とても魅力的」「光輝を放つ」「魅力ある金持ち」「合格」「大家族」「名声・名誉」「美しい人格」この花言葉が日本で有名です。

とても魅力的

この意味は、ラナンキュラスの花が、自然な心地よい肌触りのシルクドレスのように見えるからです。花の見た目が華やかで明るい色合いの花びらが、キレイに見えることでこの花言葉になったそうです。

合格

合格の意味は、ラナンキュラスは秋に球根を植えて、春に花が咲くことから、早春に市場に出る花となってることから、縁起をかついで合格と言う花言葉が使われるようになりました。

光輝を放つ

ルイ16世が十字軍に参加し聖地エルサレム奪還の戦いに行った帰り道で、母のためにラナンキュラスを持ち帰ったと言う逸話から、この花言葉が使われるようになりました。

当時のフランスは、繁栄していて輝く名声を持っていました。この言葉の意味にピッタリの国だったのです。

ラナンキュラスの海外での花言葉

ラナンキュラス

ラナンキュラスの外国での花言葉は、イギリス「radiant charm」=(晴れやかな魅力)・イギリス「I am dazzled by your charms」=(あなたの魅力に目を奪われる)

フランス「je suis éblouie par vos charmes」=(あなたの魅力に目がくらむ)・ドイツ「Du bist zauberhaft」=(あなたは魅力的)・オランダ「Charme uitstralen」=(無力を放つ)です。

晴れやかな魅力

ラナンキュラスは18世紀に、品種改良が多く行われ、たくさんの品種が誕生しました。幾重にも重なる花びらが華やかな品種がイギリスで人気だったころに、この花言葉が使われるようになったそうです。

あなたの魅力に目を奪われる

イギリスでの人気を受け、charmと言う言葉が西洋に広がって行きました。現在では100枚の花びらがあると言われるラナンキュラスの華やかさに目を奪われることから、この花言葉が生まれたのかもしれません。

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ラナンキュラスの花言葉と意味【色別】

ラナンキュラス

ラナンキュラスには、いろんな種類の花の色があります。花そのものの花言葉とは別に、色別の花言葉もあるのです。ラナンキュラスには、白色・赤色・ピンク色・オレンジ色・黄色・紫色などがあります。

色別の花言葉は、白色が「純潔」・赤色が「あなたは魅力に満ちている」・ピンク色が「飾らない美しさ」・オレンジ色が「秘密主義」・黄色が「優しい心遣い」・紫色が「幸福」です。

では、それぞれの色にまつわる花言葉の意味を見て行きましょう。

白いラナンキュラスの花言葉

白いラナンキュラス

白色のラナンキュラスの花言葉は「純潔」です。清らかさを連想させるけがれなき白色は、ブライダルブーケの材料にも使われ花嫁の手元を飾ります。

白いふわっとした花びらは、ブーケだけでなく髪飾りとしても使われることが多いのです。これから、旦那さんの色に染まる前の、真っ白な花嫁のイメージにピッタリの花です。

赤いラナンキュラスの花言葉

赤いラナンキュラス

赤色のラナンキュラスの花言葉は、「あなたは魅力に満ちている」です。よく、愛の告白に赤いバラを使うイメージがありますが、赤色のラナンキュラスでも良いと思います。

あなたは魅力に満ちているなんて花言葉を知っている男性は、バラを使う男性より女性のHハートをガッチリつかみそうです。みんなと一緒が嫌な女性には、ラナンキュラスを使うと良いでしょう。

ピンクのラナンキュラスの花言葉

ピンクのラナンキュラス

ピンク色のラナンキュラスの花言葉は、「飾らない美しさ」です。世の中には、メイクや洋服・アクセサリーなどで飾り立てた美しさが多いように思います。そんな中で、清楚で飾らない美しさは貴重な気がします。

ラナンキュラスのピンク色にも種類がありますので、プレゼントをする女性のイメージに合わせて、花ことばを書いたカードを添えてプレゼントすると、グッときそうです。

この人は、私のことをこのように見ていてくれるんだなと女性は思うことでしょう。ありきたりの花をプレゼントするより、魅力的なプレゼントになると思います。

オレンジのラナンキュラスの花言葉

ラナンキュラス

オレンジ色のラナンキュラスの花言葉は、「秘密主義」です。他人には明かさない秘密、これはプレゼントするのには向かないイメージです。秘密の共有であれば、少しドキっとさせられそうですが、秘密主義では誤解を招きかねません。

見た目が元気ハツラツなイメージのオレンジ色なのですが、残念ながら花言葉的には、プレゼントに使わないほうが安全です。

黄色いラナンキュラスの花言葉

ラナンキュラス

黄色のラナンキュラスの花言葉は、「優しい心遣い」です。優しい色合いの黄色のラナンキュラスは、アレンジフラワーにも使われています。

いつも優しく接してもらっている方に最適な花言葉なので、お世話になっている人への贈り物として黄色のラナンキュラスの花言葉のカードを添えて贈ると喜ばれそうです。

性別年齢を問わない花言葉は、あまりないように思いますので、頭の片隅にこの黄色いラナンキュラスを入れておくと、良いでしょう。

紫のラナンキュラスの花言葉

紫のラナンキュラス

紫色のラナンキュラスの花言葉は、「幸福」です。紫色のラナンキュラスは、あまり見かけないイメージですがキレイな色合いの花です。

ラナンキュラスといえば、白色や赤色・黄色やピンクというイメージが強いのですが、この紫色の花言葉は、恋人や配偶者に贈ると良いでしょう。なかなか、普段は幸福ですと伝えにくい相手なので、花言葉のカードを添えてプレゼントすると日頃の思いも伝えられそうです。

また、友人や年上の人などにも贈ることが出来る花言葉です。そのシーンに合わせて紫色のラナンキュラスをプレゼントすると良いです。

ラナンキュラスの花言葉の由来

ラナンキュラス

ラナンキュラスには、いくつもの花言葉があります。その中でも有名なのが「大家族」「名声・名誉」「魅力ある金持ち」「美しい人格」の4つです。

それでは、1つずつその由来を見て行きましょう。

花言葉「大家族」の由来

大家族

ラナンキュラスは球根から育つ花の中で1つの茎に1~5の数の花を咲かせます。一般的には1つの球根には1つの花なのですが、多くの花を咲かせることが、由来となって「大家族」と言う花言葉が使われるようになりました。

1つの球根から、茎が複数育ち、その茎それぞれに1~5の花が咲くさまは、まさに大家族に見えます。花言葉の意味にピッタリな花だと思います。

花言葉「名声」「名誉」の由来

名誉

13世紀にルイ9世が母のために、エルサレム奪還の十字軍に加わり、遠征した帰り道に持ち帰ったと言うストーリーがあります。

今の時代とは違い、その当時のフランスは名声があり、名誉があったことから、この花言葉が生まれたようです。確かに当時のフランスはこの言葉の意味に合う国でした。
 

花言葉「魅力ある金持ち」の由来

金持ち

ラナンキュラスの花びらは、100枚とも200枚とも言われるくらい、数が多いのです。その花びらの枚数の多さから富を連想させました。

また、花びらの多い花で華やかなので魅力的なところから、魅力的な金持ちと言う花言葉が生まれたようです。

花言葉「美しい人格」の由来となる神話

神話

ギリシャ神話にあるお話です。ラナンキュラスとその親友であるピグマリオンが、山に向かう途中で道に迷い、ある村を見つけ1晩泊めてもらいました。

その村で出会ったコリンヌと言う娘に2人は恋をしますが、コリンヌはピグマリオンを選びました。ラナンキュラスは、気持ちを伝えることなく、シシリー島に移り住みました。

親友を心配したピグマリオンがシシリー島を訪ねた時、すでにラナンキュラスは他界していて、そのお墓の近くに咲いていたのが一輪のラナンキュラスだったところから、この花言葉が生まれました。

ギリシャ

ギリシャ神話が花言葉の意味に関係しているなんて、ラナンキュラスは歴史のある花だからこそです。親友のことを思って、自分の恋心を打ち明けなかったラナンキュラスはまさに花言葉にふさわしい「美しい人格」だったのです。

ラナンキュラスの主な品種や種類

ラナンキュラス

ラナンキュラスは、何回も品種改良してきた歴史があり、多くの品種が存在します。また、現代でも品種改良が行われ、新たな品種が登場しています。

原種は、アシアティクスと言うもので、16~19世紀には、トルコ(ターバン系)トルコ宮廷で改良され八重咲き種が多い・ペルシア系トルコからヨーロッパに入ったものを改良し開花期が少し遅めで草丈が低い現在の園芸品種のもとになっている・フレンチ系フランスで改良された。

その後オランダでも改良された草丈が高い中輪の花・ピオニー(ラジオネーリ)系フレンチ系からの改良で大輪種が誕生しました。

20世紀以降には、ビクトリア・ストレイン1960年代アメリカでhン種改良されたものを日本で改良し大輪で色の種類が豊富、ドリーマー1970年代花の数が多く茎が長い品種が誕生しました。その中でも、人気のある品種を見ていきましょう。

ゴールドコイン

ゴールドコイン

ヨーロッパが原産のレベンス種の改良型で、草丈30cmで小さな黄色い八重の花が特徴です。耐寒性があり、這うように広がっていきます。

園芸品種で、グランドカバーに用いられることが多い品種です。みなさんも、見かけることがあるのではないでしょうか。

ラックスシリーズ

ラックスシリーズ

この品種は異種間交配で誕生した品種です。耐寒性が高く、植える地域によってはそのまま越冬し、翌年も花が咲くところもあります。ただし、降雪する地域では、このようにはなりません。

草丈は50~60cmですが根本に向かって太い茎になっているので、倒れにくい品種です。スプレー咲きで切り花にされた時の蕾もしっかりと咲くのが特徴です。

一重から半八重の花びらで光沢があり、咲き始めは濃い色ですが進むにつれて色が薄くなります。

シャルロット

シャルロット

ラナンキュラスのアネモネ咲きの品種です。パッと見た感じがアネモネに見える変わり咲きのお花です。ラナンキュラスの中でも高価な品種に分類されます。

シューアンシリーズ

シューアンシリーズ

シューアンシリーズは、一重を目指して品種改良された品種です。ふわっとしたシュークリームのように見えることから、ニューアンシリーズとなったようです。

花の数が多く豪華に見えますが、元の品種より花びらの数が少なく、重ねも薄いのです。耐寒性が高い品種です。

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ラナンキュラスが楽しめる場所2選

ラナンキュラス

ラナンキュラスが咲く時期に、その花を楽しむことが出来るな場所をつほどご紹介したいと思います。The Flower Fields(ザ・フラワー・フィールド)と、日本の公園などで見ることができます。

The Flower Fields(ザ・フラワー・フィールド)

The Flower Fields(ザ・フラワー・フィールド)

The Flower Fields(ザ・フラワー・フィールド)は、アメリカのロサンゼルスにあります。白・赤・オレンジ・ピンク・黄・紫など、多くの種類のラナンキュラスを見ることが出来るスポットがあるそうです。

20ヘクタールの広さに数百万本のラナンキュラスが咲き誇るようです。さすがはアメリカ、規模が半端な広さではありません。春に訪れると見ることが出来ます。
 

日本の公園

ラナンキュラス

昭和記念公園の西立川口の花壇に植えられていたり、花の丘公園で咲いているのを紹介するブログがありました。

2017年春にはサカタのタネと県公園協会が、県立相模原公園(相模原市南区下溝)でラナンキュラス展を開催していたと言う情報があります。

春に検索するとラナンキュラスの展示がされている会場があるかもしれません。現在、開催されているという情報はありませんでした。

ラナンキュラスは豪華で美しい花

ラナンキュラスの蕾

冬の終わりから春にかけて、日本では花の数が少ない時期にあたります。そんな中で、豪華で美しい花を咲かせるラナンキュラスは、早春に私たちの目を楽しませてくれます。

この記事にあるように、花言葉の意味や由来に神話や歴史上の人物が登場するのも、ラナンキュラスが古くから愛されてきた花であるからだと思います。

個人的にも好きな花の1つが、このラナンキュラスです。まるっとしたお花で、種類や色も豊富なので、自分の好きな品種や色を選ぶことが出来るのが嬉しいお花です。

ラナンキュラスは古くから愛されてきた花

ラナンキュラス

神話の世界や、フランスが繁栄していた時代に、人々に愛されてきたのがラナンキュラスなのだと感じています。愛されているからこそ、数々の国で品種改良され、さらに新しい品種が生まれているのです。

品種改良は、過去だけでな現代でも行われていますのでラナンキュラスは今の時代でもみんなに愛されているお花なのです。ブーケに髪飾りに、グランドカバーに、フラワアレンジにと、様々なシーンで使われているラナンキュラスは、本当に素敵なお花です。

色別の花言葉をしっかりと確認して、プレゼントに使うことも出来ますし、いろんなところで活躍出来るラナンキュラスは凄いお花だと思います。

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