天上人の意味とは?殿上人との違いも紹介
今回は天上人の意味についてまとめていきます。天上人とはどんな意味がある言葉なのでしょうか。よく似た言葉に殿上人がありますが、この殿上人との言葉の違いについても紹介します。天上人と同じような種族にはどんなものがあるのかなどもまとめてみましょう。
目次
天上人ってどういう意味なの?
「天上人」という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。漫画で見たことがあるという人もいれば、アニメやゲームで聞いたことがあるという人もいるかもしれません。
天空人というとなんとなくロマンを感じてしまいますが、具体的にはどんな人が天空人なのかはあまり知られていません。
しかし天上人ってそもそもどんな意味のある言葉なのでしょうか。今回は天上人とはどんな意味がある言葉なのか、天上人とはどんな人のことなのかをまとめていきます。
「天上人」の意味とは?
そもそも天上人とはどんな人のことなのでしょうか。天上人とは、一般的には天上に住んでいると考えられている人のことです。まだ実際に見た人はいないので、天上人とは架空の種族になります。本当にいるかどうか、気になるという人もいるかもしれません。
天上人とは架空の種族のことを言う場合もありますが、現実にいる人を「天上人」と言う場合もあります。実際の人を天上人という時には、その人がまるで別次元の人であるように感じるという場合や、自分とは違う考え方をする人という意味で使われます。
どちらの使い方の場合でも天上人とは、自分とは全然違う世界の人であるという意味で使われる言葉になります。
「天上人」の読み方
天上人とはどういう読み方になるのでしょうか。架空の種族になるので、必ずこう読みなさいという規定はないようです。
天上人が登場する作品によって読み方は異なりますが「てんじょうひと」「てんじょうびと」「てんじょうじん」というような読まれ方をするようです。
てんじょうにんとも読むことができそうですが、てんじょうにんと読ませる作品はあまりないようです。
「天上人」の使い方
それでは天上人とはどんな風に使うのかをみていきましょう。架空の人物としての天上人の使い方と、実在する人に対しての使い方があります。
別次元の人という意味で使われることが多く、天上人の使い方としては固有名詞のように種族として使われることになります。
あなたが天上人を使う時とはどういうタイミングになるのでしょうか。間違った使い方をしてしまわないように、例文で確認してみましょう。
「天上人」を使った例文
それでは天上人を使った例文をみていきましょう。天上人とはどんな風に使う言葉なのでしょうか。文章で天上人を使うことはほとんどありません。口頭で言ってしまうことが多い言葉になりそうです。
例文①天上人のような存在
天空人のような存在というのは、天空人=自分とは別次元の人という意味で使われます。つまり自分には全く理解することができないという人に対して使う使い方になります。
「20歳も歳がはなれているから、もうあの人は天上人のような存在だ」とか「今の人の言っていることは全く理解できない。天上人のようだ」というような使い方になりそうです。
天上人を宇宙人と変えて使うことも可能なような使い方になるのが、天上人のような存在という例文の使い方です。
例文②天上人になりたい
天空人になりたいというのも自分とは別次元の人という意味ですが、この場合はいい意味で使われている言葉になります。
例えばもっと気楽に考える人になりたいとか、自分にはないアイデアが出るような人になりたいというような意味があります。
「自分の才能のなさが恨めしい。天上人のようになれればいいのに」とか「いつも忙しくしていてちょっと休みが欲しい。天上人になれればいいのに」というように、自由になりたいという意味で使われることもあります。
「天上人」の類語表現
天上人とは架空の種族になりますが、天上人には類語的な表現はあるのでしょうか。天上人と同じような意味についてみていきましょう。
・天界人 ・天空人 ・上天人 ・上界人 ・天人 ・天上界人 |
なんとなく人間の住んでいる地上よりも上の世界にいる人という意味になる言葉が類語的な表現になることがわかります。
架空の種族になる天上人の類語的な表現は色々とありますが、その中でもよく使われる天界人と天空人についてもう少し詳しくみていきましょう。
天界人
天上人の類語的表現の天界人とは、天界の人ということです。天上に住んでいる人と同じように架空の種族ではあります。
しかし天上人が天空に住んでいる人であるのに対して、天界人は人間界に住んでいる人のことになります。天界から人間界に修行を行うためにやってきた人達のことを天界人と言うことが多いようです。
漫画やアニメでも天界人という言葉を聞くことがあるかもしれませんが、スピリチュアルな世界でよく使われる言葉になります。
天空人
天空人というのも架空の種族のことで、天空に住んでいる人という意味になります。
天空人が出てくるのは、ドラゴンクエストの天空シリーズ3部作「ドラゴンクエストⅣ 導かれしたち」「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」「ドラゴンクエストⅥ 幻の大地」になります。またゼルダの伝説シリーズにも登場するようです。
天空人には人間の姿をしていて、背中に羽が生えているというように描写されることが多いようです。
天上人と殿上人の違いとは?
天上人に似ている言葉に殿上人という言葉があるのをご存じでしょうか。殿上人は「てんじょうびと」と読みます。読み方も天上人と似ていることがわかります。とてもよく似ている天上人と殿上人ですがどんな違いがあるのでしょうか。
そもそも殿上人とはどんな意味があるのでしょうか。殿上人というのは、身分や位を表す言葉になります。殿上人とは清涼殿の殿上に上がることが許されている貴族のことをいいます。いわゆる特権階級の人のことを殿上人と呼んでいました。
天上人は架空の種族であるのに対して、殿上人は日本で実在した人ということになります。ちなみに日本で初めての殿上人と言われているのが源義家になります。
天上人が登場する作品
天上人と同じ読み方の殿上人の違いはわかりましたが、結局結局は天上人とはどんなイメージの人になるのでしょうか。天上人とはどんなイメージの人になるのか、天上人が登場する作品からイメージをまとめてみましょう。
ワンピース
少年漫画の中でもとても人気があるのがワンピース(ONE PIECE)です。海賊王を目指してモンキー・D・ルフィが「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求めて冒険をするという、海洋冒険ロマンのストーリーになっています。
週刊少年ジャンプで連載されている漫画ですが、ワンピースを読むために買っているという人も多いのではないでしょうか。面白いだけではなく毎回大人でも泣けるストーリーになっているのも好評です。
様々なキャラクターが登場して、そのキャラクターがどれも個性的であるというのもワンピースが人気になっている理由です。そんなワンピースに登場する天空人とはどんなキャラクターになるのでしょうか。
ワンピースに登場する天空人に分類されているのは天竜人や空島に住んでいる人です。天竜人というのは神だと認識しているというキャラクターになります。
空島とは空に浮かんでいる島のことで、天国の門があったり、神の島があったりします。天空人という名前で紹介されていることはありませんが、これこそ天空人ということもできるでしょう。
ドラえもん
子供の頃には1度は見たことがあるアニメがドラえもんではないでしょうか。ドラえもんに天空人がでてくるのは映画になります。天空人というといい人のイメージがありますが、ドラえもんに出てくる天空人は敵役であるというのも注目です。
「劇場版ドラえもんのび太と雲の王国」に出てくる天空人は、雲に住んでいるという設定になっています。雲の上から地上を見ている天空人は、地上人が地球でやっていることが許せません。環境破壊や動植物が絶滅していくのをみて心を痛めていました。
怒りが抑えきれなくなった天空人は、とうとう大洪水を起こして地上の人々を破壊することにします。
「ノアの箱舟」をモチーフにした話になっているのがこの映画です。ドラえもん達はなんとか大洪水から人々を救うわけですが、どうして天空人がそんなことをしたのかを、ドラえもんたちも考えることになります。
ドラえもんの映画の中で天空人は「敵」として描かれていますが、深い意味があるということを教えてくれる作品でもあります。
機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
機動戦士ガンダムにも天空シリーズというのがありました。機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女は漫画作品になります。SEED DESTINYのC.E.が舞台になっています。
ロンド・ミナ・サハクが後継者として選んだ障子2人の成長が描かれるというストーリーになっています。ガンダムが好きな人にはたまらない作品でしょう。
グランブルーファンタジー(グラブル)
ゲームグランブルーファンタジーも、天空人というキャラクターはいませんが、天空の世界が出てくる話になります。
物語の舞台は空の世界です。星の民と空の民との争いが終わってからの話です。平和に暮らしている空の民の間では、空に浮かぶ島を冒険するというのが人気になっていました。主人公は空の果てにあるという伝説の島イスタルシアへ冒険をしたいと考えていました。
ある時、不思議な少女と出会ったことから不思議な力を手に入れて、冒険をスタートさせることになります。
天上人とアクト人最後の戦い
天上人とアクト人最後の戦いでは、天上界は「未来の世界」として描かれています。主人公は幼い頃から空に浮かぶ別の世界を見ることができるという力を持っていました、
しかしその世界では、万能の力がなくなりつつあって、天上世界は消滅の危機に瀕している状態。もしも天上世界が滅んでしまうと、地上にも影響することがわかります。
そこで主人公は天上世界の魔道王とともに、天上世界と地上世界を救うために戦うというストーリーになっています。この作品はアニメ「ムント」シリーズの劇場版になります。
天上人以外の架空の種族
で天上人についてみてきましたが、天上人と同じようにいるかもしれないけれど現在までには発見できていなくて、今のところ架空の種族とされているものにはどんなものがあるのでしょうか。天上人以外の架空の種族と言われている種族を紹介します
宇宙人
天上人と同じように今のところ会うことができていないのが宇宙人です。宇宙人というのは地球に住んでいる人以外の知性を持っているもの全ての総称です。
エイリアンとか異星人と言われることもあります。火星人とか土星人がいると言われています。空気があるかもしれないということから、地球以外にも生物がいるのではないかという考えから宇宙人はいると思われています。
地球以外にもこの宇宙で知性を持った生物がいるのなら、いつかは会うことができるかもしれません。
地底人
架空の種族には地底人という種族もいます。地底人は地球の地下で生活していると言われている生命体になります。SF小説やSF映画などに登場することが多いようです。しかし作品によってイメージはバラバラです。
原始人のようなイメージの地底人から、とても高度な文明を持っているという地底人までいるようです。地球の地下に大きな空間があるというのは、ちょっとロマンがありますが、現在のところ、多くの地底人が住んでいるような大きな空間は確認されていないようです。
地底人が出てくる作品には、地底が別次元に繋がっているというようなストーリーもあるようです。別の次元や空間に繋がっているのなら、会ったことがない地底人がいる可能性もあるかもしれません。
番外編!天上とは
今回は天上人について紹介していますが、仏教の中にも天上という言葉があります。仏教での天上とはどういう意味があるのでしょうか。
仏教では世界は6つあると考えられています。人間がいる人間界、そして天上界、その他に修羅、畜生、餓鬼、地獄です。これらを6つの世界、六道と呼んで、この六道を輪廻転生するというのが仏教の考え方なのです。
六道がそれぞれどういう世界なのか、どういう意味があるのかというのは教えによって異なる部分があるようですが、仏教では死後に赴く世界としてこの六道があると考えられているようです。
天上人とは今のところ架空の種族!
今回は天上人の意味について紹介させていただきました。天上人というのは、今のところ会ったという人はいないので架空の種族になります。しかしいないということも照明できていないので、もしかしたらどこかに天上人がいるのかもしれません。
天上人や宇宙人、地底人など、いるかどうかわからないという種族の人は、いないと言い切ってしまうこともできますが、もしかしたらどこかにいるかもしれないと思うのもロマンチックです。
もしかしたらこれから出会うかもしれない、まだ見ぬ種族のことも調べてみると面白いかもしれません。