イヤホンを洗濯機に洗濯して水没してしまった時の復活する対処法
イヤホンを洗濯機で洗濯してしまい水没させてしまうというのは「あるある」ですが、洗濯すると壊れてしまうのでしょうか。イヤホンを洗濯した時によく出る症状や洗濯機に水没した時の対処法などをご紹介します。また洗濯した時の注意点もお伝えしますのでチェックしてください。
目次
イヤホンを洗濯してしまったら壊れるの?
イヤホンを服のポケットなどに入れたままにしていたことを忘れ、「そのまま洗濯機で洗濯してしまった」というのはよくある話です。
洗濯機で洗濯してしまったら当然「水没」ということになりますが、これはすぐに壊れてしまうのでしょうか。結論としては「壊れていない可能性も高い」と言えます。
ですので、まず大事なことは「慌てない」ということで、焦って色々やってしまうとそれが原因で壊れてしまう可能性もあるので、まずは落ち着いて症状を確認したり、対策を立てるようにしましょう。
イヤホンを洗濯した時によく出る症状
イヤホンを洗濯してしまった場合には、壊れていない可能性もありますが、残念ながら壊れてしまっているケースもあります。その時によく見られる症状をご紹介します。
ただ、この症状を確認するのは、対処法を試したあとにしてください。先にイヤホンに故障の症状がないか「使ってしまう」とそれが原因で壊れる可能性もあります。
音質の劣化
イヤホンを「聴ければ良い」と思っている人もいますが、音質にこだわりがあるという人も少なくありません。やはり「音」を聴くためのイヤホンですから音質というは大事な部分でしょう。
そして、洗濯機で洗濯して水没させてしまったイヤホンは「音質の劣化」という症状が見られることがあります。これはなかなかに多く見られる症状です。
やはり電子機器なので、水に濡れたこと、そして洗濯機の中でぐるぐる回りながら洗濯物と絡み合ったこと、洗濯機内で色々とところにぶつかっている衝撃などから音質の劣化は多く見られます。
音量の調節ができない
これはイヤホン自体に音量調節用のボタンなどがついているタイプのものになりますが、その調整機能がおかしくなってしまい、「音質の調整ができない」という症状も見られます。
当然のことですが、音量調節の機能がないイヤホンのほうが電子機器としては「単純な作り」になっていて、音量調節の機能があれば、それだけ「複雑な作り」になっています。
そういった複雑な作りの部分は水没が原因に限らず「壊れる可能性は上がる」ものです。それが、洗濯機で洗濯したとなれば、音量調節の機能が失われてもおかしいことはないでしょう。
断線して音が出ない
イヤホンの「ひも」の部分は細い導線でできています。それが洗濯機の中でぐるぐる回りながら洗濯物と絡み合って、強く引っ張られたりすれば「断線する」こともあります。
当然、導線が断線してしまったら音が出ません。外側を見てイヤホンのひもの部分がなんともなっていなくても、その中で導線だけが切れてしまっているということもあるので、見た目には分からないケースも多いです。
イヤホンが洗濯機に水没した時の対処法
イヤホンを洗濯機で洗濯してしまい水没させてしまった時にはどのように対処したら良いのでしょうか。イヤホンが壊れてしまったら困るという人も多いですから、その対処法を確認してみてください。
急いで乾燥させる
まず大事なことは「慌てて使えるかどうか確認しない」ということです。イヤホンを洗濯して水没させてしまったのを「発見」すると焦りから「使えるか確かめたくなる」のは分かりますが、それはNG行動です。
のちにご紹介する「注意点」で詳しくお伝えしていますので、その理由はここでは割愛しますが、まずは洗濯したことに気づいたら急いで乾燥させましょう。
イヤホンのスピーカー部分をティッシュなどで軽く「とんとん」して溜まった水を抜きます。それから風通しがよく、温かい場所で、直射日光を避けた日陰に乾燥させておきます。2、3日放置しておけば乾燥させることができるでしょう。
高価なイヤホンなら修理してもらう
イヤホンを乾燥させて症状を確認したら「壊れてしまっていた」という場合には修理も検討しましょう。特に高価なイヤホンの場合は気軽に買い換えるのも難しいですから修理も選択肢に入ります。
先にお伝えしたとおり「音質の劣化」が見られると「高価なイヤホン」としての価値が著しく下がります。高価なイヤホンを使っているということは音質にある程度のこだわりがあるはずです。
また、こちらも先にお伝えしましたが、複雑な作りの部分があるほうが「故障しやすい」ですから高価なイヤホンは水没などで壊れる可能性も高いです。
新しいイヤホンを購入する
それほど高価なイヤホンではないなら、選択して水没したのをきっかけに新しいイヤホンを購入しても良いでしょう。乾燥させて問題なければそのままで良いでしょうが、音質の劣化などがあれば買い替えたほうが良いでしょう。
それほど高価なイヤホンでなければ「音質にこだわっていない」という人も多いです。ですが、水没をきっかけに「こもったような音」になってしまうケースもあり、「安いイヤホンだとして音質が悪すぎる」というほどになってしまうことも少なくありません。
そこまでなってしまったら音質にこだわらない人であって気になるレベルですので、新しいイヤホンの購入を検討しましょう。
イヤホンを洗濯してしまった時の注意点
イヤホンを洗濯してしまった場合にどう対処するかという部分はご紹介しましたが、その中で「急いで乾燥させる」ということをお伝えしました。そのことに関連する「注意点」をご紹介します。
濡れた状態で使わない
イヤホンを洗濯して水没させてしまったときに「急いで乾燥させる」のは、「濡れた状態で使わない」ようにするためです。
洗濯すると「脱水」もしますので、パッと見は乾いているようにも感じますが、「湿っている」か「中に水が入っている」という可能性も高いのです。ですから、すぐに使うと「濡れた状態で使った」ことになるケースも多いです。
そして、濡れた状態で電気を通してしまうと、濡れているとこがショートしてしまいます。それが「余計に壊れれる原因」です。電気を通さなければショートはしませんので、濡れた状態で使わず乾燥させるのが大事です。
ドライヤーや電子レンジで乾燥させない
イヤホンが濡れているから乾燥させるというのは良いのですが、その乾燥のスピードを上げようとして、ドライヤーや電子レンジを使ってしまう人がいます。ですが、これはNGです。
ドライヤーや電子レンジで乾燥させるとイヤホン自体が非常に高温になります。イヤホンといえど精密機器ですので、そこまでの急激な熱を加えるとそれが故障の原因になります。
もし、洗濯して水没してしまったことで壊れていなかったとしても、そのドライヤーや電子レンジが原因で壊れてしまうことがありますので、慌てて乾かさず、自然乾燥を待ちましょう。
100均で買えるおすすめイヤホンを紹介
イヤホンを洗濯してしまって音質の劣化や他の故障が見られるなら「買い換える」ことも検討すべきですが、そのときに100均のイヤホンが気になる人もいるでしょう。そこでおすすめの100均のイヤホンをご紹介します。
ダイソーのカップカナルタイプ
100均で買えるおすすめイヤホンには、「ダイソーのカップカナルタイプ」のものがあります。これはそこまで強い音質へのこだわりはないけれど、多少は気にするという人にもっともおすすめです。
「100均なのに3万円のイヤホンの音質」と噂され話題になった商品です。ただ、さすがに3万円のイヤホンほどではないという評価が多いですが、100均で買えるものの中では非常に高音質です。
ただし、100円均一の中にもたまに100円以上するものがありますが、このダイソーのカップカナルタイプイヤホンも同じで、「200円+税」する商品です。
キャンドゥのオシャレなイヤホン
数ある100円均一の中でも女性に人気が出そうな「可愛らしい商品」が多いイメージのキャンドゥですが、ここにあるイヤホンもおすすめです。
可愛らしいデザインのものや、様々なカラーバリエーションのものがあり、女性に人気のイヤホンが見つかります。ただし、音質は「100均クオリティ」ですので、「可愛らしさ」にこだわる方におすすめとなります。
セリアの片耳イヤホン
ダイソーやキャンドゥと同じく人気の100均としてセリアがあります。このセリアにも多くのイヤホンがありますが、「片耳イヤホン」がおすすめです。
片耳イヤホンは周囲の音も聞きたい、会話をしたいという場面が多く、両耳ともにイヤホンを入れている機会が少ない人におすすめです。片方外しておくよりも邪魔にならないのでその点が非常に便利です。
イヤホンを高音質にする
もともと高価なイヤホンでそのイヤホンの中に様々な改良が加えられているものの場合は、「素人が下手に手を出すと」かえって音質が悪くなるケースもあります。
ですが、先にご紹介した100均のイヤホンや安値のイヤホンであれば、少し手を加えることで音質を向上させることもできます。
たとえばイヤーピースを変えてみたり、イコライザーを設定して音質改善を図ることもできます。ただし、「イヤホンよりも値段が高い」というケースもあるので、しっかり確認しましょう。
イヤホンを洗濯してしまっても慌てない
今回ご紹介した内容で特に大事な部分は「イヤホンを洗濯してしまっても慌てない」ということです。とにかく慌てることで余計に故障させることにも繋がります。
慌てず騒がず、まずはこちらでご紹介した対処法、注意点に気をつけつつイヤホンの復活を試してみましょう。「乾燥させたあと逆に音質がよくなった」などという例もありますので、とにかく冷静な対応を心がけてください。