彼氏の親に挨拶する時に気をつける点!服装や食事や手土産などのマナー
お付き合いしている彼氏の親に挨拶することになったら…嬉しい気持ちの反面「どんなふうに挨拶すればいいの?」「服装は何を着ていく?」「手土産は?」など、たくさんの疑問や不安がわいてくるもの。そこで、彼氏の親に挨拶する際の常識やマナーをご紹介します!
目次
彼氏の親に挨拶する時に気をつける点とは?
彼氏との安定したお付き合いが続くと、彼氏の親への挨拶もそろそろかな…なんて時期がやってきます。彼氏から親に挨拶してほしいなんて言われたら、本命の彼女として認めてくれている証拠。そして、いずれは結婚…なんて想像してしまいます。
でも、嬉しい気持ちの前に彼氏の親にきちんとした挨拶ができないと、彼氏との関係を一歩前進させるどころかお付き合いすら危うい状況になってしまうかもしれません。
彼氏の親に「良い彼女ね」って認めてもらえるように、きちんとしたマナーで挨拶に向かいましょう。
彼氏の親に挨拶に行く目的は?
まず、確認しておきたいのが、今回どんな目的で彼氏の親に挨拶に行くかということ。彼氏はちょっとお付き合いが長くなってきたから彼女を親に紹介したいと思っているだけなのに、「いよいよ結婚?!」なんて前のめりになってしまってはいませんか?
いざ彼氏の親に挨拶したときに、二人の目的に相違があると彼氏も親もびっくりなんてことになりかねません。
挨拶に行く時点でいい加減なお付き合いという可能性は低いですが、彼女としての紹介なのか、結婚の挨拶なのかをきちんと確認して、互いの温度差がないように話し合っておきましょう。
丁寧な言葉遣いを心がけて
彼氏の親に挨拶というシチュエーションでなくとも、丁寧な言葉遣いを心がけることは基本中の基本です。服装や手土産などのマナーはばっちりで好印象なのに、話してみたらがっかり…ということのないように言葉遣いや言葉選びには気を付けましょう。
まずはしっかりと自己紹介を
彼氏の親の立場からすると、自分の息子にふさわしい彼女かしら?と良くも悪くも彼女がどんな人なのかを知ろうとします。相手に好印象を与えられるよう、最初にしっかりと自己紹介をしましょう。
まずはフルネームを伝えて「本日はお招きいただきありがとうございます」のお礼の挨拶も忘れずに。話が弾んできたら、出身地や職業、家族構成や趣味など、会話の流れでお伝えしていくのがいいでしょう。
彼氏を立てることを忘れずに
お付き合いが長くなると、付き合い始めのような緊張感はなくなります。互いに言いたいことを言い合ったり、時には喧嘩したり、イチャイチャしたり…。でもそんな二人の間だけの関係性を彼氏の親の前で出すのは禁物です。
「〇〇くんはとても優しくて、頼りがいがあります。」など、彼氏のことを持ち上げることによって彼氏の親からの評価も高くなるでしょう。
彼氏の親に挨拶する時の相応しい服装とは?
第一印象は見た目で決まります。いくら言葉遣いがきちんとしていてマナーを身に付けられていたとしても、挨拶に行く服装が相応しくなければ、彼氏の親にお付き合いを認めてもらうのは難しくなってしまいます。結婚の挨拶ならば尚更です。
彼氏の親に挨拶に行く際のおすすめの服装や注意点を紹介していきます。
王道ワンピースで上品に
デートで間違いのない服装といえばワンピースですが、彼氏の親に挨拶に行くシチュエーションでも王道コーディネートと言えます。丈は短すぎず、落ち着いたカラーのものを選びましょう。無地のものが清楚なイメージがありますが、小花柄のワンピースなども上品且つ明るい印象を与えられるのでおすすめです。
カーディガン+膝丈スカートで清楚に
品がよく、爽やかに決まる服装として定評があるのがカーディガン+膝丈スカートの組み合わせです。ワンピースよりも落ち着いていて大人っぽい印象になります。見た目の第一印象もばっちりです。こちらも落ち着いたカラーを選びましょう。
小物使いやメイクにも注意を
服装以外にも、靴やアクセサリー、メイクには注意が必要です。靴は必ずしもヒールがある必要はありませんが、逆に高すぎるピンヒールなどは厳禁です。また、ブーツも避けるべきでしょう。基本的に、彼氏の実家に訪問した際に脱ぎやすく、見た目も上品なものを選ぶようにしましょう。
そして、アクセサリーは主張しすぎず、華奢でさりげないものがおすすめです。メイクはナチュラルメイクを心がけましょう。これらもマナーの一つです。
露出や派手すぎる服装はNG
彼氏の親への挨拶に相応しくない服装として、ヒョウ柄などの柄物や露出度が高い服装があります。彼氏の実家にお邪魔して、座った時のスカートの丈なども気にして、膝より上のミニスカートはできるだけ避けたほうが無難です。上品で清楚であることを意識して、派手なアイテムは取り入れないようにしましょう。
彼氏の親に挨拶する時の食事と手土産のマナー
彼氏の親に挨拶することになったら、まずは日程を決めたり手土産を用意したりと意外と忙しいもの。伺うタイミングによっては家で食事をごちそうになったり、一緒に外食することになるかもしれません。
初めて会うだけで緊張なのに、食事ともなると不安もありますが、当日慌てないように食事や外食・手土産のマナーを事前に確認しておきましょう。
伺うタイミングは重要
彼氏の実家に伺う日にちや時間帯などのタイミングはとても重要です。そのタイミングによっては一緒に家で食事や外食に行くことになるかもしれません。
もしこちらから時間を指定できるのであれば、午後の昼食の時間を避けた2時頃から伺えればベストです。その場合は1~2時間の滞在で長居は避け、食事はごちそうにならずにサクッと帰りましょう。
前もって彼氏の親から「一緒に食事しましょう」「外食に出かけましょう」などと誘ってもらった場合は喜んでご一緒するのがマナーです。
彼氏の親からのお誘いもなく、且つ、タイミングが合わず微妙な時間帯の訪問になってしまった場合は、ご迷惑にならないように手短に済ませて帰るのが相手の負担にもなりません。
手土産の相場と渡すタイミング
手土産の相場として相応しいのは2000円~5000円です。重要なのは彼氏の親に気を遣わせないものにすること。5000円以上の高額な手土産を持っていくと、逆に気を遣わせてしまいます。
はっきりとした基準はありませんが、お付き合いの報告の段階であれば2000円~3000円、結婚の報告であれば3000円~5000円がいいでしょう。
また、手土産を渡すタイミングとしてやってしまいがちなのが、訪問してすぐの玄関先です。初めて彼氏の親と顔を合わせて緊張してしまい、玄関で慌てて渡してしまわないように気を付けましょう。
正しいタイミングはリビングなどに通されてから。挨拶などをして落ち着いてから渡すようにしましょう。その際は手提げ袋から出してお渡しするのがマナーです。
手土産にはどんなものがおすすめ?
手土産として喜ばれるものといえばなんでしょうか?人によって好みはあるけれど、彼氏の親が何が好きなのか、事前にわからないことがほとんど。そんな時は彼パパよりも彼ママが好きそうなスイーツを選ぶことが重要です。
もし、彼氏に聞くなどして事前に親の好みをリサーチできそうな時は、それを手土産として持参すれば話のネタにもなるでしょう。
フィナンシェやクッキーなど洋菓子の詰め合わせ
手土産としての定番の一つに洋菓子の詰め合わせがあります。中でも女性ウケがいいのがフィナンシェやクッキーなどの詰め合わせ。普段買わないような有名洋菓子店のものならおしゃれに包装してあるものが多く、尚更喜んでもらえるでしょう。
どら焼きなどの和菓子の詰め合わせ
こちらも手土産の定番の一つ、和菓子の詰め合わせです。地元の銘菓の和菓子であれば、自然な流れで彼氏の親と地元の話や家族の話で盛り上がるきっかけになるでしょう。
ケーキやプリンなどのスイーツ
こちらも女性ウケのいい手土産、ケーキやプリンなどのスイーツです。生菓子なので、もしかしたらその場で出してくれて、話をしながら一緒に食べられるかもしれません。手土産が緊張をほぐしてくれることもあります。
家で食事をごちそうになる時のマナー
彼の実家で食事をごちそうになることになった場合も、きちんとしたマナーを心がけましょう。この時の振る舞いも、相応しい彼女なのかの判断基準になるからです。
まずは、基本中の基本ですが「いただきます」「ごちそうさまでした」の挨拶をきちんとすることです。そして、彼ママの手料理でもそうでなくても「とっても美味しいです」の一言は忘れずに。そして、食事をしながら楽しく会話することを心がけてください。その際言葉遣いは気を付けましょう。
また、外食とは違って、食事の準備や片付けを手伝う意思を見せましょう。タイミングを見計らって「何かお手伝いしましょうか」など伺いを立てると好印象です。気遣いが出来る子ということで彼氏の親からの評価が上がります。
最初はお互い緊張の場面でも、食卓を囲むことによってグッと距離が近くなります。食事が済んだらあまり長居はせず、タイミングを見て早めに帰るようにしてください。
外食に連れて行ってもらう時のマナー
外食に連れて行ってもらう際も、家で食事をごちそうになる時と同様、言葉遣いなどのマナーは守るように心がけてください。それに加えて外食の際にいくつか注意しなければならないことをご紹介します。
外食では自分で支払うつもりでも、お会計で彼氏の親がごちそうしてくれることが多いでしょう。
なので、自分の分は自分で払うつもりでオーダーの際に遠慮なく高額なメニューや複数のメニューをオーダーするのは厳禁です。彼氏の親の判断に委ねるか、自分の好きなものをとすすめてもらったら、周りと同じような金額のメニューを選ぶようにしましょう。
いざお会計になったら、マナーとして一度は払う意思表示をするのが常識です。そこで、彼氏の親から「いいのよ」と言ってもらったら、何度も拒まずに素直に「ありがとうございます。ごちそうさまです」と言ってごちそうになりましょう。
外食の場面でもそうでなくとも、目上の人を立てることは常識です。きちんとしたマナーで振舞うことによって、外食の場がとても有意義なものになります。
彼氏の親にお付き合いの挨拶をする場合
彼氏の親にお付き合いの挨拶をする場合は、おそらく初めて彼氏の親と会うという人が多いのではないでしょうか。初めてだからこそ余計にドキドキしてしまいます。彼氏の親公認のお付き合いをしたいカップルに向け、ここをおさえておけば大丈夫!というポイントをいくつかご紹介します。
第一印象は大事
外見にも中身にも言える事ですが、第一印象で好感を持ってもらえるように努力しましょう。前述した通り、丁寧な言葉遣いや上品な服装などの基本的なポイントはもちろんのこと、笑顔でいることも忘れずに。
初めましてでとても緊張している中、思うように会話ができなかったとしても、笑顔で振舞うことによって、彼氏の親に「かわいらしい子だな」と思ってもらえるでしょう。
彼氏に挨拶の意図を確認する
彼氏の親からしてみれば、息子が彼女を連れてきたとなったらお付き合いの挨拶なのか、結婚の挨拶なのか、二人が今後どうしていきたいのかなど、さまざまな疑問が湧いてくることでしょう。そのため、実際に彼氏の親から「二人はどういうつもりでお付き合いしているの?」などと質問されることも少なくありません。
そんな時のために、事前に彼氏ときちんと話し合っておく必要があります。事前に話し合っておかないと咄嗟にうまく答えられずしどろもどろに…なんてことになりかねません。
具体的に「結婚を前提にお付き合いしています」などと答えられると彼氏の親もその認識でいてくれるので今後結婚することになってもスムーズに受け入れてもらいやすくなります。
彼氏の親に結婚の挨拶をする場合
いよいよ彼氏の親に結婚の挨拶に行く事になったら、どんな事に気を付けたらいいのでしょうか。二人にとっての結婚のタイミングが来たら、まず挨拶に伺う前に、彼氏の親のタイミングもきちんと確認して、彼氏の親が多忙な時期などは避け、心に余裕を持てる時期に伺ってみてください。きっとスムーズに結婚の許しを得ることができるでしょう。
結婚相手に求められることとは
息子とその彼女が結婚の挨拶に来たとなったら、今までは息子の彼女としてのお付き合いだったけど今後は嫁としてのお付き合いに変わります。今までは彼氏の親もハードルを下げて見てくれていたかもしれませんが、結婚となると、息子の結婚相手として相応しい相手か?という観点で見てきます。
ですので、しっかりと旦那を支えられる奥さんになれることをきちんとアピールしましょう。ここでは具体的な内容でアピールというより意気込み程度で十分です。
改めてきちんと挨拶を
結婚の挨拶の際には、彼氏の親に初めて会う場合もそうでない場合も、改まった挨拶をするようにしましょう。結婚で今まで他人だった人間同士が家族になるのです。彼氏の親と仲の良い関係を既に築けている場合でも、「これからどうぞよろしくお願いします」という気持ちを改めて伝えることは大事です。
彼氏の親に挨拶する時の言葉遣いと会話選びの注意点
彼氏の親からすると、息子の彼女だからこそ、少し普段よりも評価のハードルが高くなっていることがあります。彼氏の親に認めてもらうために気を付けておきたい言葉遣いや会話選びの注意点を紹介します。
呼び名に注意
彼氏の親がいる前で、普段と同じように彼氏に接するのはやめましょう。彼氏を呼び捨てにしたり、尻に敷いたような対応をしてしまうと、それを見た彼氏の親は驚いてしまい、あまり良い印象をもってもらえなくなります。彼氏の親の前では最初は「くん付け」などで呼ぶのが賢明です。
また、彼氏の親に対しても同様のことが言えます。いきなり「お義父さん」「お義母さん」と呼ぶと中には嫌悪感を抱く親もいるので、様子を見ながら最初は「〇〇くんのお母さん」と呼ぶようにしましょう。
自然な言葉遣いや会話選びを
彼氏の親に挨拶する際、きちんとした言葉遣いが基本ですが、緊張のあまりうまく話せなかったりいつもの自分が出せないことが多々あります。実は、彼氏の親はそんな彼女を見て戸惑ってしまうことが多いのです。
あまり気負わずに、笑顔で自然な言葉の言い回しや会話を心がけて下さい。非常識ではいけませんが、完璧な言葉遣いや会話をする必要はありません。彼氏から、彼氏の親の趣味や好きなことなどを事前にリサーチしておくと、会話選びもスムーズにいくでしょう。
彼氏と良い関係を続けていくために
ここまで、彼氏の親に挨拶する際の注意点を紹介してきました。挨拶の段階まできたら、二人の関係もさらに一歩先に進みます。ここで彼氏の両親に気に入られて、彼氏と良い関係を続けて行きたいものです。
しかし、言葉遣いや服装、食事や外食のマナーなど全てを完璧にこなそうとする必要はありません。自分は彼氏に選ばれた人なのだという自信を持って、はきはきと明るい笑顔で挨拶にのぞめばきっと気に入ってもらえることでしょう。