2018年11月22日公開
2018年11月22日更新
咲がつく女の子の名前の意味!咲を使った漢字の名付けのポイント
「咲」の漢字を使った名前は大人気!「咲」は明るくポジティブな意味を持ち、男の子・女の子、両方の名前に使われます。ここでは「咲」の漢字の意味・由来から、「咲」を使った人気の名前までまとめました。赤ちゃんに家族の願いをこめて、素敵な名前を付けてあげてください!
目次
女の子の名前に人気の漢字「咲」
「咲」の漢字を使った名前は、1990年代頃から女の子の名前として人気です。明治安田生命が毎年発表している名前ランキングでは、常にトップ圏内にランクインしています。
たとえば、「美咲(みさき)」という名前は、1991年~1996年まで6年連続で1位となりました。その後も、2006年までベスト5位以内に入っています。2010年~2015年には、「咲」を使った名前は人気漢字トップ10位以内に何度もランクイン。2017年の女の子の名前では、「咲良(さくら)」が1位に輝いています。
「咲」の人気ぶりがうかがえます。
「咲」のつく女の子の赤ちゃんの名付けのポイント
人気の「咲」という漢字を使う女の子の名前。「咲」には明るい意味があり、ぜひ自分の赤ちゃんの名前にも使いたいと考えているパパとママも多いのではないでしょうか?
では、「咲」を使った名づけのポイントについてお話していきます。
苗字とのバランス
赤ちゃんに名前をつけるときは、どんな名前でもそうですが、苗字とのバランスを考えますよね?
特に「咲」という漢字は一文字で良い意味があるため、他の漢字と組み合わせやすいという特徴があります。「咲」を使った名前には、一文字から、二文字、三文字の名前までバラエティに富んでいます。苗字とのバランスを考えたとき、様々な組み合わせの中から選べるというメリットがあるのです。
一文字や三文字の名前は少し珍しい場合もありますが、苗字との兼ね合いで、これがベストと思える名前がきっと見つかるでしょう。
組み合わせる漢字
先ほどお話したとおり、「咲」を使った名前には、様々な種類があります。組み合わせられる漢字が豊富にあるからです。「咲」は家族の思いや願いを込めやすい漢字と言えますね。
たとえば、家族の誰かの名前から一文字を取って使いたいときもあるでしょう。あるいは、どうしても使いたい漢字もあるでしょう。「咲」なら、すんなり組み合わせられる場合が多いのです。
姓名判断で画数が気になるときも、合わせる漢字をいろいろな候補の中から選ぶことができます。
愛称も考える
赤ちゃんに名前をつけたら、早速名前で呼びたくなりますよね。赤ちゃんを呼ぶとき、まずは可愛らしい愛称で呼ぶのではないでしょうか?
たとえば女の子の名前で、2017年の人気ランキングトップの「咲良(さくら)」。愛称としては、「さあちゃん」といったようなものが考えられます。
パパとママのアイデア次第ではありますが、できればみんなから親しみを込めて呼ばれる愛称があると良いでしょう。
「咲」の意味や由来は?
さて、人気の名前に使われる「咲」という漢字。赤ちゃんの名前をつけるとき、漢字の意味や由来は気になりますよね?そもそも「咲」にはどういう意味があるのでしょうか?
まず、訓読みでは「咲く(さく)」、「咲う(わらう)」と読むことができます。「咲」は「笑」の古字でした。昔は「わらう」という言葉に、「咲」の漢字が使われていたのです。今でも「咲」には「わらう」や「えみ」という読み方が残っています。
また、「咲」は一般的に「花が咲く」というふうに使います。「咲」という漢字には、花や笑顔をイメージさせるものがあります。明るくポジティブな印象で、赤ちゃんの名前にもピッタリです。
「咲」という漢字の画数
ちなみに、「咲」という漢字の画数は9画です。漢字の意味は先ほどお話した「笑」にも通じるところがありますが、「笑」の画数は10画です。
姓名判断で赤ちゃんの名前を考えるとき、画数の参考にしてみてください。
「咲」が付く2文字の女の子の名前
では、「咲」が付く女の子の名前には、どのような名前があるのでしょうか?「咲」には読み方もいくつかあります。そのため、「咲」という漢字を使った名前は本当にバラエティに富んでいます。
まずは2文字の名前から、その読み方別に具体的に挙げてみましょう。
「さ」と読む場合
最初に、「咲」が付く2文字の女の子の名前の中から、「咲」を「さ」と読む場合の名前を挙げてみましょう。
三音で読む名前よりも、二音の名前が多くなります。人気の名前「咲良(さくら)」も、「咲良(さら)」と読む場合があります。「さ」という音の響きと音数の少なさから、爽やかな印象となります。
名前 | 読み | 名前 | 読み | 名前 | 読み |
有咲 | ありさ | 咲希 | さき | 愛咲 | あいさ |
咲織 | さおり | 咲知 | さち | 希咲 | きさ |
咲彩 | さや | 理咲 | りさ | 咲愛 | さえ |
咲喜 | さき | 咲恵 | さえ | 咲歩 | さほ |
咲代 | さよ | 咲良 | さら | 咲音 | さと |
咲優 | さや | 咲里 | さり | 咲和 | さわ |
「さき」と読む場合
次に、「咲」が付く2文字の女の子の名前で、「咲」を「さき」と読む場合の名前を挙げてみます。
こちらは三音の名前が多くなります。全く同じ2文字の漢字を使っていても、「さ」と読むか「さき」と読みかで印象も変わりますね。たとえば「咲恵」と書いて「さえ」、または「さきえ」とも読めます。
名前 | 読み | 名前 | 読み | 名前 | 読み |
朝咲 | あさき | 咲乃 | さきの | 実咲 | みさき |
咲子 | さきこ | 咲穂 | さきほ | 咲奈 | さきな |
咲花 | さきか | 咲美 | さきみ | 咲栄 | さきえ |
姫咲 | きさき | 咲香 | さきか | 千咲 | ちさき |
「さく」と読む場合
「咲」が付く2文字の女の子の名前で、「咲」を「さく」と読む場合もあります。具体的に名前を挙げてみましょう。
2017年の人気トップの名前「咲良(さくら)」も、「咲」を「さく」と読む形です。同じ「さくら」でも、たとえば「咲楽」と書く場合もあります。どちらも明るさが感じられて、可愛い名前です。
名前 | 読み | 名前 | 読み | 名前 | 読み |
咲子 | さくこ | 咲世 | さくよ | 咲音 | さくね |
咲恵 | さくえ | 咲楽 | さくら | 咲乃 | さくの |
咲良 | さくら | 咲未 | さくみ | 咲美 | さくみ |
「えみ」と読む場合
「咲」を「えみ」と読む場合もあります。「咲」を使った名前の中でも、比較的めずらしい読み方の名前になります。どのような名前があるのか、具体的に挙げていきましょう。
全く同じ漢字2文字を使った名前でも、「さ」と読むか、または「さき」「さく」「えみ」と読みかで、名前の印象は全く変わります。
たとえば、「咲子」。「さこ」、「さきこ」、「さくこ」、「えみこ」と異なった読み方があります。どの読みにするか、もちろん響きの好みもあるでしょう。または苗字とセットにしたときの印象も大切です。
名前 | 読み | 名前 | 読み | 名前 | 読み |
咲花 | えみか | 咲子 | えみこ | 咲美 | えみ |
咲亜 | えみあ | 咲衣 | えみい | 咲奈 | えみな |
「咲」が付く3文字の女の子の名前
漢字3文字で女の子の名前を付けたいパパとママもいるでしょう。3文字で「咲」が付く名前を挙げてみます。
3文字になると、文字の組み合わせはかなり多種多様となります。「咲」の漢字をどの位置に使うかでも、いろいろな名前が考えられます。
ただ、3文字の名前は画数も増えます。苗字とのバランスも考えて、視覚的にうるさくならないように気を付けたほうが良いでしょう。
名前 | 読み | 名前 | 読み | 名前 | 読み |
咲笑子 | さえこ | 希咲子 | きさこ | 咲久実 | さくみ |
咲良紗 | さらさ | 咲里依 | さりい | 咲里菜 | さりな |
咲久良 | さくら | 愛咲香 | あさか | 咲也加 | さやか |
愛梨咲 | ありさ | 咲喜乃 | さきの | 美咲姫 | みさき |
「咲」が付く男の子の名前
「咲」を使った名前は、男の子の場合も豊富にあります。組み合わせる漢字次第で、とても男の子らしい名前になります。
「咲」という漢字は春に生まれた男の子の名前にもピッタリです。
2文字の名前
まず、「咲」が付く男の子の名前で、2文字のものを挙げてみましょう。
女の子の名前と同じく、読み方は「さ」や「さき」「さく」などがあります。中には「咲汰(しょうた)」のように、「しょう」と読む名前もあります。
名前 | 読み | 名前 | 読み | 名前 | 読み |
一咲 | いっさ | 咲祈 | さき | 咲生 | さきお |
咲人 | さきと | 咲空 | さく | 咲介 | さくすけ |
咲太 | さくた | 咲成 | さくなり | 咲春 | さくはる |
咲一 | さくひと | 咲真 | さくま | 咲也 | さくや |
咲道 | さくみち | 幸咲 | さち | 咲都 | さと |
咲汰 | しょうた | 真咲 | まさき | 実咲 | みさき |
3文字の名前
次に、「咲」が付く男の子の名前で、3文字のものを挙げてみます。
3文字の名前は組み合わせる漢字も自由自在。読み方には耳なじみのある名前もありますが、「咲」という漢字を使うと、どこか優しい印象が加わります。
名前 | 読み | 名前 | 読み | 名前 | 読み |
愛咲日 | あさひ | 依咲夢 | いざむ | 咲希斗 | さきと |
咲之介 | さきのすけ | 咲樹也 | さきや | 咲吾郎 | さくごろう |
咲太郎 | さくたろう | 咲都志 | さとし | 真咲希 | まさき |
夢咲志 | むさし | 咲之進 | さくのしん | 咲里彦 | さりひこ |
「咲」は一文字でも名付けに使える
お話してきたように、「咲」にはいくつかの読み方があります。「咲」一文字でも、「さき」「さく」「えみ」といった名前になります。
爽やかで清々しい印象の名前なので、「さき」と「えみ」なら、女の子の名前がおすすめです。「さく」だったら男の子らしい名前になります。
「咲」がつく女の子の赤ちゃんの名前から受ける印象
「咲」という漢字は「花が咲く」というふうに使われます。植物の花が咲いたとき、人は明るい気持ちになります。「咲」にはそういう彩りを与えるイメージがあります。他にも「人生の花が咲く」とか、「花を咲かせて実を結ぶ」というときにも使われます。ポジティブで前向きなニュアンスも感じられます。
また、「咲」は「笑う」ことにも通じるため、花のようにかわいらしい笑顔の様子が浮かびます。「笑顔で周りの人たちも明るく幸せにしてほしい」という親の願いが感じられます。
さらに「花が咲く」と言えば春のイメージです。花が開いた暖かな情景が思い浮かびます。春に生まれた赤ちゃんの名前としても人気の理由です。
名前に「咲」が付く女性有名人
「咲」の明るくポジティブなイメージは、芸能人やタレントの名前にも多く見られます。笑顔で人々を幸せな気持ちにさせるお仕事に、ピッタリの漢字です。
名前に「咲」が付く女性有名人を挙げてみましょう。
武井咲(えみ)
名前に「咲」が付く女性有名人と言えば、まずは「武井咲(えみ)」さん。人気の「咲」を使った名前の中でも、「咲」一文字で「えみ」と読む、少しめずらしいケースです。
「咲(えみ)」は本名で、「花が咲くように笑みの絶えない子に」というのが名前の意味とのこと。
武井咲さんと言えば、国民的美少女コンテストから出た人気女優です。2017年~2018年、結婚・出産とおめでたい話題もあり、まさに「人生に花が咲いた」旬な女性と言えるでしょう。
伊東美咲(みさき)
同じく女優として活躍している「伊東美咲(みさき)」さんも、「咲」の漢字を使った名前です。
「美咲(みさき)」という名前は、1991年~1996年まで6年連続で赤ちゃんの名前人気1位だったことは、先にお話ししたとおりです。伊東美咲さんは1977年生まれですから、時代を先取りした名前だったのです。
伊東美咲さんも2015年に第2子を出産され、幸せな家庭を築かれていますね。「美しく咲く」という名前がピッタリの素敵な女性です。
宮脇咲良(さくら)
人気アイドルの「宮脇咲良(さくら)」さんも、名前に「咲」の字が使われています。「咲良(さくら)」と言えば、2017年の赤ちゃんの名前人気ランキングで1位に輝いた名前です。
宮脇咲良さんは3月生まれ。名前の意味も桜の季節に生まれたことからで、「良いことが咲きますように」という思いも込められているとのことです。
宮脇咲良さんのキャッチフレーズは、「あなたも、あなたも、みんなの心にさくら咲け~っ!」。自分の名前にかけながらも、ファンの人たちの幸せを願った、人気アイドルならではのキャッチになっています。
家族の愛情を込めて
「咲」がつく名前について、様々な角度からお話してきました。いかがでしたか?
赤ちゃんの名前をつけるのは、まさに家族の一大イベント。無限大の選択肢の中から、たったひとつ、願いや祈りを込めて付けられるものです。名前には家族の愛が詰まっています。
「咲」は家族の思いを込めやすい漢字です。子供が成長と共に、その意味を感じとってくれるような素敵な名前が付けられると良いです。