2018年11月19日公開
2018年11月19日更新
世界・日本人の血液型の割合や人口比率は?一番多い血液型とは?
世界・日本人の血液型の割合などについて見ていきましょう。日本人はA型が多い国ですが、世界でみるとどの血液型が多いのでしょうか。日本人に圧倒的に少ないAB型は世界的に見ても比率が少ないのでしょうか?血液型の割合を世界レベルで見ていきましょう!
目次
血液型の比率が知りたい!
血液型の比率って考えたことありますか?世界で人口があれだけたくさんいるにも関わらず、血液型というのは主に4種類です。この4種類に世界の人口が分けられると考えると、すごいことに思います。
世界的に見た場合と、日本人で見た場合、どの血液型が多くなるのでしょう。そしてどの血液型が少ないのでしょうか。その比率を見ていきましょう!
そもそも血液型とは?
そもそも血液型って一体何なのでしょうか。血液型を検査するとき、採血をしたり、献血をするときに血を採ったりするため、血液型が血に関係しているのは分かるでしょう。
血液型が違うことで、その人の持つ抗原が違うといわれています。この抗原の違いで血液型というのは分かると言われていますが、同じ人間なのに血液型が違うというのは、やはり不思議です。
また、血液型が人口と比率すると種類が少ないと考えると、やはりそれも不思議です。血液型のことをずっと考えていると、どんどん疑問が増していくでしょう。
なぜABCではないの?
血液型は、A型、B型、O型、AB型ですが、「ん?なんでA、BときてCじゃないの?」と思いませんか?これは、テレビでも取り上げられたことがあります。
本来、血液型が発見されたときは、A型、B型、C型で分類していました。しかし、C型というのはA型が持つものもB型が持つものも持っていない血液型になります。そのため、「持っていない=0(ゼロ)」という概念からO型になったのです。
つまりは、O型は0型(ゼロ型)だったということです。0と書いているうちに、「O(オー)」と発音する人が多くなり、O型になったと言われています。
どうやって決まるの?
血液型は、親からの遺伝で決まります。親がA型同士なら、A型、もしくはO型が生まれますが、母親がAO型のA型、父親がAO型のA型でないとA型夫婦からO型は生まれません。
両親の一方がAO型のA型で、もう一方がBO型のB型だったら、子供はA型もB型もO型もAB型も生まれる可能性があります。このように、血液型の組み合わせで自分の血液型って決まるのです。
そして、A抗原を持つのがA型、B抗原を持つのがB型、両方持つのがAB型、両方持たないのがO型と言われています。
どの血液型でも輸血はできる?
輸血をするときは、血液型が非常に関わってきます。血液は血液だからといって、違う血液型同士を輸血することが可能な場合ばかりではないのです。
例えば、A型にB型は輸血できません。B抗原がないからです。その逆も同じです。A型に輸血できるのは、A型とO型です。B型はB型とO型です。
AB型は全ての血液型から輸血ができます。O型はO型からしか輸血ができません。O型損してない?と思う人もいますが、全部の血液型に輸血できる優しい血液型と思いましょう!
日本人の血液型の割合
日本人の血液型の割合を紹介します。日本人の血液型の割合と聞くと、A型が1番割合的に多くてAB型が少ない!というのがインプットされている人が多いでしょう。ではO型とB型はどうですか?どちらの割合が多いか知っていますか?
日本人の血液型は、A型の割合が約4割、O型の割合が約3割、B型の割合が約2割、AB型の割合が約1割程度になります。やはりA型が多いというのは間違いありません。
意外にも日本人にはB型が少ないことも分かります。A型が多いことから、真面目な国とも言われるのでしょう。ただ、日本人の血液型の割合は、世界的に見るとバランスが取れているほうではあります。
世界の人々の血液型の割合
世界で見ると、血液型って何型が1番多いのでしょうか?やはり日本人に多いA型が多くの割合を占めるのでしょうか。日本人は、日本を無難な国と思いがちですし、主観的なところもあるのでA型が1番多いと思ってしまいます。
しかし、世界でみると、A型の割合はある血液型に負けてしまいます。その血液型がO型です。世界での比率は、O型が約45%、A型が40%、B型が11%、AB型が4%です。B型とAB型って圧倒的に少ないのです。
それに比べてA型とO型の比率はかなりの割合を占めているのがわかります。国別で見ると、もっと面白いので、国別でも下記で紹介していきます!
都道府県別でみる血液型の割合
日本人の血液型の割合を都道府県別に見ていきましょう!都道府県ごとに血液型に偏りがあるってご存知でしたか?だからこそ、県民性なるものも存在しているのでしょうか?
日本人の中でも、ここはAB型が多いとか、AB型が少ないなんてものもあるので、なんとも不思議な要素を兼ね備えているのが血液型です。さっそく、全国的に血液型の比率を見ていきましょう!
どの県にはどの血液型が多いのでしょうか?自分の住んでいる都道府県にも注目です!
A型の人口が多い都道府県
日本人でA型の人口が多い都道府県は、徳島、福岡、愛媛、島根、鳥取になります。特に、徳島の比率が1番多くなっています。A型の割合は、国民的にも多いのですが、都道府県では四国や九州に集まっている傾向にあります。
それに対して、青森、岩手、沖縄は、A型の割合が少なくなっています。なぜA型が日本列島の下の位置に多いのかは、はっきりしていませんが、A型抗原を持った人がその地方に入ってきたからだという説があります。
A型が多い徳島や福岡の人は、真面目でマメな人が多い傾向がある可能性があります。
B型の人口が多い都道府県
日本人でB型の人口が多い都道府県は、秋田、青森、長野、岩手、栃木です。特に比率が大きいのが秋田です。B型はA型と違って、割合的に日本列島の上のほうを占めています。
そして、B型が少ない県が北海道、宮崎、奈良になります。B型がなぜ多い県があるのかというと、朝鮮から人が流れてきたことが原因とされています。
B型の人が多い秋田や青森の人は、もしかしたら楽観主義で楽しい人が多いという可能性もあるでしょう!
AB型の人口が多い都道府県
日本人でAB型の人口が多い都道府県は、福島、長野、大分、宮崎、群馬です。特に福島の比率が大きくなっています。それに対して、徳島、岐阜、千葉はAB型の割合が少ない都道府県になります。
AB型は日本では少ない血液型なのに、なぜ福島にAB型の比率が多くなるのでしょうか。AB型の比率を見ると、A型やB型のように固まっていないのが分かります。
このことから、AB型の割合が大きくなるのは、何か特別な理由があるというよりも、その昔、移住を繰り返すことで自然と色んな場所に行ったと考えられるという説があります。
O型の人口が多い都道府県
日本人でO型の人口が多い都道府県は、北海道、千葉、青森、沖縄、岩手です。1番比率的に大きいのが北海道になります。そしてO型の人口が少ないのが、愛媛、大分、高知です。
O型が多い都道府県があるのは、東南アジアの人たちが移住したからという説があります。太平洋側に特にO型の比率が多いと言われていますが、その方向に東南アジアの人が移住していたのでしょう。
O型が多い県は、大らかでゆっくりした人が多い可能性もあるでしょう!沖縄が該当しているため、余計にそう感じられることも多くなるはずです!
国別でみる血液型の割合
国別で見る血液型の割合を紹介します。国別では、どこの国にどの血液型が多くなるのでしょうか。日本の中でも血液型の割合に偏りがあったため、世界でみると余計に偏りがあるのではないでしょうか。
血液型ごとに、どこの国に割合的に多くいるのか、見ていきましょう!
A型の人口が多い国
A型が多い国は、ポルトガルやフランス、ブルガリア、ドイツ、日本などです。ポルトガル、フランスは半分がA型で、ブルガリア、ドイツ、日本は4割程度がA型とされています。
あれだけ日本人はA型が多いと言われていましたが、実は日本よりもA型の割合が多い国もあるのです。ちなみに、アメリカはO型が多い国ですが、A型も35%ほどの割合で存在しているため、決して少なくはありません。
国の半数近くがA型という国もあるとなると、A型と言えば日本人という概念も違うものに見えてくるでしょう。しかし、やっぱりA型には親しみがあるのが日本人というものです。
B型の人口が多い国
B型が多い国は、インドやハンガリー、イラン、パキスタンなどです。B型と言えば、インドではないでしょうか。インドは4割程度の割合でB型の人がいると言われています。
ハンガリーやイラン、パキスタンでのB型の割合は3割程度です。B型は、実は世界的に見て少ない血液型と言われているため、4割もの割合で国民の血液型がB型というのは、非常に凄いことのように感じます。
日本ではB型は2番目に少ない血液型です。B型は変わっていると言われることもありますが、インドやハンガリーに行くと、普通の人と思われる可能性もあるでしょう!
AB型の人口が多い国
AB型の割合が多い国は、韓国、イラン、パキスタンです。その割合は、10%程度です。10%でもAB型は世界的に見ると多いほうになります。ほとんどの国が、AB型の割合は1桁なのです。
AB型の割合が多い韓国は、日本と近い国ですが、実は日本も10%には満たないですが世界的に見ると割合は多いほうになります。AB型は、日本だけでなく、全世界でもかなり貴重な血液型ということなのです。
しかし、AB型が集まるとAB型ばかりになることもあるため、その時は、貴重なものを見たと思ってもいいでしょう!
O型の人口が多い国
O型の割合が多い国は、ペルー、ブラジル、メキシコ、ボリビア、コロンビア、アメリカです。O型ってとても面白い血液型になります。
なんとペルーやブラジルは、ほぼ100%の割合でO型が占めています。そして、メキシコは8割、ボリビアは9割と高い割合でO型です。さらに、コロンビアは6割、アメリカは4割と人口の半数近くをO型が占めているのです。
O型は世界で最初に見つかった血液型と言われているだけあって、とてもすごい浸透率ということが分かります。O型って、血液型の王様みたいなところがあるでしょう。
国の特徴は血液型で分かる?
血液型別に多い国を見ていきましたが、その国ごとの特徴というものは、血液型に現れるものなのでしょうか?次は、その血液型に多い国の特徴を見ていきましょう!
A型が多い国の特徴
A型が多い国には、ポルトガルがありました。実は、ポルトガル人は人柄が日本人に似ていると言われています。一歩引いた態度や、礼儀正しいところがある国です。
さらには、真面目さがとりえの国なため、まさにA型の国というイメージがつきやすいでしょう。日本もまさしく真面目な国なため、A型が多い国には、真面目さや礼儀正しさが染み付いている可能性があります。
絶対とはいえませんが、このように血液型の特徴が出ている国も少なからずあるということです。
B型が多い国の特徴
B型が多い国には、インドがありました。インドといえば、インド式の計算ではないでしょうか。B型は頭の回転が早かったり、1つのことへの集中力の高さが異常にあります。
そのため、インド人がB型が多いというのは納得できることでもあるのです。また、インド人の人柄ですが、底抜けの明るさがあります。楽観的で、今日は今日のことだけ考えるという性格をしています。
本当にB型らしいところがたくさん見受けられるインド人を見ていると、悩みなんてどっかに飛んでいくのではないでしょうか。
AB型が多い国の特徴
AB型が多い国には、韓国がありました。韓国と言えば、美の国です。非常に美意識が高い人が男性にも女性にも多く見受けられます。
実はAB型って、綺麗なものが大好きな血液型です。独特のセンスも持っていますし、流行の最先端を掴むことも多いのです。韓国人の美意識は、AB型の多さから来ている部分もあるのではないでしょうか。
AB型は、変わっている人が多いと言われますが、変わっているの基準は人それぞれで違うため、国ごとには見れません。
O型が多い国の特徴
O型が多い国には、ブラジルがありました。100%O型のため、はっきりとO型の特徴が出るのではないでしょうか。
ブラジル人というのは、見ての通り、テンションが高い人が多くいます。明るくて、とってもフレンドリーな性格をしています。さらには、ポジティブシンキングも兼ね備えているため、O型の要素ばっちりです。
ブラジル人は、今が楽しければいいという楽しいこと大好き人間です。こんなところもO型っぽいなと感じさせる部分になります。
血液型別の性格的特徴
血液型別の性格的特徴を見ておきましょう。都道府県別に多い血液型や、国別に多い血液型には、どんな特徴があるのか、もっと詳しくチェックしておくと、より血液型で楽しむこともできます。
A型の人の性格的特徴
A型の性格的特徴は、先ほどから何度も紹介しているように、真面目です。A型の人は、何に対しても真面目な人が多く、冗談も真面目に受け取ってしまうところがあるでしょう。お堅いイメージもつけられがちです。
しかし、心はとても優しい人が多く、ちょっとしたことでもすぐに気にしてしまうところもあります。傷つきやすい性格は、優しいからこそきているものです。また、A型は怖がりな人も多いでしょう。
そして、優柔不断で決めきれないのもA型が持つ特徴です。きっちりと真面目な性格をしている割には、ここぞの決定力にはかけてしまうため、そこがA型の課題でしょう!
B型の人の性格的特徴
B型の性格的特徴は、パワフルで行動的です。何も考えていないように見られることが多いですが、B型なりに考えています。しかし、思い込みが激しいタイプなので、考えても間違った方向に進んでしまうことがあるのです。
そんなときは、「また?」と周囲を呆れさせてしまいますが、そこはB型の明るさでカバーです。B型って損すると思われることがありますが、実は得することが多い性格をしています。
なによりも、あっけらかんとしているため、普通じゃ耐えられないことも何も感じずに楽しんでしまう強さがあります。ただ、計画的に行動できないためミスが多いのが課題でもあるでしょう。
AB型の人の性格的特徴
AB型の性格的特徴は、真面目と楽観主義の混合です。真面目に考え込んでいると思っていたのに、いきなり口笛を吹きだしたり、泣いていたと思ったのに大声で笑い出したりします。
AB型の人は、切り替えが上手で、一瞬のうちにテンションがハイからローになったり、その逆になったりとするのです。忙しい人ですが、本人的にはそれが普通なので、特に何も思っていません。
AB型は、計画的に行動するタイプのため、ミスが少ないでしょう。信用も厚くなります。ただ、ミスが少ないのはいいのですが、行動するのに時間が人の倍以上かかるところが課題でもあります。
O型の人の性格的特徴
O型の人の性格的特徴は、大らかな楽観主義者です。B型も楽観主義ですが、O型もかなり凄いのです。B型との違いは、落ち込み度です。どちらかというとB型のほうが落ち込みやすい性格をしています。
O型は、かなりメンタルが強いタイプなので落ち込んでもちょっとで済むのです。O型のメンタルの強さに憧れている人は非常に多いでしょう。
O型は楽しいことがあると、すぐ流されるところが課題です。後からやらなければならないことが山積みになる結果が待っていて、締め切り寸前に焦るタイプでもあります。
珍しい血液型が存在した!
この記事の最初の紹介文で、血液型は主に4種類と言いました。このとき「主に」と言ったのには理由があります。実は、血液型には、珍しいとされている血液型もあるのです。
滅多にいない血液型のため、この血液型に該当する人は、自分の血を採っていたほうがいいとも言われることがあるでしょう。どんな血液型なのか見てみましょう!
RHマイナス
RHマイナスという血液型は、聞いたことがある人も多いでしょう。RHというのは、皆が持っているものです。しかし、ほとんどの人がRHプラスを持っています。
RHマイナスの人は、稀でしょう。しかし、珍しい血液型の中では知られている血液型ですし、割合も少なすぎるものではありません。
ただ、RHマイナスの人は輸血のときに困るとも言われているため、大怪我をしたときや、女性なら出産のときなどのリスクはあると思ってください。
シスAB型
シスAB型というのは、AB型の人に考えられる珍しい血液型です。普通のAB型はA型とB型の因子があってAB型となるのですが、シスAB型の人はO型因子まで持っているのです。
そのため、生まれるはずのないO型の子供が生まれてくる可能性もあります。AB型の人との子供でO型が生まれたら、シスAB型ではないか?と思ってもいいでしょう。
シスAB型の割合は。0.012%しかいません。非常に珍しい血液型になります。ただ、珍しい血液型ではありますが、輸血には困らない血液型とも言われています。
ボンベイ型
ボンベイ型という血液型は、医療ドラマなどで聞いたことがある人も多いでしょう。この血液型はとても珍しく、日本人では100人ほどしかいないと言われています。
ボンベイ型が出てくるのはO型です。O型というのはAもBも持たない血液型ですが、抗原がくっつくはずのH抗原というものさえ持っていないのがボンベイ型なのです。
ボンベイ型の人は、輸血が非常に大変です。ただでさえ少ないボンベイ型なのに、ボンベイ型からの輸血しか不可能なのです。
血液型は世界的に見ても面白い!
血液型について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。血液型というものは、世界共通のもののため、面白さに深みがあります。血液型で世界を見てみると、よりその国の特徴を掴むこともできるでしょう。
また、血液型には、とても珍しい血液型が存在しています。このように、普通のA型、B型、O型、AB型以外の血液型が発見されているため、これからもどんどん他の血液型が出てくるのではないでしょうか。
血液型というのは、知れば知るほど面白いものです。自分の血液型の特徴を見ると、気づいていない長所や短所に気づけて、自分を成長させることもできるでしょう!