2020年04月14日公開
2020年04月14日更新
美術館デートの楽しみ方とは?大人のデートを成功させよう!
いつもアクティブなデートを楽しんでいるカップルも、時には雰囲気を変えて美術館デートはいかがでしょう。美術館デートを楽しむコツや美術館デートに適した服装等をご紹介します。この記事を参考に、大人のデートを楽しみながらより深くお互いを知るきっかけになれば幸いです。
目次
デートがマンネリしてきたら少し目先を変えてみよう
デートの定番といえば、映画、食事、テーマパーク、公園やスポーツといったところでしょうか。カップルによりデートの楽しみ方はいろいろありますが、ついつい定番化してしまい、付き合い始めてしばらく経つとマンネリ化してしまうということはありませんか。
そんな時は、ちょっと目先を変えたデート先を探してみると良いでしょう。特に、今までアウトドアでアクティブなデートが多かったカップルには、少し静かで落ち着いた場所でのデートがカンフル剤としておすすめです。
今まで以上に相手のことが理解できたり、思わぬ一面を知ることになったりと、お互いをより深く知るきっかけになるかもしれません。
美術館で知的な大人のデートを楽しもう!
デート先として案外少ないのが美術館です。きちんとした服装でなければいけないとか、静かであまり話せない雰囲気であるというような先入観で、敬遠されがちなようです。しかし、美術館も上手に使えば、二人の絆をぐっと深めることのできるデート先なのです。
お互いに、多少なりとも絵や彫刻、現代アートやトリックアートなどに興味があるのであれば、美術館デートも立派なデートです。
ちょっとした楽しみ方のコツや注意点などを知ることで、気構えずに美術館でデートできますので、ぜひこの記事を参考に、美術館デートで知的な大人のデートを楽しんでみてください。
美術館でのデートがおすすめの理由
では、美術館デートのどういった点がおすすめなのかについて、その理由をご説明します。もちろん、どのカップルにも当てはまる訳ではありませんが、少しでも興味が湧いたら、一考の価値ありです。
知らなかった一面を知る
賑やかでアクティブなデートはちょっと苦手というカップルにはもちろん、遊園地やアウトドア系のアクティブなデートが多くて飽きたというカップルにもおすすめできるのは、美術館が静かにゆったりとした二人の時間を過ごせる場所だからです。
二人とも、特別美術に興味がなくても大丈夫です。誰にでも、好きだったり気になったりする絵や彫刻などがあるものです。そういう二人なら、同じ作品を一緒に鑑賞して互いの意見を交わすことで、相手のことをより深く知ることができるのです。
自分の好みの作品が相手には少し不評だったり、またその逆だったり。そういう場合に相手の意見を聞くことで、今まで知らなかった一面を知ることになるでしょう。美術館デートは、こういう時間を一緒に過ごすことで互いの絆を深めるのに役立つのです。
特徴的な美術館で新しい体験を楽しむ
美術館デートというと、学校の教科書に載っていたような歴史的な名画や彫刻を静かに鑑賞する場所というイメージがあるかもしれません。しかし、そんなことはありません。現在、私たちの周りにあふれている映像や絵画には、現代アートの作品が多いのです。
また、三鷹の森ジブリ美術館のように、ジブリが制作したアニメーションの世界を堪能できる美術館や、錯覚の世界をアートを通して体験できるトリックアート美術館などは、今までにない新しい体験を楽しむことのできる美術館デートです。
また、美術品だけではなく広い日本庭園を堪能できる根津美術館や、著名な建築家の設計によるモダンな建物自体を楽しめる国立西洋美術館、広大な敷地の室内外に展示されている多数の彫刻を楽しめる箱根彫刻の森美術館など、さまざまな美術館があります。
さらに、館内に美味しいレストランやカフェが併設されていたり、映画や劇場、ショッピングモールなどが近隣に集まっている立地の美術館など、美術館デートはバリエーション豊富な計画を立てやすいデートでもあるのです。
美術館デートの楽しみ方やコツ
美術館デートであれば、どのようなカップルでも上手に楽しくデートができるという訳ではありません。美術館デートには向かないカップルもいるでしょう。向いているカップルでも、楽しみ方を間違えると悲惨な結果になることもあるでしょう。
ここでは、美術館デートをどのように楽しめば良いのか、上手に楽しめるコツは何なのかについて、ご説明します。
どちらか一方でも興味のないジャンルの美術館は選ばない
まず一番大切なのは、二人とも、またはどちらか一方でも全く興味がないジャンルの美術館は選ばないことです。お互いに興味のある作品を鑑賞するからこそ、お互いに楽しいと感じられる時間を共有できるのです。
二人とも、美術にあまり興味がない場合でも、美術館デートで知的好奇心を満たしたいという思いが同じであれば、現代アート系やトリックアートなどの体験型の美術館を選ぶと良いでしょう。ただし、事前にお互いの気持ちを確認し合うことが大切です。
特にまだ付き合いたてのカップルで、あまりうまく意思疎通ができない状況の場合は、体験型の美術館デートがおすすめです。また、建築や庭園等、美術品以外に興味を持てる要素がある場合は、それを基準に選択するのも良いでしょう。
また、事前に二人でどの美術館に行くかを相談することで、お互いのことをより深く知ることができます。いきなり一方のプランのみで美術館デートをするよりも、事前の意識合わせもデートの内という考え方でお互いに楽しんでみましょう。
混雑している人気の企画展は避ける
美術館には、季節などに関係なく常に展示を行なっている常設展と、季節や企画により目玉となる美術品を期間限定で展示する特別展や企画展といった展示があります。当然、期間限定の企画展は人気があり、いつ行っても混雑しているということになります。
そのため、美術館デートの場合は混雑していることが少ない常設展を選ぶのがコツです。どの美術館も趣向を凝らした上質な常設展を行なっていますので、じっくりと探せば二人が興味を持てる常設展が見つかることでしょう。
どうしても企画展に行きたい場合は、予め前売り券を入手しておくことは当然ですが、入場できるまでの待ち時間を上手に過ごすための話題やツールを用意しておくと良いでしょう。
また、美術館デートの場合は、複数のデートプランを立てておく方が良いです。二人の興味の度合いにより、予想以上に早く観終わってしまう場合や、逆に予想以上に時間が掛かってしまう場合があるからです。
基本のプランの他に、早く終わってしまった場合、時間がかかり過ぎてしまった場合の2ケースは最低限用意しておくと、臨機応変に対応できます。
相手を気遣いながら鑑賞する
美術館デートに向いていないのは、お互いに美術に強いこだわりのあるカップルです。美術鑑賞に夢中になってしまい、デートにならないからです。あくまでもデートなので、たとえ自分の好きな作品でも、相手の様子を気遣いながら鑑賞しなければなりません。
ただし、相手を気遣うというのは、なんでも相手の要望や意見に従うというものではありません。相手が良いと言っても、自分が好きではない場合は正直にそう言えば良いのです。もちろん、言い方に気をつける必要はあります。
しかし、このように異なる意見を交換することで、お互いの価値観が分かり、理解し合う良いきっかけになったり、相手の知らなかった一面を知ることができるのです。
特徴的な美術館を核とした小旅行を企画する
何度か美術館デートを重ねたら、何か目的を決めて、少し遠距離にある特徴的な美術館を選んで小旅行を計画するのも良いでしょう。その美術館でしかできない体験、その美術館でしか購入できないグッズ、その美術館でしか味わえない食事などなんでも良いです。
美術館デートも回数を重ねればマンネリ化してしまいます。しかし、どの美術館にもそれぞれの特徴がありますので、それらを目的に小旅行にすることで、美術館デートも特別なデートに変えることができるのです。
美術館デートする際の注意点
では、美術館デートをする際に注意すべき点についてご説明します。
マナーを守る
美術館デートで気をつけなければならないのは、他の方達の迷惑にならないようにすることです。基本的には、美術品を静かに鑑賞する場所ですので、大きな声では話さない、あまりベタベタし過ぎないといったことが、最低限のマナーです。
混雑している場合にはぐれないよう手を繋ぐこともあるでしょう。しかし、必要以上にベタベタするのは禁物です。また、お互いに美術品の感想を話しても構いませんが、出来るだけ小声で話すようにしましょう。
他にも、美術館毎に決められたマナーがあり、館内に掲示される、アナウンスされるなどで告知されていますので、きちんと守りましょう。
鑑賞方法
特に思い入れの強い展示の場合、一緒に観て回るのではなく、別々に鑑賞したいという場合もあるでしょう。夢中になり過ぎず、お互いに相手のことを気遣って時間を守れるのであれば、この鑑賞方法も構いません。
ただ、付き合い始めのカップルの場合は、個別に楽しむよりも一緒に回って楽しむ方が、よりデートらしいデートを楽しめるでしょう。いずれにしろ、相手への気遣いを忘れないようにして楽しみましょう。
知識をひけらかさない
美術館デートで最も相手から嫌がられる行為が、知識のひけらかしです。どんなに事前に調査をし、知識を仕込んだとしても、それをあからさまに相手にひけらかしては逆効果です。相手の反応や質問に合わせてさりげなく披露しましょう。
また、気に入らない作品があった場合、それを相手に伝えるのは構いませんが、作品や作者に対するネガティブな感想や批判は、控えましょう。作者に対しても、周囲の方達に対しても失礼になりますし、相手から軽薄だと思われることにも繋がる行為です。
美術館デート当日の服装はどうすべき?
美術館デートの場合でも、基本的には普段のデートと同じ服装で問題ありません。ただし、あまりにもルーズな格好や派手な服装は避けましょう。ジーンズとTシャツの場合でも、ダメージ加工などのものやサンダル履きなどはやめましょう。
館内は作品保存のために冷房が効いていることが多いです。そのため、邪魔にならずに温度調節ができるものを用意しておくと良いです。カーディガンやスカーフなどが良いでしょう。
また、美術品の鑑賞は、結構長時間歩くことになります。パンツやミディアム丈のスカートとフラットな靴など、歩きやすい服装がおすすめです。特にヒールは、歩く時に音がして周囲にも迷惑になりますので、どうしてもという場合はローヒールにしましょう。
館内にコインロッカーがありますので、荷物が多い場合はそれを利用しましょう。自分も身軽になりますし、周りにも迷惑をかけません。グッズをたくさん購入したい時には、バッグにエコバッグを忍ばせておくと便利です。
美術館デートでお互いを深く知ろう
美術館デートをうまく取り入れることで、二人の関係のマンネリ化を打破したり、より深く相手を知るための機会を作ったりと、うまく工夫してみましょう。科学、歴史、産業、考古学などに興味があるという場合は、博物館を選ぶのも良いでしょう。
新型コロナウイルスの感染抑止のために、なかなかデートもできない期間がしばらくは続きそうですが、感染の流行が落ち着き、再び以前の生活を取り戻せたらどの美術館に行こうかなどと相談しながら、この自粛期間を乗り切りましょう。